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第2章:火の心臓編
036 まだ分からない-クラスメイトside
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東雲理沙、葛西林檎、猪瀬こころが亡くなったダンジョンに封印されていた魔女がいなくなったことをギリスール王国の王族が知ったのは、寺島葵殺害事件が起こった日の昼間のことだった。
あれから柚子と友子以外のクラスメイト間で犯人捜しを行ったが、結局葵を殺害した犯人を見つけ出すことは出来ず、真相は闇に葬られた。
ひとまず、基本二人一組で行動することを原則として、葵のような犠牲者が出ることを少しでも避けることにした。
話は戻し、ダンジョンの魔女のことだ。
葵の死体が見つかり、二人一組で行動することが決まった日の内に、クラインと城の騎士でダンジョンに出向いた。
理由は、理沙が破壊したダンジョン入口の壁の瓦礫の回収と、新たな壁の再生の為だ。
そして、壁を再生しようとした際にダンジョン内の魔力の流れに違和を感じ調査してみたところ、ダンジョンの最奥に封印していた魔女がいなくなっていることが発覚した。
クラインは、そのことをすぐに柚子達に話そうと思ったが、止めた。
……現在の彼女等には、その話を聞く余裕が無いと判断したからだ。
葵の死後、柚子がクラスメイトと距離を取るようになってしまい、クラスはバラバラになっていた。
クラスの要とも言える柚子がいなくなることで、クラスメイト達は指針を失い、自然と結束力は弱まっていた。
圭達のグループは四人でレベルアップの為に森に出向いていたが、皆心のどこかに思うところがあるのか、連携は前と比べてどこかぎこちなさがあった。
花鈴と真凛は、柚子に気を遣って二人だけで行動していた。
クラスメイトの中でも特に柚子を慕っていた二人は、柚子がクラスメイトと距離を取るようになった時、すぐに彼女から距離を取った。
生徒達の中でも特に柚子との交友が深い二人だからこそ、今の彼女に自分達が出来ることが無いことを、誰よりも痛感していた。
そして、当の本人である柚子は、二人一組制度のこともあり……友子と、ダンジョンに出向いていた。
「最上さんッ! 後ろッ!」
紺色の壁に囲まれた少し薄暗い通路にて、柚子は叫ぶ。
彼女の叫びに、友子はすぐさま振り向いて矛を振るった。
すると、矛の刃によって背後にいた魔物は切り裂かれ、地面に伏す。
友子はすぐに矛を構え直し、近くまで迫っていた魔物に向かって矛を突き出す。
それによって魔物はあっさり絶命し、矛を抜くとそのまま地面に崩れ落ちた。
辺りに魔物がいなくなったことを確認し、友子は大きく息をつく。
すると、柚子がすぐに友子に駆け寄った。
「大丈夫? すぐに回復するね」
「……うん」
柚子の言葉に頷き、友子は自分の腕を差し出した。
すると、柚子は光魔法の詠唱を唱え、友子の傷を癒していく。
友子はそれに小さく息をつき、指輪に力を込めて自分のステータスを出現させた。
名前:最上友子 Lv.34
武器:矛
HP 3250/3250
MP 950/950
SP 825/870
攻撃力:380
防御力:270
俊敏性:255
魔法適性:250
適合属性:水、闇
スキル:ハルベルトシールド(消費SP5)
ウォーターハルベルト(消費SP7)
ダークネスハルベルト(消費SP7)
ウォーターボール(消費SP9)
コンフューズハルベルト(消費SP9)
アイスハルベルト(消費SP10)
「……うん。全部回復してる」
友子の言葉に、柚子は「良かった」と小さく笑う。
それから自分に光魔法を掛けつつ、ステータスを表示した。
名前:山吹柚子 Lv.35
武器:盾
HP 3550/3640
MP 1000/1030
SP 870/900
攻撃力:10
防御力:780
俊敏性:240
魔法適性:300
適合属性:土、光
スキル:パワーシールド(消費SP5)
アースシールド(消費SP7)
シャインシールド(消費SP7)
全体的に満タンではないが、HPはジワジワと回復しているのを見て、柚子は僅かに頬を緩めた。
しかし、すぐに表情を引き締めてステータスの表示を消し、友子に視線を向けた。
「やっぱり、上層だと外の魔物と強さがほとんど変わらないから、あまりレベルの上がり方も変わらないね」
「うん……早く中層に行こう」
友子はそう言って矛を肩に掛け、通路を歩き出す。
それに、柚子はすぐに友子の隣まで駆け寄り、中層に向かって歩き出した。
葵の殺害事件の日、友子の言葉を受け、柚子は一日自分について考え直した。
しかし、改めて自分が大切にしたいものだとかを考えてみても、よく分からなかった。
ただ、葵の殺害事件のことがあった後で、前のように盲目的にクラスメイトを守るということも出来なかった。
とはいえ何もしないでいるのもアレなので、ひとまず友子と共に、クラインに許可を取ってダンジョンに潜り経験値を溜めることにした。
『山吹さんだって、もっと……自分を大切にした方が良い』
柚子の脳裏に、友子の言葉がリフレインする。
あれからずっと頭の中を反芻し、今も戦いながら、ふとたまに思い出す言葉。
しかし、柚子にはそもそも、自分を大切にするということが分からなかった。
昔から人を優先する性格だった彼女には、人を大切にすることが当たり前で、自分を大切にするということがイマイチ理解出来なかった。
──最上さんと一緒に戦っていたら、少しは自分を大切にするってことが分かると思っていた。
──でも、結局は分からないまま……。
上手くいかない現状に、柚子は目を伏せ嘆息する。
すると、少し前を歩いていた友子が振り返り、首を傾げる。
「山吹さん? どうかしたの?」
「えっ? あ、ううん。何でも……」
何でも無いと答えようとして、柚子は表情を強張らせた。
このまま一人で考えていても、答えが出ないのは分かり切っている。
だったら、このまま強がるよりは……。
「最上さん。前に、自分を大切にしろって、言ってくれたよね?」
「……? 言ったけど……」
友子がそう答えた時、岩陰から巨大なウサギのような魔物が現れ、友子に向かって飛んでくる。
それに、柚子は咄嗟に友子の間に入り、盾でウサギの攻撃を跳ね返した。
盾で殴るようにウサギを弾き返しながら、柚子は続けた。
「それで、ずっと自分を大切にするって何なんだろうって、考えていたの。でも、全然答えは見つけられなくて……」
「……そんなの、人それぞれだよ」
そう言いながら、友子は矛を構え、ウサギに向かって駆け出す。
反撃しようとするウサギの攻撃を躱し、すぐさま矛で体を一突きにする。
ウサギの体はくの字に曲がり、すぐに事切れる。
友子はウサギの体から矛を抜きながら、続けた。
「それこそ、そのまま自分を最優先することだって一つだし……自分の一番大切な人を優先することが、自分を大切にするってことなのかもしれないし」
「それは……最上さんにとっての猪瀬さんみたいな?」
「……」
柚子の言葉に、友子は頬を赤らめて顔を背けた。
とはいえ、グループごとに動いていた時も含めると、二人はもう何日も共に行動している。
これだけ一緒に行動していれば、友子がこころのことを今でも一番大切にしていることなど嫌でも分かる。
他の生徒の話に比べて、こころの話題に対してはかなり食いついてきたり……こころの話をする時だけ、明らかに態度が違ったり。
どういう感情があるかはさて置き、特別な感情を抱いていることは一目瞭然だった。
「……それこそ、望月さん達は? あの二人とは、確か中学からの仲なんでしょ?」
話題を替えるように、友子がそう言った。
それに、柚子は少し目を丸くしたが、すぐに目を伏せた。
確かに、花鈴や真凛との交友は深い。
しかし……。
「……よく分からないな……」
「……分からない?」
「うん。ホラ、あの二人は私がいなくてもお互いに支え合っていけるし……友達だし、大切ではあるけど……なんか違う気がする、というか……」
「……難しく考えすぎなんじゃない?」
「あはは……やっぱりまだ分からないや」
笑いながら言う柚子に、友子は苦笑して矛を肩に掛けた。
それから目前に迫っていた中層への階段を見て、口を開いた。
「まぁでも、今すぐに答えを見つけ出せなくても良いと思うよ。……強くなってからでも、魔女の心臓を全部破壊して日本に帰ってからでも」
「……そうだね」
小さく呟きながら、柚子は腕に装着した盾の位置を正す。
それから、二人で目の前にある中層への入り口を見つめた。
「……行こう」
「うん」
柚子の言葉に友子は頷き、二人で奥へと進んでいった。
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東雲理沙、葛西林檎、猪瀬こころが亡くなったダンジョンに封印されていた魔女がいなくなったことをギリスール王国の王族が知ったのは、寺島葵殺害事件が起こった日の昼間のことだった。
あれから柚子と友子以外のクラスメイト間で犯人捜しを行ったが、結局葵を殺害した犯人を見つけ出すことは出来ず、真相は闇に葬られた。
ひとまず、基本二人一組で行動することを原則として、葵のような犠牲者が出ることを少しでも避けることにした。
話は戻し、ダンジョンの魔女のことだ。
葵の死体が見つかり、二人一組で行動することが決まった日の内に、クラインと城の騎士でダンジョンに出向いた。
理由は、理沙が破壊したダンジョン入口の壁の瓦礫の回収と、新たな壁の再生の為だ。
そして、壁を再生しようとした際にダンジョン内の魔力の流れに違和を感じ調査してみたところ、ダンジョンの最奥に封印していた魔女がいなくなっていることが発覚した。
クラインは、そのことをすぐに柚子達に話そうと思ったが、止めた。
……現在の彼女等には、その話を聞く余裕が無いと判断したからだ。
葵の死後、柚子がクラスメイトと距離を取るようになってしまい、クラスはバラバラになっていた。
クラスの要とも言える柚子がいなくなることで、クラスメイト達は指針を失い、自然と結束力は弱まっていた。
圭達のグループは四人でレベルアップの為に森に出向いていたが、皆心のどこかに思うところがあるのか、連携は前と比べてどこかぎこちなさがあった。
花鈴と真凛は、柚子に気を遣って二人だけで行動していた。
クラスメイトの中でも特に柚子を慕っていた二人は、柚子がクラスメイトと距離を取るようになった時、すぐに彼女から距離を取った。
生徒達の中でも特に柚子との交友が深い二人だからこそ、今の彼女に自分達が出来ることが無いことを、誰よりも痛感していた。
そして、当の本人である柚子は、二人一組制度のこともあり……友子と、ダンジョンに出向いていた。
「最上さんッ! 後ろッ!」
紺色の壁に囲まれた少し薄暗い通路にて、柚子は叫ぶ。
彼女の叫びに、友子はすぐさま振り向いて矛を振るった。
すると、矛の刃によって背後にいた魔物は切り裂かれ、地面に伏す。
友子はすぐに矛を構え直し、近くまで迫っていた魔物に向かって矛を突き出す。
それによって魔物はあっさり絶命し、矛を抜くとそのまま地面に崩れ落ちた。
辺りに魔物がいなくなったことを確認し、友子は大きく息をつく。
すると、柚子がすぐに友子に駆け寄った。
「大丈夫? すぐに回復するね」
「……うん」
柚子の言葉に頷き、友子は自分の腕を差し出した。
すると、柚子は光魔法の詠唱を唱え、友子の傷を癒していく。
友子はそれに小さく息をつき、指輪に力を込めて自分のステータスを出現させた。
名前:最上友子 Lv.34
武器:矛
HP 3250/3250
MP 950/950
SP 825/870
攻撃力:380
防御力:270
俊敏性:255
魔法適性:250
適合属性:水、闇
スキル:ハルベルトシールド(消費SP5)
ウォーターハルベルト(消費SP7)
ダークネスハルベルト(消費SP7)
ウォーターボール(消費SP9)
コンフューズハルベルト(消費SP9)
アイスハルベルト(消費SP10)
「……うん。全部回復してる」
友子の言葉に、柚子は「良かった」と小さく笑う。
それから自分に光魔法を掛けつつ、ステータスを表示した。
名前:山吹柚子 Lv.35
武器:盾
HP 3550/3640
MP 1000/1030
SP 870/900
攻撃力:10
防御力:780
俊敏性:240
魔法適性:300
適合属性:土、光
スキル:パワーシールド(消費SP5)
アースシールド(消費SP7)
シャインシールド(消費SP7)
全体的に満タンではないが、HPはジワジワと回復しているのを見て、柚子は僅かに頬を緩めた。
しかし、すぐに表情を引き締めてステータスの表示を消し、友子に視線を向けた。
「やっぱり、上層だと外の魔物と強さがほとんど変わらないから、あまりレベルの上がり方も変わらないね」
「うん……早く中層に行こう」
友子はそう言って矛を肩に掛け、通路を歩き出す。
それに、柚子はすぐに友子の隣まで駆け寄り、中層に向かって歩き出した。
葵の殺害事件の日、友子の言葉を受け、柚子は一日自分について考え直した。
しかし、改めて自分が大切にしたいものだとかを考えてみても、よく分からなかった。
ただ、葵の殺害事件のことがあった後で、前のように盲目的にクラスメイトを守るということも出来なかった。
とはいえ何もしないでいるのもアレなので、ひとまず友子と共に、クラインに許可を取ってダンジョンに潜り経験値を溜めることにした。
『山吹さんだって、もっと……自分を大切にした方が良い』
柚子の脳裏に、友子の言葉がリフレインする。
あれからずっと頭の中を反芻し、今も戦いながら、ふとたまに思い出す言葉。
しかし、柚子にはそもそも、自分を大切にするということが分からなかった。
昔から人を優先する性格だった彼女には、人を大切にすることが当たり前で、自分を大切にするということがイマイチ理解出来なかった。
──最上さんと一緒に戦っていたら、少しは自分を大切にするってことが分かると思っていた。
──でも、結局は分からないまま……。
上手くいかない現状に、柚子は目を伏せ嘆息する。
すると、少し前を歩いていた友子が振り返り、首を傾げる。
「山吹さん? どうかしたの?」
「えっ? あ、ううん。何でも……」
何でも無いと答えようとして、柚子は表情を強張らせた。
このまま一人で考えていても、答えが出ないのは分かり切っている。
だったら、このまま強がるよりは……。
「最上さん。前に、自分を大切にしろって、言ってくれたよね?」
「……? 言ったけど……」
友子がそう答えた時、岩陰から巨大なウサギのような魔物が現れ、友子に向かって飛んでくる。
それに、柚子は咄嗟に友子の間に入り、盾でウサギの攻撃を跳ね返した。
盾で殴るようにウサギを弾き返しながら、柚子は続けた。
「それで、ずっと自分を大切にするって何なんだろうって、考えていたの。でも、全然答えは見つけられなくて……」
「……そんなの、人それぞれだよ」
そう言いながら、友子は矛を構え、ウサギに向かって駆け出す。
反撃しようとするウサギの攻撃を躱し、すぐさま矛で体を一突きにする。
ウサギの体はくの字に曲がり、すぐに事切れる。
友子はウサギの体から矛を抜きながら、続けた。
「それこそ、そのまま自分を最優先することだって一つだし……自分の一番大切な人を優先することが、自分を大切にするってことなのかもしれないし」
「それは……最上さんにとっての猪瀬さんみたいな?」
「……」
柚子の言葉に、友子は頬を赤らめて顔を背けた。
とはいえ、グループごとに動いていた時も含めると、二人はもう何日も共に行動している。
これだけ一緒に行動していれば、友子がこころのことを今でも一番大切にしていることなど嫌でも分かる。
他の生徒の話に比べて、こころの話題に対してはかなり食いついてきたり……こころの話をする時だけ、明らかに態度が違ったり。
どういう感情があるかはさて置き、特別な感情を抱いていることは一目瞭然だった。
「……それこそ、望月さん達は? あの二人とは、確か中学からの仲なんでしょ?」
話題を替えるように、友子がそう言った。
それに、柚子は少し目を丸くしたが、すぐに目を伏せた。
確かに、花鈴や真凛との交友は深い。
しかし……。
「……よく分からないな……」
「……分からない?」
「うん。ホラ、あの二人は私がいなくてもお互いに支え合っていけるし……友達だし、大切ではあるけど……なんか違う気がする、というか……」
「……難しく考えすぎなんじゃない?」
「あはは……やっぱりまだ分からないや」
笑いながら言う柚子に、友子は苦笑して矛を肩に掛けた。
それから目前に迫っていた中層への階段を見て、口を開いた。
「まぁでも、今すぐに答えを見つけ出せなくても良いと思うよ。……強くなってからでも、魔女の心臓を全部破壊して日本に帰ってからでも」
「……そうだね」
小さく呟きながら、柚子は腕に装着した盾の位置を正す。
それから、二人で目の前にある中層への入り口を見つめた。
「……行こう」
「うん」
柚子の言葉に友子は頷き、二人で奥へと進んでいった。
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