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第三話 お友達?ただのファン?
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【formいかすみ】
コーンと、この高校特有のチャイムが鳴り、一時限目が終わる。
「んん-。なんか疲れたっぽいわあ」
ふあぁとあくびをした。
あー。もう、自分でも疲れてるのか疲れてないのか分からん!
そう思ったとき、クラスの女子が一斉に走ってきた。ん?なんだなんだ⁇
「っ。せーっの!」
その中でも代表っぽい女の子が声を上げた。
「「「もう一度、ちび体系のいかすみさん、見せてください!!!!」」」
一瞬、困惑する。いや、一瞬じゃないな。
三秒くらいボーっとしている。
「ええっ!?は?い、いいけど…?」
「い、いきなりすみません!あ、あの、かわっ、かわいくて…」
「はぁ…。そ、うなんだ。ありがとお⭐てか、タメでいいし、いかすみでいいよー」
敬語だと、ちょおおおっと気が引けるんだよなぁー。
敬語禁止っ!!
「「「一生ついていきますうううう」」」
いや、まぢでなんだ???急になんだ⁇
つか、敬語禁止って言ったろおお(圧)
「あ、今からちび体系になるね!」
「「「はい…、うん!」」」
ぽんっ!
おーはちび体系になった。
「ふぁああああ♥いやぁ、まぢで癒されま…癒されるうぅ↺ありがとおお♥じゃあ、いまからいかすみさ、いかすみの握手会を始めるよおおおー---!」
は?え?ん?いみふ!
「「「うえええ、うえええええええいいいい!!!やっほぅ↺」」」
女子がハイテンションだから、周りにいた男子がビビる。ビビりまくる。
「え、こわ…」
「それな…。覚醒したか?」
「じゃあ、いかすみと握手したい人はこっちに並んでねー!はい、ここが最後尾ー!」
女子がざわざわと代表的な女子が指した最後尾やらに並ぶ。
(どこか危ない気配を感じる※中二病っすね。頭上のイカに逃げるように伝えておこ…。)
「おい、イカっ!これ、逃げたほうがいいやつ。逃げろっ!」
頭上のイカにしか聞こえないような小さな声で話しかける。
「ぴゅい、ぴゅーん!なーんなーん」
と言って、イカは少し遠い所へ逃げていった。
「あのお、握手、して、い、いい⁇」
「あっ。いいよー」
こうして、(いかすみそーめん×)すみそーめんになったおーの握手会が始まった。
「やぁだぁー!おててむにむにー!ちょー可愛い…。生まれてきてくれてアリガトウゴザイマス…。」
「こちらこそ、アリガトウゴザイマス…。」
放課つぶれるや…。ま、でも、喜んでくれてるみたいだし、これはこれでいいよね!
「次の人ー!」
最後尾にいる、あの女子が声をかけた。
それにしても、ちゃっかり仕切られてんなー。こっちに変な手間がかからないからいいんだけどさ…。
少し時間がたった後、時計をふと見ると、二時限目の授業の五分前だった。
「あの、申し訳ないんだけど、もう授業だから、席ついたほうがいいと思う…。」
少し、バツが悪そうに伝える。
すると。
おーに握手するはずだった女子がバッと後ろを向いて大声で叫ぶ。
「みんなに伝言!授業まであと五分!自分の席についたほうがいいって!!!」
「「「はーい!」」」
……。
声が大きいのはあの女子だけじゃないんだな。
みんなが自分の席に戻っていった。
だから、おーも、ふぉなぱすたに戻った。
「ねぇねぇ、いかすみ、ちゃん?あの、言いにくいことなんだけど、とととと、友達になってくれないかな?」
隣の席の女子がおーに話しかけてきた。
「えっ!いいよー!てか、いかすみでいいからね!」
すると、その女子は少し戸惑った仕草をした後、
「ありがとうっ!よろしく、いかすみ!私の事は、ナホって呼んで!」
ぱあああっと目を輝かせた。
へぇー!ナホ……。いい名前だなぁー
「うん、よろしくね!ナホ!」
「今日さ、一緒に帰れる?」
いいに決まってる。(暇人)
「うん、一緒に帰ろー!」
群がってきた女子に戸惑いつつも、新しい友達ができました!
コーンと、この高校特有のチャイムが鳴り、一時限目が終わる。
「んん-。なんか疲れたっぽいわあ」
ふあぁとあくびをした。
あー。もう、自分でも疲れてるのか疲れてないのか分からん!
そう思ったとき、クラスの女子が一斉に走ってきた。ん?なんだなんだ⁇
「っ。せーっの!」
その中でも代表っぽい女の子が声を上げた。
「「「もう一度、ちび体系のいかすみさん、見せてください!!!!」」」
一瞬、困惑する。いや、一瞬じゃないな。
三秒くらいボーっとしている。
「ええっ!?は?い、いいけど…?」
「い、いきなりすみません!あ、あの、かわっ、かわいくて…」
「はぁ…。そ、うなんだ。ありがとお⭐てか、タメでいいし、いかすみでいいよー」
敬語だと、ちょおおおっと気が引けるんだよなぁー。
敬語禁止っ!!
「「「一生ついていきますうううう」」」
いや、まぢでなんだ???急になんだ⁇
つか、敬語禁止って言ったろおお(圧)
「あ、今からちび体系になるね!」
「「「はい…、うん!」」」
ぽんっ!
おーはちび体系になった。
「ふぁああああ♥いやぁ、まぢで癒されま…癒されるうぅ↺ありがとおお♥じゃあ、いまからいかすみさ、いかすみの握手会を始めるよおおおー---!」
は?え?ん?いみふ!
「「「うえええ、うえええええええいいいい!!!やっほぅ↺」」」
女子がハイテンションだから、周りにいた男子がビビる。ビビりまくる。
「え、こわ…」
「それな…。覚醒したか?」
「じゃあ、いかすみと握手したい人はこっちに並んでねー!はい、ここが最後尾ー!」
女子がざわざわと代表的な女子が指した最後尾やらに並ぶ。
(どこか危ない気配を感じる※中二病っすね。頭上のイカに逃げるように伝えておこ…。)
「おい、イカっ!これ、逃げたほうがいいやつ。逃げろっ!」
頭上のイカにしか聞こえないような小さな声で話しかける。
「ぴゅい、ぴゅーん!なーんなーん」
と言って、イカは少し遠い所へ逃げていった。
「あのお、握手、して、い、いい⁇」
「あっ。いいよー」
こうして、(いかすみそーめん×)すみそーめんになったおーの握手会が始まった。
「やぁだぁー!おててむにむにー!ちょー可愛い…。生まれてきてくれてアリガトウゴザイマス…。」
「こちらこそ、アリガトウゴザイマス…。」
放課つぶれるや…。ま、でも、喜んでくれてるみたいだし、これはこれでいいよね!
「次の人ー!」
最後尾にいる、あの女子が声をかけた。
それにしても、ちゃっかり仕切られてんなー。こっちに変な手間がかからないからいいんだけどさ…。
少し時間がたった後、時計をふと見ると、二時限目の授業の五分前だった。
「あの、申し訳ないんだけど、もう授業だから、席ついたほうがいいと思う…。」
少し、バツが悪そうに伝える。
すると。
おーに握手するはずだった女子がバッと後ろを向いて大声で叫ぶ。
「みんなに伝言!授業まであと五分!自分の席についたほうがいいって!!!」
「「「はーい!」」」
……。
声が大きいのはあの女子だけじゃないんだな。
みんなが自分の席に戻っていった。
だから、おーも、ふぉなぱすたに戻った。
「ねぇねぇ、いかすみ、ちゃん?あの、言いにくいことなんだけど、とととと、友達になってくれないかな?」
隣の席の女子がおーに話しかけてきた。
「えっ!いいよー!てか、いかすみでいいからね!」
すると、その女子は少し戸惑った仕草をした後、
「ありがとうっ!よろしく、いかすみ!私の事は、ナホって呼んで!」
ぱあああっと目を輝かせた。
へぇー!ナホ……。いい名前だなぁー
「うん、よろしくね!ナホ!」
「今日さ、一緒に帰れる?」
いいに決まってる。(暇人)
「うん、一緒に帰ろー!」
群がってきた女子に戸惑いつつも、新しい友達ができました!
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