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第6章:光の心臓編
176 リアスVS柚子①
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「聖なる土よッ! 幾多もの刃でかの者を切り裂く為、今我に加護を与えてくれ給えッ! ロックブレードッ!」
柚子が素早く詠唱を唱えて手を掲げると、岩で出来たナイフが空中に出現し、すぐさまリアスに向かって飛んでいく。
それを見たリアスは薙刀の刃に水を纏わせ、その水を鞭のようにしならせて岩の刃を粉砕する。
しかし、流石に全てを破壊することは出来ず、幾つかの刃が彼女の頬や腕を掠めて後方の地面に直撃した。
「ッ……」
攻撃が掠った箇所に走る微かな痛みに彼女は顔を顰めたが、すぐさま薙刀を横薙ぎに振るって攻撃する。
しかし、柚子はそれをギリギリの所で体を捻って躱し、リアスの顔に向かって手を掲げて口を開いた。
「聖なる光よ! 眩い光で暗黒を照らす為、今我に加護を与えてくれ給え! シャインイルミネイトッ!」
彼女が早口でそう唱えた瞬間、掲げられた掌から眩い光が放たれる。
至近距離でそれを喰らったリアスは咄嗟に目を瞑ったが、すぐに自分と柚子の位置関係を想起し、彼女がいるであろう場所に素早く薙刀を振るった。
それに柚子は驚いたように目を見開いたが、すぐに自分と薙刀の間に盾を滑り込ませて何とか直撃を避ける。
……が、咄嗟の防御で完全に受け止めきれる筈も無く、攻撃の威力に負けて弾き飛ばされる。
しかし、まだ視界が戻っていないリアスが追撃することは出来ず、薙刀を振るった後の体勢のままパチパチと瞬きを繰り返していた。
「あッ……ぶなッ……」
地面に転がったような体勢でそれを見た柚子は、頬を引きつらせてそう呟きつつ立ち上がり、ゆっくりと後ずさることで距離を取る。
ようやく視界が戻ってきたリアスは、そんな柚子の反応を見て小さく舌打ちをしながら薙刀を構え直した。
──ホンット……戦いづらい相手……ッ!
彼女は心の中でそんな風に悪態をつきつつ、盾を構え直した柚子に向かって薙刀を振るった。
薙刀による単純な物理攻撃に加えて無詠唱で水魔法が扱えるリアスに対し、盾を持つ柚子の攻撃手段は詠唱による土魔法のみ。
勝負すら成り立たない、誰が見ても分かる程に圧倒的に有利な状況にも関わらず、中々トドメが刺せない拮抗状態が続いていた。
柚子が盾と魔法を駆使して上手く立ち回っているというのもあるが、一番の理由は恐らく、リアスが本来の実力を発揮し切れていないという点にある。
と言うのも、自身が圧倒的に不利な状況で一歩間違えれば命を落としかねない攻防を強いられているにも関わらず、未だに柚子の感情が全く読めないのだ。
表面的には苦戦しているように見えるが、それが本心からの反応なのか演技なのかも分からない。
もしかしたらまだ何か奥の手を隠していて、上手く攻めているように見せて誘い込まれているのではないかという疑念が、トドメを刺そうとする彼女の手を留まらせた。
それに……部屋に置いてきたリートとフレアのことも気掛かりだ。
リートの怪我が悪化している可能性もあるし、もしそうなっていた場合にフレアが適切な対処を行えるとも思えない。
それに、あのフレアのことだ。無理に動こうとして勝手に怪我を悪化させている可能性もある。
一刻も早く決着をつけて二人の元に戻らなければならないという不安が、リアスの気持ちを余計に焦らせ、彼女の思考力を静かに削っていた。
──……マズいことになったな。
それに対し、柚子は柚子で焦燥に駆られていた。
友子の能力は攻撃力重視で防御力に乏しく、柚子が守護神の盾の能力で援護しなければならない為、単独での戦闘は不可能と言っても過言ではない。
それでなくとも、正直に言えば、今の友子をこころと二人にするのは極力避けたかった。
だと言うのに……リアスに捕まってしまった。
防御力に一点集中したステータスを持つ柚子では、リアスを撒いて逃げることも、彼女を攻撃して打ち倒すことも出来ない。
オマケに、オーバーフローにて課せられた条件の都合上、単独ではスキルを使うことすら出来ない。
盾と魔法を駆使してどうにか抵抗はしているが、あくまでロクに攻撃手段を持たない中での悪足掻きに過ぎなかった。
武器を持つ心臓の守り人相手に善戦している方ではあるが、自分が圧倒的に不利な状況にも関わらず、柚子はリアスが本調子でないことには薄々気付いていた。
というよりは、以前ダンジョンでアランと戦った時の手応えから、同じ心臓の守り人であるリアスの力がこの程度では無いと勘付いていたのだ。
自分が圧倒的に有利な状況で油断して力を抜いているのか、何か企んでいるのか……どちらにせよ、その手加減のおかげで何とか拮抗状態を保てていることに変わりは無い。
かと言ってこちらにその均衡を破る術は無く、このままではジリ貧になって押し切られるのが目に見えている。
──このままじゃダメ! 何かこの状況を変えられるような、決定打が無いと……!
リアスの繰り出す攻撃をいなしながら、柚子が必死に思考を巡らせた時だった。
近くの民家の屋根に積もっていた雪の塊が、二人の攻防を遮るように落下してきたのは。
「ッ……!?」
攻めあぐねていたリアスは、突然の落雪に驚きながらも咄嗟に地面を蹴って後方に跳ぶことで直撃を避ける。
それに対し、柚子は盾で雪の塊の直撃を避けながらも、その様子をジッと見つめていた。
まるでご都合主義のようなタイミングでの落雪による、一瞬の隙。
こんなまたとない好機……──絶対に逃す訳にはいかない……ッ!
「聖なる土よ。鋭き槍でかの者を貫く為、今我に加護を与えてくれ給え──」
柚子は小さな声で素早く詠唱を紡ぎながらその場にしゃがみ込み、地面に手を当てる。
落雪によって舞い上がった粉状の雪によって軽く視界が遮られているとは言え、お互いの居所は分かっており、こちらから真っ直ぐ飛ばす魔法では防御される可能性が高い。
であれば、直線的に攻撃を飛ばす魔法では無く、尚且つ防御されにくい魔法を選択すべきだ。
「──ロックスパイクッ!」
彼女が早口で詠唱を唱え終えた瞬間、リアスの足元の地面が僅かに隆起する。
──魔法……ッ!?
しかし、彼女は一瞬でその攻撃を察知し、それを避けるべく咄嗟に足を一歩引いた……が、丁度その足を置いた位置の地面が凍結しており、彼女の履く靴のヒールが滑ったことで体勢が崩れる。
「しまッ……!?」
彼女は驚きながらも体勢を戻そうとするが、それより先に柚子の繰り出した魔法が完成し、それによる攻撃を諸に受けるのは明白だった。
柚子もリアスが体勢を崩したのを察知し、更なる追撃を加えようと手を翳した──
「……はッ?」
──したところで、その目を大きく見開いた。
直後、地面から生えた岩の棘が刺さる寸前のリアスの腰に何者かの腕が回され、強引に引っ張られる。
体が浮くような感覚に彼女が目を見開くと、目の前には自分の背丈を優に超えるような岩の棘が聳え立ち、刺さったら一たまりも無いような鋭い切っ先が太陽の光を反射して光っていた。
どうして……? と疑問に思った瞬間、一気に体に重力が掛かるような感覚と共に、鈍い音を立てて地面に落下する。
……が、何かがクッションになってくれたようで、不思議と痛みは無かった。
──……一体……何が……?
「ッぶねぇ……ッたく、何ボサッとしてんだ馬鹿ッ!」
自分に何が起こったのか分からず呆けていると、自分と地面の間からそんな声がするのと同時に、バシッと頭を軽くひっ叩かれる。
その声を聴いた瞬間、リアスは驚いたような表情を浮かべてすぐさま体を起こし、声がした方に顔を向けた。
声の主を確認した瞬間、彼女はすぐにその目を見開いた。
「フッ……フレアッ!?」
そこにいたのは……後ろに手をついた状態で地面に座り込み、どこか苛立ったような表情を浮かべるフレアだった。
柚子が素早く詠唱を唱えて手を掲げると、岩で出来たナイフが空中に出現し、すぐさまリアスに向かって飛んでいく。
それを見たリアスは薙刀の刃に水を纏わせ、その水を鞭のようにしならせて岩の刃を粉砕する。
しかし、流石に全てを破壊することは出来ず、幾つかの刃が彼女の頬や腕を掠めて後方の地面に直撃した。
「ッ……」
攻撃が掠った箇所に走る微かな痛みに彼女は顔を顰めたが、すぐさま薙刀を横薙ぎに振るって攻撃する。
しかし、柚子はそれをギリギリの所で体を捻って躱し、リアスの顔に向かって手を掲げて口を開いた。
「聖なる光よ! 眩い光で暗黒を照らす為、今我に加護を与えてくれ給え! シャインイルミネイトッ!」
彼女が早口でそう唱えた瞬間、掲げられた掌から眩い光が放たれる。
至近距離でそれを喰らったリアスは咄嗟に目を瞑ったが、すぐに自分と柚子の位置関係を想起し、彼女がいるであろう場所に素早く薙刀を振るった。
それに柚子は驚いたように目を見開いたが、すぐに自分と薙刀の間に盾を滑り込ませて何とか直撃を避ける。
……が、咄嗟の防御で完全に受け止めきれる筈も無く、攻撃の威力に負けて弾き飛ばされる。
しかし、まだ視界が戻っていないリアスが追撃することは出来ず、薙刀を振るった後の体勢のままパチパチと瞬きを繰り返していた。
「あッ……ぶなッ……」
地面に転がったような体勢でそれを見た柚子は、頬を引きつらせてそう呟きつつ立ち上がり、ゆっくりと後ずさることで距離を取る。
ようやく視界が戻ってきたリアスは、そんな柚子の反応を見て小さく舌打ちをしながら薙刀を構え直した。
──ホンット……戦いづらい相手……ッ!
彼女は心の中でそんな風に悪態をつきつつ、盾を構え直した柚子に向かって薙刀を振るった。
薙刀による単純な物理攻撃に加えて無詠唱で水魔法が扱えるリアスに対し、盾を持つ柚子の攻撃手段は詠唱による土魔法のみ。
勝負すら成り立たない、誰が見ても分かる程に圧倒的に有利な状況にも関わらず、中々トドメが刺せない拮抗状態が続いていた。
柚子が盾と魔法を駆使して上手く立ち回っているというのもあるが、一番の理由は恐らく、リアスが本来の実力を発揮し切れていないという点にある。
と言うのも、自身が圧倒的に不利な状況で一歩間違えれば命を落としかねない攻防を強いられているにも関わらず、未だに柚子の感情が全く読めないのだ。
表面的には苦戦しているように見えるが、それが本心からの反応なのか演技なのかも分からない。
もしかしたらまだ何か奥の手を隠していて、上手く攻めているように見せて誘い込まれているのではないかという疑念が、トドメを刺そうとする彼女の手を留まらせた。
それに……部屋に置いてきたリートとフレアのことも気掛かりだ。
リートの怪我が悪化している可能性もあるし、もしそうなっていた場合にフレアが適切な対処を行えるとも思えない。
それに、あのフレアのことだ。無理に動こうとして勝手に怪我を悪化させている可能性もある。
一刻も早く決着をつけて二人の元に戻らなければならないという不安が、リアスの気持ちを余計に焦らせ、彼女の思考力を静かに削っていた。
──……マズいことになったな。
それに対し、柚子は柚子で焦燥に駆られていた。
友子の能力は攻撃力重視で防御力に乏しく、柚子が守護神の盾の能力で援護しなければならない為、単独での戦闘は不可能と言っても過言ではない。
それでなくとも、正直に言えば、今の友子をこころと二人にするのは極力避けたかった。
だと言うのに……リアスに捕まってしまった。
防御力に一点集中したステータスを持つ柚子では、リアスを撒いて逃げることも、彼女を攻撃して打ち倒すことも出来ない。
オマケに、オーバーフローにて課せられた条件の都合上、単独ではスキルを使うことすら出来ない。
盾と魔法を駆使してどうにか抵抗はしているが、あくまでロクに攻撃手段を持たない中での悪足掻きに過ぎなかった。
武器を持つ心臓の守り人相手に善戦している方ではあるが、自分が圧倒的に不利な状況にも関わらず、柚子はリアスが本調子でないことには薄々気付いていた。
というよりは、以前ダンジョンでアランと戦った時の手応えから、同じ心臓の守り人であるリアスの力がこの程度では無いと勘付いていたのだ。
自分が圧倒的に有利な状況で油断して力を抜いているのか、何か企んでいるのか……どちらにせよ、その手加減のおかげで何とか拮抗状態を保てていることに変わりは無い。
かと言ってこちらにその均衡を破る術は無く、このままではジリ貧になって押し切られるのが目に見えている。
──このままじゃダメ! 何かこの状況を変えられるような、決定打が無いと……!
リアスの繰り出す攻撃をいなしながら、柚子が必死に思考を巡らせた時だった。
近くの民家の屋根に積もっていた雪の塊が、二人の攻防を遮るように落下してきたのは。
「ッ……!?」
攻めあぐねていたリアスは、突然の落雪に驚きながらも咄嗟に地面を蹴って後方に跳ぶことで直撃を避ける。
それに対し、柚子は盾で雪の塊の直撃を避けながらも、その様子をジッと見つめていた。
まるでご都合主義のようなタイミングでの落雪による、一瞬の隙。
こんなまたとない好機……──絶対に逃す訳にはいかない……ッ!
「聖なる土よ。鋭き槍でかの者を貫く為、今我に加護を与えてくれ給え──」
柚子は小さな声で素早く詠唱を紡ぎながらその場にしゃがみ込み、地面に手を当てる。
落雪によって舞い上がった粉状の雪によって軽く視界が遮られているとは言え、お互いの居所は分かっており、こちらから真っ直ぐ飛ばす魔法では防御される可能性が高い。
であれば、直線的に攻撃を飛ばす魔法では無く、尚且つ防御されにくい魔法を選択すべきだ。
「──ロックスパイクッ!」
彼女が早口で詠唱を唱え終えた瞬間、リアスの足元の地面が僅かに隆起する。
──魔法……ッ!?
しかし、彼女は一瞬でその攻撃を察知し、それを避けるべく咄嗟に足を一歩引いた……が、丁度その足を置いた位置の地面が凍結しており、彼女の履く靴のヒールが滑ったことで体勢が崩れる。
「しまッ……!?」
彼女は驚きながらも体勢を戻そうとするが、それより先に柚子の繰り出した魔法が完成し、それによる攻撃を諸に受けるのは明白だった。
柚子もリアスが体勢を崩したのを察知し、更なる追撃を加えようと手を翳した──
「……はッ?」
──したところで、その目を大きく見開いた。
直後、地面から生えた岩の棘が刺さる寸前のリアスの腰に何者かの腕が回され、強引に引っ張られる。
体が浮くような感覚に彼女が目を見開くと、目の前には自分の背丈を優に超えるような岩の棘が聳え立ち、刺さったら一たまりも無いような鋭い切っ先が太陽の光を反射して光っていた。
どうして……? と疑問に思った瞬間、一気に体に重力が掛かるような感覚と共に、鈍い音を立てて地面に落下する。
……が、何かがクッションになってくれたようで、不思議と痛みは無かった。
──……一体……何が……?
「ッぶねぇ……ッたく、何ボサッとしてんだ馬鹿ッ!」
自分に何が起こったのか分からず呆けていると、自分と地面の間からそんな声がするのと同時に、バシッと頭を軽くひっ叩かれる。
その声を聴いた瞬間、リアスは驚いたような表情を浮かべてすぐさま体を起こし、声がした方に顔を向けた。
声の主を確認した瞬間、彼女はすぐにその目を見開いた。
「フッ……フレアッ!?」
そこにいたのは……後ろに手をついた状態で地面に座り込み、どこか苛立ったような表情を浮かべるフレアだった。
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