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それぞれ
【奏】第3話:大好き
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羽月ちゃんたちと決別をして少し経った頃に、ゆーくんが部活中に倒れてしまうという事件が起きた。
保険の先生が言うには、極度の睡眠不足が原因で倒れてしまったとのことだった。このまま安静にしていれば、直に良くなるということだったので私はほっと胸を撫で下ろした。
保健室で横になってから、1時間くらいでゆーくんは目を覚ました。見るからに弱っているゆーくんを私は直視できなかった。
私はゆーくんを元気付けるために、「ゆーくんの気持ちが分かる」なんて軽はずみなことを言ってしまう。ゆーくんはその言葉に怒って、自分の中にある消化しきれない葛藤を私にぶつけて来た。
私はそんなゆーくんを見ているのがとても苦しかった。
だから、ついゆーくんのことを抱きしめて、これから毎日遊びに誘うからって宣言をしちゃった。さすがに迷惑かなって思ったんだけど、ゆーくんが「俺と一緒に遊んでください」って言ってくれたからとても安心した。
-
私は保健室で言ったことを実践するために、部活帰りはもちろんだし、部活がない日でも毎日ゆーくんを遊びに誘った。春休みになると、ほぼゆーくんの家に入り浸っていたと言っても過言ではない。
もし自分がこんなに来られたらちょっと嫌だな、って思うくらい絡みに行ってるのに、ゆーくんは「毎日ありがとう」って笑顔で言ってくれるの本当に神様じゃないですか?
そんな感じで、ゆーくんを癒すと口では言っているものの、実は毎日をゆーくんと一緒に過ごすことで、私が満たしてもらっているのだった。なので、本来なら私が「毎日ありがとう」って言う立場なんだよ。うん。
だけど、最初のうちはやっぱりとてもしんどそうで、見ているのも辛かった時があったけど、春休み後半になると血色も良くなって来たし、表面上は無理をしていないようにも見えた。
春休みが明けて、新学期に入るとクラス替えが行われる。
私はゆーくんと一緒のクラスになれるように、ネットで見つけた願いを叶えるおまじないを春休み中ずっとやっていた。
その結果見事にゆーくんと同じクラスになることが出来た! しかも梢ちゃんと悟くんも同じクラスになれたので、私的にゆーくんを囲む最強のメンバーが集結したと言っても過言ではなかった。
だけど、一つ気がかりだったのが、同じクラスに羽月ちゃんがいること。
あそこまで言ったのだから、ゆーくんに何かちょっかいを出してくると言うことは恐らくないとは思うけど、警戒はしないといけないと密かに思っていた。
-
私の心配は杞憂だったのか、羽月ちゃんがゆーくんに積極的にアプローチをしかけてくることはなかった。
そしてあっという間に高校生活最後の夏休みになり、私とゆーくん、そして梢ちゃんと悟くんでよく勉強をするようになった。なんと私たち4人は、全員同じ大学を目指すことになったのだ。一人だけ落ちるのは絶対に嫌だったので、私はとにかく必死になって勉強をした。
なんか、こうやって目標に向かって勉強をしてると、ゆーくんと同じ高校に行きたくて頑張ってた中学時代を思い出してしまう。冷静に考えると私の行動動機が、中学生時代から全然進歩してなかったので、成長してないなって思ったけど、ゆーくんと同じ学校に行くために頑張る自分のことは好きだったので、自分で自分を応援することに決めた。
-
夏休みが終わって二学期になっても、羽月ちゃんはゆーくんに接触することがほとんどなかったので、私は以前より警戒心を緩め始めていた。そんな時にゆーくんが、羽月ちゃんママから最近羽月ちゃんの様子がおかしいから、何があったか調べて欲しいというお願いをされたと言う。
私はゆーくんに「どうやって調べるの?」って聞くと、一週間くらい羽月ちゃんの後を尾行して怪しいところがないか調べてみるとのことだった。
私はゆーくん一人だとちょっと心配だったので、もちろん私も同行させてもらうようにした。
正直言うと、ゆーくんにはもう羽月ちゃんに関わって欲しくなかったんだけど、ゆーくんの胸に痞えたシコリを取り除くチャンスかも知れないとも思ったのだ。
羽月ちゃんの尾行をはじめて数日が経った頃、羽月ちゃんが光輝くんに公園で妊娠したことを告白するシーンに遭遇してしまった。
あの時も避妊してなかったみたいだし、いつかはこうなるとは思ってたので、やっぱりなって感じだったよ。
それにしても、羽月ちゃんに妊娠したと言われた光輝くんの発言は、今思い出しても腹が立ってくる。身篭った女性を労るでもなく、無情にも「堕ろせ」とだけ言うのだから。何て身勝手で、最低な男なんだろうか。
堕ろせと言われた羽月ちゃんを見て私が思ったのは、あの2人を結婚させたいということだった。
別に羽月ちゃんに同情したわけではない。
光輝くんのあの発言に怒ったからでもない。
それでもあの2人を結婚させたかったのだ。
私はダメ元でゆーくんに「羽月ちゃん結婚させてあげることできないかな?」って聞いてみた。
そんなの答えは分かっている。
普通に考えたら無理だろう。
所詮私たちは高校生なんだから。
だけど、ゆーくんの答えは違った。
ひょっとしたら結婚させることができるかも知れないと言うのだ。
私は耳を疑ったが、ゆーくんが大丈夫と言うならこれ以上に信頼できることはない。
-
羽月ちゃんの告白を聞いた次の日、私とゆーくんは花咲公園で羽月ちゃんを待っていた。
羽月ちゃんは私たちがいることに困惑しているようだったが、ゆーくんが「結婚できるようアドバイスしてやる」と言うと、驚きながらも話を聞き漏らさないように真剣に聞いていた。
ゆーくんのアドバイスは、光輝くんの両親の性格と、あの2人が学生結婚をしているという点を突いたものだった。確かに光輝くんのご両親のことを考えると、彼らが味方になってくれた段階で結婚できる確率はかなり高くなるだろう。少なくとも光輝くんは、了承せざるを得ない状態になるのではないかと思った。
アドバイスを聞き終わった羽月ちゃんは、最初から疑問だったであろう質問をゆーくんにする。
「なんで貴方のことを裏切った私のことを助けてくれようと思ったの?」
ゆーくんはその答えとして、「幼馴染みだから」と言った。
私はゆーくんはそれで良かったと思っている。
ひょっとしたら裏切った女に対して甘いと言う人もいるかも知れないけど、それでも私はゆーくんに暗い過去を背負って欲しくなかったのだ。
そう、幼馴染みを許すことが出来なかった自分という過去を。
そういう暗い過去というのは、これから人生を歩んでいてもどこかでふと思い出してしまうものだ。私としては、ゆーくんにそんな思いを長い間させるくらいなら、幼馴染みのことを許してしまった方が前を向けると思っていた。
羽月ちゃんへのアドバイスを終えた私たちは、そのまま花咲公園のベンチでお話をしていた。その時のゆーくんの表情を見たときに、私は先ほどの考えが間違えてなかったと分かった。
どこかゆーくんの表情が、あの裏切り行為を知る前に戻ったような気がするのだ。
心に受けた傷が完全に癒えるにはまだ時間がかかるだろう。
だけど、ゆーくんの心のシコリが取れたことが、私はとても嬉しかった。
私は嬉しくなって上機嫌でゆーくんと話していたら、突然のゆーくんの告白を聞いて頭が真っ白になってしまった。
「俺は奏のことが大好きです」
え? 好き?
何が好きなの? ゆーくん何を言ってるの?
困惑する私を尻目にゆーくんは私の目を見つめながら、言葉を続けてくれた。
「俺が苦しかったとき、心を閉ざしていたとき、奏がずっといてくれて俺は本当に救われたんだ。今度は俺が奏のことを救えるようになりたい。奏の隣にずっと居続けたい。……奏のことを俺が幸せにしたい。奏さえ良ければ、俺と付き合って欲しい。愛してるよ、奏」
信じられない。
ゆーくんが私のことを愛してるって言ってくれた。
いつか言ってくれたら嬉しいって夢見てたけど、本当にこんな時が来るなんて思ってもみなかった。
私は思いが溢れて、両目から大粒の涙を溢してしまった。
そしてなんとか私もゆーくんへの想いを伝える。
「ゆーくん。私もゆーくんが好き。ゆーくんのことを愛しています。私のことをゆーくんの恋人にしてください」
私は喜びのあまり、ゆーくんの胸に飛びついてしまう。こんなにも嬉しいのに、涙が止まらないよ。ありがと、ゆーくん。大好き!
―
家まで送ってくれたゆーくんと別れて家に入ると、私はさっきの告白を思い出して一人でニヤニヤニヤニヤとしてしまう。
だって、ずっと想ってたんだもん。
ずっとゆーくんとお付き合いが出来たらって夢見てたんだもん。
こんな幸せなことはないよ。
私はベッドに横たわり、足をバタバタさせたり、体をゴロゴロさせて回転したりしてひたすら興奮状態だった。
一頻り悶絶した後に、私は一旦冷静になってあの2人のことを考える。
(あの2人は本当に結婚できるのかな? もし本当に結婚したら私は……)
***後書き***
次のお話でこの小説は完結します。
皆様がどう受け取ってくれるか不安ではありますが、最後までこの小説を読んでもらえただけで感謝しかありません。
ちょっと早いですが、本当にありがとうございます。
保険の先生が言うには、極度の睡眠不足が原因で倒れてしまったとのことだった。このまま安静にしていれば、直に良くなるということだったので私はほっと胸を撫で下ろした。
保健室で横になってから、1時間くらいでゆーくんは目を覚ました。見るからに弱っているゆーくんを私は直視できなかった。
私はゆーくんを元気付けるために、「ゆーくんの気持ちが分かる」なんて軽はずみなことを言ってしまう。ゆーくんはその言葉に怒って、自分の中にある消化しきれない葛藤を私にぶつけて来た。
私はそんなゆーくんを見ているのがとても苦しかった。
だから、ついゆーくんのことを抱きしめて、これから毎日遊びに誘うからって宣言をしちゃった。さすがに迷惑かなって思ったんだけど、ゆーくんが「俺と一緒に遊んでください」って言ってくれたからとても安心した。
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私は保健室で言ったことを実践するために、部活帰りはもちろんだし、部活がない日でも毎日ゆーくんを遊びに誘った。春休みになると、ほぼゆーくんの家に入り浸っていたと言っても過言ではない。
もし自分がこんなに来られたらちょっと嫌だな、って思うくらい絡みに行ってるのに、ゆーくんは「毎日ありがとう」って笑顔で言ってくれるの本当に神様じゃないですか?
そんな感じで、ゆーくんを癒すと口では言っているものの、実は毎日をゆーくんと一緒に過ごすことで、私が満たしてもらっているのだった。なので、本来なら私が「毎日ありがとう」って言う立場なんだよ。うん。
だけど、最初のうちはやっぱりとてもしんどそうで、見ているのも辛かった時があったけど、春休み後半になると血色も良くなって来たし、表面上は無理をしていないようにも見えた。
春休みが明けて、新学期に入るとクラス替えが行われる。
私はゆーくんと一緒のクラスになれるように、ネットで見つけた願いを叶えるおまじないを春休み中ずっとやっていた。
その結果見事にゆーくんと同じクラスになることが出来た! しかも梢ちゃんと悟くんも同じクラスになれたので、私的にゆーくんを囲む最強のメンバーが集結したと言っても過言ではなかった。
だけど、一つ気がかりだったのが、同じクラスに羽月ちゃんがいること。
あそこまで言ったのだから、ゆーくんに何かちょっかいを出してくると言うことは恐らくないとは思うけど、警戒はしないといけないと密かに思っていた。
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私の心配は杞憂だったのか、羽月ちゃんがゆーくんに積極的にアプローチをしかけてくることはなかった。
そしてあっという間に高校生活最後の夏休みになり、私とゆーくん、そして梢ちゃんと悟くんでよく勉強をするようになった。なんと私たち4人は、全員同じ大学を目指すことになったのだ。一人だけ落ちるのは絶対に嫌だったので、私はとにかく必死になって勉強をした。
なんか、こうやって目標に向かって勉強をしてると、ゆーくんと同じ高校に行きたくて頑張ってた中学時代を思い出してしまう。冷静に考えると私の行動動機が、中学生時代から全然進歩してなかったので、成長してないなって思ったけど、ゆーくんと同じ学校に行くために頑張る自分のことは好きだったので、自分で自分を応援することに決めた。
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夏休みが終わって二学期になっても、羽月ちゃんはゆーくんに接触することがほとんどなかったので、私は以前より警戒心を緩め始めていた。そんな時にゆーくんが、羽月ちゃんママから最近羽月ちゃんの様子がおかしいから、何があったか調べて欲しいというお願いをされたと言う。
私はゆーくんに「どうやって調べるの?」って聞くと、一週間くらい羽月ちゃんの後を尾行して怪しいところがないか調べてみるとのことだった。
私はゆーくん一人だとちょっと心配だったので、もちろん私も同行させてもらうようにした。
正直言うと、ゆーくんにはもう羽月ちゃんに関わって欲しくなかったんだけど、ゆーくんの胸に痞えたシコリを取り除くチャンスかも知れないとも思ったのだ。
羽月ちゃんの尾行をはじめて数日が経った頃、羽月ちゃんが光輝くんに公園で妊娠したことを告白するシーンに遭遇してしまった。
あの時も避妊してなかったみたいだし、いつかはこうなるとは思ってたので、やっぱりなって感じだったよ。
それにしても、羽月ちゃんに妊娠したと言われた光輝くんの発言は、今思い出しても腹が立ってくる。身篭った女性を労るでもなく、無情にも「堕ろせ」とだけ言うのだから。何て身勝手で、最低な男なんだろうか。
堕ろせと言われた羽月ちゃんを見て私が思ったのは、あの2人を結婚させたいということだった。
別に羽月ちゃんに同情したわけではない。
光輝くんのあの発言に怒ったからでもない。
それでもあの2人を結婚させたかったのだ。
私はダメ元でゆーくんに「羽月ちゃん結婚させてあげることできないかな?」って聞いてみた。
そんなの答えは分かっている。
普通に考えたら無理だろう。
所詮私たちは高校生なんだから。
だけど、ゆーくんの答えは違った。
ひょっとしたら結婚させることができるかも知れないと言うのだ。
私は耳を疑ったが、ゆーくんが大丈夫と言うならこれ以上に信頼できることはない。
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羽月ちゃんの告白を聞いた次の日、私とゆーくんは花咲公園で羽月ちゃんを待っていた。
羽月ちゃんは私たちがいることに困惑しているようだったが、ゆーくんが「結婚できるようアドバイスしてやる」と言うと、驚きながらも話を聞き漏らさないように真剣に聞いていた。
ゆーくんのアドバイスは、光輝くんの両親の性格と、あの2人が学生結婚をしているという点を突いたものだった。確かに光輝くんのご両親のことを考えると、彼らが味方になってくれた段階で結婚できる確率はかなり高くなるだろう。少なくとも光輝くんは、了承せざるを得ない状態になるのではないかと思った。
アドバイスを聞き終わった羽月ちゃんは、最初から疑問だったであろう質問をゆーくんにする。
「なんで貴方のことを裏切った私のことを助けてくれようと思ったの?」
ゆーくんはその答えとして、「幼馴染みだから」と言った。
私はゆーくんはそれで良かったと思っている。
ひょっとしたら裏切った女に対して甘いと言う人もいるかも知れないけど、それでも私はゆーくんに暗い過去を背負って欲しくなかったのだ。
そう、幼馴染みを許すことが出来なかった自分という過去を。
そういう暗い過去というのは、これから人生を歩んでいてもどこかでふと思い出してしまうものだ。私としては、ゆーくんにそんな思いを長い間させるくらいなら、幼馴染みのことを許してしまった方が前を向けると思っていた。
羽月ちゃんへのアドバイスを終えた私たちは、そのまま花咲公園のベンチでお話をしていた。その時のゆーくんの表情を見たときに、私は先ほどの考えが間違えてなかったと分かった。
どこかゆーくんの表情が、あの裏切り行為を知る前に戻ったような気がするのだ。
心に受けた傷が完全に癒えるにはまだ時間がかかるだろう。
だけど、ゆーくんの心のシコリが取れたことが、私はとても嬉しかった。
私は嬉しくなって上機嫌でゆーくんと話していたら、突然のゆーくんの告白を聞いて頭が真っ白になってしまった。
「俺は奏のことが大好きです」
え? 好き?
何が好きなの? ゆーくん何を言ってるの?
困惑する私を尻目にゆーくんは私の目を見つめながら、言葉を続けてくれた。
「俺が苦しかったとき、心を閉ざしていたとき、奏がずっといてくれて俺は本当に救われたんだ。今度は俺が奏のことを救えるようになりたい。奏の隣にずっと居続けたい。……奏のことを俺が幸せにしたい。奏さえ良ければ、俺と付き合って欲しい。愛してるよ、奏」
信じられない。
ゆーくんが私のことを愛してるって言ってくれた。
いつか言ってくれたら嬉しいって夢見てたけど、本当にこんな時が来るなんて思ってもみなかった。
私は思いが溢れて、両目から大粒の涙を溢してしまった。
そしてなんとか私もゆーくんへの想いを伝える。
「ゆーくん。私もゆーくんが好き。ゆーくんのことを愛しています。私のことをゆーくんの恋人にしてください」
私は喜びのあまり、ゆーくんの胸に飛びついてしまう。こんなにも嬉しいのに、涙が止まらないよ。ありがと、ゆーくん。大好き!
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家まで送ってくれたゆーくんと別れて家に入ると、私はさっきの告白を思い出して一人でニヤニヤニヤニヤとしてしまう。
だって、ずっと想ってたんだもん。
ずっとゆーくんとお付き合いが出来たらって夢見てたんだもん。
こんな幸せなことはないよ。
私はベッドに横たわり、足をバタバタさせたり、体をゴロゴロさせて回転したりしてひたすら興奮状態だった。
一頻り悶絶した後に、私は一旦冷静になってあの2人のことを考える。
(あの2人は本当に結婚できるのかな? もし本当に結婚したら私は……)
***後書き***
次のお話でこの小説は完結します。
皆様がどう受け取ってくれるか不安ではありますが、最後までこの小説を読んでもらえただけで感謝しかありません。
ちょっと早いですが、本当にありがとうございます。
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