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第34話 勉強会企画

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(ちょ、シィーさんったら手が早いですわ! もしこれで彼女にまでおマンコして堕としでもしたら……)
(くっ、シィー殿は私たちが居るというのに! これではシィー殿とのおマンコの時間も減って……)

 と、二人して同じようなことを思って焦ったのだが、そこでジャンヌは……


「友達になって勉強を教えてくれ……ね。確かに君にとってはメリットがありそうね。でも、私はいきなり人に頼ろうとする人って、あまり好きではないの」

「え……?」

「君が強いのは分かったし、君が『正義の味方』を志しているのは分かったけれど、それ以外のことを何も知らない君に、私の方から時間を割く気はないわ」

「……えっと……そ、それは僕の友達にはなってくれないと……」

「君に力を貸したい、友達になりたい……そう思える姿や努力を見せてくれたら考えてあげるわ」


 そう言って、ジャンヌは笑顔で断り、背を向けた。
 そんなジャンヌの姿に……


「あ~ら、随分と心の狭い娘ですこと! 出来ないことを出来ないと素直に言える人に背を向けるだなんて~。シィーさん、そんな娘に頼ることなんて何もありませんわ! シィーさんのお勉強は、大・親・友、であるワタクシが見て差し上げますわ! クルセイナさんもいいですわね! 放課後、シィーさんとお勉強会ですわ!」

「え、あ、えっと……まぁ、私も構いませんが……」


 フォルトはどこかホッとしたように高笑いしながらそう宣言する。


「フォルト! クルセイナ! ありが……い、いや、しかし……今彼女から言われたが、人にいきなり頼るのはと……」

「ええ、そうですわ、シィーさん! いきなり他人に頼るのは間違いですわ! し・か・し! ワタクシたちは親友ですわ! 親友が困っているところを助けるのは当然のこと! シィーさんもワタクシたちが助けて欲しい時や、『シテほしい』ときがあるときは、お願いを聞いてくださるでしょう?」

「それはもちろんだとも! し、しかし……」

「というわけで、シィーさん、この学園でシィーさんの一番の大親友であるこのワタクシが、一肌も二肌も脱いで差し上げますわ~♪ ……ボソ……脱ぎ過ぎたワタクシのお相手もお願いしますわ♥」


 最後に怪しいことを耳打ちするフォルトだが、その言葉にシィーリアスは感動。

「ありがとう、フォルト! 君は本当に僕を猛烈に感動させてくれる! そして、クルセイナもだ! 二人のその想いに応えるためにも、僕は猛烈に勉学に励むぞォ!」

 と、宣言するのだが……


「そして、二人も僕に何かして欲しいことがあればいくらでも言ってくれ! 僕にできることなら何でもしよう!」

「「な、なんでも……」」

 
 そのとき、一瞬だけ「凛々しく誇り高い姫と貴族」とクラスメートたちから思われているフォルトとクルセイナの表情が一瞬だけ緩んだが、すぐに二人は気を取り直した。


「お、お~っほっほっほ! 気にしないでくださいませ! 打算がないのが友情ですわ~♥(これでシィーさんの親友ポジションはワタクシとクラスに思われたでしょうし、平民であるシィーさんにも分け隔てない心の広い姫として認識されたはずですわ。あとはいっぱいおマンコ中出しパーティーで、既成事実を♥)」

「うむ、水臭いことを言わないでもらおう、シィー殿。我々の仲ではないか(何が打算がないと……とはいえ、シィー殿が色々な意味でまだ判断に困る立場である以上、私もシィー殿の内側に入り込んだ方がよいだろう……そのためには脚でも腹筋でも二の腕でもチンポ殿でも舐め……だって、シィー殿は私のお口を気持ちいいって……ああ、先ほど膣内に放たれた精子が溢れ……♥ ではなく、そう帝国のためにも)」


 そんな二人の笑顔の中身は打算だらけではあった。
 
「あら、意外ね。いえ、戦闘能力的にもやはり魅力ということかしら? 姫や貴族が平民の彼に関わるのは。とはいえ、0点相手だと中々勉強を教えるのも大変じゃないかしら?」

 そして、ジャンヌだけはその二人の心の内を見透かしたかのように皮肉めいた笑みで告げる。
 二人の態度は「打算」なのだろうと。
 すると、フォルトは……


「おーっほっほ、それはもう将来有望のシィーさんに友としても女としても惹かれるのは当然ではなくて? それに、むしろ0点であることがシィーさんの無限大の可能性を示唆していますわ~」

「あら、そうなの?」

「ええ。こじんまり淡々と100点を取るのではなく、0点というテストという枠組みでは測れない器とも言えましてよ! ましてやこの学園の生徒なら誰もが一度も取ったことのないような点数を早々に取る! すなわち、100点よりすごいのですわ~さすがはシィーさんですわ~~~!」

「……な、なんなのかしら、その理論」

 
 自信満々に高笑いするフォルトに、流石のジャンヌも苦笑している。
 一見、フォルトがあまりにも自信満々に言うものだから、本当にそうなのかもしれない……と、一瞬思う者も居たが……


((((いや、0点は0点なんだから100点よりすごいとはならんだろう……))))


 と、心の中で突っ込みいれた。


 とはいえ、既にシィーリアスに蕩けてしまっている二人では、もはやミリアムとオルガスの二の舞になるのだった。


 そもそも、フォルトの屋敷に行く時点でこうなるのは当たり前のことだった。


 何故なら、フォルトもクルセイナも存分に学園でシィーリアスとセックスして膣内射精までしたが、屋敷には堕ちたメイド・ヲナホーが居るのだから。


 ただ、今日は授業の終わりにすぐ帰るのではなく、学園でもう一つだけイベントがあった。
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