41 / 44
第七話
5
しおりを挟む
「私は星永さんの事、嫌いになんてなりません。それに、初めて抱かれた時、私に何か言っていたでしょ?その時心の中で思ってたんです。これが愛してるだったら嬉しいなって……」
「そうか。少し違うが、あの時はこう言ったのだ。これからは一緒だ……と」
「はい。好きです。星永さん」
「あぁ、私もだ。久美子だけを愛し貫く」
どちらともなく唇が触れ合う。触れ合うだけの口づけは角度を変え、互いの舌を絡めあう。
「さすがに今日は邪魔も入らぬだろう」
「ですね……」
さすがに二度も三度も事件はないだろう。
寝台に押し倒された私の胸に星永さんの手が触れる。
「んっ……」
優しくなぞる様な手は、次第に揉みこむように愛撫し、胸の合わせから入り込み先端を摘まむ。そのたびに甘い喘ぎが漏れ出た。
「星永さん。好き……」
「私もだ」
再び唇が合わされる。そしていつの間にか二人とも一糸纏わぬ姿になっていた。互いのぬくもりが直接感じる。熱を帯びる私の体は、星永さんの手腕の一つ一つに反応を見せる。
「あ、あぁ……あっ」
「もっと甘い声を聞かせろ」
そう言って星永さんの手が私の太ももを這っていき、秘蜜の場所に触れた。そこはもう蜜が溢れ、触れるたびに淫靡な音を奏でる。部屋に聞こえるのは私の喘ぎ声と蜜の音。恥ずかしさも羞恥もない。ただもたらされる快楽に溺れた。
「星……永さん……もう」
「あぁ」
体の奥から疼く熱は星永さんを求めている。欲しい。そう言葉にした時、星永さんは私の蜜壺へと太く大きな杭を打ち込む。
「あ、ああぁぁぁ!」
欲しかったものを与えられた私。体の奥から歓喜し、軽く達した。
「達したのか?主の中が締まった」
「いや……言わないで……」
「もっと善くしてやろう」
そういうとゆっくりとした注送から次第に激しさを増した。腰を打ち付けられるたびに漏れ出る私の声と粘着質を持った蜜の音。そして星永さんの荒い息遣い。どれがどれだかわからない状況の中、お互いの熱はさらに上がる。
「あ、あぁ。も、や……」
「まだだ。もう少し付き合ってもらうぞ」
「あっん。もうむ……星永……さ」
激しい注送が終わりを告げようとしているのがわかる。
「あ、あ、あぁ!」
「往くぞ久美子」
「ひっ、ああぁぁぁ!」
私の子宮に熱い星永さんの蜜が注がれる。
「ん、えっ?」
終わったと思っていたが、星永さんのものはまだ芯を持っており、再び私に打ちつけてくる。
「まだ終わらないぞ。なんどもお預けをくらったんだ。今日は覚悟してもらう」
「そ、そんな……」
この熱の交わりは明け方まで続く事になるとは、まったく予想していなかった。
「そうか。少し違うが、あの時はこう言ったのだ。これからは一緒だ……と」
「はい。好きです。星永さん」
「あぁ、私もだ。久美子だけを愛し貫く」
どちらともなく唇が触れ合う。触れ合うだけの口づけは角度を変え、互いの舌を絡めあう。
「さすがに今日は邪魔も入らぬだろう」
「ですね……」
さすがに二度も三度も事件はないだろう。
寝台に押し倒された私の胸に星永さんの手が触れる。
「んっ……」
優しくなぞる様な手は、次第に揉みこむように愛撫し、胸の合わせから入り込み先端を摘まむ。そのたびに甘い喘ぎが漏れ出た。
「星永さん。好き……」
「私もだ」
再び唇が合わされる。そしていつの間にか二人とも一糸纏わぬ姿になっていた。互いのぬくもりが直接感じる。熱を帯びる私の体は、星永さんの手腕の一つ一つに反応を見せる。
「あ、あぁ……あっ」
「もっと甘い声を聞かせろ」
そう言って星永さんの手が私の太ももを這っていき、秘蜜の場所に触れた。そこはもう蜜が溢れ、触れるたびに淫靡な音を奏でる。部屋に聞こえるのは私の喘ぎ声と蜜の音。恥ずかしさも羞恥もない。ただもたらされる快楽に溺れた。
「星……永さん……もう」
「あぁ」
体の奥から疼く熱は星永さんを求めている。欲しい。そう言葉にした時、星永さんは私の蜜壺へと太く大きな杭を打ち込む。
「あ、ああぁぁぁ!」
欲しかったものを与えられた私。体の奥から歓喜し、軽く達した。
「達したのか?主の中が締まった」
「いや……言わないで……」
「もっと善くしてやろう」
そういうとゆっくりとした注送から次第に激しさを増した。腰を打ち付けられるたびに漏れ出る私の声と粘着質を持った蜜の音。そして星永さんの荒い息遣い。どれがどれだかわからない状況の中、お互いの熱はさらに上がる。
「あ、あぁ。も、や……」
「まだだ。もう少し付き合ってもらうぞ」
「あっん。もうむ……星永……さ」
激しい注送が終わりを告げようとしているのがわかる。
「あ、あ、あぁ!」
「往くぞ久美子」
「ひっ、ああぁぁぁ!」
私の子宮に熱い星永さんの蜜が注がれる。
「ん、えっ?」
終わったと思っていたが、星永さんのものはまだ芯を持っており、再び私に打ちつけてくる。
「まだ終わらないぞ。なんどもお預けをくらったんだ。今日は覚悟してもらう」
「そ、そんな……」
この熱の交わりは明け方まで続く事になるとは、まったく予想していなかった。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
森でオッサンに拾って貰いました。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
恋愛
アパートの火事から逃げ出そうとして気がついたらパジャマで森にいた26歳のOLと、拾ってくれた40近く見える髭面のマッチョなオッサン(実は31歳)がラブラブするお話。ちと長めですが前後編で終わります。
ムーンライト、エブリスタにも掲載しております。

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

束縛婚
水無瀬雨音
恋愛
幼なじみの優しい伯爵子息、ウィルフレッドと婚約している男爵令嬢ベルティーユは、結婚を控え幸せだった。ところが社交界デビューの日、ウィルフレッドをライバル視している辺境伯のオースティンに出会う。翌日ベルティーユの屋敷を訪れたオースティンは、彼女を手に入れようと画策し……。
清白妙様、砂月美乃様の「最愛アンソロ」に参加しています。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる