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第八章
第253話 罪
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「それより、朝倉くん……、君たちは……一体何をしに来たんじゃ? 誰かを探しに来たと言っておったが……」
「ん、ああ。俺たちは……『ガラスの勇者・アウリーガ』とかいう奴を探しに来たんだよ。お前、知らねーか」
「ッッ!!??」
宮本の隠し事がどうであれ、俺はただ、俺たちの目的を一言告げた。
すると次の瞬間、宮本の表情が強ばった。
「………………どこで……その人物を…………」
その時、俺と綾瀬とカー君は直感的に分かっちまった。
理由までは分からない。
何で宮本が俺たちを遠ざけようとしたのかは分からない。
だが、今の反応は明らかに、『アウリーガ』という存在そのものが、宮本が俺たちを遠ざける理由だと言ってるようなものだった。
「おいおいおい。俺はただ、かつて亜人も魔族も含めて一つになる世界を目指しながらも心を壊し、称号も得られずに消えた勇者って話だけしか知らねーんだが……なんか、あんのか?」
「元人類大連合軍だったという話だけで、私も知らないのに、どうして宮本君が知っているの?」
世界にその名を轟かせる前に消えた勇者を、なぜ亜人である宮本が知っている?
そして、なんだ? なんで、そんなに苦しそうな顔をしているんだ?
「………朝倉くんと綾瀬さんは…………知っているのはそれだけなのかのう?」
その質問は、俺と綾瀬の二人に投げかけられた質問で、カー君は含まれていなかった。
「備山さんは知らないし、あんな性格じゃから……ただ、加賀美君もそれだけなのかのう?」
俺たちだけに聞く質問。それは俺たちだけに関わる何か。
俺たちに共通しているのは、何だ? そんなもん、一つしかない。
「へ~い、みやもっちゃん、パナイ暗いね~、どうしたどうした?」
「ミスターケンドー、ユーもフェイバリットソングをテルミー!」
加賀美やミルコたちが茶化しに入るが、宮本は苦しそうに俯いたまま。
それは、こいつが何か人に言えない、何かを抱え込んでいると察することができた。
「のう、みんな…………」
その時、宮本が迷いながらも口を開いた。
「自分でも意識していなかった、考えてもいなかった、忘れてすらいたかもしれない……しかし、それでもワシらが被害者であり、自分こそが加害者であると訴える人を前にして……どうすればよいかのう?」
その質問の意味はまるで理解できなかったが、ただ不思議と俺たちは黙っていた。
ふざけていたミルコや加賀美ですら、妙な空気を察して演奏をやめていた。
どういうことだ? 俺たちの誰かがそう聞く前に、宮本は続けた。
「ワシは答えが出なかったよ。思わずワシが自分の正体を彼に明かすと、彼は何度も何度も『自分のことを殺してくれ』、『殺してくれ』、『すまなかった』、『すまなかった』と謝罪し、追い詰められているその人を見て、答えがでなかった。それどころか、逆に今の自分の人生や考えが揺らいで狂いそうになる。だから……だからみんなには教えたくなかった。もし今を懸命に、そして充実に今の人生を過ごしているのなら、むしろ知らない方が良い……知ってしまったワシだけで解決するしかないのかと思っていた………」
カー君とユズリハ、そしてジャックポットは何の話をしているのか分からないといった表情だ。
勿論、俺たちだって分からない。
ただ、それでも分かる。
これは、『俺たち』に関わる大切な話を、宮本はずっと抱え込んでいたということだ。
「ワシはこれだけ生きても、どうすればよいのか分からなかった。恨みはないのに、しかし許すと簡単に言っても良いのかも分からぬ。そして……放っておくこともできず、こうして何度も彼の様子を見に来ては……結局、迷って立ち去ることしかできず……ワシは………『僕』は分からない! わからなくて、でもわからなくて、わかるって、でもなにもできないんだよ」
もう一つ、分かったことがあった。
今、この場で言葉を発し、そして気持ちを語っているのは、亜人の剣豪・バルナンド・ガッバーナじゃねえ。
俺たちと同じクラスメートだった、宮本という男がフラッシュバックのようによみがえっている。
そして、その時だった。
「……………………………………ミヤモトクン…………」
俺たちじゃない。俺たち以外の誰かが「宮本」の名前を呼んだ。
「えっ!」
「なっ、だ、誰だ!」
ありえない。その名前を、そしてその意味を知る者は限られている。
なら、誰だ?
そこには、瓦礫の上に立った一人の男が居た。
「ッ!」
錆び付いた鎧。半分まで切れて、既に変色したマント。
引き摺る足。そして、隻腕。
布切れ一枚の他の廃人たちとは違う。
だが、こいつもまた、もう瞳が壊れている。
「あ、ミヤ、モトくん……あ、ああ、……ミヤ、モトくん」
その男は壊れた目で、宮本の姿を見た瞬間、足を引きずりながらも懸命に瓦礫の山から落ちてきた。
そして壊れた瞳から、涙がボロボロとこぼれ落ちた。
「コロシテクレ…………おねがいだ……俺を……コロシテ」
宮本の足元にしがみつく様に懇願する異常な男。
だが、その男の破れたマント。すでにボロボロでかすれているが、それでもそこに描かれていたであろう紋章に、俺たちは目を見開いた。
「こ、これは! 希望の太陽! じ、人類大連合軍のシンボル!」
「ッ、お、おいおい、まさか、まさかこいつが……!」
これが、ママやタイラーたちが認めた、「勇者」になれたはずの男。
「おねが、い、コロシテ、……俺、自殺できないんだ…………『聖騎士カイレ様』の加護を受けたこの体は……自殺ガデキナインダ! おねがいだから、きみのてで、ころしてくれ。君のふくしゅうをはたしてくれ!」
ある程度は予想していたが、本当に心を壊して既に正常じゃねえ。
まだ、年齢だって二十代後半から三十前半ぐらいだろうに、もう見るに耐えねえぐらいの姿だ。
「あなたが、『ガラスの勇者・アウリーガ』なのかしら?」
綾瀬が戸惑いながらも、男に訪ねた。
すると男は突然、錯乱したように頭を抱えた。
「違う! チガウチガウチガウチガウチガウチガウチガーーーーーーーーーーーーーーーーウ! 勇者じゃない! おれは、ゆうしゃちがっ、ちげっ、ちがっ! ちがうんだー! ゆうしゃじゃえええええい、ちぃがぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!」
なっ、何が!
でも、俺たちは手を差し伸ばすこと憚られるほど泣き叫ぶ男を、ただ呆然と見るしか出来なかった。
そして……知ってしまう……。
「俺は、おえ、おれ、お、うえええ、お、れは、ただの、ヒトゴロシだ。ヒトゴロシ! ひとごろし! おれはああああ!」
人を殺した。それは、ここに居るほとんどのやつにも言えることだ。
戦争が繰り広げられるこの世界で生き抜く上で、みんな何かしら手を血に染めていることもある。
加賀美にいたっては……もっと……
だが、男が「人殺し」だと言った言葉は、戦争とか、そういう意味の言葉を指していなかった。
「俺は…………まだ、まだ、将来が…………、何の罪もない子供を、…………まだ、………こうこうせい……彼らは高校生だったのに!」
――――――――――――ッ!?
「あんな……あんな追い越しの車…………もっと、ハンドルをしっかり…………うんて、んしていれば……ミヤモトくんも……あのこたちも………………死ぬことはなかったのに! 俺がちゃんとバスを運転していたら!」
帝国の姫は、言葉を失った。
世界最悪の愉快犯の笑いが響かなかった。
ロックの魔王の音楽は流れなかった。
ギャルのカリスマすら、茫然自失だ。
「なんで……………………」
なぜ?
俺たちはその言葉以外、何も発することができず、ただ日は完全に沈み、ゴミダメの島に夜が訪れた。
それでも俺たちは、何もできなかった。
「ん、ああ。俺たちは……『ガラスの勇者・アウリーガ』とかいう奴を探しに来たんだよ。お前、知らねーか」
「ッッ!!??」
宮本の隠し事がどうであれ、俺はただ、俺たちの目的を一言告げた。
すると次の瞬間、宮本の表情が強ばった。
「………………どこで……その人物を…………」
その時、俺と綾瀬とカー君は直感的に分かっちまった。
理由までは分からない。
何で宮本が俺たちを遠ざけようとしたのかは分からない。
だが、今の反応は明らかに、『アウリーガ』という存在そのものが、宮本が俺たちを遠ざける理由だと言ってるようなものだった。
「おいおいおい。俺はただ、かつて亜人も魔族も含めて一つになる世界を目指しながらも心を壊し、称号も得られずに消えた勇者って話だけしか知らねーんだが……なんか、あんのか?」
「元人類大連合軍だったという話だけで、私も知らないのに、どうして宮本君が知っているの?」
世界にその名を轟かせる前に消えた勇者を、なぜ亜人である宮本が知っている?
そして、なんだ? なんで、そんなに苦しそうな顔をしているんだ?
「………朝倉くんと綾瀬さんは…………知っているのはそれだけなのかのう?」
その質問は、俺と綾瀬の二人に投げかけられた質問で、カー君は含まれていなかった。
「備山さんは知らないし、あんな性格じゃから……ただ、加賀美君もそれだけなのかのう?」
俺たちだけに聞く質問。それは俺たちだけに関わる何か。
俺たちに共通しているのは、何だ? そんなもん、一つしかない。
「へ~い、みやもっちゃん、パナイ暗いね~、どうしたどうした?」
「ミスターケンドー、ユーもフェイバリットソングをテルミー!」
加賀美やミルコたちが茶化しに入るが、宮本は苦しそうに俯いたまま。
それは、こいつが何か人に言えない、何かを抱え込んでいると察することができた。
「のう、みんな…………」
その時、宮本が迷いながらも口を開いた。
「自分でも意識していなかった、考えてもいなかった、忘れてすらいたかもしれない……しかし、それでもワシらが被害者であり、自分こそが加害者であると訴える人を前にして……どうすればよいかのう?」
その質問の意味はまるで理解できなかったが、ただ不思議と俺たちは黙っていた。
ふざけていたミルコや加賀美ですら、妙な空気を察して演奏をやめていた。
どういうことだ? 俺たちの誰かがそう聞く前に、宮本は続けた。
「ワシは答えが出なかったよ。思わずワシが自分の正体を彼に明かすと、彼は何度も何度も『自分のことを殺してくれ』、『殺してくれ』、『すまなかった』、『すまなかった』と謝罪し、追い詰められているその人を見て、答えがでなかった。それどころか、逆に今の自分の人生や考えが揺らいで狂いそうになる。だから……だからみんなには教えたくなかった。もし今を懸命に、そして充実に今の人生を過ごしているのなら、むしろ知らない方が良い……知ってしまったワシだけで解決するしかないのかと思っていた………」
カー君とユズリハ、そしてジャックポットは何の話をしているのか分からないといった表情だ。
勿論、俺たちだって分からない。
ただ、それでも分かる。
これは、『俺たち』に関わる大切な話を、宮本はずっと抱え込んでいたということだ。
「ワシはこれだけ生きても、どうすればよいのか分からなかった。恨みはないのに、しかし許すと簡単に言っても良いのかも分からぬ。そして……放っておくこともできず、こうして何度も彼の様子を見に来ては……結局、迷って立ち去ることしかできず……ワシは………『僕』は分からない! わからなくて、でもわからなくて、わかるって、でもなにもできないんだよ」
もう一つ、分かったことがあった。
今、この場で言葉を発し、そして気持ちを語っているのは、亜人の剣豪・バルナンド・ガッバーナじゃねえ。
俺たちと同じクラスメートだった、宮本という男がフラッシュバックのようによみがえっている。
そして、その時だった。
「……………………………………ミヤモトクン…………」
俺たちじゃない。俺たち以外の誰かが「宮本」の名前を呼んだ。
「えっ!」
「なっ、だ、誰だ!」
ありえない。その名前を、そしてその意味を知る者は限られている。
なら、誰だ?
そこには、瓦礫の上に立った一人の男が居た。
「ッ!」
錆び付いた鎧。半分まで切れて、既に変色したマント。
引き摺る足。そして、隻腕。
布切れ一枚の他の廃人たちとは違う。
だが、こいつもまた、もう瞳が壊れている。
「あ、ミヤ、モトくん……あ、ああ、……ミヤ、モトくん」
その男は壊れた目で、宮本の姿を見た瞬間、足を引きずりながらも懸命に瓦礫の山から落ちてきた。
そして壊れた瞳から、涙がボロボロとこぼれ落ちた。
「コロシテクレ…………おねがいだ……俺を……コロシテ」
宮本の足元にしがみつく様に懇願する異常な男。
だが、その男の破れたマント。すでにボロボロでかすれているが、それでもそこに描かれていたであろう紋章に、俺たちは目を見開いた。
「こ、これは! 希望の太陽! じ、人類大連合軍のシンボル!」
「ッ、お、おいおい、まさか、まさかこいつが……!」
これが、ママやタイラーたちが認めた、「勇者」になれたはずの男。
「おねが、い、コロシテ、……俺、自殺できないんだ…………『聖騎士カイレ様』の加護を受けたこの体は……自殺ガデキナインダ! おねがいだから、きみのてで、ころしてくれ。君のふくしゅうをはたしてくれ!」
ある程度は予想していたが、本当に心を壊して既に正常じゃねえ。
まだ、年齢だって二十代後半から三十前半ぐらいだろうに、もう見るに耐えねえぐらいの姿だ。
「あなたが、『ガラスの勇者・アウリーガ』なのかしら?」
綾瀬が戸惑いながらも、男に訪ねた。
すると男は突然、錯乱したように頭を抱えた。
「違う! チガウチガウチガウチガウチガウチガウチガーーーーーーーーーーーーーーーーウ! 勇者じゃない! おれは、ゆうしゃちがっ、ちげっ、ちがっ! ちがうんだー! ゆうしゃじゃえええええい、ちぃがぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!」
なっ、何が!
でも、俺たちは手を差し伸ばすこと憚られるほど泣き叫ぶ男を、ただ呆然と見るしか出来なかった。
そして……知ってしまう……。
「俺は、おえ、おれ、お、うえええ、お、れは、ただの、ヒトゴロシだ。ヒトゴロシ! ひとごろし! おれはああああ!」
人を殺した。それは、ここに居るほとんどのやつにも言えることだ。
戦争が繰り広げられるこの世界で生き抜く上で、みんな何かしら手を血に染めていることもある。
加賀美にいたっては……もっと……
だが、男が「人殺し」だと言った言葉は、戦争とか、そういう意味の言葉を指していなかった。
「俺は…………まだ、まだ、将来が…………、何の罪もない子供を、…………まだ、………こうこうせい……彼らは高校生だったのに!」
――――――――――――ッ!?
「あんな……あんな追い越しの車…………もっと、ハンドルをしっかり…………うんて、んしていれば……ミヤモトくんも……あのこたちも………………死ぬことはなかったのに! 俺がちゃんとバスを運転していたら!」
帝国の姫は、言葉を失った。
世界最悪の愉快犯の笑いが響かなかった。
ロックの魔王の音楽は流れなかった。
ギャルのカリスマすら、茫然自失だ。
「なんで……………………」
なぜ?
俺たちはその言葉以外、何も発することができず、ただ日は完全に沈み、ゴミダメの島に夜が訪れた。
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