215 / 290
第七章
第211話 反逆開始
しおりを挟む
気付いたら喚いていた。
お忍びで、時間や手間をかけてここまでバレずにたどり着いたのに、俺は何も気にせずただ地の奥深くから叫んだ。
もう、ただ苦しくて、ただ楽になりたいと思ってしまうほどに。
「誰だ、そこに居るのは!」
「お前、所属と名前を言え!」
「ッ、ちょっと待て! あれは……あれは、ヴェルト・ジーハ! なぜこの階に! しかも、なぜ制服を着ている!」
大声で騒ぎすぎた。異変を察知した看守たちが武器と杖を携えてゾロゾロと現れて、俺を取り囲んでいた。
その目は戸惑いと、若干殺気立っているように見えたが、俺にはどうでもよかった。
「ヴェルト・ジーハ! お前のことは将軍からしっかりと見張るように言われている。なぜ、お前がここに居る! どうやって、ここまでたどり着いた! 一体何の目的があってここに居る! 答えろ!」
タイラーのことがあるから、殺されはしないんだろうけど、今まで以上にこれからの生活は厳しくなるか……でも、何だかそれもどうでもよくなった。
結局俺は何もできなかった。唯一できるかと思った加賀美への復讐すらできなかった。
もう、消えてなくなりたいぐらいだ。
「朝倉君、一つだけあるよ」
その時、どこか悪だくみを思いついたような加賀美が、ニヤついた笑みを俺に向けていた。
「人類が滅ぶことを防ぐことも、魔族や亜人を存続させることも、………手段は一つだけ残されている」
その悪魔のような言葉は、俺の意識を思わず覚醒させた。
「無駄口を叩くな、マッキーラビット! ヴェルト・ジーハも、その場を離れろ!」
何を言ってんだ? こいつは。
手段がある? 一体、何があっていうんだ?
「朝倉君。要するにだ、人類だ魔族だ亜人だ神族だ、そんなくだらない種族争いなんてさ、取っ払っちまえばいいのさ」
「どういうことだ?」
「朝倉君、世界はどうして戦争を続けている? 世界が戦争をする大義名分は何だい?」
今更何だ?
戦争をする理由?
自分の種族を守るため? 恨み? 正義?
挙げればキリがねえ。
「パナい簡単さ。要するに、神族大陸を手に入れるためさ。言うなれば、あの広大で資源も豊富な大陸の陣取り合戦をしているから……そして、あの大陸の支配者が誰も居ないからさ」
そう、それは根本的な戦争の原因。
神族大陸の派遣を争う戦い。そのために世界は何年も戦争を繰り広げて来た。
「なら、支配者になればいい」
「あっ? 加賀美………お前、何を言ってんだ?」
俺は思わず震えあがった。
こいつは、どうしてこんなことを、さも「今からカラオケに行こう」みたいなノリで言っちまうんだと。
「人も、魔族も亜人も、ラブ・アンド・マニーも、ましてや神すら関係ない。ヴェルト・ジーハ自身が、神族大陸の支配者になればいいのさ。誰にも手を出させない、唯一無二の存在にね」
そんなこと、出来るはずがねえ。
「神族大陸で争いが続くなら、神族大陸から全員追い出せばいい。それでもそれぞれの種族の大陸に乗りこんでまで戦争続けるなら勝手にやらせればいい。どう? パナくない?」
相手を滅ぼしたり負かして戦争を無くすのではなく、相手を追い払って戦争を無くす?
無理に決まってんだろうが。世界の勇者だ魔王だ獣どもを、全員まとめて俺が追い払えって言うのか?
「バカか、テメエは。俺に、世界征服しろってのか?」
「そうさ、パナい分かりやすくっていいっしょ?」
本当にバカげてる。こいつは………
「加賀美、テメエは帝国で俺のダチや昔馴染みの奴らに手を出し、殺した」
「やったのはサイクロプスじゃん?」
「その上、俺をこんな状況に落とし、その上で俺に更にメンドクせーことさせて、テメエは楽しもうってハラか?」
「正解♪」
本当に、バカみたいな話だ。
「簡単に言ってくれるぜ。俺には嘘でみんなを騙すことができねえ。だから、いっそのこと敵に回しちまえってことかよ」
「そうそう、開き直っちゃえば?」
タイラーの話に従えば、ウラたち魔族、ムサシたち亜人の世界が壊れる。
神族復活をちらつかせての、大きな戦争が沈静化しているこの状況下もいつまでも続かない。
世界規模での人間、亜人、魔族の和睦は絶対にいつまでも続かない。
神族大陸が存在する限り、生物はその世界を食い荒らす。
「朝倉君、俺たちの世界もそうだったっしょ。人間同士で世界全部が分かり合えたかい? 俺たちが知らなかっただけで、世界は常に戦争で溢れていた」
「うるせえ! 黙れ!」
「そして、君も俺もこの世界のこの人生では知っている側に、関わらずにはいられない側になってしまった。もうね、傍観者じゃいられないっしょ」
だから、何でそれをどうにかするのが俺なんだよ?
「どうして俺なんだ?」
「さあ? 君だからじゃない?」
俺だから?
「悪になりきれねえ、ワルだから。その上、情にもろくて、小物臭丸出し。知ってた? 人ってのは、完全無欠のチート野郎より、どうしようもないやつの方が気になって、手助けしたくなるんだよ。昔から言うだろ? バカな子ほど可愛いってな」
「おま、何をサラっと俺をディスってるんだよ」
「そうじゃない? バカでワルで、でも一生懸命やる時はやるから、綾瀬ちゃんとか備山ちゃんとか、母性本能くすぐられたんじゃね?」
まったく意味不明な理由すぎて何とも言いようがねえ。
俺が世界の支配者だ? なんつー話だよ。
「でもさ、結局全部を守りたい君に出来ることはこれしかない。そして、君ごときが出来て思いつく方法はこんなバカな方法しかない。君は、冷たいフリして中途半端だ。人間も、そして魔族の友も亜人の友も見捨てることはできない」
ああ、その通りかもしれない。
世界の裏側でやってる戦争で誰が死んでも興味はなかった。
フォルナたちが死ななければ、俺はそれで良かった。
でも、俺はもう、口ではどう言おうとも、誰が死んでもどうでもいいとは思えなくなっちまった。
俺は、出会いすぎたから。繋がりを持ちすぎたから。
例え今、それが全部断たれていたとしてもだ。
「だああああああああああああああああああ、クソ! 死んで欲しくねーな、どいつもこいつも!」
本当に、知らなければよかった。
こんなことになるなら、出会わなければよかった。
魔族や亜人とも仲良くならなければ、こんな苦しく思う必要もなかったのにな。
「やるしかねえか」
もう、何もかも手遅れだった。
なら、それしかないなら、開き直るしかないのかもしれねえ。
このクソ野郎の口車に乗るのは非常に癪だ。
かつて、こいつと一緒に働いてた奴や、サイクロプスの奴らも、同じ気持ちだったのかもしれねえな。
そして、俺もそれに乗っちまう。本当に、バカな小物だ。
「小物で上等。なってやろうじゃねえか、小悪党にな」
気づけば、俺は自分の能力を使って、加賀美を拘束していた鎖や、牢の檻を魔法で捩じ切ってぶち破っていた。
「なっ!」
「ヴェ、ヴェルト・ジーハ、お前は、な、な、何をしている!」
ここは日本じゃねえ。地球でもねえ。
何が正義で、何が悪か、何が正しくて、何がダメなことなのか、俺は結局分からないままこの世界で十七年過ぎた。
「ノッてやるよ、その話。そして、テメエは馬車馬のように働け。今度は俺がテメエを巻き込んでやる。それが俺の復讐だ」
「おやおや~?」
「難しいこと考えるのはもうやめだ。どいつもこいつもムカつく奴らも邪魔する奴らもぶっ飛ばす。神族大陸は、俺が征服する。一人残らず出てってもらい、二度と手出しできねえようにしてやるよ」
ああ、そうだ。全員騙したままヘラヘラ生きるぐらいなら、全員敵に回して自由に生きてやる。
「ひははは、マジ? マジマジマジ? なにそれ、パナい最高なんですけど! つか、朝倉君、俺を仲間にするつもり?」
「俺に仲間なんて居ねえよ。居るのは使える舎弟だけだ」
「ヒドス! ヤバス! なんだってば、それは! つか、俺のこと全然信用もしてないのに、裏切りとか怖くないの?」
「あ? くだらね。所詮、テメエは加賀美なんだよ。俺がテメエごときに、ビビるわけがねえだろ?」
そう、俺はもう一度生きよう。この世界で。
そう思った瞬間、何だか俺も加賀美も高校生の頃に戻った気がした。
「さて、もう十分寝たから、二年ぶりに外へ出るとするか」
「ひはははは、もう別にどうでもよかった世界だけど……何だか、もう少し見てみたくなったよ。君が何をどうして、何を変えるのかをね!」
気づけば俺たちは、少しだけハシャいでいた。
ガキがガキみたいにガキらしく、ハシャイだ。
お忍びで、時間や手間をかけてここまでバレずにたどり着いたのに、俺は何も気にせずただ地の奥深くから叫んだ。
もう、ただ苦しくて、ただ楽になりたいと思ってしまうほどに。
「誰だ、そこに居るのは!」
「お前、所属と名前を言え!」
「ッ、ちょっと待て! あれは……あれは、ヴェルト・ジーハ! なぜこの階に! しかも、なぜ制服を着ている!」
大声で騒ぎすぎた。異変を察知した看守たちが武器と杖を携えてゾロゾロと現れて、俺を取り囲んでいた。
その目は戸惑いと、若干殺気立っているように見えたが、俺にはどうでもよかった。
「ヴェルト・ジーハ! お前のことは将軍からしっかりと見張るように言われている。なぜ、お前がここに居る! どうやって、ここまでたどり着いた! 一体何の目的があってここに居る! 答えろ!」
タイラーのことがあるから、殺されはしないんだろうけど、今まで以上にこれからの生活は厳しくなるか……でも、何だかそれもどうでもよくなった。
結局俺は何もできなかった。唯一できるかと思った加賀美への復讐すらできなかった。
もう、消えてなくなりたいぐらいだ。
「朝倉君、一つだけあるよ」
その時、どこか悪だくみを思いついたような加賀美が、ニヤついた笑みを俺に向けていた。
「人類が滅ぶことを防ぐことも、魔族や亜人を存続させることも、………手段は一つだけ残されている」
その悪魔のような言葉は、俺の意識を思わず覚醒させた。
「無駄口を叩くな、マッキーラビット! ヴェルト・ジーハも、その場を離れろ!」
何を言ってんだ? こいつは。
手段がある? 一体、何があっていうんだ?
「朝倉君。要するにだ、人類だ魔族だ亜人だ神族だ、そんなくだらない種族争いなんてさ、取っ払っちまえばいいのさ」
「どういうことだ?」
「朝倉君、世界はどうして戦争を続けている? 世界が戦争をする大義名分は何だい?」
今更何だ?
戦争をする理由?
自分の種族を守るため? 恨み? 正義?
挙げればキリがねえ。
「パナい簡単さ。要するに、神族大陸を手に入れるためさ。言うなれば、あの広大で資源も豊富な大陸の陣取り合戦をしているから……そして、あの大陸の支配者が誰も居ないからさ」
そう、それは根本的な戦争の原因。
神族大陸の派遣を争う戦い。そのために世界は何年も戦争を繰り広げて来た。
「なら、支配者になればいい」
「あっ? 加賀美………お前、何を言ってんだ?」
俺は思わず震えあがった。
こいつは、どうしてこんなことを、さも「今からカラオケに行こう」みたいなノリで言っちまうんだと。
「人も、魔族も亜人も、ラブ・アンド・マニーも、ましてや神すら関係ない。ヴェルト・ジーハ自身が、神族大陸の支配者になればいいのさ。誰にも手を出させない、唯一無二の存在にね」
そんなこと、出来るはずがねえ。
「神族大陸で争いが続くなら、神族大陸から全員追い出せばいい。それでもそれぞれの種族の大陸に乗りこんでまで戦争続けるなら勝手にやらせればいい。どう? パナくない?」
相手を滅ぼしたり負かして戦争を無くすのではなく、相手を追い払って戦争を無くす?
無理に決まってんだろうが。世界の勇者だ魔王だ獣どもを、全員まとめて俺が追い払えって言うのか?
「バカか、テメエは。俺に、世界征服しろってのか?」
「そうさ、パナい分かりやすくっていいっしょ?」
本当にバカげてる。こいつは………
「加賀美、テメエは帝国で俺のダチや昔馴染みの奴らに手を出し、殺した」
「やったのはサイクロプスじゃん?」
「その上、俺をこんな状況に落とし、その上で俺に更にメンドクせーことさせて、テメエは楽しもうってハラか?」
「正解♪」
本当に、バカみたいな話だ。
「簡単に言ってくれるぜ。俺には嘘でみんなを騙すことができねえ。だから、いっそのこと敵に回しちまえってことかよ」
「そうそう、開き直っちゃえば?」
タイラーの話に従えば、ウラたち魔族、ムサシたち亜人の世界が壊れる。
神族復活をちらつかせての、大きな戦争が沈静化しているこの状況下もいつまでも続かない。
世界規模での人間、亜人、魔族の和睦は絶対にいつまでも続かない。
神族大陸が存在する限り、生物はその世界を食い荒らす。
「朝倉君、俺たちの世界もそうだったっしょ。人間同士で世界全部が分かり合えたかい? 俺たちが知らなかっただけで、世界は常に戦争で溢れていた」
「うるせえ! 黙れ!」
「そして、君も俺もこの世界のこの人生では知っている側に、関わらずにはいられない側になってしまった。もうね、傍観者じゃいられないっしょ」
だから、何でそれをどうにかするのが俺なんだよ?
「どうして俺なんだ?」
「さあ? 君だからじゃない?」
俺だから?
「悪になりきれねえ、ワルだから。その上、情にもろくて、小物臭丸出し。知ってた? 人ってのは、完全無欠のチート野郎より、どうしようもないやつの方が気になって、手助けしたくなるんだよ。昔から言うだろ? バカな子ほど可愛いってな」
「おま、何をサラっと俺をディスってるんだよ」
「そうじゃない? バカでワルで、でも一生懸命やる時はやるから、綾瀬ちゃんとか備山ちゃんとか、母性本能くすぐられたんじゃね?」
まったく意味不明な理由すぎて何とも言いようがねえ。
俺が世界の支配者だ? なんつー話だよ。
「でもさ、結局全部を守りたい君に出来ることはこれしかない。そして、君ごときが出来て思いつく方法はこんなバカな方法しかない。君は、冷たいフリして中途半端だ。人間も、そして魔族の友も亜人の友も見捨てることはできない」
ああ、その通りかもしれない。
世界の裏側でやってる戦争で誰が死んでも興味はなかった。
フォルナたちが死ななければ、俺はそれで良かった。
でも、俺はもう、口ではどう言おうとも、誰が死んでもどうでもいいとは思えなくなっちまった。
俺は、出会いすぎたから。繋がりを持ちすぎたから。
例え今、それが全部断たれていたとしてもだ。
「だああああああああああああああああああ、クソ! 死んで欲しくねーな、どいつもこいつも!」
本当に、知らなければよかった。
こんなことになるなら、出会わなければよかった。
魔族や亜人とも仲良くならなければ、こんな苦しく思う必要もなかったのにな。
「やるしかねえか」
もう、何もかも手遅れだった。
なら、それしかないなら、開き直るしかないのかもしれねえ。
このクソ野郎の口車に乗るのは非常に癪だ。
かつて、こいつと一緒に働いてた奴や、サイクロプスの奴らも、同じ気持ちだったのかもしれねえな。
そして、俺もそれに乗っちまう。本当に、バカな小物だ。
「小物で上等。なってやろうじゃねえか、小悪党にな」
気づけば、俺は自分の能力を使って、加賀美を拘束していた鎖や、牢の檻を魔法で捩じ切ってぶち破っていた。
「なっ!」
「ヴェ、ヴェルト・ジーハ、お前は、な、な、何をしている!」
ここは日本じゃねえ。地球でもねえ。
何が正義で、何が悪か、何が正しくて、何がダメなことなのか、俺は結局分からないままこの世界で十七年過ぎた。
「ノッてやるよ、その話。そして、テメエは馬車馬のように働け。今度は俺がテメエを巻き込んでやる。それが俺の復讐だ」
「おやおや~?」
「難しいこと考えるのはもうやめだ。どいつもこいつもムカつく奴らも邪魔する奴らもぶっ飛ばす。神族大陸は、俺が征服する。一人残らず出てってもらい、二度と手出しできねえようにしてやるよ」
ああ、そうだ。全員騙したままヘラヘラ生きるぐらいなら、全員敵に回して自由に生きてやる。
「ひははは、マジ? マジマジマジ? なにそれ、パナい最高なんですけど! つか、朝倉君、俺を仲間にするつもり?」
「俺に仲間なんて居ねえよ。居るのは使える舎弟だけだ」
「ヒドス! ヤバス! なんだってば、それは! つか、俺のこと全然信用もしてないのに、裏切りとか怖くないの?」
「あ? くだらね。所詮、テメエは加賀美なんだよ。俺がテメエごときに、ビビるわけがねえだろ?」
そう、俺はもう一度生きよう。この世界で。
そう思った瞬間、何だか俺も加賀美も高校生の頃に戻った気がした。
「さて、もう十分寝たから、二年ぶりに外へ出るとするか」
「ひはははは、もう別にどうでもよかった世界だけど……何だか、もう少し見てみたくなったよ。君が何をどうして、何を変えるのかをね!」
気づけば俺たちは、少しだけハシャいでいた。
ガキがガキみたいにガキらしく、ハシャイだ。
0
お気に入りに追加
685
あなたにおすすめの小説
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
傭兵アルバの放浪記
有馬円
ファンタジー
変わり者の傭兵アルバ、誰も詳しくはこの人間のことを知りません。
アルバはずーっと傭兵で生きてきました。
あんまり考えたこともありません。
でも何をしても何をされても生き残ることが人生の目標です。
ただそれだけですがアルバはそれなりに必死に生きています。
そんな人生の一幕
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる