小国の王女ですが、とりあえず逃げてみた(無計画

村々に攻めてきて穀物やら家畜を奪っていく遊牧民の野蛮な一族に、歴代の王はいつも頭を悩ませていた。
ある年、珍しく使者を名乗る者がやってきた。新たな長に代替わりしたという。

今後は小国に攻め入ることをやめる→素晴らしい 
ただの口約束では裏切るかもしれない→まあわかる 
婚姻で双方の絆を深めたい→なるほど 
遊牧民からは族長の妹を差し出す→なるほど 
小国からは王女を差し出す→…嫌な予感
小国の王「では第三王女を」→いやぁぁー!!!
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