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第51話 ♥初めて〜のチンポ♪♥

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(私は革命軍の戦士……権力に溺れた無能な貴族や王たちに鉄槌を下す……来るべき日に備えて力を蓄え、同時に同世代における未来の権力者を把握し、並びに優秀な才能を見極めて、仲間に引き入れる……私たちの尊き理想のため、シィーリアス・ソリッドくん……君は必ず仲間にしてみせるわ)

 辿り着いたのはフォルトの屋敷。
 ジャンヌはフォルトの生活に関する情報は、将来的に色々なことに利用できるだろうと、いずれその場所や家の中の構造などを調べようと思っていたのだが、まさかこんなにアッサリとフォルトの屋敷に入れるとは思わなかった、

(屋敷の中にはある程度の結界は張っているようだけど、護衛はいない……なるほど……)

 屋敷の門を潜り、広い中庭を通ってから辿り着くフォルトの屋敷。この国に留学中の拠点。
 それでも、平民の自分たちには贅沢極まるほどのもの。
 
「ふむ……なんだかんだで三日続けて来てしまったな、フォルトの家に。迷惑ではないだろうか?」
「おーっほっほほ、愚問ですわ~シィーさん。むしろ、もういっそのことシィーさんもここに住んでよろしいですわ。部屋も余っていますし、ヲナホーもその方が喜ぶでしょうし、仕事も含めてヤリ甲斐があるというものですわ~」

 目に入る屋敷内の情報を頭の中に刻み込みながら、ジャンヌは目の前でくっついて歩いているフォルトとシィーリアスの様子を見ながら、少し呆れた……

(やれやれ、仮にも一国の姫だというのに、随分と彼にお熱ね……人材としてか、それとも男としてなのか……まぁ、それは分からないけど、ここまでベタベタされると、奪い取るのも少し骨が折れるかもしれないわね……)

 本来の目的は、フォルトとクルセイナが既に実施したというシィーリアスとの男女の友情の儀式を自分も行うため。
 とはいえ、それはそれほど大したものではないだろうとジャンヌは考えており、むしろ問題なのはここまで露骨にシィーリアスにベタベタするフォルトと、意外と積極的なクルセイナのこと。
 儀式をして形だけはイーブンにして、それからどうするか……

「ただいま帰りましたわ~」
「お邪魔します、ヲナホーさん!」
「またお邪魔させてもらおう」
「こんにちは~、失礼します」

 色々とこれからのことを考えながら、辿り着いた屋敷の扉を開いて四人は中に入った。

「はい、おかえりなさいませ、姫様。それに……うふふふ、シィー様♥」
「む!?」

 出迎えたメイドのヲナホー。初対面ではあるジャンヌだが、シィーリアスを見た瞬間に彼女の頬を赤らめた雌顔を見て、ジャンヌはピクッと反応した。

(まさかこのメイドさんも……)

 明らかに客人に対してではなく、想い人である男が現れたことに対する喜びの表情を浮かべて迎え入れるヲナホーに、流石にジャンヌも気づいたようだった。
 とはいえ、ここから先はもはや誰も何も隠す必要のないことが始まる。

「えっと、そちらの方は……」
「ええ、こちらはジャンヌさん。クラスメートですわ。なんと、身の程知らずにも、ワタクシたちと同じようにシィーさんと儀式がしたいと言っているのですわ~」
「あらあら、そうですか……いずれにせよ、ようこそお越しくださいました」
「いいえ、初めまして」

 そして、ここに来て更にジャンヌが反応する。
 自分を紹介したフォルト、そしてその話を聞いたヲナホーが、まるで人を小ばかにするような笑みを浮かべていたように見えたからだ。

(まったく、さっきから儀式儀式と、一体それが何だと―――)

 一体、彼女たちは自分の何を小ばかにしているのか? それが分からずに少しイライラしてきたジャンヌ。
 だが、次の瞬間……

「では、まずはシィー様。もうさっそく一発……ここでおもてなしを……おチンポしゃぶらせて頂きます」
「む、玄関でか?」
「ええ、もうここからエッチな儀式は始まるのです。僭越ながら、私がフェラをさせて頂きます」

 ヲナホーが両膝立ちの姿勢になり、メイド服をはだけさせ、いやらしく微笑みながら口を開けた。
 その言葉にシィーリアスは頷き、制服のズボンを降ろして、まだ臨戦態勢に入っていない逸物を晒した。


「…………( ゜д゜)?」


 そこで、ジャンヌは絶句した。

(……は? え? な、え? なにを……え? シィーリアスくんがズボンを脱いで……ッ!?)

 だが、その数秒後には……


「ちょおおお!? え、ええええ?! いや、え!? な、何をしているの! ちょ、シィーリアスくん! うそ、うそ! うそでしょ! 変態! 何で!? ちょ、早くしま、しまいなさいよぉ!」

「……え? ジャンヌ?」

「「「……………」」」
 

 顔を真っ赤どころか、むしろ青ざめさせて発狂したように声を上げるジャンヌ。
 処女であり、これまで男性との交際経験もないジャンヌにとっては生まれて初めて見た男の裸。男の逸物。
 まさか、こんな前触れもなくいきなり見てしまうとは思わず、ただその悍ましさに悲鳴を上げた。
 そんなジャンヌの反応にこうなることが分かっていた様子で落ち着いている、フォルト、クルセイナ、ヲナホー。
 一方でシィーリアスは……

「え、変態? ぼ、僕のことだろうか?」
「他に誰が! ふざ、な、いいからしまいなさい!」
「何故だ!? だって、君だって僕と儀式をと……」
「は?! って、何でそれで脱ぐの!? そもそも、儀式って何のことなの!?」
「なにって……エッチだよ!」
「……え……」

 聞き間違い? 思わず聞き返してしまいそうになるジャンヌ。
 だが、そんなジャンヌの反応にフォルトはニタニタして……

「ほーら、これで分かりましたわね、ジャンヌさん♪ 所詮、あなたは友情のためにシィーさんとエッチもできない半端者ですわ~」
「は……? い、いえ、だ、だって! え、えっちって、……え? うそでしょ!? ま、ってことは、フォルト! あ、あなたも、クルセイナも、か、彼と?」
「ええ~♥ もう、シィーさんとズボズボハメハメドピュドピュですわ~♥」
「ッ!!??」

 それは、完全にジャンヌの想定外。いや、想像すらしなかった。

(う、うそでしょ? そんなことって……いえ、それともこれは私を引き下がらせるための嘘とか……)

 友情を深め合うためにエッチをする。
 そんなこと想定できたはずもなく、何よりもフォルトとクルセイナが既にソレを実施したということにジャンヌは度肝を抜かれ、同時に「嘘ではないか?」と疑念を抱く。
 が……

「じゅっぽじゅっぽじゅっぽ♥」
「お、ん……ヲナホーさん……おお、即尺してくださるのだな?」
「ふふ、ぷはっ♥ 少し蒸れているおチンポ、美味ですよ♪ れろ、ぺろ、ちゅぷ♥」

 そのとき、そんな自分を無視して、ヲナホーがいきなりシィーリアスの逸物をしゃぶって舐め始めた。

「ちょ、あ、あなた、何をしているの!?」
「ん? ぷはっ、何って……シィー様のナニをナニしています♥ シィー様の逞しすぎるチンポを放置なんてありえませんし……うふふ、ほら、大きくなりました♥」
「ひっ!?」

 フェラしてますが何か? そんな態度のヲナホー。
 そして同時に、その一しゃぶりで見る見るうちにバキバキに勃起していくシィーリアスの逸物。

「う、うそ、ひっ、あ、な、なん……」

 男性器を見るのも初めてなジャンヌにとって、逸物が勃起する過程を見るのも初めてであり、もはや玄関の壁に背を預けてそのまま腰を抜かしたようにずり落ちていく。
 そんな中で……

「ぐっ、ま、待つのだ、ヲナホー殿!」

 そこでクルセイナが顔を赤くして止めに入る。
 
(クルセイナ……顔を赤くして、あ、やはり、彼女からしてみてもこの状況はおかしいのよね? だから止めるのよね? 彼女は貴族だけど常識人な感じがするし、どう考えてもこの状況はおかしいもの――――)

 貴族嫌いのジャンヌだが、ここでクルセイナの反応にはホッとして嬉しくなった……のも束の間―――


「いきなりシィー殿のチンポ殿をしゃぶるのはずるいではないか! 私とて学園で色々あって、今日はまだシィー殿におマンコしてもらっていない……まずは順番を決めようではないか!」

「って、あんたもなのぉ!?」


 ここに、ジャンヌが思う常識など存在しない。


 そして、ジャンヌの常識も今日限り崩壊することになる。



――あとがき――
新たに長編投稿しました。
併せてこちらもよろしくお願いします。

【R18】異世界クラス転生~君との再会まで長いこと長いこと
https://www.alphapolis.co.jp/novel/722145744/743637876
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