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キミと私で演じるエロゲのエロシーン(1)今からお前を犯す

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シーン03 今からお前を犯す



 ラブホテルの自動ドアが静かに開いた。

「わぁ~! 豪華なホテルみたい!」

 静かなホールに百合香の大きな声が響いた。

「だから、声が……!」
「誰もいないからいいじゃない」
「受付の人が、あそこの奥にいるよ」
「そうなんだ。詳しいわね。もしかして来たことあるの……?」

 何故かちょっと拗ねたような口調で、百合香が尋ねた。

「シナリオ書く時に教えてもらっただけだよ」
「さっすがイクイク先生!」
「外でその話題出さないで! 誰が聞いてるかわからないんだから」
「誰に気づかれるかわからないものね。私みたいにね~。にっひっひ」

 本当に楽しそうだなぁ。

 僕なんてめちゃくちゃ緊張しているし、今からア●ル処女を奪われるのかと思うと憂鬱で仕方ないんだけど。

 とりあえず、ごく普通の部屋を選んで古めかしいエレベーターに乗る。

 やたらとテンションの高い彼女にセクハラされながらも部屋に入った。

「わぁ~! 中は綺麗じゃない! たー!」

 百合香がベッドにダイブ。ぽよんと跳ねたところを見ると、かなりふかふかっぽい。

「ん~! いい匂いがするわ。あっ! テレビ、大きい! これ、AVが観られるのよね?」

 僕はテレビをつけてみた。

 映画やドキュメンタリーなど、チャンネルによって流れる番組が異なるらしい。

 その中にAV専門チャンネルがあって、これを選ぶと、そういう映像が流れるっぽい。

「一緒に観る~?」
「観ない」
「つ~め~た~い~」
「……さっさとすませたいんだよ」
「そういう塩対応も燃える……!」

 僕はベッドに座る百合香に背を向けて、端っこに腰掛けた。そして、深呼吸。

「すぅ~~~~………はぁ~~~~~~~………………」
「イクミちゃんの緊張してる感じが、ヒロインっぽいわ。ふふっ」
「ひゃっ!」

 百合香が僕を後ろから抱きしめた。

「……楽しませてくれる?」

 ASMR的に、百合香が耳元でささやいた。

「……す、好きにすればいいだろ?」

 僕はアレな道具が入れられているショルダーバッグを百合香に手渡した。

 その中から百合香は手錠を取り出した。

 そして、もの凄くわくわくしながら僕の両手にかけた。

「ああ、ゾクゾクしちゃうわ……」

 僕が書いたシナリオでもヒロインは手錠をかけられ、その意思に反して処女を奪われる展開だ。

 だから、ベッドに上がって枕に顔を埋めた。

 ちらりと彼女を見ると、表情がさっきと違う?

 冷たい目で僕を見下している。

「――今からお前を犯す」
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