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第19話 ♥ これがディス・イズ・エッチです! ♥

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 侯爵家の令嬢という身でありながらも、魔法や剣なども幼少期から英才教育を施されて文武に秀でたクルセイナは、その辺の街娘のようなか弱さなどなく、多少の痛みには顔色を変えずに小動もしない。

「んぼぉおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオ―――ッッッ!!??」

 破瓜の痛みは例外であった。
 発狂したかのように泣き叫んだ。

「ぐぉ、んごぉお、ぐっ、あ、な、んがぁあ……な、なんだ、こ、これは……こ、これが……これが」

 挿入され、これまで生きてきた中で最大に膣穴が広がって、しかしそれでも収まりきらないかのようにギチギチに無理やり詰め込まれたシィ-リアスの逸物。
 貫かれた処女膜の余韻や感傷などに浸る余裕もないほど、精神が狂う。

(な、なんということだ……これが、男性器……これが……セックス……これがエッチだというのか! これほどの凄まじい衝撃を受けて……これほど腹の中から全身を引き裂かれるような痛みを受けながら……フォルト姫はアレほどまでに嬌声を上げていたというのか!? うそだ……)

 灼熱の肉棒が焼けつくような痛みをクルセイナに与える。

「はあ、はあ、んくっ、う、ぁ……」

 アレほどクンニしてもらったというのに、それでもこれかと涙を流しながらクルセイナは息を整えようとする。
 そんなクルセイナの顔を覗き込み、シィーリアスは吐息がかかる距離まで顔を寄せ……

「うむ、僕のチンポはどうだろうか?」
「ぶぷっ!?」

 どうも何もない。どう答えればいいかクルセイナは分からなかった。
 だが、本来ならまさに「どうもこうもあるか」と叫んでいるはずが、そうではなく……

(チンポ……そうか……シィーリアスの男性器はチンポというのか……何だろう……何という下品で卑猥な響きだ……し、しかし、それでもこのチンポを私は受け入れた……姫様と同じように……チンポ……チンポか……)

 生まれてから一度も言葉にしたことのない下品な単語だが、この状況になるとクルセイナの心にも変化が生じる。
 逸物に貫かれてセックスをしている今この状況だと、痛いはずなのに心と膣がキュウッと締め付けられるような感覚がして、胸が高鳴った。

「あ、ああ……わ、悪くない……お前のチンポは……ッ!」
「うん、そうか!」

 そして、実際に心の中でだけでなく、口に出して「チンポ」と言った瞬間、クルセイナは火が出るほどの羞恥を覚えてよがる。
 しかし同時に……

(い、言ってしまった……侯爵家の人間である私が、男に向かってチンポ悪くないなんて……いや、でも……何だろう……少しずつ痛みが治まりだすと……ようやく私の膣もチンポの感覚を……あぁ、すごい……チンポが私の膣内でドクンドクン鼓動している……チンポが)

 本当に「悪くない」という気持ちになってしまっていた。
 
「クルセイナ。んちゅっ」
「んぶっ!?」

 そして、そんなクルセイナにシィーリアスはキスをする。
 唇を重ね、そのまま舌でペロリとクルセイナの唇を一周舐めまわしてから、その舌を口内に捻じ込む。

(あ……あぁ、キス……これ、私のファーストキス……わ、私は……チンポを入れられながら、ファーストキスをシィーリアスと……いや……ファーストキスはシィーリアスの脚にか……でも、唇同士は……初めて……シィーリアスに舌を食べられるようなキスをされて……)
 
 それは幼い頃の絵本で呼んだようなロマンチックなものとは違う。
 白馬の王子様がお姫様相手にするようなものとは違う。
 ただの雄と雌が性で快感を得るかのようなキス。

「んじゅぶる、じゅぶ、じゅぶる、じゅぶ」
「んぐっ、ん、じゅ♥ ンン♥ ん♥ ん、れろ♥」

 絡みつく舌と唾液の音がピチャピチャと響き渡る。

(シィーリアスの体から複数の香り……一つは女物の香水のような香り……あっ、そ、それはフォルト姫の……そうか、フォルト姫の匂いがついて……だが、もう一つは? 何だか汗ばんでいるというか生臭いというか……ッ!? こ、これ、ひょっとして、シィーリアスが先ほど私のアソコを舐めていた!? ぐぅ……恥ずかしい……う、上書きせねば)

 挿入抱っこの状態のまま唇を舐られ回すクルセイナは、次第と自分からもシィーリアスの舌に自らも絡みつくようにしていく。
 少しぎこちない、キスも初めてなクルセイナだったが、本能が突き動かした。

(あぁ、キスがすごい……そして同時に……キスしながら、シィーリアスのチンポが膨らんで……この男、私とのキスをオカズにしてチンポをもっと大きくさせている……)

 そして、唇や膣など各部位の状況も把握できるほど落ち着いてきたクルセイナ。
 その様子を確認し、シィーリアスはゆっくりと逸物を引き抜くような感じで腰を引き、そしてゆっくりとまた奥へと挿入していく。

「んはぁあああああん♥♥♥」

 クルセイナが全身を震わせて声を発してしまう。
 それは、痛みによる声ではない。


(ッ、わ、私は今、こ声を……あ、あんないやらしい声を……シィーリアスのチンポで私……で、でも、何だろう……姫様にはパンパンパンパン叩きつけていたのに……私はまだそこまでに達していないので気を使っているのだろうか? いや、しかしそれでも……ゆっくりと引いて、パチンと叩きつける……逸物を包む私のアソコの膣壁に自分の逸物を擦りつけて刷り込むように……ッ!? わ、私は刷り込まれているのか!? シィーリアスのチンポに膣を……改変させられ……)

「すごい……クルセイナはちゃんと足腰を鍛えられているから締まりがとてもいい……マンコの締まりが猛烈によいではないか!」

(こ、この男!? ま、また下品な言葉を……マンコだなんて……マンコ……あぁ、わ、私のマンコがシィ―リアスのチンポと一つになって……)

「じゃあ、少しずつ動くよ!」

「んはぁ!? あ、ああ♥ んんご♥ お、ぉおおおお♥ こ、これはぁ♥♥♥」


 そして、これがセックス。
 
(な、なんだこれは!? こ、これ、信じられない! せっくすだ! えっちだ! 私はいま、エッチの真っただ中にいる! シィーリアスのチンポでマンコの奥深くまで犯されて……し、子宮だ……ここでノックされているのは子宮だ! シィーリアスがこじ開けようとしている! 私のマンコを!?)

 徐々に加速するシィーリアスの腰の動きは、やがてパンパンパンパン音を立ててクルセイナの膣内を暴れまわる。

「んはぁあ、んぐっ、あ、ああぁああ♥♥♥ んぎィ♥ あ゛♥ あ゛♥ す、すごい……も、もう無理ぃ! チンポがさっきからすごいィィ♥」
「うん、君のマンコも最高だよ、クルセイナ!」
「あ、ああ、良いのか? 私のマンコで良いのか? こんなチンポと釣り合いが取れるほど、あん♥ 私のマンコはいいのか!?」
「もちろんだとも!」
「そ、そうかぁ♥」

 立ち櫓でピストンされているクルセイナは基本的にされるがまま。
 だが、少しでも自分も動きたいと、両手をシィーリアスの頭に回し、顔を寄せ、今度は自らシィーリアスにキスをして舌を入れた。

「んちゅっ、クルセイナ、ん♥」
「ん♥ きしゅぅ♥ きす♥」

 ぎこちないながらもチロチロと自ら舌を動かすクルセイナ。やがて口を離し、少し不安そうに上目遣いで……

「わ、私のマンコだけじゃなく……キスはどうだろうか?」
「ああ、君の友情を感じるぞ! クルセイナ、僕は君とのキスに猛烈に興奮している!」
「そ、そうか……えへへ♥」

 そのとき、これまで凛として生真面目で堅物な印象だったクルセイナが、幼い少女のように嬉しそうに笑った。


「そうだとも! 僕の腰は止まらんぞ! 君の中で果てるまで!」

「んあぁあ♥ す、すごぉい♥ キスで、シィーリアスのチンポがもっとすごくなったぁ! わ、私のマンコとキスでシィーリアスが興奮して、ん♥ あ♥ 私の膣内で……私の中で果てようとしている! トリスタンとランスロットだけではなく、きっとパーシバルも仕込むつもりだ!」

「トリスタン? 誰だい?」

「き、気にするな、未来でいずれわか……んぐっ♥ もう、くれ! 出してくれ! んぁぁあああ♥ 遠慮はいらん! この私のマンコの奥深くまであなたの精液を!」

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