魂の輪廻から外されました

Aiueo

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第32話 怒られる女男女

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「な、なにこれ何が沈んでるん?」

「持ち上げてみよ!せーのっ!」


ジャバジャバ!ぶく!ぶくぶくぶく!!


あーー!もうどうにでもなれぇぇえ!



ザパァァァアアアア!!!


「が、がおー!驚いた?なんって!はは!はは・・・」

「「・・・」」


ははは・・・ どーしよこれ。

勢いよく立ち上がった俺が見たもの。薄く、靄がかったお風呂場の中で 女の子2人の華奢な それでいてふくよかな裸体

火照っているからだろう。二人の顔はほのかに赤っぽい それがエロい。

視点をすこし、下にずらす。目に飛び込んでくる四つの柔らかそうなアレが 僕の心を震わせる。中心にポツンとある突起は なんとも美しい、薄いピンク色だ。それが愛おしい

それから下は・・・残念。湯船に浸かっていて見えない。入浴剤によって緑色になっている水面の下に、神秘の光景が広がっているのだと思うと あぁ。たまらない


「ひゃあ!」

「なななな!なんであなたがお風呂にいるのよ!」

ざぶん!

ようやく硬直から開放された二人が、胸を腕で抱えながら隠れるようにして湯船に浸かる。もーおそい。天才的な頭脳にお前らの裸体は記憶された。


「それはこっちのセリフなんだよ!俺のシャツあっただろ?!最初に入ってたのは俺なんだよ!俺は悪くないぞ!分かってんだろうな!!」

こうなりゃ逆ギレだ!キレまくって有耶無耶にして、この場をどうにか取り繕ってやる!

「し、師匠!わかったから、立てってないで座って!み、見えてる見えてる!」

「あぁ?!何が見えてるって・・・」

二人の顔から、自分の下半身へと視点を移す。

・・・あ


「ひ、ひゃあ!」

ざぶん!


「「「・・・」」」

女の子みたいな悲鳴をあげて、男は湯船に隠れた。


ちょっとまて、着物ちゃんは真っ赤な顔して横を向いてくれていたが、幼女ちゃんはガン見してたぞ・・・ み、見られた、お婿に行けない・・・


「「「・・・」」」


き、気まずい・・・


「ご、ごめんね?師匠が入ってるの気づかなかったみたいで・・・」

「いや、謝らなくてもいい!・・・かなりいいもん見せてもらったし」

「~~~~っ!!言わんといて!恥ずかしいからぁ!」

両手で顔を抑えて、ぶんぶん首をふる着物ちゃんを舐めたい。いやちがう、可愛い。


ざぶ・・・

「!  よ、幼女ちゃん?」

火照った顔をして幼女ちゃんが近づいてくる。

「もういい!この際だから そ、その・・・」

ぴたりと、横まで近づいてきた幼女ちゃんが俺の顔をのぞき込む。ぐぉお・・・幼女の上目遣いは反則だろぉ・・・理性がぁ・・・


「もっと・・・仲良くなろ?」

理性がぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!


「な、なにいってんだよ幼女ちゃん!冗談でもこの状況でそんなこと言うんじゃない!」

「なんで! わたしはもっとあなたの事しりたいの!」

ぎゅっ!と幼女ちゃんが抱きついてくる。 くはっ!幼女ちゃんの腕が、太ももが!たわわが!!

「たょ、みょみなかったがががか・・・!」

のぼせておかしくなっているのか?!にやにやしてるし!酔っ払いみたいになってんぞ!


「よ、幼女ちゃんだけずるない?!う、うち 夜切くんにそんなのしたことないのに!」

ざぶざぶざぶ!


やめろ・・・幼女ちゃんだけでも理性を抑えるのに精一杯なんだ!うそだろ!着物ちゃんまでうそだろぉぉお!


ぎゅ!


んなぁぁぁああああああ!!!


「ちょっと!着物ちゃんは仙道くんが好きなんでしょ!なんで着物ちゃんまでひっつくの!」

「べ、べつにええやろ!う、ううううちやって、男の人の体知りたいもん!」

勘弁して、俺にひっついたまま暴れないで・・・ 当たってるから、色々なものがあたってるから・・・!


そしてもう・・・理性が!!!



ガラガラガラ!!


はぁ・・・はぁ・・・ せ、仙道?


ニコニコした仙道が、入口に立っていた。なぜだろう、ニコニコしてるはずなのに、背後にどす黒いオーラが見える・・・

「違うんだ仙道、落ち着いてくれ。いや、まてまて・・・落ち着けっていっただろ?魔刀をこっちに向けないでくれ、ちがうから、誤解だから!」

「なにやらお風呂場が騒がしいと思えば・・・」


すぅーーーっと息を吸い込む仙道。




「なぁにやってんだおまえらぁぁぁぁああああ!!!!」

「「「きゃー!!!!」」」
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