2 / 11
⑵輪姦
しおりを挟む
「――くん。起きてください、志郎くん」
「いっ!?」
臀部に強烈な痛みが走り、志郎は強制的に目覚めさせられた。どうやら黎に何度も臀部を強く叩かれたようで、そこはヒリヒリと痛んでいる。
少し混乱したまま、志郎はのろのろと上体を起こした。そこでようやく拘束具を外され、マットの上に転がされている事に気がつく。
「な……んで……」
自由になった手足をぼうっと眺めながら、志郎は呟く。
「限界まで責め抜きましたからね。流石にもう部下達が、危険に晒される程の抵抗はできないだろうと判断しました。それにしても気絶する程、気持ちよかったんですね?」
黎の言葉に志郎はカッと顔を赤くする。その表情見て黎はククッと笑うと、ソファの方に移動して深く腰掛ける。
「私はしばらく見てますので、好きなように志郎くんを可愛がってあげてください」
黎の言葉に部下達は頷くと、志郎に群がっていく。
「なっ……! やめろ……っ! あっ!」
志郎はもう抵抗する力が残っていないようで、呆気なく仰向けに押し倒され、無理やり脚を開かされてしまう。媚薬を塗りこまれ、何度も絶頂させられて敏感になった身体は、男達に少し触れられるだけでもビクビクと反応する。そんな志郎の反応を楽しむように、男達は特に敏感な部分を重点的に愛撫する。
右は乳輪をクルクルとなぞられ、左は爪でカリカリと引っ掻く。尿道口は小指でほじられ、裏筋を指でゆっくり上下に刺激される。散々、弄られ続けて柔らかくなった後孔は、ゴツゴツした男達の指を何本も咥え込んでいる。
「やだぁ……もぉ……すぐにっ……イっちゃ……」
男達の緩やかな責めに、志郎は軽くイってしまう。ピュッと精液が飛び出すのを目にした男達はゲラゲラと嗤い、志郎の身体をしっかり押さえつけると、今度は激しく責め立てる。
右乳首を口に含み、ねっとり舐め回し、軽く歯を立てる。左乳首は限界まで強く引っ張り、捏ね繰り回す。性器にはローションを垂らして、ぐちゅぐちゅと厭らしい音をわざと立てながら上下に激しくしごく。ナカの指は前立腺をグリグリと押し潰す。
「やあっ! すぐイっちゃうぅ!! だめぇ……!」
志郎は身体を震わせながら、盛大に射精した。すると、性器をしごいていた男が、手の平で亀頭を擦り始める。
「それやめろぉ!! やだっ……! またあれがクる……! キちゃうぅぅ!!」
必死の抵抗も虚しく、屈強な男達に完全に身体を押さえつけられたまま、志郎は派手に潮を吹いた。ビクビクと身体を痙攣させ、身悶える志郎を解放した男達はニヤニヤと彼を見下ろしている。
「おい、自分だけ気持ちよくなってんじゃねぇよ」
「散々、気持ちよくしてやったんだ。今度は俺達にしっかり奉仕しろよ?」
男達は口々にそう言いながら、スーツを脱ぎ捨てて全裸になる。どの男達の性器も完全に勃起しており、それを見せつけるように志郎を取り囲む。
男の一人が、横たわる志郎の腕を掴み、無理やり座らせる。
「おら、舐めろ」
男は自分の性器を志郎の口元に持っていき、そう言った。けれども当然、そんな事したくない志郎は首を横に振る。
「あ? まさか忘れたのか? 俺達に逆らったら、テメェの大切な後輩クンが酷い目に遭うって事をよ」
その言葉に、志郎は後輩捜査官のシオンの顔を思い浮かべる。自分の身体を差し出す代わりに、シオンだけでも逃がしてもらう約束をした以上は、ここで逆らう訳にはいかない。だから志郎は意を決して、男の性器に恐る恐る舌を伸ばす。志郎の舌はぎこちなく動き、チロチロと男の性器を舐め始める。
「あ!? もっとしっかり舐めろよ」
性器で頬をペチペチと叩かれ、志郎は苦い顔をしながらも舌を這わせる。
「チッ……下手くそだな。テメェも男なら気持ちイイとこくらい分かんだろ?」
その言葉に志郎は男を睨みつけながら亀頭を舐めたり、裏筋に舌を這わせたりする。
「んっ……ふ……んあ……」
「はっ……さっきよりはマシにはなったが……まだまだだな。だが、その面は悪くない」
「まだそんな目ができたとはな。おい、こっちは手でしごけよ」
別の男がそう言いながら、志郎に自分の性器を握らせ、強引にしごかせる。
「舐めてばっかいないで口に含んで刺激しろ」
志郎はその言葉に嫌々ながら従い、性器を口に含むと、頭を前後に動かして男のモノを刺激していく。
「おい、手が止まってるぞ」
もう一人の男にそう言われ、志郎は性器を持つ手を渋々、動かす。他の男達はその様子を眺めながら、各々自分の性器をしごいている。
「チッ……これだと埒が明かねぇな」
性器を舐めさせている男はそう言うと、志郎の頭を掴み、激しく出し入れする。
「んっ!? ひゃめっ……! んんんっ!!」
「こっちももっと激しくしごいてくれよ」
もう一人の男は志郎の手に自分のを重ね、強引に性器を激しくしごかせる。それからしばらくして二人の男は達し、志郎の口内と顔に精液を放った。
「んんんっ!! ふ……んんっ……ふぁ……」
精液を無理やり飲まされ、志郎は苦しそうに呻く。
「口っ……まだ、閉じんなよ……」
男は口から性器を引き抜きながら、志郎に命令する。言われた通り、志郎は大きく口を開いたまま、男を見上げる。そんな彼の舌には、僅かに残った男の精液が絡みついていた。
「はっ……えっろ」
男は志郎の口内を覗き込み、そう呟いた。
自分で性器をしごいていた男達の内、志郎の正面にいた二人も彼の口内を見て、生唾を飲み込む。
「あ~……やばい、出る……」
「俺も」
二人の男はそう呟きながら志郎に近づき、同時に彼の口内に精液を吐き出した。
「んあ!?」
「くちっ……とじんなよ?」
その言葉に志郎は眉毛を顰めながら、口を開き続け、男達の精液を舌で受け止める。舌に感じる苦みに、それを吐き出しそうになるが、片方の男に口を押えられてしまう。
「んんっ!?」
「飲み込め」
志郎は涙目で戸惑いながらも、喉を鳴らして精液を飲み込む。すると、男は口から手を離し、解放された志郎は肩で呼吸を繰り返す。
「おい、休んでる暇はねぇぞ」
別の男に仰向けに押し倒され、後孔に性器をあてがわれた志郎は息を呑む。それでもシオンのために、ぎゅっと目を瞑って耐えながら、男の性器を受け入れる。
「ああっ!! んあっ! あっ!」
「おら、こっちは何人いると思ってんだ?」
「喘いでないで口と手も使って奉仕しろよ」
「んん……んあっ……んんんんっ」
容赦なく腰を打ちつけられながら、口に性器を突っ込まれ、別の男のモノを手に握らされる。志郎は訳が分からないまま、三人分の性器に奉仕させられ、やがて達した男達にナカや身体を汚されていく。
「次はこっちだ」
今度は四つん這いにさせられて、二人の男の性器を後孔と口内へ同時に突っ込まれる。両方激しく奥を突かれ、志郎の目から生理的な涙がボロボロとこぼれる。
「ん、ん、んっ……ふぁ……んごっ……んんんんんっ!!」
「おらっ……! ナカにたっぷり種付けしてやるよっ……!」
パンッパンッと激しく腰を打ちつけられ、志郎は絶頂してナカを締めつける。その刺激に、男は大量の精液を吐き出す。口内を犯していた男も少し遅れて射精して、志郎の顔にぶっかけた。
「へばってないで立てよ」
「んあ!? むりっ……立てなっ……ああっ!」
また別の男がマットの上で倒れている志郎を無理やり立たせ、後ろから性器を挿入した。ガンガン後ろから突かれ、倒れ込みそうな志郎の身体を別の男が支える。その男はしばらくしてマットの上に座り込むと、志郎の性器をしごき出す。
「りょうほうはっ……ああっ……! だめだっ……んあっ! またイく……!」
性器をしごく男に支えられながら、志郎は脚をガクガク震わせ絶頂し、ヒクヒクとナカを刺激する。それに耐えられず、突っ込んでいた男も達し、奥に精液を吐き出す。
「ははっ……お前が今どんな顔してるか見せてやるよ」
志郎を支えていた男はそう言うと、鏡張りになっている壁の方を向かせ、脚を開かせた。志郎は蕩けた表情で頬を赤く染め、身体中、精液まみれだ。性器からはトロトロとだらしなく透明な蜜を垂らし続け、後孔からはゴポッと白濁した液体が溢れ出している。そんな自分の姿を目の当たりにした志郎は、思わず鏡から視線を逸らす。それを見た男はククッと嗤うと、志郎の腰を浮かして後ろから挿入し、ゆっくり揺さぶるように動く。
「あっ! やめっ……! ああっ!」
「しっかり鏡を見てみろよ。繋がってるところも丸見えだぞ?」
志郎は男に顔を掴まれ、鏡に映る自分の姿を無理やり見せられる。男のモノを後孔に咥え、ナカを揺さぶられる度に甘い声を漏らす自分の姿に、志郎は恥ずかしさから顔が熱くなる。それと同時に、心の隅では今の状況に興奮している事にも志郎は気がつき、内心ひどく動揺する。しかし突然、勢いよく奥を貫かれた事で、何も考えられなくなった。
「んあっ! おくっ……! やだぁ!」
「おい、俺らの性器を掴んで、交互に舐めろ」
「その姿も鏡で確認しろよ?」
「んっ! ん"ん"っ!」
志郎は涙目になりながらも男達の命令通りに、二本の性器を交互に舐めたり、口に含んで必死に頭を動かす。そんな自分をチラリと鏡で見て、カッと顔が熱くなる。それと同時に、ナカをぎゅっと締めつけてしまい、男を悦ばせた。
「っ……なんだぁ? 急に締めつけやがって……男のモノをしゃぶってる自分を見て興奮したのか?」
「んあっ……ちがっ!」
「喋ってないでしっかり咥えろや!」
「んんんっ!!」
志郎は否定しようとしたが、乱暴に頭を掴まれ、性器を口内にねじ込まれてしまう。ナカを激しく揺さぶられ、二本の性器を交互に咥えさせられて志郎は呻き、喘ぐ事しかできない。そして程なくして、三人の男は同時に果て、それぞれ志郎の顔と口内とナカに精液を注いだ。
その後も休みなく次々と違う男に責め立てられ、志郎は絶え間なく与えられる快楽に喘ぎ続けた。
「あっ……も、むり……」
何人目か分からない男に精を注ぎ込まれ、マットにぐったりする志郎を見て、黎は笑みをこぼす。
「ふふっ……どうやら部下達は満足したようなので、次は私が志郎くんを可愛がる番ですね」
黎が言いながらソファから立ち上がって志郎に近づくと、部下達は素早くスーツを身に着け、壁際に並んで立つ。
「ひっ……だめだっ……いま、あんたのをいれられたら……」
志郎は真っ青な顔で、這って逃げようとしたが、黎に足を掴まれてしまう。
「大丈夫ですよ。なるべく優しくしますから……ね?」
黎は後ろから志郎をぎゅっと抱きしめ、そう囁いてから四つん這いにさせ、自らの性器を取り出すと後孔にあてがい……間髪入れずに貫いた。
「あ"っ!? やだっ! くるしっ……んぁっ!」
まだ逃げようとする志郎の腰を、黎は両手でしっかり掴み、抽送を始めた。黎は他の男達の精液を掻き出すように、グチャグチャと腰を動かし続ける。
あれだけ黎のモノを受け入れる事を拒んでいた志郎は、何度も腰を打ちつけられている内に、快感を受け入れて素直に喘ぐようになる。
「あっ! あぁっ! そこっ……! だめぇ!!」
「あぁ……いいですね……。あれだけ、たくさんのモノを受け入れてもなお、この締めつけ……最高ですよ、志郎くん」
うっとりした表情で黎はそう言いながら、前立腺を亀頭でグリグリと刺激する。
「あああっ!! ぐりぐりしちゃっ……だめぇ! イくからぁ……!」
「ふふっ……どうぞ遠慮せずイってください」
「あああぁぁっ!!」
黎に甘い声で優しく囁かれると同時に最奥を突かれ、志郎は背中をしならせながら体を痙攣させる。精液をマットに撒き散らし、叫ぶ志郎を見て、黎はクスリと笑うと繋がったまま体位を変える。
仰向けにされた志郎は黎と目が合う。怖い程、綺麗に微笑む黎を見て、志郎は嫌な予感がした。だが当然、逃げる事はできず、黎にぎゅっと抱きしめられ、そのまま奥をガンガン突かれてしまう。
「やっ!! まって……! おねがっ……! ああっ!!」
「私はまだイってませんのでっ……そのお願いは、聞けませんね」
黎は熱い吐息混じりに耳元でそう囁き、志郎の耳の中をぐちゅぐちゅと犯す。卑猥な水音が脳内に響き、志郎は恥ずかしさとナカを突かれる快感に訳が分からなくなり、自然と涙がこぼれる。
「ふふっ……かわいい……」
黎は志郎の涙を舐めてから唇を奪うと、ねっとりと舌を絡めた。
「んんっ……ふぁ……やっ……」
「っ……志郎くんも、舌を絡めてください」
黎は口を離してそれだけ言うと、再び唇を塞ぎ、志郎の口内に舌をねじ込む。志郎はぼぅとする頭で、言われるままに黎の舌に自分のものを絡ませる。すると黎はどこか嬉しそうに志郎の舌を吸い上げ、最奥を突き上げながらナカで果てた。
「んんん!? ふっ……んんっ……ふぁ……」
叩きつけるように勢いよく精液を注がれる感覚に、志郎はまた達してしまう。それから二人は繋がったまま、しばらく深い口づけを交わし、黎は満足すると唇を離してニコリと微笑んだ。
「いっ!?」
臀部に強烈な痛みが走り、志郎は強制的に目覚めさせられた。どうやら黎に何度も臀部を強く叩かれたようで、そこはヒリヒリと痛んでいる。
少し混乱したまま、志郎はのろのろと上体を起こした。そこでようやく拘束具を外され、マットの上に転がされている事に気がつく。
「な……んで……」
自由になった手足をぼうっと眺めながら、志郎は呟く。
「限界まで責め抜きましたからね。流石にもう部下達が、危険に晒される程の抵抗はできないだろうと判断しました。それにしても気絶する程、気持ちよかったんですね?」
黎の言葉に志郎はカッと顔を赤くする。その表情見て黎はククッと笑うと、ソファの方に移動して深く腰掛ける。
「私はしばらく見てますので、好きなように志郎くんを可愛がってあげてください」
黎の言葉に部下達は頷くと、志郎に群がっていく。
「なっ……! やめろ……っ! あっ!」
志郎はもう抵抗する力が残っていないようで、呆気なく仰向けに押し倒され、無理やり脚を開かされてしまう。媚薬を塗りこまれ、何度も絶頂させられて敏感になった身体は、男達に少し触れられるだけでもビクビクと反応する。そんな志郎の反応を楽しむように、男達は特に敏感な部分を重点的に愛撫する。
右は乳輪をクルクルとなぞられ、左は爪でカリカリと引っ掻く。尿道口は小指でほじられ、裏筋を指でゆっくり上下に刺激される。散々、弄られ続けて柔らかくなった後孔は、ゴツゴツした男達の指を何本も咥え込んでいる。
「やだぁ……もぉ……すぐにっ……イっちゃ……」
男達の緩やかな責めに、志郎は軽くイってしまう。ピュッと精液が飛び出すのを目にした男達はゲラゲラと嗤い、志郎の身体をしっかり押さえつけると、今度は激しく責め立てる。
右乳首を口に含み、ねっとり舐め回し、軽く歯を立てる。左乳首は限界まで強く引っ張り、捏ね繰り回す。性器にはローションを垂らして、ぐちゅぐちゅと厭らしい音をわざと立てながら上下に激しくしごく。ナカの指は前立腺をグリグリと押し潰す。
「やあっ! すぐイっちゃうぅ!! だめぇ……!」
志郎は身体を震わせながら、盛大に射精した。すると、性器をしごいていた男が、手の平で亀頭を擦り始める。
「それやめろぉ!! やだっ……! またあれがクる……! キちゃうぅぅ!!」
必死の抵抗も虚しく、屈強な男達に完全に身体を押さえつけられたまま、志郎は派手に潮を吹いた。ビクビクと身体を痙攣させ、身悶える志郎を解放した男達はニヤニヤと彼を見下ろしている。
「おい、自分だけ気持ちよくなってんじゃねぇよ」
「散々、気持ちよくしてやったんだ。今度は俺達にしっかり奉仕しろよ?」
男達は口々にそう言いながら、スーツを脱ぎ捨てて全裸になる。どの男達の性器も完全に勃起しており、それを見せつけるように志郎を取り囲む。
男の一人が、横たわる志郎の腕を掴み、無理やり座らせる。
「おら、舐めろ」
男は自分の性器を志郎の口元に持っていき、そう言った。けれども当然、そんな事したくない志郎は首を横に振る。
「あ? まさか忘れたのか? 俺達に逆らったら、テメェの大切な後輩クンが酷い目に遭うって事をよ」
その言葉に、志郎は後輩捜査官のシオンの顔を思い浮かべる。自分の身体を差し出す代わりに、シオンだけでも逃がしてもらう約束をした以上は、ここで逆らう訳にはいかない。だから志郎は意を決して、男の性器に恐る恐る舌を伸ばす。志郎の舌はぎこちなく動き、チロチロと男の性器を舐め始める。
「あ!? もっとしっかり舐めろよ」
性器で頬をペチペチと叩かれ、志郎は苦い顔をしながらも舌を這わせる。
「チッ……下手くそだな。テメェも男なら気持ちイイとこくらい分かんだろ?」
その言葉に志郎は男を睨みつけながら亀頭を舐めたり、裏筋に舌を這わせたりする。
「んっ……ふ……んあ……」
「はっ……さっきよりはマシにはなったが……まだまだだな。だが、その面は悪くない」
「まだそんな目ができたとはな。おい、こっちは手でしごけよ」
別の男がそう言いながら、志郎に自分の性器を握らせ、強引にしごかせる。
「舐めてばっかいないで口に含んで刺激しろ」
志郎はその言葉に嫌々ながら従い、性器を口に含むと、頭を前後に動かして男のモノを刺激していく。
「おい、手が止まってるぞ」
もう一人の男にそう言われ、志郎は性器を持つ手を渋々、動かす。他の男達はその様子を眺めながら、各々自分の性器をしごいている。
「チッ……これだと埒が明かねぇな」
性器を舐めさせている男はそう言うと、志郎の頭を掴み、激しく出し入れする。
「んっ!? ひゃめっ……! んんんっ!!」
「こっちももっと激しくしごいてくれよ」
もう一人の男は志郎の手に自分のを重ね、強引に性器を激しくしごかせる。それからしばらくして二人の男は達し、志郎の口内と顔に精液を放った。
「んんんっ!! ふ……んんっ……ふぁ……」
精液を無理やり飲まされ、志郎は苦しそうに呻く。
「口っ……まだ、閉じんなよ……」
男は口から性器を引き抜きながら、志郎に命令する。言われた通り、志郎は大きく口を開いたまま、男を見上げる。そんな彼の舌には、僅かに残った男の精液が絡みついていた。
「はっ……えっろ」
男は志郎の口内を覗き込み、そう呟いた。
自分で性器をしごいていた男達の内、志郎の正面にいた二人も彼の口内を見て、生唾を飲み込む。
「あ~……やばい、出る……」
「俺も」
二人の男はそう呟きながら志郎に近づき、同時に彼の口内に精液を吐き出した。
「んあ!?」
「くちっ……とじんなよ?」
その言葉に志郎は眉毛を顰めながら、口を開き続け、男達の精液を舌で受け止める。舌に感じる苦みに、それを吐き出しそうになるが、片方の男に口を押えられてしまう。
「んんっ!?」
「飲み込め」
志郎は涙目で戸惑いながらも、喉を鳴らして精液を飲み込む。すると、男は口から手を離し、解放された志郎は肩で呼吸を繰り返す。
「おい、休んでる暇はねぇぞ」
別の男に仰向けに押し倒され、後孔に性器をあてがわれた志郎は息を呑む。それでもシオンのために、ぎゅっと目を瞑って耐えながら、男の性器を受け入れる。
「ああっ!! んあっ! あっ!」
「おら、こっちは何人いると思ってんだ?」
「喘いでないで口と手も使って奉仕しろよ」
「んん……んあっ……んんんんっ」
容赦なく腰を打ちつけられながら、口に性器を突っ込まれ、別の男のモノを手に握らされる。志郎は訳が分からないまま、三人分の性器に奉仕させられ、やがて達した男達にナカや身体を汚されていく。
「次はこっちだ」
今度は四つん這いにさせられて、二人の男の性器を後孔と口内へ同時に突っ込まれる。両方激しく奥を突かれ、志郎の目から生理的な涙がボロボロとこぼれる。
「ん、ん、んっ……ふぁ……んごっ……んんんんんっ!!」
「おらっ……! ナカにたっぷり種付けしてやるよっ……!」
パンッパンッと激しく腰を打ちつけられ、志郎は絶頂してナカを締めつける。その刺激に、男は大量の精液を吐き出す。口内を犯していた男も少し遅れて射精して、志郎の顔にぶっかけた。
「へばってないで立てよ」
「んあ!? むりっ……立てなっ……ああっ!」
また別の男がマットの上で倒れている志郎を無理やり立たせ、後ろから性器を挿入した。ガンガン後ろから突かれ、倒れ込みそうな志郎の身体を別の男が支える。その男はしばらくしてマットの上に座り込むと、志郎の性器をしごき出す。
「りょうほうはっ……ああっ……! だめだっ……んあっ! またイく……!」
性器をしごく男に支えられながら、志郎は脚をガクガク震わせ絶頂し、ヒクヒクとナカを刺激する。それに耐えられず、突っ込んでいた男も達し、奥に精液を吐き出す。
「ははっ……お前が今どんな顔してるか見せてやるよ」
志郎を支えていた男はそう言うと、鏡張りになっている壁の方を向かせ、脚を開かせた。志郎は蕩けた表情で頬を赤く染め、身体中、精液まみれだ。性器からはトロトロとだらしなく透明な蜜を垂らし続け、後孔からはゴポッと白濁した液体が溢れ出している。そんな自分の姿を目の当たりにした志郎は、思わず鏡から視線を逸らす。それを見た男はククッと嗤うと、志郎の腰を浮かして後ろから挿入し、ゆっくり揺さぶるように動く。
「あっ! やめっ……! ああっ!」
「しっかり鏡を見てみろよ。繋がってるところも丸見えだぞ?」
志郎は男に顔を掴まれ、鏡に映る自分の姿を無理やり見せられる。男のモノを後孔に咥え、ナカを揺さぶられる度に甘い声を漏らす自分の姿に、志郎は恥ずかしさから顔が熱くなる。それと同時に、心の隅では今の状況に興奮している事にも志郎は気がつき、内心ひどく動揺する。しかし突然、勢いよく奥を貫かれた事で、何も考えられなくなった。
「んあっ! おくっ……! やだぁ!」
「おい、俺らの性器を掴んで、交互に舐めろ」
「その姿も鏡で確認しろよ?」
「んっ! ん"ん"っ!」
志郎は涙目になりながらも男達の命令通りに、二本の性器を交互に舐めたり、口に含んで必死に頭を動かす。そんな自分をチラリと鏡で見て、カッと顔が熱くなる。それと同時に、ナカをぎゅっと締めつけてしまい、男を悦ばせた。
「っ……なんだぁ? 急に締めつけやがって……男のモノをしゃぶってる自分を見て興奮したのか?」
「んあっ……ちがっ!」
「喋ってないでしっかり咥えろや!」
「んんんっ!!」
志郎は否定しようとしたが、乱暴に頭を掴まれ、性器を口内にねじ込まれてしまう。ナカを激しく揺さぶられ、二本の性器を交互に咥えさせられて志郎は呻き、喘ぐ事しかできない。そして程なくして、三人の男は同時に果て、それぞれ志郎の顔と口内とナカに精液を注いだ。
その後も休みなく次々と違う男に責め立てられ、志郎は絶え間なく与えられる快楽に喘ぎ続けた。
「あっ……も、むり……」
何人目か分からない男に精を注ぎ込まれ、マットにぐったりする志郎を見て、黎は笑みをこぼす。
「ふふっ……どうやら部下達は満足したようなので、次は私が志郎くんを可愛がる番ですね」
黎が言いながらソファから立ち上がって志郎に近づくと、部下達は素早くスーツを身に着け、壁際に並んで立つ。
「ひっ……だめだっ……いま、あんたのをいれられたら……」
志郎は真っ青な顔で、這って逃げようとしたが、黎に足を掴まれてしまう。
「大丈夫ですよ。なるべく優しくしますから……ね?」
黎は後ろから志郎をぎゅっと抱きしめ、そう囁いてから四つん這いにさせ、自らの性器を取り出すと後孔にあてがい……間髪入れずに貫いた。
「あ"っ!? やだっ! くるしっ……んぁっ!」
まだ逃げようとする志郎の腰を、黎は両手でしっかり掴み、抽送を始めた。黎は他の男達の精液を掻き出すように、グチャグチャと腰を動かし続ける。
あれだけ黎のモノを受け入れる事を拒んでいた志郎は、何度も腰を打ちつけられている内に、快感を受け入れて素直に喘ぐようになる。
「あっ! あぁっ! そこっ……! だめぇ!!」
「あぁ……いいですね……。あれだけ、たくさんのモノを受け入れてもなお、この締めつけ……最高ですよ、志郎くん」
うっとりした表情で黎はそう言いながら、前立腺を亀頭でグリグリと刺激する。
「あああっ!! ぐりぐりしちゃっ……だめぇ! イくからぁ……!」
「ふふっ……どうぞ遠慮せずイってください」
「あああぁぁっ!!」
黎に甘い声で優しく囁かれると同時に最奥を突かれ、志郎は背中をしならせながら体を痙攣させる。精液をマットに撒き散らし、叫ぶ志郎を見て、黎はクスリと笑うと繋がったまま体位を変える。
仰向けにされた志郎は黎と目が合う。怖い程、綺麗に微笑む黎を見て、志郎は嫌な予感がした。だが当然、逃げる事はできず、黎にぎゅっと抱きしめられ、そのまま奥をガンガン突かれてしまう。
「やっ!! まって……! おねがっ……! ああっ!!」
「私はまだイってませんのでっ……そのお願いは、聞けませんね」
黎は熱い吐息混じりに耳元でそう囁き、志郎の耳の中をぐちゅぐちゅと犯す。卑猥な水音が脳内に響き、志郎は恥ずかしさとナカを突かれる快感に訳が分からなくなり、自然と涙がこぼれる。
「ふふっ……かわいい……」
黎は志郎の涙を舐めてから唇を奪うと、ねっとりと舌を絡めた。
「んんっ……ふぁ……やっ……」
「っ……志郎くんも、舌を絡めてください」
黎は口を離してそれだけ言うと、再び唇を塞ぎ、志郎の口内に舌をねじ込む。志郎はぼぅとする頭で、言われるままに黎の舌に自分のものを絡ませる。すると黎はどこか嬉しそうに志郎の舌を吸い上げ、最奥を突き上げながらナカで果てた。
「んんん!? ふっ……んんっ……ふぁ……」
叩きつけるように勢いよく精液を注がれる感覚に、志郎はまた達してしまう。それから二人は繋がったまま、しばらく深い口づけを交わし、黎は満足すると唇を離してニコリと微笑んだ。
13
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる