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第三章 緑と黒――そして集まる五人
第76話 もう一人の地球人
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「最初に『大変なことになってるかもしれない』って言ったじゃない」
そう前置きして、リリアが語った内容は次の通りである。
まず、香介がここアンシュタートにいる理由は、単純明快にリリアの召喚術が失敗したせいだった。
タフリの村長と一緒にこの森で召喚術の練習をしていたところ、間違って召喚してしまったのだという。
その時はどこかに人間を召喚したことまでしかわからなかったのだが、帰りに森の出口で倒れている香介を発見したそうだ。
リリアと村長に保護されてから一週間近く眠り続けた香介だったが、ようやく目を覚ましたのが一昨日のこと。
発見した時の服装が千紘たちのものと似ていたことなどから推測したうえで、リリアは目覚めた香介に対して、『地球』という言葉を出して確認した。
結果的にはっきりしたのが、やはり地球から来ていることと、千紘たちの知り合いであるという事実だったそうだ。
それらの情報をすべて擦り合わせ、ならば千紘たちを呼ぶのが一番手っ取り早い、と今回の召喚に至ったわけである。
「やっぱり失敗して俺ら以外の人間呼んでんじゃねーか……。確かに『大変なこと』だよ」
話を聞き終えた千紘が呆れつつ、大げさに溜息をつくと、
「私だって失敗することくらいあるわよ」
リリアは小さく口を尖らせ、開き直った。
「なるほど、香ちゃんが召喚されてからこっちの時間では一週間近く経ってるから『久しぶり』だったのか」
「そうよぉ」
千紘とは対照的に、秋斗が納得した様子で膝を打つと、香介も満面の笑みで肯定する。
割とどうでもよさげなことを素直に納得する秋斗に、千紘は納得するのはそこじゃない気もしたが、あえて何も言うことはしなかった。
「ふーん、召喚された時間軸がちょっとずれてるのか。そういうこともあるんだな」
とりあえず秋斗のことを放っておくことにした千紘が、召喚のタイミングについてはきちんと理解して頷く。
どうやら、ここにいるリリア以外の全員が、地球で別れた後のほぼ同じタイミングでこの世界に召喚されたらしい。
だが、香介は別行動だったためか、こちらでは一週間ほど前の時間に召喚されていたようだ。
「でも、あたしとしたことが一週間近くも眠り続けるなんて、こんなんじゃダメねぇ」
「それは香のせいじゃないし、仕方ないと思うけどな」
香介が頬に手を当てて意気消沈すると、すぐさま千紘はフォローに入る。
おそらく召喚時のショックか何かだろうと推測できたし、こればかりは不可抗力なのだから、別に香介が悪いわけではない。
秋斗と律も同じようなことを思ったらしく、「うんうん」と揃って何度も頷いた。
しかし何かに気づいたのか、ふと秋斗がこれまで縦に振っていた顔を上げて、リリアをまっすぐに見る。
「けどさ、それだったら香ちゃんが目覚めてから、すぐ地球に帰せばよかったんじゃないか? 別にリリアにとっては大変なことじゃないだろうし。まさか、またミロワールが壊れたわけじゃないよな?」
「ミロワールは壊れてないわよ。もし壊れてたらあんたたちを召喚できてないもの」
不安げに眉をひそめる秋斗に、リリアは「ほら」と首から下げていたミロワールを見せつけるように持ち上げた。
ミロワールとは、リリアが千紘たちを召喚する際に使う、手のひらよりも少し小さな鏡のような道具で、『ターパイト』と呼ばれる青い鉱物でできている。
リリアの瞳と同じ色のミロワールはいつもと変わらず、木漏れ日を反射して眩しく輝いていた。
「うん、確かに壊れてはいないな。壊れてたら召喚できないのもわかる。でも、何で香を帰さないで逆に俺たちを呼んだんだよ?」
ミロワールをじっくり観察するようにして眺めた千紘が、一度は納得しながらも、すぐに首を捻る。
「問題なのは、カオリが目を覚ました後なのよ」
リリアは声のトーンを落としながら、人差し指を千紘の鼻先に突きつけた。
咄嗟に顔をしかめた千紘がそれを手で払いのけていると、今度は律が不思議そうな表情で聞き返す。
「目を覚ました後、ってどういうことですか?」
「カオリを召喚した時にもう一人の気配を感じたはずなんだけど、その人物が見つからないのよね」
カオリは森の出口で見つかったんだけど、とリリアは腕を組みながら正直に答えた。
「はぁ? もう一人とやらも香と一緒にいたんじゃないのかよ?」
千紘が「意味がわからない」とでも言いたげに、肩を竦める。
「だから、私が見つけたのはカオリ一人だけだったのよ」
「じゃあ、もう一人って誰なのかすらわかんないのか?」
「それがわかったら苦労しないわよ。私が感じたのは気配だけだもの」
千紘の疑問に、リリアは頬を膨らませた。
ただ気配を感じただけで、誰なのかがわからないことにはどうにもならない。
千紘は小さく溜息をつき、さらに問い掛ける。
「ちゃんと探したのか?」
「もちろんこの森を含めて村の周りは探したわよ。それでも見つからなかったの」
そうよね? とリリアは香介に助けを求めるような視線を投げた。普段強気なリリアにしては珍しい行動である。
どうやら、召喚が失敗したことについての責任は、多少なりとも感じているようだ。
顔を向けられた香介は、しっかりと頷く。
「ええ、昨日はあたしもリリアちゃんと一緒に探したもの」
「ほら、カオリも言ってるじゃない」
「本当は千紘ちゃんたちに迷惑を掛けずに早く帰れればよかったんだけど、そういうわけで簡単には帰れなかったのよねぇ。地球人だったら放っておけないじゃない?」
そう言って、香介は困った様子で頬に手を当てた。
「でも、何かの間違いって可能性もあるんじゃないのか?」
今度は秋斗が口を開く。
「確かに、私も最初は勘違いかと思ったんだけど、カオリの話を聞いてやっぱり確信したのよ」
「実は、地球で階段から落ちた時にノアちゃんも一緒だったのよねぇ」
リリアの言葉に付け足すように、香介の口から溜息交じりの台詞が発せられた。
次の瞬間、リリアと香介以外の三人は目を見開き、互いに顔を見合わせる。
千紘が反応したのはその名前だが、きっと秋斗と律も同じだったに違いない。
スターレンジャーでグリーンを演じている青年の名前が、庵原ノア。今香介が言った、『ノア』という人物のことで間違いないだろう。
スターレンジャーメンバーの中で最年長のノアは、地球時間のつい先ほど撮影が終わって香介と一緒に帰っていった。
つまり、香介とセットで階段から落ちていてもおかしくないわけである。
「わかった。詳しく聞かせてくれ……」
千紘は片手で額を押さえながら天を仰ぎ、続きを促した。
そう前置きして、リリアが語った内容は次の通りである。
まず、香介がここアンシュタートにいる理由は、単純明快にリリアの召喚術が失敗したせいだった。
タフリの村長と一緒にこの森で召喚術の練習をしていたところ、間違って召喚してしまったのだという。
その時はどこかに人間を召喚したことまでしかわからなかったのだが、帰りに森の出口で倒れている香介を発見したそうだ。
リリアと村長に保護されてから一週間近く眠り続けた香介だったが、ようやく目を覚ましたのが一昨日のこと。
発見した時の服装が千紘たちのものと似ていたことなどから推測したうえで、リリアは目覚めた香介に対して、『地球』という言葉を出して確認した。
結果的にはっきりしたのが、やはり地球から来ていることと、千紘たちの知り合いであるという事実だったそうだ。
それらの情報をすべて擦り合わせ、ならば千紘たちを呼ぶのが一番手っ取り早い、と今回の召喚に至ったわけである。
「やっぱり失敗して俺ら以外の人間呼んでんじゃねーか……。確かに『大変なこと』だよ」
話を聞き終えた千紘が呆れつつ、大げさに溜息をつくと、
「私だって失敗することくらいあるわよ」
リリアは小さく口を尖らせ、開き直った。
「なるほど、香ちゃんが召喚されてからこっちの時間では一週間近く経ってるから『久しぶり』だったのか」
「そうよぉ」
千紘とは対照的に、秋斗が納得した様子で膝を打つと、香介も満面の笑みで肯定する。
割とどうでもよさげなことを素直に納得する秋斗に、千紘は納得するのはそこじゃない気もしたが、あえて何も言うことはしなかった。
「ふーん、召喚された時間軸がちょっとずれてるのか。そういうこともあるんだな」
とりあえず秋斗のことを放っておくことにした千紘が、召喚のタイミングについてはきちんと理解して頷く。
どうやら、ここにいるリリア以外の全員が、地球で別れた後のほぼ同じタイミングでこの世界に召喚されたらしい。
だが、香介は別行動だったためか、こちらでは一週間ほど前の時間に召喚されていたようだ。
「でも、あたしとしたことが一週間近くも眠り続けるなんて、こんなんじゃダメねぇ」
「それは香のせいじゃないし、仕方ないと思うけどな」
香介が頬に手を当てて意気消沈すると、すぐさま千紘はフォローに入る。
おそらく召喚時のショックか何かだろうと推測できたし、こればかりは不可抗力なのだから、別に香介が悪いわけではない。
秋斗と律も同じようなことを思ったらしく、「うんうん」と揃って何度も頷いた。
しかし何かに気づいたのか、ふと秋斗がこれまで縦に振っていた顔を上げて、リリアをまっすぐに見る。
「けどさ、それだったら香ちゃんが目覚めてから、すぐ地球に帰せばよかったんじゃないか? 別にリリアにとっては大変なことじゃないだろうし。まさか、またミロワールが壊れたわけじゃないよな?」
「ミロワールは壊れてないわよ。もし壊れてたらあんたたちを召喚できてないもの」
不安げに眉をひそめる秋斗に、リリアは「ほら」と首から下げていたミロワールを見せつけるように持ち上げた。
ミロワールとは、リリアが千紘たちを召喚する際に使う、手のひらよりも少し小さな鏡のような道具で、『ターパイト』と呼ばれる青い鉱物でできている。
リリアの瞳と同じ色のミロワールはいつもと変わらず、木漏れ日を反射して眩しく輝いていた。
「うん、確かに壊れてはいないな。壊れてたら召喚できないのもわかる。でも、何で香を帰さないで逆に俺たちを呼んだんだよ?」
ミロワールをじっくり観察するようにして眺めた千紘が、一度は納得しながらも、すぐに首を捻る。
「問題なのは、カオリが目を覚ました後なのよ」
リリアは声のトーンを落としながら、人差し指を千紘の鼻先に突きつけた。
咄嗟に顔をしかめた千紘がそれを手で払いのけていると、今度は律が不思議そうな表情で聞き返す。
「目を覚ました後、ってどういうことですか?」
「カオリを召喚した時にもう一人の気配を感じたはずなんだけど、その人物が見つからないのよね」
カオリは森の出口で見つかったんだけど、とリリアは腕を組みながら正直に答えた。
「はぁ? もう一人とやらも香と一緒にいたんじゃないのかよ?」
千紘が「意味がわからない」とでも言いたげに、肩を竦める。
「だから、私が見つけたのはカオリ一人だけだったのよ」
「じゃあ、もう一人って誰なのかすらわかんないのか?」
「それがわかったら苦労しないわよ。私が感じたのは気配だけだもの」
千紘の疑問に、リリアは頬を膨らませた。
ただ気配を感じただけで、誰なのかがわからないことにはどうにもならない。
千紘は小さく溜息をつき、さらに問い掛ける。
「ちゃんと探したのか?」
「もちろんこの森を含めて村の周りは探したわよ。それでも見つからなかったの」
そうよね? とリリアは香介に助けを求めるような視線を投げた。普段強気なリリアにしては珍しい行動である。
どうやら、召喚が失敗したことについての責任は、多少なりとも感じているようだ。
顔を向けられた香介は、しっかりと頷く。
「ええ、昨日はあたしもリリアちゃんと一緒に探したもの」
「ほら、カオリも言ってるじゃない」
「本当は千紘ちゃんたちに迷惑を掛けずに早く帰れればよかったんだけど、そういうわけで簡単には帰れなかったのよねぇ。地球人だったら放っておけないじゃない?」
そう言って、香介は困った様子で頬に手を当てた。
「でも、何かの間違いって可能性もあるんじゃないのか?」
今度は秋斗が口を開く。
「確かに、私も最初は勘違いかと思ったんだけど、カオリの話を聞いてやっぱり確信したのよ」
「実は、地球で階段から落ちた時にノアちゃんも一緒だったのよねぇ」
リリアの言葉に付け足すように、香介の口から溜息交じりの台詞が発せられた。
次の瞬間、リリアと香介以外の三人は目を見開き、互いに顔を見合わせる。
千紘が反応したのはその名前だが、きっと秋斗と律も同じだったに違いない。
スターレンジャーでグリーンを演じている青年の名前が、庵原ノア。今香介が言った、『ノア』という人物のことで間違いないだろう。
スターレンジャーメンバーの中で最年長のノアは、地球時間のつい先ほど撮影が終わって香介と一緒に帰っていった。
つまり、香介とセットで階段から落ちていてもおかしくないわけである。
「わかった。詳しく聞かせてくれ……」
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