10 / 14
第9話
しおりを挟む
アルベルト・ディートフリーは遠征中も遠征から帰って来た今も、テオのことが心配で十分に眠ることができず、目の下には常にクマを作っていた。しかし、公爵としての威厳を守る為公の政には参加し、隙を作らないでいた。
そして、心労が絶えない中今日も今日とてギークの元へ、遠征時の報告をしに行っていた。
「そういえば、お前好きな子できたんだって?」
「はぁ?」
「マルクが言ってたぞ。『公爵様にもついに春が!!』って」
「そんな事言った覚えはありません。ついに頭がおかしくなったのでは?」
「………お前、そろそろ不敬罪でしょっぴくぞ」
マルクは元々皇帝直属の騎士だったが、本人の希望でディートフリー公爵家の騎士団への移動した。
その理由が、「あんなにカッコよくて素敵な公爵様のお側で俺も一緒に戦いたいからです!」という何度も素直なものだった。
「そういえば、お前知ってるか?」
「………なにがですか」
「トリア王国の第一王子の婚約者候補だったやつ覚えてるか?令嬢達がこぞって可愛いと言ってた奴」
「まぁ、はい」
「あれ結局、別の公爵家との口約束で婚約が成立したけど、婚約破棄だってな」
トリア王国は、ルーヴァニア帝国の隣国に位置するそこまで大きくない国だ。ギークが皇帝になる前、そしてアルベルトが公爵になる前に一度だけその国の第一王子の誕生祭に参加したことがあった。
そこで、貴族からの話で婚約者最有力貴族がその子だった。
「名前なんだっけな~あーーー……覚えてるか?」
「………ユリアス・ディオニス伯爵令息です」
「それだ!!え、なんだ。お前もしかして………」
勝手な妄想を膨らませて、きゃぁぁぁなどとはしたない声を上げるギークを引っ叩くアルベルト。
「そんなんじゃありません。大体、私と貴方は彼が来る前にパーティーからは抜けたでしょう」
「確かにそうだったな」
お呼ばれしたパーティーはその時の皇帝に届いたものだったが、「経験は何事も大事だ」という判断で皇太子だったギーク、守備役としてアルベルトの父が担当し、付き添いでユースティアとアルベルトがついていっただけだった。
「いや違くて、俺が言いたいのは婚約破棄の理由だよ理由。あれ、気になんねーの?」
「………別に」
「素直じゃねーなー全く!俺が話してやろう!なんでも、公爵家側の浮気らしい。しーかーもー、ディオニス令息の腹違いの妹と」
「それは………だいぶ気持ちが悪いですね」
「だろ!?しかも、週四のペースで逢瀬してたらしい。ちなみに、婚約破棄する前からの婚前交渉。俺が聞いたのは、その場面を直接令息が見て、告げられたって事くらいかな」
「受理されたんですか、それは」
「話によると、伯爵が無理矢理婚約を破棄させたってさ」
「……………ああ、あの銀髪の」
「そう、あの優秀な人」
皇帝ギークと公爵アルベルトは、直結にいえばトリア王国を気にいることはなかった。平民から無駄に多い税を捲り上げる王族に、その事に気付きもしない無知な貴族。
簡単にいえば、馬鹿な貴族の集まりだった。都市部から少し外れた地域では、貧民が多くまともな整備すらない。そこに流れる水は、排泄物が混じり到底飲めるものではなかった。
滞在したのは二週間で、視察も兼ねたものだった。
そして、二人がそこで見たのはディオニス伯爵の貴族らしい立ち振る舞いだった。貴族としての教養や威厳を保ちつつ、そこの領地だけは他と比べて豊かで、貧民街への支援も積極的に行い、救助活動や建築、食糧の配布などを行なっていたのはその貴族のみだった。
加えて、その事の発端になったのがまだ幼い子供ユリアス・ディオニスの提案のものだということを知ったのは伯爵と話してからだった。
「長男の方は今どっかに留学中で、婚約破棄された次男の方は行方が知れていないだとよ」
「破門、は有り得ませんね」
「ああ、ある訳ない………ところで話は全く変わるが、お前にとっても嬉しい話があるんだが、いいか?」
「………どうぞ」
「最近、市井でやけに貴族から人気の売店があるの知ってるか?」
「知りませんね」
「そこで売ってる、洗髪料が良いとリリスがある令嬢に聞いたらしくてな、加えて店主はまだ二十もいかない青年で、左耳にだけ銀色のダイヤの形をしたピアスをつけている」
その話を聞いた途端、アルベルトはもっと話を聞かせろと言わんばかりにギークに詰め寄る。
その目にはどこか期待が混じり、同時にひどく震えていた。
「しかも、ジュネーヴの婆さんの店のだ」
「行ってくる」
「ばっっか!!今お前がいけば、その子がどんな目で見られるのか分かってんのか!?おい!と、まれ!!興奮する気持ちは分かるが、一旦落ち着け!!」
身長百九十を超える巨体の公爵を必死に止めようとする、皇帝の姿は見るに耐えないものだったが、諦めたのか大人しくなった公爵の姿はやはりどこか興奮と不安が混じっていた。
「落ち着いたか?」
茶を差し出し、アルベルトを座らせるとギークは笑った。
「確認は、俺とリリスが買いに行くついでに行くからお前は少し寝とけ。それと、マルク達が必死になってテオを探してくれてるんだろ?テオが戻って来た時にお前が元気なきゃ、あいつが心配するだろ。今日はもう帰って寝ろ」
そうして馬車を出したギークは、一人不安げにその跡を見ていた。
『ジュネーブ婆さんの店で売られている、ひとつしかない銀色のピアス』
——————この話題を出したのは初めてだった。
獣人には“運命の番“と呼ばれる特殊な繋がりが存在する。
相手の容姿、美醜などとは無関係に惹かれ合う特別な運命の相手。
自然に出会う確率は0.1パーセントにも満たず、それでも希望を捨てきれない場合、自分に番が出来るまでの間自身の血を加工した、体の一部に付けられるものを作る者がいる。
特に番意識が強い獣人の中で、アルベルトのようなユキヒョウ科の獣人は代々それを行うことが多かった。そして、アルベルト自身も希望を捨てきれないうちの一人だった。
「顔に見合わず、ロマンチックだなほんと」
ギークは素敵だと思った。
そして、その作った者を売るのは“あなたの番を見つけてください“という合図でもある。それを見つけられるのは世界でたった一人、創造者の運命の番のみ。血を分けて生き絶えた夫婦———その名残から来る考えだった。
その物を売っているときは、運命の番の人にしか物自体を見ることは出来ず、買った人が身に付けることで初めて周囲に、特に番意識を持つ人達に“自分には番がいます“ということを表す。
「任せとけ、相棒」
ギークは、両親を早くに亡くし、その上信頼して慕っていた兄までもを亡くした孤独な一匹狼のアルベルトの幸せを心から願っていた。
そしてそれは、彼の上司としてではなく友人としての意気だった。
そして、心労が絶えない中今日も今日とてギークの元へ、遠征時の報告をしに行っていた。
「そういえば、お前好きな子できたんだって?」
「はぁ?」
「マルクが言ってたぞ。『公爵様にもついに春が!!』って」
「そんな事言った覚えはありません。ついに頭がおかしくなったのでは?」
「………お前、そろそろ不敬罪でしょっぴくぞ」
マルクは元々皇帝直属の騎士だったが、本人の希望でディートフリー公爵家の騎士団への移動した。
その理由が、「あんなにカッコよくて素敵な公爵様のお側で俺も一緒に戦いたいからです!」という何度も素直なものだった。
「そういえば、お前知ってるか?」
「………なにがですか」
「トリア王国の第一王子の婚約者候補だったやつ覚えてるか?令嬢達がこぞって可愛いと言ってた奴」
「まぁ、はい」
「あれ結局、別の公爵家との口約束で婚約が成立したけど、婚約破棄だってな」
トリア王国は、ルーヴァニア帝国の隣国に位置するそこまで大きくない国だ。ギークが皇帝になる前、そしてアルベルトが公爵になる前に一度だけその国の第一王子の誕生祭に参加したことがあった。
そこで、貴族からの話で婚約者最有力貴族がその子だった。
「名前なんだっけな~あーーー……覚えてるか?」
「………ユリアス・ディオニス伯爵令息です」
「それだ!!え、なんだ。お前もしかして………」
勝手な妄想を膨らませて、きゃぁぁぁなどとはしたない声を上げるギークを引っ叩くアルベルト。
「そんなんじゃありません。大体、私と貴方は彼が来る前にパーティーからは抜けたでしょう」
「確かにそうだったな」
お呼ばれしたパーティーはその時の皇帝に届いたものだったが、「経験は何事も大事だ」という判断で皇太子だったギーク、守備役としてアルベルトの父が担当し、付き添いでユースティアとアルベルトがついていっただけだった。
「いや違くて、俺が言いたいのは婚約破棄の理由だよ理由。あれ、気になんねーの?」
「………別に」
「素直じゃねーなー全く!俺が話してやろう!なんでも、公爵家側の浮気らしい。しーかーもー、ディオニス令息の腹違いの妹と」
「それは………だいぶ気持ちが悪いですね」
「だろ!?しかも、週四のペースで逢瀬してたらしい。ちなみに、婚約破棄する前からの婚前交渉。俺が聞いたのは、その場面を直接令息が見て、告げられたって事くらいかな」
「受理されたんですか、それは」
「話によると、伯爵が無理矢理婚約を破棄させたってさ」
「……………ああ、あの銀髪の」
「そう、あの優秀な人」
皇帝ギークと公爵アルベルトは、直結にいえばトリア王国を気にいることはなかった。平民から無駄に多い税を捲り上げる王族に、その事に気付きもしない無知な貴族。
簡単にいえば、馬鹿な貴族の集まりだった。都市部から少し外れた地域では、貧民が多くまともな整備すらない。そこに流れる水は、排泄物が混じり到底飲めるものではなかった。
滞在したのは二週間で、視察も兼ねたものだった。
そして、二人がそこで見たのはディオニス伯爵の貴族らしい立ち振る舞いだった。貴族としての教養や威厳を保ちつつ、そこの領地だけは他と比べて豊かで、貧民街への支援も積極的に行い、救助活動や建築、食糧の配布などを行なっていたのはその貴族のみだった。
加えて、その事の発端になったのがまだ幼い子供ユリアス・ディオニスの提案のものだということを知ったのは伯爵と話してからだった。
「長男の方は今どっかに留学中で、婚約破棄された次男の方は行方が知れていないだとよ」
「破門、は有り得ませんね」
「ああ、ある訳ない………ところで話は全く変わるが、お前にとっても嬉しい話があるんだが、いいか?」
「………どうぞ」
「最近、市井でやけに貴族から人気の売店があるの知ってるか?」
「知りませんね」
「そこで売ってる、洗髪料が良いとリリスがある令嬢に聞いたらしくてな、加えて店主はまだ二十もいかない青年で、左耳にだけ銀色のダイヤの形をしたピアスをつけている」
その話を聞いた途端、アルベルトはもっと話を聞かせろと言わんばかりにギークに詰め寄る。
その目にはどこか期待が混じり、同時にひどく震えていた。
「しかも、ジュネーヴの婆さんの店のだ」
「行ってくる」
「ばっっか!!今お前がいけば、その子がどんな目で見られるのか分かってんのか!?おい!と、まれ!!興奮する気持ちは分かるが、一旦落ち着け!!」
身長百九十を超える巨体の公爵を必死に止めようとする、皇帝の姿は見るに耐えないものだったが、諦めたのか大人しくなった公爵の姿はやはりどこか興奮と不安が混じっていた。
「落ち着いたか?」
茶を差し出し、アルベルトを座らせるとギークは笑った。
「確認は、俺とリリスが買いに行くついでに行くからお前は少し寝とけ。それと、マルク達が必死になってテオを探してくれてるんだろ?テオが戻って来た時にお前が元気なきゃ、あいつが心配するだろ。今日はもう帰って寝ろ」
そうして馬車を出したギークは、一人不安げにその跡を見ていた。
『ジュネーブ婆さんの店で売られている、ひとつしかない銀色のピアス』
——————この話題を出したのは初めてだった。
獣人には“運命の番“と呼ばれる特殊な繋がりが存在する。
相手の容姿、美醜などとは無関係に惹かれ合う特別な運命の相手。
自然に出会う確率は0.1パーセントにも満たず、それでも希望を捨てきれない場合、自分に番が出来るまでの間自身の血を加工した、体の一部に付けられるものを作る者がいる。
特に番意識が強い獣人の中で、アルベルトのようなユキヒョウ科の獣人は代々それを行うことが多かった。そして、アルベルト自身も希望を捨てきれないうちの一人だった。
「顔に見合わず、ロマンチックだなほんと」
ギークは素敵だと思った。
そして、その作った者を売るのは“あなたの番を見つけてください“という合図でもある。それを見つけられるのは世界でたった一人、創造者の運命の番のみ。血を分けて生き絶えた夫婦———その名残から来る考えだった。
その物を売っているときは、運命の番の人にしか物自体を見ることは出来ず、買った人が身に付けることで初めて周囲に、特に番意識を持つ人達に“自分には番がいます“ということを表す。
「任せとけ、相棒」
ギークは、両親を早くに亡くし、その上信頼して慕っていた兄までもを亡くした孤独な一匹狼のアルベルトの幸せを心から願っていた。
そしてそれは、彼の上司としてではなく友人としての意気だった。
2,970
お気に入りに追加
4,009
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
家を追い出されたのでツバメをやろうとしたら強面の乳兄弟に反対されて困っている
香歌奈
BL
ある日、突然、セレンは生まれ育った伯爵家を追い出された。
異母兄の婚約者に乱暴を働こうとした罪らしいが、全く身に覚えがない。なのに伯爵家当主となっている異母兄は家から締め出したばかりか、ヴァーレン伯爵家の籍まで抹消したと言う。
途方に暮れたセレンは、年の離れた乳兄弟ギーズを頼ることにした。ギーズは顔に大きな傷跡が残る強面の騎士。悪人からは恐れられ、女子供からは怯えられているという。でもセレンにとっては子守をしてくれた優しいお兄さん。ギーズの家に置いてもらう日々は昔のようで居心地がいい。とはいえ、いつまでも養ってもらうわけにはいかない。しかしお坊ちゃん育ちで手に職があるわけでもなく……。
「僕は女性ウケがいい。この顔を生かしてツバメをしようかな」「おい、待て。ツバメの意味がわかっているのか!」美貌の天然青年に振り回される強面騎士は、ついに実力行使に出る?!
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる