オモチャな君を弄ぶ

鄙戯ユウ

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【後編】

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「ふふっ……拘束はもう必要なさそうですね?」
 ジョーカーの言葉にハートが頷き、拘束具を外していく。その後、手足が自由になったあさひを抱きかかえ、雑にマットの上に転がす。その衝撃でハッと我に返った旭は怒りのままに、ハートに殴りかかった。けれども散々、弄ばれた体はフラフラしており、いとも簡単に避けられてしまう。

「はっ……まだ抵抗する気力があったとはな……面白れぇ」
 ハートはニヤリと笑うと、旭をマットに押し倒し、彼の首筋に噛みついた。
「いっ……! や、めろ……」
 ハートは旭の手首を押さえつけ、彼の首筋に舌を這わせた。その感覚に旭はゾクリとし、必死に抵抗するも力が出ない。
「はぁ……次は俺が挿れていいだろ?」
「ざけんな……! いい訳な……あっ……!」
 ギラギラしたハートの瞳に見つめられ、旭は少し恐怖を覚えつつも精一杯、抗議の声を上げる。だが、ハートに強く乳首を吸われ、言葉を遮られてしまう。

「お礼に少しだけボクらが手伝ってあげる」
 クラブのその言葉にダイヤは頷くと、ハートに代わって旭の手首をマットに押さえつけた。一方、クラブは旭の右乳首を強く吸い上げ、左側は指の腹で捏ねる。
「んっ……すうなぁ……!」
 クラブが旭を翻弄している間に、ハートはベルトを外し、そそり勃った性器を取り出す。それを旭の後孔にあてがい、間髪入れずに強引にねじ込んだ。
「かはっ……! んっ……ざけんな、ぬけ……抜けよっ……!」
「あ? 抜く訳ねぇだろ?」

 クラブとダイヤが旭から手を離すと、ハートは大きく腰を打ちつけた。
「あぁ……! やぁ……! それ、やめ……」
 ハートはクラブが吐き出した精液をかき混ぜるように、旭のナカをぐちゃぐちゃと音を立てながら刺激する。結合部から聞こえる卑猥な音に旭は耳を塞ぎたくなるが、ハートにがっちりマットの上で両手を押さえつけられており、それはできない。
「はっ……嫌がってた、割にはっ……感じてんじゃ、ねぇかっ……!」
「かんじて、なんか……んあっ!」
 ハートの言葉に、旭の顔がカッと熱くなる。

 素直に認めない旭を不服そうに見下ろしながら、腰を打ちつけていたハートは不意に動きを止めた。そして繋がったまま強引に旭の身体の向きを変え、無理やり膝立ちの状態にさせる。
「んあっ……! なにっ……」
「今の自分の姿をよく見てみろよ」
 ハートはそう言って、旭の顔を鏡の方に向けさせる。
 頬を赤に染め、目頭に大粒の涙を溜めた顔は快楽に溶けていて、散々弄られた乳首はピンク色にぷっくり固く膨れ上がっている。勃起した性器は先走り汁で濡れており、後孔から零れ落ちた精液が太腿を伝う。胸や腹にも白濁した液がかかっていて、鏡にはそんな淫らな姿の旭がしっかり映っている。

「や……みせんなっ……」
 あられもない自分の姿を見せつけられ、旭は目を背けるが、ハートはそれを許さない。
 旭の右腕を引っ張り、腰を打ちつけつつ、左手で髪を掴んで強引に鏡の方へ顔を向けさせる。
「やっ……いたっ……やめろっ……!」
 目を瞑り、自分の姿を見ようとしない旭に、ハートは苛立つ。

 ハートは旭を四つん這いにさせると、彼の腰を両手で掴み、怒りをぶつけるようにガンガン奥を突く。
「やぁ! はげしっ……ああっ!! そこ、やめっ……!」
「はっ……いい声っ……出てんじゃねぇか……!」
 ハートはそう言いながら繋がったまま今度は旭を仰向けにし、身体を二つ折りにするように覆い被さると、上から何度も腰を打ちつける。更に旭の唇を奪うと、激しく舌を絡ませた。
「んんっ……ん、んあっ……んんんっ!!」
 クラブが出した精液が泡立つ程、乱暴にナカを掻き回され、旭は絶頂を迎える。その後、すぐにハートも限界を迎え、旭のナカに大量の精液を流し込む。旭と舌を絡ませたまま達したハートは射精を終えるまで、唇を離そうとしなかった。その所為で、旭は酸欠になるが、意識を失う前に何とか唇を解放され、荒い呼吸を繰り返す。

「あは♡ ハートのプレス初めて見た♡」
「やっぱりアンタがハートで合ってるだろ……」
 床に座って、旭とハートの行為を黙って眺めていたクラブとスペードが口を開く。クラブはうっとりとした顔をしているが、スペードは若干、引いている。
「二人の、見てたら……勃って……あっ……!」
 二人の行為をオカズに、自分の性器をしごいていたダイヤは話してる途中で達してしまい、旭の身体に精液をぶっかけた。
「いつもは事務的に相手を犯すだけの君が、今日は珍しく夢中になっていましたね? ハート」
 壁にもたれ掛かっていたジョーカーは愉快そうに言いながら、旭とハートに近づく。
「……んな事よりジョーカー、アンタだけまだ一度も出してねぇだろ」
 ハートは強引に話を逸らし、ぐったりしている旭をジョーカーに押しつける。その事にジョーカーはクスリと笑った後、少しの間、旭を愛おしそうに抱きしめた。

 それから旭をマットの上にそっと横たわらせ、身に着けていた衣服を全て脱ぎ捨てる。
「次は私を受け入れてくださいね? 旭くん」
 ジョーカーは旭に覆い被さり、そう囁くと目元にキスを落とした。そして血管が浮き出た太くて長い性器に、媚薬入りローションをたっぷり塗りたくると、それを旭のナカにゆっくり挿入していく。
「あぁ……あ……も、むり……」
 旭はジョーカーの肩を押すが、彼はビクともせず、ナカを埋めつくそうと腰を前へ動かし続ける。
「んあっ……へ……? なんか、へん……ナカっ……あつくてっ……かゆぃ……まっ……! なにこれぇ……!」
 旭は最初、はっきりしない頭で弱々しく抵抗していた。だが、ジョーカーの性器が奥に進むにつれ、ナカに違和感を覚え、声を上げて必死に抵抗する。
「大丈夫。慣れてきたら、痒みはなくなりますから」
 首を横に振る旭の体をジョーカーは全体重で抑え込み、じわじわと性器を奥に突き進めていく。

「……ねぇ、ジョーカーが使った媚薬ローションって……もしかして前に結局、ボツになったやつかな……?」
「多分な……。てかあの人、試作品全部、処分してなかったのかよ……」
「自分は耐性があるからってあんなモン大量に塗りたくりやがって……ド変態野郎が……」
 ダイアはどこか羨ましそうな声で、スペードとハートは引き気味にひそひそ何かを話している。何も事情を知らないらしいクラブは「え、なになに?」と興味津々に、三人とジョーカーを交互に見た。

「ふふっ……やっと奥まで挿いりましたね?」
 長い性器の先端で、旭の最奥をトントンと突きながらジョーカーは笑う。
「あっ……いやだ……ぬけっ……ぬけよ……!」
 質量のあるモノで最奥を突かれる感覚と、媚薬の効果でおかしくなりそうな旭は必死に訴える。
「まだナカが熱くて痒くて仕方がないんですね? 可哀想に」
 ジョーカーはそう言いながら繋がったまま旭の上体を起こし、対面座位の状態になる。
「んっ……は……? なに……」
「旭くんの体を支えておくので、好きなだけ腰を動かしてください」
 そう言ってジョーカーは旭の腰を両手で支え、首筋に軽くキスをした。
「は……? なにいって……んんっ……」
 困惑する旭の耳を、ジョーカーは何度も甘噛みする。
「私のモノで、旭くんのナカを好きなだけ掻いてください。そう言っているのですよ」
「んぁ……」
 ジョーカーは性器の先端を、最奥に擦りつけるように腰を軽く動かす。そのもどかしい刺激に、旭は小さく喘ぐ。
「ほら、遠慮せずに」
 甘くて低いジョーカーの声に、旭は小さく体を震わせる。

 ジョーカーの緩やかな責めに、旭はしばらく耐えていた。けれども、次第にナカの熱さと痒みが我慢できなくなり、恐る恐る腰を上下に動かし始める。
「んんっ……そこっ……あっ……だめ、だ……」
「ふふっ……もっと大胆に動いてくれても構いませんよ?」
 挑発するようにジョーカーは、旭の首筋にねっとり舌を這わせる。それだけでも旭の体はビクビクと震え、煽られるように彼の動きが徐々に大きくなる。
「んあっ……! あつ……ああっ……! んんっ!! あ"あ"……!! そこ、は……むりぃ……」
 前立腺に当たる度に旭は大きな声を上げるが、それでも腰を動かし続ける。痒い部分を掻くようにジョーカーの性器を押し当て、ナカを擦っては甘ったるい声を出す。
「ふふっ……上手に動けて偉いですね?」
 熱い吐息を吹き込むようにジョーカーが耳元で囁いたタイミングで、最奥を突かれた旭はビクッと体を震わせながら甘く叫んだ。
「あああああっ……!!」
 旭は精液を自分とジョーカーの腹に放ち、動きを止めた。

「ふふっ……よくできました」
 ジョーカーはそう言いながら、旭の頭を優しい手つきで撫でて、目元にキスを落とす。そこから流れるように繋がったまま、マットに旭をゆっくり押し倒し、唇を重ねる。上顎を舐めてから軽く舌を絡め、唇を離すと、不意にジョーカーは目元を覆う仮面を外した。
「なにしてんだ、アイツ……」
 旭に素顔を晒したジョーカーを見て、ハートは怪訝そうな声を出す。他の三人は呆気にとられ、その場で固まってしまう。当然、旭も驚き、目をぱちくりさせている。
「なんで……」
「ふふっ……どうしてでしょうね? なぜだか、旭くんになら素顔を見られても構わないと思いまして」
 ジョーカーは綺麗な顔で微笑むと、旭の額や目元、頬などにキスの雨を降らす。

「な、に……」
「すみません、旭くん。私はまだイっていないので……もう少し付き合ってくださいね?」
 散々キスをした後、ジョーカーは旭の目を真っすぐ覗き込み、そう言ってから動き出した。
「んあっ……!? まっ……ああっ……!!」
 旭の制止の声を聞かずにジョーカーは性器で前立腺を押し潰すように、何度も大きく出し入れを繰り返す。
「あっ……! ああ!! そこっ……んあっ……! やめ……あ"あ"……!!」
「では、私のお願いを一つ聞いてくれますか?」
「んで……っんなこと……ああっ!!」
「いいんですか? ずっとこのままでも」
「あ"あ"……! そこっ……ばっか、やめっ……!!」
「お願い、聞いてくれますか?」
「んんっ……!! きく……きくからぁ……!! ああっ!!」
「ふふっ……では、脚を腰に、腕は首に回して、私に抱きついてください」
「んんっ……こう……? んあっ!!」
 旭はジョーカーに言われた通り、彼の腰に脚を、腕は首に回す。そうやって密着した事で性器が更に奥まで当たり、旭は思わず力が入った手足でぎゅっとジョーカーにしがみついてしまう。

「ふふっ……可愛いですね」
 ジョーカーは嬉しそうに笑い、旭の最奥を何度もつく。
「あっ……あっ……おくっ……やだぁ……!」
「ああっ……旭くんのナカ、絡みついてきてっ……はぁ……もっていかれそうです」
「うっ……もう、ほんとっ……むりだからぁ……!」
「ふふっ……早く終わらせたければっ……もっと強く抱きついて、たくさんっ……可愛い声を聞かせてっ……私をイかせてください」
 少し余裕のない甘い声でそう囁いた後、ジョーカーは旭の耳の中に舌を入れ、くちゅくちゅと音を立てて舐める。
「やっ……みみも、だめ……おと、やだぁ……ああ!! もっ……」
 旭は喘ぎながらも手足に力を込め、ジョーカーを完全にホールドする。

「ふふっ……良い子ですね、旭くん。大好きですよ?」
 ジョーカーはそう言いながらピストン運動を続け、しばらくして限界を迎えると、旭の最奥に精を大量に吐き出した。
「んんんんっ……! あつっ……だめぇ……! ああああっ……!!」
 ナカに勢いよく熱い体液を注ぎ込まれる感覚に、旭は絶頂しながらジョーカーにしがみつく。
「くっ……あぁ……はぁ……」
 ジョーカーは精液を出し切った後も、しばらく旭を抱きしめたまま動かなかった。
「……いつまでそのままでいる気だ?」
 痺れを切らしたハートに軽く蹴られ、ジョーカーは少し不服そうにしながらも性器を旭から引き抜く。
 旭の後孔からはジョーカーの精液がごぽりと溢れ出し、マットを汚した。
 
 これで終わりだ、と。ぼんやりする頭で旭がそう思った瞬間、スペードに腕を掴まれ、無理やり壁際に立たされる。足に力が入らない旭は壁に手をつき、顔だけ動かしてスペードの方を見た。
「なんで……もうおわりじゃ……」
「あ? んなワケねぇだろ。俺はまだどっちにも挿れてないし、満足もしてねぇから、なっ……!」
「ああっ……!!」
 スペードは少しイラついているような声で言葉を発すると、旭の後孔に押しつけた性器を容赦なくねじ込んだ。そこから間髪入れずに、両手で旭の腰を掴んで肉同士がぶるかる音が大きく響く程、激しく抽挿を繰り返す。

「ああっ!! たてっ……なっ……! んああっ!!」
「あ? 甘ったれた事言ってんじゃねぇよ! おら! しっかり立てや!」
 その場に崩れ落ちそうな旭の臀部をスペードは強く叩き、ジョーカー達が出した精液を掻き出すように腰を動かす。後孔から溢れ出た精液はドロドロと旭の脚を伝って、床に落ちていく。そんな事などお構いなしに、スペードはガツガツと旭の奥をひたすら突き続ける。
「やだあぁ……!! も、だめっ……あああああっ!!」
「っ……く、そっ……」
 旭はガクガクと脚を震わせながら絶頂し、ナカを強く締めつける。その刺激にスペードもナカで達し、精液を出し終えると性器を引き抜き、近くにいたダイヤの方に旭を雑に放り投げた。

「ちょ……! もう少し優しくしてあげなよ~」
「そうだそうだ~」
 尻もちをつきながらも、なんとか旭をキャッチしたダイヤはスペードを非難し、クラブもそれに便乗する。
「次はテメェの番だから渡したんだろうが……どうせ騎乗位だろ? 手伝ってやるから横になれよ」
「わっ! スペードが優しいとそれはそれで怖っ……!」
「うるせな……! とっとと横になりやがれっ!」
「いっ……!」
 スペードが旭の背中を蹴り飛ばした事で、彼を支えていたダイヤも一緒に勢いよくマットの上に横たわる。

「ってぇ……! 普通、そんな強さで蹴るか!?」
 あまりの衝撃に、ぐったりしていた筈の旭が叫んだ。しかし、立ち上がる力は残っておらず、ダイヤの胸にへたり込んだまま顔だけスペードの方を向け、彼を睨んだ。
「あぁ……その顔、僕にも見せて?」
「はぁ? アンタなに言って……」
 旭がダイヤを睨むと、頬を赤らめた彼と目が合い、困惑する。更に勃起したダイヤの性器を、臀部に擦りつけられ、「ひっ……」と旭は小さな悲鳴を上げる。
「なにしてっ……この、へんたい……やめろ!!」
「あっ……もっと罵って……?」
 旭に鋭い眼つきで見下ろされたダイヤはますます性器を固くし、腰を揺らす。
「んんっ……なんなんだよ……?! って……アンタはなにして……あぁっ……!」
 突然スペードに両脇を抱えられ、旭は抵抗しようとしたが、不意にクラブに乳首を抓られて力が抜ける。

「チッ……俺がコイツを支えておくから、クラブも手伝ってやれよ」
 ダイヤの腹に座り込む旭の腰を、スペードは力づくで浮かせ、クラブにそう言った。すると、クラブは「はーい!」と元気よく返事し、ダイヤの性器を掴んで挿入しやすい位置で固定する。それからスペードとクラブは協力して、ダイヤの性器を旭の後孔に沈めていく。
「あっ……なに、してっ……ああぁっ……!!」
 ダイヤの性器を強引に半分程、受け入れさせられた旭は必死にもがいて腰を浮かせようとした。けれども、ダイヤの性器から手を離したクラブに乳首を力強く引っ張られ、思わず腰を沈める。旭がダイヤの性器を全て飲み込むと、スペードとクラブは手を離した。

 ダイヤはやや後ろに反り返る旭の手を取り、うっとりとした表情で指を絡める。
「旭くんっ……が、動いて?」
「んっ……」
 ダイヤに下から軽く突き上げられ、旭は小さく喘いだ。
「ダイヤはMっ気があるからね♡ 旭クンがダイヤのコト、口汚く罵りながら激しく腰を振ってあげれば、あっという間にイっちゃうよ?」
 クラブは旭の耳元でそう囁いた後、耳を甘噛みした。
「んっ……んんっ」
「早く終わらせたいンでしょ? だったらボクの言う通りにした方がいいと思うけどなぁ」
 ふぅ……と耳に息を吹きかけ、クラブは旭を唆す。その言葉を聞いた旭は苦い顔をしながらも、ゆっくりと腰を上下に動かし始める。

「んっ……んあっ……んんっ」
 弱々しく腰を動かす旭を見て、クラブは少し呆れたように息を吐く。
「そんなんじゃダメだってば」
「あっ……! それやめ……」
 やれやれと言いたげに、クラブは旭の性器の先端を指でぐりぐりと押す。その刺激に旭は腰をくねらせ、涙目でクラブを睨む。
「その目、ダイヤに見せたげて? てか、ダイヤも少しくらい下から突きなよ。そしたら旭クンが良い顔で見下ろしてくれるかもしれないよ?」
 クラブのその言葉を聞き終えるや否や、ダイヤは下から旭のナカを突き上げた。

「ああっ!! やめろっ……!」
「その目っ……いいっ……旭くん、もっと僕を見て?」
「んだよ……あんた、まじでっ……きもちわるっ……あぁっ!! なに、デカくして……」
 旭に『気持ち悪い』と言われ、ダイヤは性器をますます大きくする。
「もっと……もっと言って、旭くんっ……!」
「っ……いわねぇよっ……こんのっ……ドへんたいっ……んんっ!!」
 旭の言葉に興奮したダイヤは、勢いよく下から何度も突く。

「旭くんのっ……ナカで、僕のおちんちんっ……激しくシコシコしてぇ……おねがっ……!」
「あぁっ!! も……うぜぇ……んだよっ!! んあっ!! こ、れで……いいンっ……だろっ!?」
 旭はヤケクソ気味に、自ら腰を激しく上下に動かしながら、蔑んだような目でダイヤを見下ろす。
「あっ……その目、やばっ……! クる……きちゃうっ……」
「あっ……んあっ……も、なんで……こんなっ……ああぁっ!! んんっ!! さっさと……イけ、よ……どえむっ……やろうがっ……!! あ"あ"!!」
「あぁっ……! あさひ……く、んっ……」
 旭の言葉と激しい腰使いに、ダイヤは大きく腰を浮かし、性器を突き刺した。そのタイミングで旭が腰を下ろした事で、深いトコロに先端が届き、強い刺激に絶頂する。その後すぐにナカをぎゅうと締め付けられ、ダイヤも盛大に達した。
 ナカからダイヤの性器が抜けると、旭はぐったりと前に倒れる。

「これで全員、挿れたし、今から二周目でいいよね?」
 ダイヤの胸の上で呼吸を整える旭の手を、クラブは引っ張り、隣に転がす。
「好きにしろ。俺らはダイヤのキモさで萎えたから後でいい」
「ふふっ……私は見ていて楽しかったですよ?」
 スペードとハートは不愉快そうに口元を歪め、少し離れた場所で胡坐をかいて座っている。逆にジョーカーは愉快そうに笑いながら近づいてきて、旭の頭をそっと撫でた。

「もしかしてアレをするのですか?」
「そうだよ~」
「では私はここで見学させていただきますね?」
「うん! おにぃ……じゃなくてっ……ダイヤ~そこどいて~」
 クラブの言葉に、ダイヤはゴロンと転がり移動する。すると、クラブとジョーカーはさっきまでダイヤがいた場所に旭を転がし、うつ伏せにさせる。
「も……ほんと、むりだから……」
「だいじょーぶ♡ 旭クンはもう動かなくていいから♡」
 クラブはそう言いながら、性器を旭の後孔にあてがい、彼にのしかかるように挿入した。
「ああっ……! やめっ……!」

 本気で限界だった旭は無意識に、目の前にいるジョーカーに手を伸ばす。ジョーカーは旭のその手を取ると、首を傾げた。
「どうしました?」
「も、やめさせ……んあっ!! おねがっ……! ああっ!!」
 旭は必死に懇願するが、ジョーカーは激しく腰を動かし続けるクラブを止めようとしない。
「ふふっ……申し訳ないのですが、そのお願いは聞けませんね。私もまだ足りませんので。ここにいる全員を満足させたら、解放すると約束します。だからそれまで……頑張ってくださいね?」
 爽やかな笑顔でジョーカーはそう言うと、優しく握っていた旭の手の甲にキスをしてから指を絡ませた。更に空いている方の手を旭の口元まで伸ばし、指先でゆっくりと唇をなぞる。その感触にも旭はビクッと体を小さく震わせ、クラブのピストンに喘ぎながら、ジョーカーの指をぎゅっと握り返した。



 夜が明け、また陽が沈むまでの間、旭は男達に代わる代わる上と下両方の口を犯され続けた。気絶しても叩き起こされ、潮も吹かされ、意識が朦朧とする中で旭はうわ言のように喘いでいた。何度も欲望をナカに注がれた旭の後孔からはとめどなく精液が溢れ出し、全身もドロドロだ。
 ようやく満足して行為を終えた後、男達は旭の身体を綺麗にしてから、深夜に車で人通りの少ない場所まで運び、そこに放置した。

『また遊びましょうね、旭くん』

 勝手に旭のメアドを控えていたジョーカーはそんな文面と共に、行為の最中の動画や写真を送りつけ、ニコリと笑う。それから待ち受け画面に設定した旭の写真に口つけて、『必ず私のモノにしてみせます』と心の中で呟いた。


【END】
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