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「好きだよ。愛してる……」
「んっ……」
甘く優しいキスが落ちてきた。けどこのキスは恋人同士のキスだ。伊織が舌が俺の口内に入り込む。歯列をなぞりながら俺の舌に絡まり、上顎をも蹂躙していく。俺もそれに答えた。空いていた両腕を伊織の首に絡める。
キスが深くなる度に、くちゅくちゅと淫猥な音が響き、嚥下しきれない唾液が唇から洩れ、顎を通って首筋に落ちた。
「あっ……ん……」
「コウちゃん……」
つぅっと糸を引きながら伊織の唇が放れ、伊織は流れた唾液を追うように顎から首筋にかけて舌を這わせてくる。それが心地よく、俺の口からは甘ったるい喘ぎ声が漏れるが、ふと下に両親がいるのを思い出した。
「あっ、伊織……ダメだ……」
「どうして?あぁ、おばさん達が下いるからね」
「そ、そうだ……」
「だったらコウちゃん頑張って声抑えて」
「はぁ?」
「俺我慢出来ないよ。コウちゃんの気持ちわかって……」
待てを言おうと思った時、伊織の手が俺の服に忍び込んで、脇腹をそっと撫で上げて上へと向かっていく。
「い……おり……ダメだ。っ!」
伊織の手が俺の乳首へとたどり着くと、指で先端を摘まむ。その衝撃にピリッとしたものが身体中を巡った。指の腹で乳首を押したり摘まんだり、弾いたりするだけで声が漏れる。だが下に両親がいる以上はそれを必死になって抑え込んだ。
「んん……はぁっ……!」
「コウちゃん。そんな声出したら聞こえるよ」
「だったら……やめっ……あっ!」
やばいやばいと思った時には遅い。俺の息子は与えられる刺激に十分反応していた。もちろんそれは伊織にも伝わっているのか、さっきから膝で下半身の付け根をぐりぐりと押してきている。
もう止められない。これは覚悟を決めないといけないな。そう思った時だった。
「浩二!林檎剥いたから持っていきなさい!」
天の声だ。母親が下から俺にそう言ってきたので、伊織も手を引っ込めた。
「やっぱ家の中って危険があるね。仕方ないな……今日は止めとくよ」
「はぁ……」
安心した瞬間にため息が漏れた。こんな事されて俺の息子は大変な事になってるんだけどな。
「それじゃ下行けないよね?俺が行ってくるよ」
そう言って伊織が変わりに林檎を取りに行ってくれた。なんだかホッとしたのもつかの間、林檎を乗せた皿を手に戻って来た伊織は俺に追い打ちをかけてきた。
「今度は俺の部屋においでよ。どうせ母さんも父さんも遅いし。ねっ」
「う……わかった……」
林檎を齧っても味がわからない。なんか水分が口の中に入ってきたくらいはわかるが、それよりも伊織が言った事の方で頭がいっぱいになった。
もうこれで俺と伊織も恋人同士なんだよな……てかこれでよかったのだろうか?まだ不安が残る。伊織の嬉しそうな顔を見て、なんだか俺は切なくなった。同じ気持ちになれなかった。
伊織の気持ちは痛いくらいにわかってる。けどこれが永遠じゃないんだ。いつか別れる時が来るし、もしかしたら伊織が俺に飽きて手放す日が来るかもしれない。それを考えると胸が切なく、痛くなった。
「んっ……」
甘く優しいキスが落ちてきた。けどこのキスは恋人同士のキスだ。伊織が舌が俺の口内に入り込む。歯列をなぞりながら俺の舌に絡まり、上顎をも蹂躙していく。俺もそれに答えた。空いていた両腕を伊織の首に絡める。
キスが深くなる度に、くちゅくちゅと淫猥な音が響き、嚥下しきれない唾液が唇から洩れ、顎を通って首筋に落ちた。
「あっ……ん……」
「コウちゃん……」
つぅっと糸を引きながら伊織の唇が放れ、伊織は流れた唾液を追うように顎から首筋にかけて舌を這わせてくる。それが心地よく、俺の口からは甘ったるい喘ぎ声が漏れるが、ふと下に両親がいるのを思い出した。
「あっ、伊織……ダメだ……」
「どうして?あぁ、おばさん達が下いるからね」
「そ、そうだ……」
「だったらコウちゃん頑張って声抑えて」
「はぁ?」
「俺我慢出来ないよ。コウちゃんの気持ちわかって……」
待てを言おうと思った時、伊織の手が俺の服に忍び込んで、脇腹をそっと撫で上げて上へと向かっていく。
「い……おり……ダメだ。っ!」
伊織の手が俺の乳首へとたどり着くと、指で先端を摘まむ。その衝撃にピリッとしたものが身体中を巡った。指の腹で乳首を押したり摘まんだり、弾いたりするだけで声が漏れる。だが下に両親がいる以上はそれを必死になって抑え込んだ。
「んん……はぁっ……!」
「コウちゃん。そんな声出したら聞こえるよ」
「だったら……やめっ……あっ!」
やばいやばいと思った時には遅い。俺の息子は与えられる刺激に十分反応していた。もちろんそれは伊織にも伝わっているのか、さっきから膝で下半身の付け根をぐりぐりと押してきている。
もう止められない。これは覚悟を決めないといけないな。そう思った時だった。
「浩二!林檎剥いたから持っていきなさい!」
天の声だ。母親が下から俺にそう言ってきたので、伊織も手を引っ込めた。
「やっぱ家の中って危険があるね。仕方ないな……今日は止めとくよ」
「はぁ……」
安心した瞬間にため息が漏れた。こんな事されて俺の息子は大変な事になってるんだけどな。
「それじゃ下行けないよね?俺が行ってくるよ」
そう言って伊織が変わりに林檎を取りに行ってくれた。なんだかホッとしたのもつかの間、林檎を乗せた皿を手に戻って来た伊織は俺に追い打ちをかけてきた。
「今度は俺の部屋においでよ。どうせ母さんも父さんも遅いし。ねっ」
「う……わかった……」
林檎を齧っても味がわからない。なんか水分が口の中に入ってきたくらいはわかるが、それよりも伊織が言った事の方で頭がいっぱいになった。
もうこれで俺と伊織も恋人同士なんだよな……てかこれでよかったのだろうか?まだ不安が残る。伊織の嬉しそうな顔を見て、なんだか俺は切なくなった。同じ気持ちになれなかった。
伊織の気持ちは痛いくらいにわかってる。けどこれが永遠じゃないんだ。いつか別れる時が来るし、もしかしたら伊織が俺に飽きて手放す日が来るかもしれない。それを考えると胸が切なく、痛くなった。
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