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「和田くん!昨日はありがとう!」
翌日木下はご丁寧にも、タオルを紙袋に入れて返してくれた。
「ご丁寧にどうも。」
「いやーまじでほんっとに助かった!ありがとう!」
「ならよかったよ。」
「これ、よかったら食べて!じゃ!」
木下から渡されたのはチョコレートが入った袋。
あいつ本当律儀だな…
惚れるからよくない。
その日以来、木下を目で追うようになってしまった。
授業中はよく寝てるし、佐々木と佐藤とよく一緒にふざけてる。
ご飯は購買のパンが主で、好きなのはメロンパン。
甘いものが好きなようで、クッキーかチョコレートがよくポケットから出てくる。
ピーマンが嫌いらしい。佐藤にからかわれてて知った。
あとよくモテる。
やっぱり一軍陽キャ、天才的に女の子の扱いが上手い。
高いところのものを取ってあげるとか、重いものを持ってあげるとか、なに?漫画なの?これ漫画?お前は主人公の思い人か!
正直羨ましい。
170cmある俺は高いものは自分で取れるし、
生憎そこそこのものは持ててしまう。
こういうときに女の子の方を羨んでしまう。
だって俺が付き合いたいのは女の子じゃないから。
木下だから。
翌日木下はご丁寧にも、タオルを紙袋に入れて返してくれた。
「ご丁寧にどうも。」
「いやーまじでほんっとに助かった!ありがとう!」
「ならよかったよ。」
「これ、よかったら食べて!じゃ!」
木下から渡されたのはチョコレートが入った袋。
あいつ本当律儀だな…
惚れるからよくない。
その日以来、木下を目で追うようになってしまった。
授業中はよく寝てるし、佐々木と佐藤とよく一緒にふざけてる。
ご飯は購買のパンが主で、好きなのはメロンパン。
甘いものが好きなようで、クッキーかチョコレートがよくポケットから出てくる。
ピーマンが嫌いらしい。佐藤にからかわれてて知った。
あとよくモテる。
やっぱり一軍陽キャ、天才的に女の子の扱いが上手い。
高いところのものを取ってあげるとか、重いものを持ってあげるとか、なに?漫画なの?これ漫画?お前は主人公の思い人か!
正直羨ましい。
170cmある俺は高いものは自分で取れるし、
生憎そこそこのものは持ててしまう。
こういうときに女の子の方を羨んでしまう。
だって俺が付き合いたいのは女の子じゃないから。
木下だから。
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