27 / 27
エピローグ
第27話 蒼真と弘祈
しおりを挟む
蒼真が静かに目を開けると、そこはよく見慣れた狭い練習室だった。
「帰ってこれたぁ……!」
思わず安堵の声が漏れて、そのまま床にへたり込む。目の前には、折れた指揮棒が転がっていた。
指揮棒を拾い上げながらふと隣を見上げると、ちょうど弘祈も同じように瞼を上げたところだった。もちろん、手にはしっかりとヴァイオリンを持っている。
「帰ってきたんだ……」
弘祈の口からも同様の言葉が出てきたところで、弘祈の顔を見上げたままの蒼真が声を掛けた。
「……なあ、弘祈」
「どうしたの?」
蒼真の声に反応して、すぐさま弘祈は視線を落とす。
「えっと、その、覚えてるか? この指揮棒のこと、とか……」
何となく言いにくそうに蒼真が切り出したのは、異世界での出来事についてだ。
もしこれが一人で見ていた夢だったらどうしようか、などと思ったのである。
しかし、弘祈はこともなげにあっさりと言ってのける。
「もちろん覚えてるよ。忘れるわけないじゃない。ちゃんと僕がオリジンの卵の親で、蒼真は僕たちを守る騎士だったよ」
「……そうだよな」
弘祈の答えに、蒼真が「よかったぁ」とこれまで緊張していた肩の力を抜いた。
「大丈夫、夢なんかじゃなかったから」
蒼真の心を読んだのか、弘祈はそう言って微笑む。今までこちらの世界では見たことのない笑みだった。
「だよな。それにしても、俺たちがいなくなって捜索願なんて出されてないだろうな……」
蒼真はほっとするが、すぐに今度は違うことを気にしだす。
異世界で数日の間、旅をしてきたのだから、こちらでもきっと同じように日数が経っているだろうと考えたのである。
「さあ、どうだろうね」
「お前なぁ……。突然俺たちが消えて、神隠しだとか言われてたらどうすんだよ」
「その時はその時じゃない?」
眉を寄せる蒼真に、弘祈は「しょうがないよ」とけろりとした様子でそう返した。こういうところは弘祈もマイペースである。
「時計は……ここにはないもんな」
この練習室に入れられるまで演奏をしていたから、二人ともたまたま腕時計を外していた。演奏中は時計をつけない主義だ。また、ここに時計が置かれていないことも知っている。
「とりあえず出てみるか」
「まずはそこからだよね」
蒼真が立ち上がり、弘祈と一緒にドアの前に立つ。
思い切ってドアを開けて外に出ると、そこにいたのは大勢の市民オーケストラのメンバーだった。
とっくにいなくなっていると思っていたので、すっかり拍子抜けである。
「あれ、何でお前らがいんの?」
蒼真の口から思わず素っ頓狂な声が漏れると、男性メンバーの一人がその声に振り向き、怪訝そうに首を傾げた。
「何でって、今ミーティング終わったとこだけど?」
「あ、ああ、そうだったのか……」
狐につままれたような気分でそう呟いた蒼真は、次には胸に手を当てて大きく息を吐く。
どうやら時間はほとんど経っていないらしい。そのことに心底安堵した。
次には、トランペットをケースにしまっていた男性メンバーが口を開く。
「ところで、今日の喧嘩はずいぶんと早く終わったな。最短記録じゃねーの? 俺、あと三十分は出てこない方に賭けてたんだけど」
「俺らを使って賭けるんじゃねーよ!」
残念そうな言葉に、蒼真が途端に怒りをあらわにした。
すると別の男性メンバーが苦笑しながら、仲裁に入ってくる。
「まあ、それはいつも喧嘩してる蒼真と弘祈が悪いって。で、ちゃんと仲直りしたのか?」
「仲直りも何も最初から喧嘩なんてしてねーし! ただの意見の相違だ!」
「そうそう、いつも意見が合わないだけだもんね」
男性メンバーに食ってかかる蒼真の様子に、後ろからのんびりやってきた弘祈がそう言って笑みを零す。
そんな蒼真と弘祈を交互に見やって、男性メンバーは呆れたように肩を竦めた。
「あーはいはい。そういうことにしておくわ。お前らはいつものことだしな。あれ? 蒼真、その腕どうした?」
「え、腕?」
指を差された蒼真が、素直に左腕に目を落とす。そこには弘祈が巻いてくれた包帯がそのまま残っていた。
(あ、あの時の……)
弘祈が薬草を貼って、丁寧に包帯を巻いてくれたことを思い返す。
つい感傷に浸りそうになっていると、男性メンバーが眉をひそめた。
「まさか、練習室で流血沙汰なんて起こしてないだろうな?」
「別に起こしてねーし! そんなの中見てみればわかるだろ」
またも声を荒げた蒼真が、ドアを大きく開けて練習室の中を見せる。
「ああ、確かに大丈夫そうだな」
中がいつもと変わっていないことを確かめた男性メンバーはそう言うと、練習室のドアを閉めて、しっかりと鍵をかけた。
※※※
「二人とも少しは仲良くしろよ。じゃあまた来週な」
呆れた様子でメンバー全員がぞろぞろと帰っていくと、音楽室には蒼真と弘祈だけが残される。
「仲良く、ねぇ……」
折れた指揮棒をケースにしまった蒼真が思わずぽつりと零すと、弘祈はそんな蒼真に顔を向けた。
「蒼真。前に言ったこと、覚えてる?」
弘祈の問いに、蒼真がうつむいてしばし考え込む。
少しして顔を上げると、弘祈をまっすぐに見た。
「もしかして、『無事に地球に帰れたらもう少し弘祈の意見も聞く』ってやつか?」
「ちゃんと覚えてたんだね」
蒼真の答えに、弘祈が「よかった」と満足そうな笑みを浮かべて頷く。
「まあ約束だったし、それはできるだけ守るようにするかな……」
何となく顔を背けながら、蒼真は頭を掻いた。
確かに、約束は守らないといけない。自分から言ったのだからなおさらだ。
けれど、それについては不思議とあまり嫌な気はしていなかった。
(これからは少しだけ譲歩して、意見を交換し合うのもいいかもしれないよな。もちろん時には主張することも大事だとは思うけど)
蒼真は心の中で「うんうん」と何度も頷く。
今回の旅は色々なことがあって、本当に大変だった。
それでも、得たものだってたくさんある。
(俺は今まで弘祈のことを苦手だって、嫌いだって勝手に思ってて、少しもわかろうとしなかった。話してみようと努力すれば、苦手な人間がそうじゃなくなったりすることもあるのにな。そう、まるで食わず嫌いみたいにさ)
そんな当たり前のことに、今になって気づいた。
(今なら仲良くなれる気がするな)
弘祈が自分のことをどう思っているのかはわからないが、先ほどの笑顔を見る限りではそこまで悪く思われてはいないだろう。
願わくば、自分の同じような気持ちであって欲しい。
そんなことを考えながら、弘祈に目を向ける。
ヴァイオリンをしまっている弘祈は、まだ嬉しそうな笑顔を浮かべていた。この笑顔だって得たものの一つだと、蒼真は思う。
弘祈につられるようにして、蒼真が目を細める。
「よし、じゃあ俺たちもそろそろ帰るか!」
「そうだね」
弘祈も素直に頷いた。
そこで、蒼真が思い出したように口を開く。
「そうそう、薬草を採りに行った時なんだけどさ」
「僕が熱を出した時のやつ?」
ヴァイオリンをしまい終えた弘祈が小さく首を傾げると、蒼真は大げさなほどに両手を広げて、破顔した。
「そう。薬草の生えてた場所がすごい綺麗でさ!」
「へえ、そんなに綺麗だったんだ。それは僕も見たかったな」
「あれは写真撮っておきたかったけど、スマホ持ってなかったからなぁ」
「じゃあ、今度あっちの世界に行った時に案内してよ」
弘祈の爆弾発言に、動きをぴたりと止めた蒼真の目が大きく見開かれる。
「お前、また行くつもりなのか……?」
呻くような声を絞り出して蒼真が訊くと、
「結構楽しかったじゃない。それにもう結界が張られてるだろうから、魔物は出ないと思うよ」
野宿にはなるかもしれないけど、そう言って弘祈は心底楽しげな笑みを浮かべた。
「いや、もう今から口で説明するから、それで我慢してくれ! ほら、さっさと行くぞ!」
蒼真が傍に置いていたバッグを手に、急いで音楽室のドアへと向かう。
「あ、ちょっと蒼真。置いてかないでよ!」
蒼真の後を追って、弘祈も駆け出した。
そのまま、蒼真と弘祈は騒がしく音楽室を後にする。
明かりの消えた音楽室。その窓の外には、月明かりとともに、たくさんの星たちが瞬いていたのだった。
【了】
「帰ってこれたぁ……!」
思わず安堵の声が漏れて、そのまま床にへたり込む。目の前には、折れた指揮棒が転がっていた。
指揮棒を拾い上げながらふと隣を見上げると、ちょうど弘祈も同じように瞼を上げたところだった。もちろん、手にはしっかりとヴァイオリンを持っている。
「帰ってきたんだ……」
弘祈の口からも同様の言葉が出てきたところで、弘祈の顔を見上げたままの蒼真が声を掛けた。
「……なあ、弘祈」
「どうしたの?」
蒼真の声に反応して、すぐさま弘祈は視線を落とす。
「えっと、その、覚えてるか? この指揮棒のこと、とか……」
何となく言いにくそうに蒼真が切り出したのは、異世界での出来事についてだ。
もしこれが一人で見ていた夢だったらどうしようか、などと思ったのである。
しかし、弘祈はこともなげにあっさりと言ってのける。
「もちろん覚えてるよ。忘れるわけないじゃない。ちゃんと僕がオリジンの卵の親で、蒼真は僕たちを守る騎士だったよ」
「……そうだよな」
弘祈の答えに、蒼真が「よかったぁ」とこれまで緊張していた肩の力を抜いた。
「大丈夫、夢なんかじゃなかったから」
蒼真の心を読んだのか、弘祈はそう言って微笑む。今までこちらの世界では見たことのない笑みだった。
「だよな。それにしても、俺たちがいなくなって捜索願なんて出されてないだろうな……」
蒼真はほっとするが、すぐに今度は違うことを気にしだす。
異世界で数日の間、旅をしてきたのだから、こちらでもきっと同じように日数が経っているだろうと考えたのである。
「さあ、どうだろうね」
「お前なぁ……。突然俺たちが消えて、神隠しだとか言われてたらどうすんだよ」
「その時はその時じゃない?」
眉を寄せる蒼真に、弘祈は「しょうがないよ」とけろりとした様子でそう返した。こういうところは弘祈もマイペースである。
「時計は……ここにはないもんな」
この練習室に入れられるまで演奏をしていたから、二人ともたまたま腕時計を外していた。演奏中は時計をつけない主義だ。また、ここに時計が置かれていないことも知っている。
「とりあえず出てみるか」
「まずはそこからだよね」
蒼真が立ち上がり、弘祈と一緒にドアの前に立つ。
思い切ってドアを開けて外に出ると、そこにいたのは大勢の市民オーケストラのメンバーだった。
とっくにいなくなっていると思っていたので、すっかり拍子抜けである。
「あれ、何でお前らがいんの?」
蒼真の口から思わず素っ頓狂な声が漏れると、男性メンバーの一人がその声に振り向き、怪訝そうに首を傾げた。
「何でって、今ミーティング終わったとこだけど?」
「あ、ああ、そうだったのか……」
狐につままれたような気分でそう呟いた蒼真は、次には胸に手を当てて大きく息を吐く。
どうやら時間はほとんど経っていないらしい。そのことに心底安堵した。
次には、トランペットをケースにしまっていた男性メンバーが口を開く。
「ところで、今日の喧嘩はずいぶんと早く終わったな。最短記録じゃねーの? 俺、あと三十分は出てこない方に賭けてたんだけど」
「俺らを使って賭けるんじゃねーよ!」
残念そうな言葉に、蒼真が途端に怒りをあらわにした。
すると別の男性メンバーが苦笑しながら、仲裁に入ってくる。
「まあ、それはいつも喧嘩してる蒼真と弘祈が悪いって。で、ちゃんと仲直りしたのか?」
「仲直りも何も最初から喧嘩なんてしてねーし! ただの意見の相違だ!」
「そうそう、いつも意見が合わないだけだもんね」
男性メンバーに食ってかかる蒼真の様子に、後ろからのんびりやってきた弘祈がそう言って笑みを零す。
そんな蒼真と弘祈を交互に見やって、男性メンバーは呆れたように肩を竦めた。
「あーはいはい。そういうことにしておくわ。お前らはいつものことだしな。あれ? 蒼真、その腕どうした?」
「え、腕?」
指を差された蒼真が、素直に左腕に目を落とす。そこには弘祈が巻いてくれた包帯がそのまま残っていた。
(あ、あの時の……)
弘祈が薬草を貼って、丁寧に包帯を巻いてくれたことを思い返す。
つい感傷に浸りそうになっていると、男性メンバーが眉をひそめた。
「まさか、練習室で流血沙汰なんて起こしてないだろうな?」
「別に起こしてねーし! そんなの中見てみればわかるだろ」
またも声を荒げた蒼真が、ドアを大きく開けて練習室の中を見せる。
「ああ、確かに大丈夫そうだな」
中がいつもと変わっていないことを確かめた男性メンバーはそう言うと、練習室のドアを閉めて、しっかりと鍵をかけた。
※※※
「二人とも少しは仲良くしろよ。じゃあまた来週な」
呆れた様子でメンバー全員がぞろぞろと帰っていくと、音楽室には蒼真と弘祈だけが残される。
「仲良く、ねぇ……」
折れた指揮棒をケースにしまった蒼真が思わずぽつりと零すと、弘祈はそんな蒼真に顔を向けた。
「蒼真。前に言ったこと、覚えてる?」
弘祈の問いに、蒼真がうつむいてしばし考え込む。
少しして顔を上げると、弘祈をまっすぐに見た。
「もしかして、『無事に地球に帰れたらもう少し弘祈の意見も聞く』ってやつか?」
「ちゃんと覚えてたんだね」
蒼真の答えに、弘祈が「よかった」と満足そうな笑みを浮かべて頷く。
「まあ約束だったし、それはできるだけ守るようにするかな……」
何となく顔を背けながら、蒼真は頭を掻いた。
確かに、約束は守らないといけない。自分から言ったのだからなおさらだ。
けれど、それについては不思議とあまり嫌な気はしていなかった。
(これからは少しだけ譲歩して、意見を交換し合うのもいいかもしれないよな。もちろん時には主張することも大事だとは思うけど)
蒼真は心の中で「うんうん」と何度も頷く。
今回の旅は色々なことがあって、本当に大変だった。
それでも、得たものだってたくさんある。
(俺は今まで弘祈のことを苦手だって、嫌いだって勝手に思ってて、少しもわかろうとしなかった。話してみようと努力すれば、苦手な人間がそうじゃなくなったりすることもあるのにな。そう、まるで食わず嫌いみたいにさ)
そんな当たり前のことに、今になって気づいた。
(今なら仲良くなれる気がするな)
弘祈が自分のことをどう思っているのかはわからないが、先ほどの笑顔を見る限りではそこまで悪く思われてはいないだろう。
願わくば、自分の同じような気持ちであって欲しい。
そんなことを考えながら、弘祈に目を向ける。
ヴァイオリンをしまっている弘祈は、まだ嬉しそうな笑顔を浮かべていた。この笑顔だって得たものの一つだと、蒼真は思う。
弘祈につられるようにして、蒼真が目を細める。
「よし、じゃあ俺たちもそろそろ帰るか!」
「そうだね」
弘祈も素直に頷いた。
そこで、蒼真が思い出したように口を開く。
「そうそう、薬草を採りに行った時なんだけどさ」
「僕が熱を出した時のやつ?」
ヴァイオリンをしまい終えた弘祈が小さく首を傾げると、蒼真は大げさなほどに両手を広げて、破顔した。
「そう。薬草の生えてた場所がすごい綺麗でさ!」
「へえ、そんなに綺麗だったんだ。それは僕も見たかったな」
「あれは写真撮っておきたかったけど、スマホ持ってなかったからなぁ」
「じゃあ、今度あっちの世界に行った時に案内してよ」
弘祈の爆弾発言に、動きをぴたりと止めた蒼真の目が大きく見開かれる。
「お前、また行くつもりなのか……?」
呻くような声を絞り出して蒼真が訊くと、
「結構楽しかったじゃない。それにもう結界が張られてるだろうから、魔物は出ないと思うよ」
野宿にはなるかもしれないけど、そう言って弘祈は心底楽しげな笑みを浮かべた。
「いや、もう今から口で説明するから、それで我慢してくれ! ほら、さっさと行くぞ!」
蒼真が傍に置いていたバッグを手に、急いで音楽室のドアへと向かう。
「あ、ちょっと蒼真。置いてかないでよ!」
蒼真の後を追って、弘祈も駆け出した。
そのまま、蒼真と弘祈は騒がしく音楽室を後にする。
明かりの消えた音楽室。その窓の外には、月明かりとともに、たくさんの星たちが瞬いていたのだった。
【了】
0
お気に入りに追加
6
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています


異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる