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第二章 新たなメンバーは黄
第44話 お金は大事
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「じゃあ核を狙って斬ればいいんだな」
「千紘、頼んだ!」
改めて秋斗に確認した千紘が、近くにいる一体のスライムに狙いを定める。
ピンク色の中身をじっくりと観察し、秋斗が『核』と呼んだ丸い部分を探した。
(……これだな。よし、今だ!)
それをしっかりと見据え、千紘は迷うことなく長剣で上から両断する。核の硬めの感触が長剣を握った両手に伝わり、斬った手ごたえを感じた。先ほど軽く斬った時とはまるで大違いだ。
「お? 消えたな」
千紘が斬った感触を感じていると、斬られたスライムは真っ白な煙のようになって消えていった。
「千紘、やったな!」
「一体倒せましたね!」
秋斗と律の嬉しそうな声が上がる。
「いや、俺はただ言われた通りに斬っただけだし、核を見つけたのは秋斗だから……」
そう途中まで言いかけて、千紘は何かに気づいたように視線を床に落とした。
視線の先には、小さな欠片のようなものが一つ。それが壁につけられたランタンの明かりをかすかに反射している。
どうやらスライムのいた場所に現れた、もしくはスライムが落としていったものらしい。
千紘の指先程度のサイズで、おそらく石や鉱物といった類のものに見えた。
「千紘、どうした?」
千紘の様子に気づいた秋斗が横から顔を出し、その視線をなぞる。程なくして、秋斗の視線も小さな鉱物へと辿り着いた。
「これ、何ですかね?」
少し遅れて、律も同じように視線を鉱物に移す。
「とりあえず、それは後回しだ。先にスライムを全部倒すぞ」
しきりに首を捻る秋斗と律に向けて、千紘はそう告げると、二体目のスライムを倒しに行くことにした。
「やっぱりあれが心臓だったんだな」
よかった、と微笑みながら顔を上げた秋斗は、自身の仮説が正しかったことに満足しているようだ。
「そうらしいな。じゃあ、行ってくる」
千紘も同様に目を細める。そして秋斗と律に背を向けると、今度は軽く地面を蹴った。
手近なところにいたスライムに目をつけ、核の場所を探す。探し方に少し慣れてきたのか、比較的簡単に見つかった。
一度核を見つけてしまえば、後はそれを見失わずにただ斬っていくだけだ。それほど難しいことではない。
「よし、二体目!」
千紘が長剣を振り下ろすと、またスライムが蒸発するように消えて、その場には小さな鉱物が残される。
千紘が三体目のスライムを斬ろうとしている時だった。
秋斗の隣でこれまで千紘の様子を眺めていた律が、ふと何かを考えるような仕草をみせる。
「りっちゃん?」
それに気づいた秋斗が思わず声を掛けると、律は秋斗の顔を真剣な表情でじっと見上げ、静かに言った。
「僕もダガーで斬ってみますか?」
「りっちゃん、いきなりどうした?」
律の突然の発言に、秋斗が不思議そうな顔で見返すと、
「いえ、千紘さんにばかり戦わせるのはどうかなって思って。さっき『自分一人だけ体力使うのは嫌だ』って言ってたじゃないですか」
表情を少々曇らせた律は、そう答えながら、腰に装備したダガーの鞘に手を掛ける。
そんな律の様子に、秋斗は一瞬驚くような表情を見せるが、すぐに頬を緩めると律の頭に手を乗せた。
「ああ、岩を退かす時な。千紘はいつもあんな感じだけど、りっちゃんは優しいんだな」
「そんなことないです。ただ、何もしないで見てるだけなのはどうなんだろうって」
律が鞘に掛けていた手をゆっくり下ろし、懸命に首を左右に振ると、今度は秋斗が何かを考えるように天井を仰ぐ。
そのまま数秒。
「でもりっちゃんは回復役だから、あまりうかつに近づかない方がいいよ。ダガーで斬ろうとすると、結構近づかないといけないからさ。ほら、この程度なら千紘に任せておけば大丈夫だし、おれだって何もしてないからな!」
顔を戻した秋斗が、そう言って大きな声で笑う。それから、律を励ますようにぐっと拳を握ると、
「……わかりました」
律はまだ納得できないといった表情ではあるが、素直に頷いたのだった。
※※※
「これ、石……だよな? すごく小さいけどターパイトみたいに綺麗だ」
千紘がスライムを全部倒し終えた後、しゃがみ込んだ秋斗はそう言いながら、先ほどスライムが落としていったらしい石のようなものを拾い上げた。
そしておもむろに、ズボンのポケットからごそごそとターパイトの欠片を取り出して、それらを手の上で並べる。
「色は違うけど、宝石みたいな感じではあるよな。鉱物ってやつか」
秋斗の手元を見た千紘が「確かに」と、首を縦に振った。律も同様である。
ターパイトは澄んだ青、正体不明のものはスライムと同じく可愛らしいピンク色だ。
鉱物などには詳しくない千紘たちではあったが、これがきっと宝石の仲間なのだろうということくらいはすぐに理解できた。
「てことは、魔物をたくさん倒してこの鉱物を集めれば……」
「結構稼げるんじゃないか!?」
思いついたことを口にしようとした千紘に、すぐさま秋斗が食いついてきた。
「アクセサリーを作るとかじゃなくて、売る前提かよ」
千紘はつい苦笑を漏らしてしまうが、秋斗はそんなことなど微塵も気にしていないようである。
「だって、お金は大事だろ?」
「それは認めるけど、お金はこっちの世界でしか使えないからな?」
秋斗の言い分に、千紘があえて問い掛けるように返せば、
「この世界に地球のお金なんてないですよね?」
そう言って、律も秋斗に顔を向け、首を傾げてみせた。
「まあ、この世界のお金もないよりはあった方がいいけどな」
それはわかる、と千紘が腕を組みながら頷くと、秋斗の表情がぱっと華やぐ。
「だよな!」
「じゃあ、全部拾っていきますか?」
「大した手間でもないし、そうするか」
結局、どこの世界でもお金は持っているに越したことはないだろう、という結論に至った三人は、スライムの落とした鉱物を全部回収していくことにした。
(ますますロールプレイングゲームっぽくなってきたな……)
そんなことを考えながら、千紘が鉱物を拾っていると、律が近くに来て千紘の顔を覗き込む。
「あの、僕にできることは何かないですか?」
「律? 今これ拾ってるだろ。他に何かしたいのか?」
「……僕、まだこんなことしかできてないから、何だか申し訳なくて」
言いながらしゅんと肩を落としてしまった律に、千紘は懸命に言葉を選ぶ。
(ああ、自分は役立たずだとか考え始めたのか。別にそんなことないのに。こういう時は何て言えばいいんだろうな……)
元々小柄な律がさらに小さく、今にも消えてしまいそうに見えた。
ありきたりな言葉でしか伝えられないが、千紘は今思っていることを素直に口にすることにする。
「今はまだ怪我とかしないと思うし、俺と秋斗にのんびりついて来たらいいって。もし怪我することがあったら、その時は頼むよ。回復役は貴重だからな」
千紘が優しく声を掛けてやりながら、丸くなってしまっている背中をわざとらしく強めに叩くと、律は軽く咳き込みながらも、
「――はい!」
と、しっかり頷いた。
(これなら大丈夫そうかな)
律の表情が明るくなったのを確認した千紘はほっとして、また鉱物を拾う作業に戻る。
その後、五個あった鉱物をすべて回収した三人は、揃って三階への階段を下りて行ったのである。
「千紘、頼んだ!」
改めて秋斗に確認した千紘が、近くにいる一体のスライムに狙いを定める。
ピンク色の中身をじっくりと観察し、秋斗が『核』と呼んだ丸い部分を探した。
(……これだな。よし、今だ!)
それをしっかりと見据え、千紘は迷うことなく長剣で上から両断する。核の硬めの感触が長剣を握った両手に伝わり、斬った手ごたえを感じた。先ほど軽く斬った時とはまるで大違いだ。
「お? 消えたな」
千紘が斬った感触を感じていると、斬られたスライムは真っ白な煙のようになって消えていった。
「千紘、やったな!」
「一体倒せましたね!」
秋斗と律の嬉しそうな声が上がる。
「いや、俺はただ言われた通りに斬っただけだし、核を見つけたのは秋斗だから……」
そう途中まで言いかけて、千紘は何かに気づいたように視線を床に落とした。
視線の先には、小さな欠片のようなものが一つ。それが壁につけられたランタンの明かりをかすかに反射している。
どうやらスライムのいた場所に現れた、もしくはスライムが落としていったものらしい。
千紘の指先程度のサイズで、おそらく石や鉱物といった類のものに見えた。
「千紘、どうした?」
千紘の様子に気づいた秋斗が横から顔を出し、その視線をなぞる。程なくして、秋斗の視線も小さな鉱物へと辿り着いた。
「これ、何ですかね?」
少し遅れて、律も同じように視線を鉱物に移す。
「とりあえず、それは後回しだ。先にスライムを全部倒すぞ」
しきりに首を捻る秋斗と律に向けて、千紘はそう告げると、二体目のスライムを倒しに行くことにした。
「やっぱりあれが心臓だったんだな」
よかった、と微笑みながら顔を上げた秋斗は、自身の仮説が正しかったことに満足しているようだ。
「そうらしいな。じゃあ、行ってくる」
千紘も同様に目を細める。そして秋斗と律に背を向けると、今度は軽く地面を蹴った。
手近なところにいたスライムに目をつけ、核の場所を探す。探し方に少し慣れてきたのか、比較的簡単に見つかった。
一度核を見つけてしまえば、後はそれを見失わずにただ斬っていくだけだ。それほど難しいことではない。
「よし、二体目!」
千紘が長剣を振り下ろすと、またスライムが蒸発するように消えて、その場には小さな鉱物が残される。
千紘が三体目のスライムを斬ろうとしている時だった。
秋斗の隣でこれまで千紘の様子を眺めていた律が、ふと何かを考えるような仕草をみせる。
「りっちゃん?」
それに気づいた秋斗が思わず声を掛けると、律は秋斗の顔を真剣な表情でじっと見上げ、静かに言った。
「僕もダガーで斬ってみますか?」
「りっちゃん、いきなりどうした?」
律の突然の発言に、秋斗が不思議そうな顔で見返すと、
「いえ、千紘さんにばかり戦わせるのはどうかなって思って。さっき『自分一人だけ体力使うのは嫌だ』って言ってたじゃないですか」
表情を少々曇らせた律は、そう答えながら、腰に装備したダガーの鞘に手を掛ける。
そんな律の様子に、秋斗は一瞬驚くような表情を見せるが、すぐに頬を緩めると律の頭に手を乗せた。
「ああ、岩を退かす時な。千紘はいつもあんな感じだけど、りっちゃんは優しいんだな」
「そんなことないです。ただ、何もしないで見てるだけなのはどうなんだろうって」
律が鞘に掛けていた手をゆっくり下ろし、懸命に首を左右に振ると、今度は秋斗が何かを考えるように天井を仰ぐ。
そのまま数秒。
「でもりっちゃんは回復役だから、あまりうかつに近づかない方がいいよ。ダガーで斬ろうとすると、結構近づかないといけないからさ。ほら、この程度なら千紘に任せておけば大丈夫だし、おれだって何もしてないからな!」
顔を戻した秋斗が、そう言って大きな声で笑う。それから、律を励ますようにぐっと拳を握ると、
「……わかりました」
律はまだ納得できないといった表情ではあるが、素直に頷いたのだった。
※※※
「これ、石……だよな? すごく小さいけどターパイトみたいに綺麗だ」
千紘がスライムを全部倒し終えた後、しゃがみ込んだ秋斗はそう言いながら、先ほどスライムが落としていったらしい石のようなものを拾い上げた。
そしておもむろに、ズボンのポケットからごそごそとターパイトの欠片を取り出して、それらを手の上で並べる。
「色は違うけど、宝石みたいな感じではあるよな。鉱物ってやつか」
秋斗の手元を見た千紘が「確かに」と、首を縦に振った。律も同様である。
ターパイトは澄んだ青、正体不明のものはスライムと同じく可愛らしいピンク色だ。
鉱物などには詳しくない千紘たちではあったが、これがきっと宝石の仲間なのだろうということくらいはすぐに理解できた。
「てことは、魔物をたくさん倒してこの鉱物を集めれば……」
「結構稼げるんじゃないか!?」
思いついたことを口にしようとした千紘に、すぐさま秋斗が食いついてきた。
「アクセサリーを作るとかじゃなくて、売る前提かよ」
千紘はつい苦笑を漏らしてしまうが、秋斗はそんなことなど微塵も気にしていないようである。
「だって、お金は大事だろ?」
「それは認めるけど、お金はこっちの世界でしか使えないからな?」
秋斗の言い分に、千紘があえて問い掛けるように返せば、
「この世界に地球のお金なんてないですよね?」
そう言って、律も秋斗に顔を向け、首を傾げてみせた。
「まあ、この世界のお金もないよりはあった方がいいけどな」
それはわかる、と千紘が腕を組みながら頷くと、秋斗の表情がぱっと華やぐ。
「だよな!」
「じゃあ、全部拾っていきますか?」
「大した手間でもないし、そうするか」
結局、どこの世界でもお金は持っているに越したことはないだろう、という結論に至った三人は、スライムの落とした鉱物を全部回収していくことにした。
(ますますロールプレイングゲームっぽくなってきたな……)
そんなことを考えながら、千紘が鉱物を拾っていると、律が近くに来て千紘の顔を覗き込む。
「あの、僕にできることは何かないですか?」
「律? 今これ拾ってるだろ。他に何かしたいのか?」
「……僕、まだこんなことしかできてないから、何だか申し訳なくて」
言いながらしゅんと肩を落としてしまった律に、千紘は懸命に言葉を選ぶ。
(ああ、自分は役立たずだとか考え始めたのか。別にそんなことないのに。こういう時は何て言えばいいんだろうな……)
元々小柄な律がさらに小さく、今にも消えてしまいそうに見えた。
ありきたりな言葉でしか伝えられないが、千紘は今思っていることを素直に口にすることにする。
「今はまだ怪我とかしないと思うし、俺と秋斗にのんびりついて来たらいいって。もし怪我することがあったら、その時は頼むよ。回復役は貴重だからな」
千紘が優しく声を掛けてやりながら、丸くなってしまっている背中をわざとらしく強めに叩くと、律は軽く咳き込みながらも、
「――はい!」
と、しっかり頷いた。
(これなら大丈夫そうかな)
律の表情が明るくなったのを確認した千紘はほっとして、また鉱物を拾う作業に戻る。
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