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第一章 始まりの音色
第2話 異世界転移とオリジンの卵
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蒼真と弘祈がゆっくり目を開けると、周りの風景は一変していた。
「練習室じゃ、ねーな……?」
「ここどこ……?」
見知らぬ場所に、揃って瞳を瞬かせる。
これまでいたはずの狭い練習室が急に開かれた場所になっていたのだから、二人が驚くのも無理はない。
もちろん、いつもの見慣れた音楽室でもなかった。
気づけば、手に持っていたはずの指揮棒の姿もない。蒼真だけでなく、弘祈も完全に手ぶらの状態だ。
今は、先ほどの言い合いの続きなどをしている場合ではないだろう。状況を把握する方が先である。
瞬時にそう判断した蒼真が何気なく足元を見ると、そこは先ほどまでの床などではなく、年季の入ったこれまた見知らぬ石畳になっていた。
そのまま視線を滑らせるようにして遠くへずらしていくと、まずは床と同じく石でできた壁が目に入る。さらにそこから視線を上げると、巨大な壁画があった。
壁画には、大きく羽を広げる鳥のような生き物が描かれている。
このような壁画も、練習室どころか、音楽室にだってなかったはずだ。そもそも、音楽室とここの壁では素材が違いすぎる。
壁画の大きさだって、音楽室の壁の面積よりもずっと大きいと思われた。
「あれ、もしかして夢でも見てんのかな……?」
目を擦りながら壁画を見上げて、蒼真がぽつりと呟いた時である。
「いらっしゃいませ」
背後から綺麗なソプラノが鈴の音のように響き、蒼真と弘祈の両肩が小さく跳ねた。
二人はすぐさま声のした方へと顔を向ける。
「……誰……?」
弘祈の口から一言だけ疑問が漏れると、声の主は柔らかな微笑みを浮かべた。
小柄な少女だった。
年齢はおそらく十四、五歳くらい。腰まであるホワイトシルバーのまっすぐな髪に、淡い緑青色の透き通った瞳が印象的な美少女である。
足首まで長さのある、ゆったりとした真っ白なワンピースを纏った姿は清楚としか言いようがない。
蒼真と弘祈がどうしていいかわからずに呆然と突っ立っていると、少女は上品な仕草で二人の方へと歩を進め、さらに言葉を紡いだ。
「私はティアナと申します。お二人ともようこそいらっしゃいました。まずはお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
ティアナと名乗った少女に訊かれ、我に返った蒼真がよくわからないままに自分の名前を告げる。
「あ、えっと、俺が小田桐蒼真で、こっちは……」
「永瀬弘祈です」
蒼真に続けて弘祈が名乗ると、ティアナは嬉しそうに顔を綻ばせた。
「ソウマ様と、ヒロキ様ですね。素敵なお名前です」
「いやー、それほどでも」
「蒼真は黙ってて」
ティアナに褒められた蒼真が照れくさそうに頭を掻くと、隣の弘祈からは間髪入れずに厳しい言葉が投げつけられる。
「何でお前に言われ――」
「あなた方には、これを南のリエンル神殿まで届けていただきます」
一瞬むっとして文句を言おうとする蒼真だが、ティアナがそれを遮るように口を開いたので仕方なく黙ることにした。
目の前の少女から、現在の状況について何らかの情報を得られるかもしれない。
そう期待したのだが、ティアナが発した言葉に、蒼真は首を傾げるのが精一杯である。
「届ける?」
「はい。これを届けてください」
静かに頷いたティアナは、これまで両手で大事そうに持っていた何かを二人に向けて差し出してきた。
「……何だこれ」
二人は反射的にティアナの手に目を落とすが、そこにあるのは小さくて真っ白な楕円形の物体が一つだけ。
「卵、かな」
弘祈が言った通り、それはどこからどう見てもニワトリの卵のように見えた。
ただ、表面は普通の卵よりもずっと滑らかで、天井から降り注ぐ明かりを眩しく反射している。
「これはオリジンの卵といいます」
「あ、やっぱ卵で合ってんのか」
ティアナの説明に、蒼真が「ふむふむ」と納得した様子で、改めてオリジンの卵に視線を落とした。
とりあえずはティアナの話を聞いておくことにする。
「でも、この卵を届けるってどういうこと?」
これまで卵をじっと見つめていた弘祈が顔を上げ、ティアナに問い掛けた。
「ああ、そういやさっきそんなこと言ってたっけ。いや、そもそもここってどこなんだよ。いきなり風景変わってびっくりなんだけど」
蒼真も倣うように顔を上げて、ティアナの整った顔に視線を向ける。
ティアナは二人の視線を受けても一切動じることなく、小さく咳払いをしてからゆっくりとした口調で話し始めた。
「ここはネスーリ神殿と呼ばれています」
「へえ、ここって神殿なわけね」
どうりで立派な壁画があるはずだ、と蒼真はまたも納得する。
隣で話を聞いている弘祈も同じようなことを考えたらしく、一人で興味深そうに何度も頷いていた。
「さっきはこの卵を南にある何とか神殿まで届けるって話だったけど、それはどういうこと?」
今度は弘祈がオリジンの卵を指差しながら、改めてティアナの顔を見つめる。
「先ほどもお話しましたが、オリジンの卵によって、ヒロキ様はその親と認められ、ソウマ様はオリジンの卵とヒロキ様を守る騎士として選ばれました。そこで私がお二人をこの世界にお呼びしたのです」
すると、ティアナの口からはそんな言葉が飛び出してきた。
それを聞いた途端、
「いや! その話は聞いてない! 初耳! ってここ異世界なの!?」
「僕も初めて聞いたけど」
蒼真は両手を振って慌て、弘祈は冷静に腕を組む。
「そうでしたっけ?」
対照的な二人の反応に、ティアナは卵を両手に乗せたままで、ただ小首を傾げるだけだった。
「練習室じゃ、ねーな……?」
「ここどこ……?」
見知らぬ場所に、揃って瞳を瞬かせる。
これまでいたはずの狭い練習室が急に開かれた場所になっていたのだから、二人が驚くのも無理はない。
もちろん、いつもの見慣れた音楽室でもなかった。
気づけば、手に持っていたはずの指揮棒の姿もない。蒼真だけでなく、弘祈も完全に手ぶらの状態だ。
今は、先ほどの言い合いの続きなどをしている場合ではないだろう。状況を把握する方が先である。
瞬時にそう判断した蒼真が何気なく足元を見ると、そこは先ほどまでの床などではなく、年季の入ったこれまた見知らぬ石畳になっていた。
そのまま視線を滑らせるようにして遠くへずらしていくと、まずは床と同じく石でできた壁が目に入る。さらにそこから視線を上げると、巨大な壁画があった。
壁画には、大きく羽を広げる鳥のような生き物が描かれている。
このような壁画も、練習室どころか、音楽室にだってなかったはずだ。そもそも、音楽室とここの壁では素材が違いすぎる。
壁画の大きさだって、音楽室の壁の面積よりもずっと大きいと思われた。
「あれ、もしかして夢でも見てんのかな……?」
目を擦りながら壁画を見上げて、蒼真がぽつりと呟いた時である。
「いらっしゃいませ」
背後から綺麗なソプラノが鈴の音のように響き、蒼真と弘祈の両肩が小さく跳ねた。
二人はすぐさま声のした方へと顔を向ける。
「……誰……?」
弘祈の口から一言だけ疑問が漏れると、声の主は柔らかな微笑みを浮かべた。
小柄な少女だった。
年齢はおそらく十四、五歳くらい。腰まであるホワイトシルバーのまっすぐな髪に、淡い緑青色の透き通った瞳が印象的な美少女である。
足首まで長さのある、ゆったりとした真っ白なワンピースを纏った姿は清楚としか言いようがない。
蒼真と弘祈がどうしていいかわからずに呆然と突っ立っていると、少女は上品な仕草で二人の方へと歩を進め、さらに言葉を紡いだ。
「私はティアナと申します。お二人ともようこそいらっしゃいました。まずはお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
ティアナと名乗った少女に訊かれ、我に返った蒼真がよくわからないままに自分の名前を告げる。
「あ、えっと、俺が小田桐蒼真で、こっちは……」
「永瀬弘祈です」
蒼真に続けて弘祈が名乗ると、ティアナは嬉しそうに顔を綻ばせた。
「ソウマ様と、ヒロキ様ですね。素敵なお名前です」
「いやー、それほどでも」
「蒼真は黙ってて」
ティアナに褒められた蒼真が照れくさそうに頭を掻くと、隣の弘祈からは間髪入れずに厳しい言葉が投げつけられる。
「何でお前に言われ――」
「あなた方には、これを南のリエンル神殿まで届けていただきます」
一瞬むっとして文句を言おうとする蒼真だが、ティアナがそれを遮るように口を開いたので仕方なく黙ることにした。
目の前の少女から、現在の状況について何らかの情報を得られるかもしれない。
そう期待したのだが、ティアナが発した言葉に、蒼真は首を傾げるのが精一杯である。
「届ける?」
「はい。これを届けてください」
静かに頷いたティアナは、これまで両手で大事そうに持っていた何かを二人に向けて差し出してきた。
「……何だこれ」
二人は反射的にティアナの手に目を落とすが、そこにあるのは小さくて真っ白な楕円形の物体が一つだけ。
「卵、かな」
弘祈が言った通り、それはどこからどう見てもニワトリの卵のように見えた。
ただ、表面は普通の卵よりもずっと滑らかで、天井から降り注ぐ明かりを眩しく反射している。
「これはオリジンの卵といいます」
「あ、やっぱ卵で合ってんのか」
ティアナの説明に、蒼真が「ふむふむ」と納得した様子で、改めてオリジンの卵に視線を落とした。
とりあえずはティアナの話を聞いておくことにする。
「でも、この卵を届けるってどういうこと?」
これまで卵をじっと見つめていた弘祈が顔を上げ、ティアナに問い掛けた。
「ああ、そういやさっきそんなこと言ってたっけ。いや、そもそもここってどこなんだよ。いきなり風景変わってびっくりなんだけど」
蒼真も倣うように顔を上げて、ティアナの整った顔に視線を向ける。
ティアナは二人の視線を受けても一切動じることなく、小さく咳払いをしてからゆっくりとした口調で話し始めた。
「ここはネスーリ神殿と呼ばれています」
「へえ、ここって神殿なわけね」
どうりで立派な壁画があるはずだ、と蒼真はまたも納得する。
隣で話を聞いている弘祈も同じようなことを考えたらしく、一人で興味深そうに何度も頷いていた。
「さっきはこの卵を南にある何とか神殿まで届けるって話だったけど、それはどういうこと?」
今度は弘祈がオリジンの卵を指差しながら、改めてティアナの顔を見つめる。
「先ほどもお話しましたが、オリジンの卵によって、ヒロキ様はその親と認められ、ソウマ様はオリジンの卵とヒロキ様を守る騎士として選ばれました。そこで私がお二人をこの世界にお呼びしたのです」
すると、ティアナの口からはそんな言葉が飛び出してきた。
それを聞いた途端、
「いや! その話は聞いてない! 初耳! ってここ異世界なの!?」
「僕も初めて聞いたけど」
蒼真は両手を振って慌て、弘祈は冷静に腕を組む。
「そうでしたっけ?」
対照的な二人の反応に、ティアナは卵を両手に乗せたままで、ただ小首を傾げるだけだった。
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