寝取られて裏切った恋人への復讐

音の中

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03:プールデート

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 夏休みに入ると、私とコタくんはたくさん遊びに行くようになった。
 何よりも楽しかったのはプールかな。
 いつもは瞳ちゃんや、他の女の子たちのグループで行ってたけど、コタくんと行くプールは最高に楽しかった。
 水着姿になるのはちょっと恥ずかしかったけど、コタくんが「可愛いね」と言ってくれたので、単純な私はそれだけで舞い上がってしまうのだ。

 頑張ってフリルがたくさんのビキニを買って良かった。
 私はこの日のために、事前にお母さんとお買い物に行って水着を新調していたのだ。
 一つ下の妹も色違いのお揃いを買ったけど、多分私の方が似合ってると思う。

 流れるプールでは大きな浮き輪をレンタルして、私が中に入ってコタくんが外から捕まってプカプカと浮かんだりして遊んでいた。
 すると、隣にいたお姉さんとお兄さんのカップルが、浮き輪の中に2人で入っているのを見て、私たちもやってみようってことになったんだけど、あまりにも密着具合が凄過ぎて2人してアワアワとしてしまった。

 肌が密着するのは何か新鮮で気持ち良かったんだけど、それ以上に羞恥心が勝ってしまった感じだ。
 キスはあれからも何回かしてるけど、それ以上の行為はまだ私たちはしていない。
 興味がないって言ったら嘘になるけど、正直まだ怖いって言うのが本音だったりする。

 私の部屋で夏休みの宿題をしているときに、一度そんな空気になったことがあるんだけど、私は正直にまだちょっと怖いと伝えると、頭をポンポンと撫でながら「焦っちゃってごめんね。弥生のペースでいいからね」と優しく言ってくれた。
 私はそれを聞いて大切にされてると感じて、コタくんのことがもっともっと好きになってしまうのだった。


「次はウォータースライダーやろうぜ!」


 コタくんが指差したのは、このプールの目玉でもある巨大ウォータースライダーだった。
 このウォータースライダーは一人用だけではなく二人用があるのが特徴で、大きな浮き輪に前後で乗って楽しむというものだった。
 私もいつかカップルで乗るのかなって思ってたけど、今からそれが実現すると思うとドキドキしてきてしまう。

 長蛇の列を並んで、ついに私たちの順番になった。
 私が浮き輪の前に座り、後ろにコタくんが座ると係の人が「彼氏さんの足を彼女さんが脇で挟むようにしてください」と言ってきた。

 えぇぇ!?
 コタくんの足を私の脇で挟む!?
 すると、「足、前に出すと」とコタくんが言うと、私の脇の下にコタくんの足がスッと入ってきた。
 こ、この足を私の脇で挟むんですか?
 私は若干テンパりながらも、意を決してギュッと挟み込むと「じゃあ行きまーす」とスタッフの人が浮き輪を前に押し出した。

 そこからは落ちる恐怖と、脇の下にあるコタくんの足に興奮してしまい、頭の中で「ギャーギャー」と叫ぶことしかできなかった。
 そして無事に着水すると、放心状態の私にコタくんは手を伸ばして「大丈夫?」と優しく微笑んできた。
 私はコタくんの足に興奮して放心してたなんて言える訳もなく、差し出された手をつかむと「ありがと」と何とか言うことができた。


「それにしても恥ずかしかったね。ぶっちゃけ弥生のところに足があるって思ったら、それでテンパって実はあんまり覚えてないんだよね」


 コタくんは照れ臭そうにそう言うと、「わ、私も! 私もテンパって全然覚えてないんだよ」と前のめりで同意した。
 ちょっとその勢いにコタくんは驚いていけど、「あはは。じゃあまた乗ってみようか?」と言ってくれたので、「うん!」とまたしても前のめりで肯首する。

 今度こそ純粋にウォータースライダーを楽しむぞ!
 そう意気込んでみたものの、ぶっちゃけ2回目でもコタくんの足に興奮して、結局ウォータースライダーの記憶はほとんどありませんでした。

 私たちにはまだウォータースライダーは早かったと判断して、その後は波のプールで遊んだり、また流れるプールでプカプカと浮かんだりして充実した一日を過ごすことができた。


「今日は楽しかったね。来年も再来年もずっと一緒にプールに行けるといいね」


 コタくんは本気で楽しそうな顔をしながら、ちょっと弾む声で来年の誘いをしてきた。


「うん。絶対だよ? またそして次こそはウォータースライダーを全力で楽しもうね」

「あはは。そうだね! 次こそは絶対だね!」


 私はコタくんの足に慣れるには、正直コタくんとの関係を進める必要があると感じていたけど、コタくんはどう思ってるんだろう?
 まだ正直怖いけど、いつか私の初めてをあげられる日が来るといいな。
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