【R18】異世界クラス転生~君との再会まで長いこと長いこと~基礎の【浮遊魔法】をとことん極めてついでに世界征服

アニッキーブラッザー

文字の大きさ
上 下
35 / 290
第一章

第33話 純粋悪正義

しおりを挟む
「朝倉……お前は……人の娘と一緒に無自覚で……はは……スゲーことをしやがって……人と魔が力を合わせて……まったく」

 後は逃げるだけだ。ハッタリでもいいし、情に訴えてもいい。
 何だかんだで、一番事態をややこしくした張本人のギャンザは倒したのだから。

「し、信じられん。まさか、ギャンザ様を……あんな子供が……子供たちが……」
「それにあの少年……魔王や魔王の娘と随分親しいが、一体何者なんだ!」

 ギャンザを倒した危険人物を今すぐ殺せという雰囲気ではなさそうだ。
 だから、チャンスだ。

「おい、ウラ!」
「ああ、分かっている。今から、私の魔法で目くらましをする。この場を更に混乱させ、父上を担いですぐに逃げるぞ」

 この場を逃げる算段を確認し、俺たちが動き出そうとした、まさにその瞬間だった。


「そう……そういうことだったのですね、ボク」


 この感じ……初めてギャンザを見た瞬間に感じた圧倒的な死の雰囲気。
 全身の鳥肌が一斉に立った。

「なっ! て、テメェ!」
「バカな! ヴェルトの攻撃と、わ、私の上段蹴りを受けて立ち上がるなど…………」

 顎に青アザ。切った唇から赤い血がにじみ出ている。
 後頭部や腕だって相当なダメージのはず。
 その証拠に、ギャンザの足腰もガクガクしている。

「分かってしまいました。そういうことだったのですね」

 だが、ギャンザは立った。
 不気味な雰囲気を漂わせ、自分の負ったダメージや傷など一切意に介せず、ただ、涙と微笑みを見せた。
 俺は、心の底から悪寒がした。 
 ギャンザは俺を見ながら、泣いていた。


「ボク、可哀想に。君は、薄汚い魔族に純粋な心を奪われて、操られてしまっているのですね?」

「はっ?」

「子供と思って侮っていました、ウラ姫。あなたは、何の罪もない、今を平和に生きる純真な人間の子供を利用して……なんということを」


 あまりにも的外れすぎることだが、この女は本気で言っている。

「また、始まったよ、この女! 俺が操られている? そう来たか」
「私が、ヴェルトを操っているだと? 訂正しろ! それは、ヴェルトに対する侮辱だぞ!」
「あ~、もう、やめとけやめとけ、ウラ。この女のことが少し分かってきた。まともに会話しようと思ってもストレス溜まるだけだ」
「しかし! しかし、ヴェルト、この女は、この女は!」
「だから、気にすんな」
 
 そう、気にしたら負けだ。俺は怒りをあらわにするウラの頭を撫でて宥めてやった。

「俺たちが互をどう思い合っているかなんて、俺たちだけが分かってりゃいい」
「ヴェルト……」
「少なくとも、俺は俺の意思でお前の傍に居るんだ。お前の親父や、ルウガに対する気持ちも変わらねえよ」
「ッ! ヴェルト……うん! 私も……今日出会ったばかりでも……例え人間でも、人間だけどヴェルトは……ヴェルトのことは、す、すすすす、好きだ!」
「お~、そーかそーか嬉しいね~」

 さて、それはそれとして、この目の前の女をどうしたものか。
 同じ戦法は二度と通用しないだろし――――――

「ああ、なんて可哀想に!」
「なっ…………」

 気づいたら、ギャンザが俺たちの目の前にいた。
 考えがまとまる前に向こうから来やがった。

「くっ、魔極真から―――――」
「ああ、私はあなたを許さない、ウラ姫」
「あっ……」

 ギャンザが指で素早く十字を描く。
 光が弾けたと思ったら、ウラの全身を十字架が縛り、その体をおびただしい刺がついた蔦が何重にも巻きついた。

「神聖魔法・十字架断罪《クロスエクスキューソナー》」
「なっ、か、体が、動か―――――」
「ウラ姫。純粋悪を内に秘めたあなたに、神の神罰を下します」
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 磔にされたウラの全身が神々しい光に包まれた瞬間、ウラの絶叫が響いた。

「ウラ! こ、こんの、電波女が! ウラを離しやがれ!」

 今すぐ助けなくちゃならねえ。
 ウラの体にどんな異変が起きてるか分からないが、どう考えても痛みが伴う何かに決まっている。
 策なんて何一つなかったが、俺は渾身の力を込めて警棒を振り回した。
 だが、

「怖かったでしょう、ボク……」

 気づけば、俺はギャンザに抱きしめられていた。
 わずか十歳の子供のウラの悲鳴にも似た叫びの中で、この女は、何故こんな慈愛に満ちた微笑みを見せる?
 俺は身動きひとつ取れなかった。

「あ、朝倉! ウラ! お、おのれえええええ! ギャンザァ!」

 鮫島が傷ついた体を起こして叫んでいる。
 だが、

「神聖魔法・神炎《ゴッドフレイム》!」
「ッ、し、しまっ!」
「神の炎は慈悲深く、対象を決して滅することはありません。ただし、その業火も同様に消えることはありません」
「ぐおおおおおおおおお」
「悠久の炎に抱かれて、己の罪を改めなさい、魔族」

 消えない炎と相手を燃やし尽くさぬ炎。
 ただ、相手に灼熱の苦痛を与えるためだけの炎。
 無慈悲にも程がある。

「ッ、さ、鮫島ァ! こ、この電波女、離しやがれ! 離せ!」
「ボク、もう大丈夫だからね」

 ダメだ。力づくで逃れようとしても、体に腕が食い込むほどの力で抱かれている。
 身動きが取れねえ。

「で、出た、あれが、あれが、ギャンザ様の神罰の魔法」
「光属性の魔法を極めた者がたどり着ける、神聖属性」
「おい、もっと離れたほうがいいぞ。無慈悲な神罰は、敵も味方も平等に裁く。巻き込まれたら、俺たちも死ぬぞ」

 考えが甘かった。いや、トドメを刺しておくべきだった。
 だが、そんな俺の絶望を更に上塗りする事態が起こった。

「ん」
「――――!」
「ん、ちゅっ、ぷちゅ、ちゅる、ん、んん」

 俺の身に何が起こっている?
 突如、慈愛に満ちた微笑みから、扇情的な笑みを浮かべ出したギャンザは、俺の頭を掴んで、

「ぷちゅ、ちゅる、んん、れろ、ちゅ、ちゅ、ぺちゅ」

 貪るように俺の口内を、自分の唇と舌で蹂躙した。

「ん、んー! んー! んー! ぷはっ、ぐっ、な、何やってやが、んー! んー!」

 キス? 違う。それはもっと邪悪なもの。

「あ、あさくら―――――――」
「ヴェ、ヴェル、ぐうううう、ああああああああ、くっ、き、貴様、ヴェ、ヴェルトに、な、なにを!」

 気持ち悪い。吐き気がする。意識が遠のく。
 俺は今、何をされているんだ?

「ぷはっ、ふう、大丈夫ですから、ボク。必ずお姉さんがあなたを助けて上げますから……薄汚い魔族の口付で怪我された心も体も清めて差し上げましょう」

 俺は何も言葉が出なかった。
 体が痙攣して、頭も何も考えられない。
 ただ、異常なことが起こっているのは分かる。
 ギャンザの味方である、人類大連合軍も、顔面を蒼白させている。

「ギャ、ギャンザ将軍、い、一体何を」

 一人の兵士が尋ねる。
 すると、ギャンザは切羽詰ったような表情で返した。

「この少年は今、魔族に純粋な心を奪われて精神を操られているのです」
「は、はい、そ、それで、それと、その、将軍のく、口づけが何の関係が?」
「彼の純粋な心を取り戻すために必要な儀式の準備です」

 儀式? 準備? この女、一体俺に何を?


「人が純粋さを取り戻す一番効果的な方法。それは、誰かの純潔を手にすることです」


―――――!


「私が魔族に対して甘い戦いばかりを繰り返してきたことにより、この子を巻き込んでしまいました。だから、何としてもこの子を助けなければならないのです。私の純潔を捧げてでも……嗚呼、本来純真無垢であるはずの子供がこんな怖い顔をするなんて……戦争は悲しいですね」


 …………って、この女!

「ッ、てめえ、まさか!」
「ボク、ジッとしていてくださいね。お姉さんが……ウフフフ、フフフフフ、アハハハハハハ!」

 最悪の光景が俺の頭の中に浮かんで、俺の意識は一瞬で覚醒した。
 そして、俺の予想した通り、ギャンザは俺の上の衣類を無理やり剥ぎ取り、自分も身につけていた鎧を外して、俺の目の前で肌を晒した。

「ほら、触ってよいのですよ? ほら、……ホラ……サワルノデス」

 有無も言わせず、俺の手首を強く掴んでそのまま自身の胸元へ。

「ぐっ、てっ、め」
「うふふ、ウフフフフフフフ」

 芸術品のように美しく、透き通るような真っ白い裸体なのに、俺には狂ったケモノの巨大な口の中にしか見えなかった。

「っ、おま!」
「大丈夫です。安心していいのですよ。あなたも明日には普通の生活ができますから。あん、暴れないでください。強い心を持ってください。ボクならできますから」
「やめろ! ふざ、ふざけんな! 何で、やめろって言ってんだろうが! は、離れろ! 離せ! ブッ殺すぞテメェ!」
「ああ、魔族の洗脳がこれほどとは」
「俺に触るんじゃねえ!」
「邪悪な魔が溢れ出ています。手遅れになる前に、私が全て吸い取ってあげますよ。大丈夫、私と繋がって一つになることで、あなたは純粋な心を取り戻すことができるのです」
 
 誰も止めない。いや、誰もこの異常な事態にただ、手を出すことができないのだ。
 俺は暴れた。恐らく、生まれて一番暴れた。身を捩らせ、抵抗して、絶対に逃れようとした。

「暴れないでください、ボク。あなたは、元の純粋さを取り戻さなければならないのです。魔族に操られた辛い日々など忘れ、幸せになる資格があるのです」
「ああああああ! くそ、テメェ、ぶっ殺す! ったいに殺す! 離せ! 離せ! 離せ!」
「幸せな世界を生きなさい、ボク」
「っ!!!!」
「私も責任は取ります。お姉さんと暮らしましょう。とても素敵な未来が待っていますから」

 喰われる!
 据え膳? バカを言うな。こんな恐怖、憎悪、屈辱、悪寒、絶望、負の感情があるか?
 この女は狂っている。正常な精神で、正しいことをしているつもりで、こんな狂った行動を躊躇いなくする。
 俺なんかじゃ想像もできないほど深い、異常な「何か」がこの女にはある。

「やめ……ろ……」
「さあ、一つになりましょう、ボク」

 俺は、喰らい尽くされる……そう思った。だから、最後の反発。

「こいつらは……俺のダチだ! あいつは、鮫島は……シャークリュウは俺の親友だ!」
「……」
「お前なんかと何回ヤッても、変わらねえ!」

     言ってやった。言いたいことはいってやった。   
    すると、その時だった。


「アストラル・ボルテックス!」


 妖艶な笑みを浮かべていた、ギャンザの表情が一瞬で憤怒へと変わる。
 次の瞬間、ギャンザが俺から飛び退いた。
 すると、押し倒されていた俺の真上を光り輝く螺旋の渦が通過した。

「なっ?」

 誰かがギャンザを攻撃した。
 誰が? ウラと鮫島は捕らえられている。
 ならば、誰が?
 
「誰です! 神聖なる儀式を邪魔する不届きものは!」

 ギャンザの怒り。すると、俺の背後から、聞きなれた声が聞こえた。


「不届きものはテメェだろ、クソ小娘」


 それは、とても粗野で乱暴で威圧的な口調で、


「このクソ薄暗い地下奥深くで、テメエは……」


 だけど、どこまでも頼もしい……
 

「俺の大事な愚弟に何してやがる」


 味方ならこれ以上頼もしい奴はいない、自称未来の俺の義兄。


「ファ……ファルガアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


 圧倒的な存在感を纏ったファルガが、俺の前に現れた。

「お、おい、い、今、あのガキ、なんて言った?」
「ファ、ファルガ? あいつが、あの、ファ、ファルガだと?」
「な、なんだと! あ、あれが! あれが、大陸最強のハンター! 緋色の竜殺《ドラゴンスレイヤー》し、ファルガ・エルファーシアか!」

 人類大連合軍が驚愕するのも無理はない。
 俺だって驚いているからだ。
 
 でも、良かった。夢じゃない。

 俺は自分が情けないと思えるぐらいに、心の底から安堵した。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜

仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。 森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。 その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。 これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語 今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ! 競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。 まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

処理中です...