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プレゼント 後編
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帝国歴43年4月。
アグネスは十歳の誕生日を迎えた。
毎年、誕生日には盛大な式典が開かれ、ライナルトを始め、重臣達から高価なプレゼントが送られるのだ。
ディートハルトはこの派手なパーティーがあまり好きではなかった。
まさに護衛が必要なので、欠席はありえない。
(ウエディングケーキかよ……)
この式典の為だけに、帝国にいる腕を持ったパティシエ達が集められ、特大のケーキを作らせている。
ライナルトは手に剣を持ち、アグネスがそこに手を添える。
二人は一同が注目する中、ケーキに入刀した。盛大な拍手が巻き起こる。
一体幾ら金をかけたのだろうか。十歳の子供にそこまでする必要があるのかとディートハルトは思った。
(しかし……何処までも自分本位だな冠老さんは……一体誰のパーティーなんだか……)
完全に空気扱いされている皇太子の事を思うと、何ともいえない気持ちになるディートハルト。
ライナルトは皇太子も立ち場上、出席だけはさせるものの、場を仕切らせたり、何かを喋らせたりする事はない。
貴族や重臣達からアグネスに届いた様々なプレゼントの箱が開けられていく。
どれも高価な美術品であり、貴族達は少しでもライナルトに取り入ろうととにかく金額を継ぎ込んでいた。
ここで、安い子供向けの玩具などをプレゼントしようものなら、すぐさまライナルトに改易とされるだろう。
(全く、姫のプレゼントというよりもライナルトさんへの貢物だな……
ふむっ、姫へのプレゼントか……何がいいかな……)
ディートハルトはまだプレゼントは用意していなかった。
というよりも、アグネスにプレゼントを送った事は一度もない。
10歳だし、何かプレゼントを送るのも悪くないとは思ったが、一体何をプレゼントすれば喜ぶのだろうか。
(う~む……いっその事、びっくり箱でもプレゼントして、盛大に驚かして俺が楽しむのもアリだな……)
無論、そんな事をこの式典の場でやろうものなら即死刑だろう。
式典が終わって寝室に戻ったら適当に工作でもするかなどと思案していると――
「では、最後は余のプレゼントじゃ!」
ライナルトがアグネスに一枚の封筒を渡す。
会場がざわめく、今までライナルトは誕生日の時に、それはもう派手で高価な品を渡していたため、一枚の封筒というのは誰もが意外に思ったのだ。
「爺上? これは?」
(まさか、肩たたき券か!? それも叩いてやるのではなく自分を叩かせる。)
ディートハルトは声に出してちゃちゃを入れたかったが、流石にここは空気を読んだ。
「開けてみるがよい」
アグネスが封を開けると、一枚の書状が入っていた。
アグネスは書状に目を通す。
書状の内容は、門限や4人以上の護衛、必ずディートハルトを連れるなどの制約はあるものの、自分の意志による城外への外出を認めるというものであった。
「じ…爺上……」
アグネスは喜びで震えている。
今まで、自分の意志で城を出た事は、ディートハルトが連れだした一回きりだったからである。
「ほっほっほっ……もう10歳じゃからな!
だが、必ず護衛は連れて行くのじゃぞ~?」
「うむっ! 約束するのじゃ~!」
ライナルトにとって、アグネスは後継者である以上、危険にはさらせない。
しかし、いつまでも城から出さずに世間知らずのまま成長されても困る。
アグネスには皇帝して世界に覇を唱えて欲しいと願っている。
自分が10歳の頃は家を飛び出し、乗馬と狩りを覚え、クリセ州の各地を巡り、旅などをして逞しく生きていた。
ここのところ、体調は悪くなる一方であり、自分が連れだすという事はしたくない。
無論、誘拐されたり襲われるリスクもあるが、以前、決闘の場で護衛のディートハルトとは直に剣を交えた事がある。
自分の剣をあれだけ受け止められるのであれば、アグネス一人を守るくらいの事はやってのけるだろう。
ヴェルナーが気にかけているだけあって、裏切るという事も考えにくい。
ライナルトは、いつ裏切ってもおかしくない様な野心家共をいかにカリスマで抑えておけるかどうかが主君としての器という考えを持っているため、自分と関係の深い重臣に預ける気にはなれなかった。
◇――
式典が終わり、アグネス及びプリンセスガード達は寝室へ戻ってきていた。
「むむ? ディートハルトは?」
部屋へ戻る途中までは一緒だったのに、ふと気がつくといなくなっている。
「何か、姫様のプレゼントを用意するとかいって、途中で別行動となりました」
イザークがアグネスの問いに答えた。
「プレゼント!? ディートハルトがか?」
アグネスが目を輝かせて驚く。
あの人の事ですから、期待しない方がいいですよと言いたくなるカミルであったが、そんな事を言えば、アグネスは怒りだすだろうから黙っている。
カミルに限らずこの場にいる全員が嫌な予感しかしなかった。
しばらくすると、リボンが巻かれた大きな箱を持ってディートハルトが寝室へ入ってくる。
「ひ~め!
このディートハルト! 今日という日の為にプレゼントを用意してまいりましたぞ!」
(用意してたなら、何で別行動を取ったんですか? どうせ、即席で調達してきたんでしょう?)
心の中で突っ込みを入れるカミルであったが、アグネスが目を輝かせているので、声に出しての突っ込みは死を招くと思い控えた。
「ほ~う! それは楽しみじゃのう!」
アグネスはプレゼントが早く寄こせと言わんばかりに両手を広げる。
「どうぞ!」
プレゼントをテーブルの上に置き、それを開けようとアグネスが駆けより、リボンに手をかける。
「姫様!」
唐突にイザークがアグネスに声をかけた。まるで行動を静止させるかの様である。
「なんじゃイザーク!」
水を差されたようで少し機嫌が悪くなる。
「い…いえ……その……
よかったらそのプレゼントは私が開けましょうか?」
十中八九、碌なものではないと確信し、最悪の事態を防ぐため、身を呈して爆弾から主君を守ろうとするが――
「何でお主が開けるのじゃ~っ!! これは余の物じゃ~!」
「おいイザーク! 空気読もうか?」
プレゼントを横取りされると思ったアグネスは怒鳴り声を上げ、ディートハルトはジロッと睨み引き下がるように促した。
「……す…すみません……」
(胃が痛くなってきた。)
イザークはすごすごと下がり。アグネスは気を取り直してプレゼントの箱をを開ける。
それはいわゆるビックリ箱であり、ヒマワリの髪飾りをつけたうさぎのぬいぐるみにバネを仕込み飛び出すように作られていた。
びょーんと勢いよく飛び出してきた兎に思わず身を仰け反らせ、尻もちをつくアグネス。
「サプラ~~イズ!! ハハハハハ!」
ディートハルトは笑っていたが、他の面々は静まり返っていた。
(リーダーが空気読んでくださいよ~!)
イザークは声にして叫びたかった。
アグネスは自分の身に何が起きたのかを理解すると、みるみるうちに目は吊り上がっていった。
「きぃさぁまぁ~!! なんじゃこれは~!!」
「ハハハ! 姫! びっくり箱という奴ですよ~!」
「余をおちょくりおって~!」
アグネスは起き上がるとディートハルトに掴みかかる。
「ハハハ!」
「笑うでないわ~!!」
アグネスは怒っているものの何処か嬉しそうだった。
翌日から、アグネスは城で働くメイドや衛兵を見つけては、プレゼントの箱を開けさせては驚かせて遊んだという。
アグネスは十歳の誕生日を迎えた。
毎年、誕生日には盛大な式典が開かれ、ライナルトを始め、重臣達から高価なプレゼントが送られるのだ。
ディートハルトはこの派手なパーティーがあまり好きではなかった。
まさに護衛が必要なので、欠席はありえない。
(ウエディングケーキかよ……)
この式典の為だけに、帝国にいる腕を持ったパティシエ達が集められ、特大のケーキを作らせている。
ライナルトは手に剣を持ち、アグネスがそこに手を添える。
二人は一同が注目する中、ケーキに入刀した。盛大な拍手が巻き起こる。
一体幾ら金をかけたのだろうか。十歳の子供にそこまでする必要があるのかとディートハルトは思った。
(しかし……何処までも自分本位だな冠老さんは……一体誰のパーティーなんだか……)
完全に空気扱いされている皇太子の事を思うと、何ともいえない気持ちになるディートハルト。
ライナルトは皇太子も立ち場上、出席だけはさせるものの、場を仕切らせたり、何かを喋らせたりする事はない。
貴族や重臣達からアグネスに届いた様々なプレゼントの箱が開けられていく。
どれも高価な美術品であり、貴族達は少しでもライナルトに取り入ろうととにかく金額を継ぎ込んでいた。
ここで、安い子供向けの玩具などをプレゼントしようものなら、すぐさまライナルトに改易とされるだろう。
(全く、姫のプレゼントというよりもライナルトさんへの貢物だな……
ふむっ、姫へのプレゼントか……何がいいかな……)
ディートハルトはまだプレゼントは用意していなかった。
というよりも、アグネスにプレゼントを送った事は一度もない。
10歳だし、何かプレゼントを送るのも悪くないとは思ったが、一体何をプレゼントすれば喜ぶのだろうか。
(う~む……いっその事、びっくり箱でもプレゼントして、盛大に驚かして俺が楽しむのもアリだな……)
無論、そんな事をこの式典の場でやろうものなら即死刑だろう。
式典が終わって寝室に戻ったら適当に工作でもするかなどと思案していると――
「では、最後は余のプレゼントじゃ!」
ライナルトがアグネスに一枚の封筒を渡す。
会場がざわめく、今までライナルトは誕生日の時に、それはもう派手で高価な品を渡していたため、一枚の封筒というのは誰もが意外に思ったのだ。
「爺上? これは?」
(まさか、肩たたき券か!? それも叩いてやるのではなく自分を叩かせる。)
ディートハルトは声に出してちゃちゃを入れたかったが、流石にここは空気を読んだ。
「開けてみるがよい」
アグネスが封を開けると、一枚の書状が入っていた。
アグネスは書状に目を通す。
書状の内容は、門限や4人以上の護衛、必ずディートハルトを連れるなどの制約はあるものの、自分の意志による城外への外出を認めるというものであった。
「じ…爺上……」
アグネスは喜びで震えている。
今まで、自分の意志で城を出た事は、ディートハルトが連れだした一回きりだったからである。
「ほっほっほっ……もう10歳じゃからな!
だが、必ず護衛は連れて行くのじゃぞ~?」
「うむっ! 約束するのじゃ~!」
ライナルトにとって、アグネスは後継者である以上、危険にはさらせない。
しかし、いつまでも城から出さずに世間知らずのまま成長されても困る。
アグネスには皇帝して世界に覇を唱えて欲しいと願っている。
自分が10歳の頃は家を飛び出し、乗馬と狩りを覚え、クリセ州の各地を巡り、旅などをして逞しく生きていた。
ここのところ、体調は悪くなる一方であり、自分が連れだすという事はしたくない。
無論、誘拐されたり襲われるリスクもあるが、以前、決闘の場で護衛のディートハルトとは直に剣を交えた事がある。
自分の剣をあれだけ受け止められるのであれば、アグネス一人を守るくらいの事はやってのけるだろう。
ヴェルナーが気にかけているだけあって、裏切るという事も考えにくい。
ライナルトは、いつ裏切ってもおかしくない様な野心家共をいかにカリスマで抑えておけるかどうかが主君としての器という考えを持っているため、自分と関係の深い重臣に預ける気にはなれなかった。
◇――
式典が終わり、アグネス及びプリンセスガード達は寝室へ戻ってきていた。
「むむ? ディートハルトは?」
部屋へ戻る途中までは一緒だったのに、ふと気がつくといなくなっている。
「何か、姫様のプレゼントを用意するとかいって、途中で別行動となりました」
イザークがアグネスの問いに答えた。
「プレゼント!? ディートハルトがか?」
アグネスが目を輝かせて驚く。
あの人の事ですから、期待しない方がいいですよと言いたくなるカミルであったが、そんな事を言えば、アグネスは怒りだすだろうから黙っている。
カミルに限らずこの場にいる全員が嫌な予感しかしなかった。
しばらくすると、リボンが巻かれた大きな箱を持ってディートハルトが寝室へ入ってくる。
「ひ~め!
このディートハルト! 今日という日の為にプレゼントを用意してまいりましたぞ!」
(用意してたなら、何で別行動を取ったんですか? どうせ、即席で調達してきたんでしょう?)
心の中で突っ込みを入れるカミルであったが、アグネスが目を輝かせているので、声に出しての突っ込みは死を招くと思い控えた。
「ほ~う! それは楽しみじゃのう!」
アグネスはプレゼントが早く寄こせと言わんばかりに両手を広げる。
「どうぞ!」
プレゼントをテーブルの上に置き、それを開けようとアグネスが駆けより、リボンに手をかける。
「姫様!」
唐突にイザークがアグネスに声をかけた。まるで行動を静止させるかの様である。
「なんじゃイザーク!」
水を差されたようで少し機嫌が悪くなる。
「い…いえ……その……
よかったらそのプレゼントは私が開けましょうか?」
十中八九、碌なものではないと確信し、最悪の事態を防ぐため、身を呈して爆弾から主君を守ろうとするが――
「何でお主が開けるのじゃ~っ!! これは余の物じゃ~!」
「おいイザーク! 空気読もうか?」
プレゼントを横取りされると思ったアグネスは怒鳴り声を上げ、ディートハルトはジロッと睨み引き下がるように促した。
「……す…すみません……」
(胃が痛くなってきた。)
イザークはすごすごと下がり。アグネスは気を取り直してプレゼントの箱をを開ける。
それはいわゆるビックリ箱であり、ヒマワリの髪飾りをつけたうさぎのぬいぐるみにバネを仕込み飛び出すように作られていた。
びょーんと勢いよく飛び出してきた兎に思わず身を仰け反らせ、尻もちをつくアグネス。
「サプラ~~イズ!! ハハハハハ!」
ディートハルトは笑っていたが、他の面々は静まり返っていた。
(リーダーが空気読んでくださいよ~!)
イザークは声にして叫びたかった。
アグネスは自分の身に何が起きたのかを理解すると、みるみるうちに目は吊り上がっていった。
「きぃさぁまぁ~!! なんじゃこれは~!!」
「ハハハ! 姫! びっくり箱という奴ですよ~!」
「余をおちょくりおって~!」
アグネスは起き上がるとディートハルトに掴みかかる。
「ハハハ!」
「笑うでないわ~!!」
アグネスは怒っているものの何処か嬉しそうだった。
翌日から、アグネスは城で働くメイドや衛兵を見つけては、プレゼントの箱を開けさせては驚かせて遊んだという。
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