暴君王子は恋を知る

まぁ

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 アンリの中に入った玉の棒は、和史の手によって出し入れされる。その異なった大きさによる刺激は、内側の粘膜を擦り上げた。
「ひっ!」
「色気ないな。もっといつもみたいなかわいい声で鳴けよ」
「なっ、かわいいって……」
 ずぶずぶと出入りする異物が何とも言えない感覚を呼ぶ。特に大きめの玉が入口付近で出入りすると、ちょうどいい感じに前立腺を刺激される。その度にきゅっとお尻が締まる。
「や、やぁ!お願……もう……」
「何だよ。買って来たのはアンリなのに。もうへばったのか?」
「うるさ……こんなのヤダ……」
 刺激による涙なのか、本当に嫌がっての涙なのかわからないが、アンリの目からはぽたぽたと涙が流れた。上目遣いにそうされると和史としてもたまったもんじゃない。ずるりとアンリの中に入っていたものが抜き出された。そして和史は着ていたものを全て脱ぐ。
 露になった年齢にそぐわぬ肉体に、天までそそり立つかのような怒張。それはアンリを欲しいと訴えている。それを見たアンリは顔が赤くなった。今からあれが自分の中に入るのだ。そう思うとアンリの秘孔はきゅっと締まった。
「おい、見ているのはいいが、アンリの口で濡らしてくれないか?」
「は?口で?」
「そうだ……ほら」
 アンリの腕を引っ張り、体を起こすとアンリの目の前に和史はそれを持って来た。
「出来るだろ?」
「そ、それよりコレ外せよ!」
 再三言ってみるが、手錠は外してもらえない。ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべるだけの和史に焦れたアンリは、「ちくしょう!」と思いながら目の前にある和史のペニスをパクリと口の中に入れた。
「おい。噛みちぎるなよ。やり方だってわかるだろ?前に俺がしたみたいにやってみろ」
 初めての時に和史にされたような事。それを再現しようと手が使えない中、舌と口だけでアンリはペニスを刺激する。だが和史のモノは予想以上に大きい。口に含み半分までがやっとだし、それを咥えて動かすとなると顎がとても痛いのだ。そんなの知った事かと和史はアンリの頭を押さえつける。
「そうだ。ゆっくりでいいから舌で裏筋から先端までを舐めるんだ」
 決して上手くはないその行為だが、潤んだ瞳を上向かせながら自身のモノを咥えるアンリの姿はなんとも扇情的だ。テクはなくとも史観だけでイってしまいそうだと思った。
「んん、んぶ……」
 じゅぶじゅぶと淫猥な音が響く。苦しそうにペニスを舐めるアンリ。初めはしょっぱいだけだったが、先端から溢れる体液がなんとなく甘く感じられた。決してそんな事はないのだろうが、アンリにはそう思ったのだ。硬度を増すそれが自分の中に入る。知らないうちにアンリ自身のペニスも勃ち上がる。手錠をされているとは言っても手はそこに持っていける。自然と手はそこにいき自らの手で慰める。それを見ていた和史はニヤリと笑った。
「俺の咥えておきながら気持ちよくなったか?」
「んっ……んん。あっ……」
 和史は自分のペニスをアンリの口から引き離す。すると反動でぶるりとアンリの口から離れ、幾筋もの線が引かれた。
「一生懸命濡らしてくれたからな。そろそろご褒美をやらないとな」
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