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【前編】
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「――……どこだ、ここ……」
見覚えのない部屋で目を覚ました天真旭は小さく呟く。彼は少しの間、ぼぅとした後に起き上がろうとしたが、それはできなかった。
「なんだこれ……」
大きく脚を開いた状態で、診療台のような椅子に四肢を拘束されている事に旭は驚く。おまけに衣服は白いワイシャツ以外、全て脱がされており、下半身は冷気に晒されている。足掻いてみても当然、拘束具が外れる事はなく、カチャカチャと虚しい音が響くだけだ。
旭は唖然としたものの、すぐに『落ち着け』と心の中で呟く。唯一、顔だけは動かせるため、旭は冷静に周囲を見渡す。天井や壁には複数のカメラが設置されており、部屋はあまり広くはない。少し離れた正面の壁だけ鏡張りになっており、その前には黒い大きめのマットが敷かれている。近くに置いてある、小型のキャスター付きラックにはさまざまな……所謂、大人の玩具が置かれていて、旭は眉を潜めた。
一通り部屋を見渡した後、旭は意識を失う前の事を思い出そうと、記憶を辿る。入社して二年目で任された大きなプロジェクトを成功に収め、社員全員で打ち上げをした。その帰り道、旭は黒い服を着た覆面集団に無理やり車に乗せられ、薬品を嗅がされて意識を失い……今に至る。
旭が全てを思い出すと同時に、ガチャリと扉が開く音が聞こえた。彼が扉の方に目を向けると、五人の男達が部屋に入ってきた。男達は全員、目元だけを覆う色違いの仮面を着けており、黒を基調としたスーツを着用している。旭を攫った時とは違う格好をしているが、紛れもなく彼を誘拐した男達と同一人物だ。それを旭も察し、一瞬だけ苦い顔をする。
その内の一人、最初に部屋に入ってきた黒い仮面の男が旭に声をかける。
「ふふ、お目覚めのようですね」
「……お前ら、誰だよ?」
旭は臆する事なく、睨みをきかせながら問いかける。旭のその強気な態度に、男達は顔を見合わせた後、ニヤニヤと嗤う。
「下半身丸出しで睨んでも全く怖くねぇぞ?」
「コイツ、ここまでされて今の状況を理解していないのか?」
「まぁいいじゃないですか。ここで怯えるような子より、威勢がいい子の方が楽しめる」
「うんうん。こういう強気な男のコが泣き喚く姿って最高にクるよね」
「僕も……強気な子の方が好きだよ?」
男達は口々にそう言いながら、旭に近づいてくる。それでも旭は強気な姿勢を崩さず、男達を睨み続ける。
「訳分かんねぇコト言ってないで質問に答えろよ」
「ふふ……私達が何者か、でしたね? 私の名前はジョーカー……とでも答えておきます」
最初に部屋に入ってきた男がそう答えると、他の四人も続いて口を開いた。
「そんじゃあ、俺はスペードとかかぁ?」
「だったら僕はダイヤって事で」
「トランプ縛り? んじゃ、ボクはクラブいただいとくね」
「残ってんのハートかよ。まぁ、何でもいいけどよ」
質問にまともに答えない男達に、旭は苛立ちを募らせる。
「アンタら……一体、何が目的だよ?」
「ふふ……そう急かないでください。目的ならすぐに分かりますよ」
ジョーカーと名乗った男はそう言いながら、白衣のポケットから小瓶を取り出し、その中身を口に含むと旭に口づけた。
「ん……」
ジョーカーは液体を旭に口移しで強引に飲ませる。その間、他の四人は大人の玩具を手に取って動きを確かめたりと、何やら準備を進めている。
「っ……はあ……なに、飲ませたんだよ……」
睨みながらそう問いかける旭に、ジョーカーはにこやかに答える。
「媚薬ですよ」
「び……?」
「しかも即効性のやつです。ほら、もう効いてきたんじゃないですか?」
ジョーカーがそう言い終わるのと同時に、旭の下半身に熱が集まり、彼の意思とは関係なく性器が固くなり始める。
「な……んだよ……これ……」
「ふふ……折角ですから、体にも塗ってあげますね?」
ジョーカーはそう言いながらもう一つ小瓶を取り出し、中の媚薬を旭の胸あたりにかける。すると少しして、ワイシャツの上からでも分かるくらい、旭の乳首も固くなる。それをジョーカーは抓ったり、弾いたりして刺激する。
「んっ……! やめろっ! さわんなぁ……!」
「はっ……強がってる割にはしっかり勃ってんなぁ?」
スペードと名乗った赤色の仮面の男はそう言いながら、媚薬を勃起した旭の性器にかける。
「ひっ……! っ……なんだ、これ……あつ、い……」
旭は冷たい媚薬に一瞬、小さな悲鳴を上げる。だが、ますます熱くなる下半身に戸惑い、思わずぎゅっと目を閉じた。旭のその反応に少し気を良くしたスペードはニヤリと笑い、彼の性器を数回、上下にしごく。
「ひぁっ……あっ……やめ、ろ……」
媚薬の所為で感度が上がっている旭は普段、絶対出すことのないか細い声を出す。
「随分と可愛い声出すなぁ」
スペードの言葉に旭は唇を噛んだ。
「ふふっ……恥ずかしがらずに声を出してください」
ジョーカーはそう言うと、旭の鼻をつまんで口を無理やり開かせ、彼にリングギャグを装着する。それにより、強制的に開いたままにさせられている旭の口内に、ジョーカーは媚薬をつけた二本の指を突っ込む。
「ん!? ひゃめ……」
ジョーカーは旭の舌に指で媚薬を塗りつけながら、彼の反応の楽しんでいる。
「それじゃあ僕はこっち担当って事で」
ダイヤと名乗った紫色の仮面の男はそう言いながら、旭のワイシャツに手をかけると、力技で前をはだけさせた。ボタンが弾け飛び、露わになった旭の身体は程よく綺麗な筋肉がついている。
ダイヤは媚薬にたっぷり浸した筆を手に取り、円を描くように旭の右側の乳輪に筆先を這わせる。
「ダイヤは右? んじゃ、ボクは左だね」
今度はクラブと名乗った青色の仮面の男が、媚薬付きの筆を手に持つと、旭の左乳首を突いた。ダイヤとクラブは筆で旭の乳首に媚薬を塗りながら、強弱をつけて刺激する。
「んあっ……や……めりょぉ……」
「はっ……胸と口ン中いじられて、もうトロトロじゃねぇか」
最後に残っていたのがハートだった為、そう名乗る事となった白色の仮面の男は鼻で笑いながら、旭の性器の先端を軽く引っ掻いた。
「ひゃあ……!」
旭の性器の穴から、とめどなく先走りの汁が溢れている。それを嘲笑いながら、スペードとハートは旭の性器に媚薬を塗り込んでいく。
「おら、ここがイイんだろ?」
ハートはそう言いながら、スペードと共に、旭の性器の裏筋や先端などに筆を這わせる。口内と乳首、性器を同時に責めされ、旭は何度も甘い声を上げる。
「さて、そろそろあちらの準備もしますか」
ジョーカーはそう言いながら、旭の口内から指を引き抜き、リングギャグを外す。それから媚薬入りローションが既に入っているプラスチック製の針無し注射器を手に取り、旭の下半身の方に移動した。
「ひっ……! なに、してっ……やめろ……!!」
後孔に注射器の先端を挿れられ、必死に抵抗する旭のナカに、ジョーカーはローションを注入する。
「んあっ……!」
冷たいローションがナカに注がれる感覚に、旭は声を上げる。旭のナカにローションを全て挿れ終えたジョーカーは、注射器の先端を抜き取る。すると、旭の後孔からローションが少し溢れた。
今度は自分の指にローションを絡ませ、ジョーカーはゆっくりと旭の後孔にそれを挿入する。
「やめろ……あぁ……!」
乳首や性器を同時に刺激されていても、初めてナカをいじられる感触に旭は気持ち悪さを覚えた。しかし、ジョーカーが前立腺を押した瞬間、旭は思わず大きな声を上げる。
「ふふっ……ココがいいんですね」
ジョーカーはニコリと笑うと、前立腺を重点的に責めつつ、指の数を二本に増やす。そこから旭のナカをじっくりほぐした後、三本目の指も挿入する。ぐちゅぐちゅと大きな音がするように、わざと激しくローションを掻き回し、三本の指で旭のナカを拡げていく。
「やぁ……! やめ、ろ……んあっ!!」
他の四人も、旭の乳首や性器をひたすら刺激し続けている。敏感なところを三ヵ所も同時に責められ続け、旭は限界寸前まで追い詰められてしまう。
「も……だめぇ……イっ……」
旭が絶頂を迎える直前、ジョーカーはナカから指を引き抜き、他の四人も乳首と性器から筆を離す。
「へ……?」
「どうしました? そんな物欲しそうな顔をして」
呆然とする旭に、ジョーカーは笑いを堪えながら問いかける。そこでハッと我に返った旭は顔を赤くながら、男達を睨みつけた。
「んな顔してねぇよ!」
「おや、まだそんな口が利けるんですね」
「うるせぇ! こんなコトして……マジで何が目的だ!?」
旭の問いに、ジョーカーは僅かに首を傾げた。
「ここまでされて分からないとは少々、驚きました」
「マジかよ、コイツ。俺らのオモチャにされてるってまだ分かってなかったのか?」
スペードは心底、呆れたような声でそう言った。
「おもちゃ……?」
「そうだよ。君は僕らのえっちなオモチャになるの。飽きるまで遊んであげるからねぇ」
唖然とする旭に、ダイヤは楽しげにそう告げると、ローターを手に取る。
「おい、ゴチャゴチャ話してねぇで再開するぞ」
「うんうん。早くヤろヤろ。ふふっ……泣いてもやめてあげないからね?」
ハートは電マを手に持ち、クラブはイボ付の指サックを装着する。
「もっとイイ声、聞かせてくれよ?」
スペードは透明なアタッチメント付きの電マを手に取り、旭の亀頭にそれを装着し、スイッチを入れる。その瞬間、旭の体がビクッと大きく跳ねた。
「ああっ! やめろっ……!!」
旭は快感に流されそうになりながらも、必死に抵抗する意思をみせる。拘束具を激しく鳴らすだけの、身動きが取れない旭を男達は取り囲み、ニヤニヤと見下ろす。
ダイヤは旭の右乳首にローターをあてがい、スイッチを入れる。クラブはイボ付の指サックで、左乳首を捏ね回す。ハートは性器の裏筋に電マを当て、ゆっくり上下に這わせていく。
「ああっ! あっ……んんっ!」
旭は甲高い声を上げながらも、快感に耐えた。
「気持ちいい?」
ダイヤが耳元で囁くと、旭は彼をキッと睨みつける。
「だれが……! こんなっ……もの、でっ……」
「ははっ……強情だなぁ。でも、そこがすごくかわいい」
ダイヤは笑いながらローターをさらに強く乳首に押し当て、旭の耳を甘噛みした。
「んあっ! ざけんな……やっ……!」
強気な姿勢を崩さない旭の耳に、ダイヤは舌を這わせ、ねっとりと中まで舐める。それを見たクラブは旭の左耳を激しく舐めながら、イボ付の指サックで乳首を押し潰す。
「あっ……ああっ! いや、だっ……!」
旭の体は複数の刺激にビクビク震え、目頭には涙が浮かんでいる。
「可愛いですね。天真旭くん?」
「なっ……んで、オレのっ……ああっ……!」
「そのくらい当然、知ってますよ」
ジョーカーはそう言って移動しながら、ストラップがついた旭の社員証を自分のポケットから取り出す。それを見てゾッとする旭の首に社員証をかけ、彼の額にキスを落とす。
流石の旭も恐怖を感じたのか、彼の瞳は大きく揺れている。そんな旭の頭をジョーカーは軽く撫でた後、アナルビーズを手に取り、下半身の方に戻る。
「ひ……! い、やだ……やめ……」
アナルビーズを後孔にあてがわれ、旭は小さく悲鳴を上げる。それでもジョーカーは気にせず、一つずつゆっくり球体を旭のナカに埋め込んでいく。そして全ての球体が挿いると、それを一気に引き抜いた。
「ああああっ……!!」
引き抜かれる感覚に、旭は思わず声を上げる。彼の反応にジョーカーは口元を緩めると、またアナルビーズをゆっくり挿入していき、勢いよく引き抜く。それを何度も繰り返され、アナルビーズを引き抜かれる度に、旭は悲鳴に似た大きな喘ぎ声を上げた。
しばらくしてジョーカーはアナルビーズから控え目なサイズのディルドに持ち替え、今度はそれを旭のナカに突き入れた。
「あ! あぁ!……っや!」
ディルドでナカを掻き回され、乳首も性器も耳も刺激され、旭の口から絶え間なく甘い声が漏れ出る。
「すごくいい声で鳴くね?」
「いっぱいいじめられてキモチイイ?」
ダイヤとクラブに耳元で囁かれ、旭は首を横に振る。
「きもち、よくなんか……んあ! あっ……あぁ!!」
旭がどれだけ否定しても体は正直で、我慢しようとしても声は出てしまう。
「も……むり……あ……イっちゃ……」
旭が再び絶頂を迎えそうになったその瞬間、またしても彼の体を刺激する全ての行為を男達は止めた。
「え……」
二度目の寸止めに、旭は切なげな表情を浮かべる。
「どうしたの? イキたい?」
「……っ」
ダイヤの問いに、旭は答えない。すると、ダイヤはローターのスイッチを入れ、クラブはイボ付の指サックで乳首を捏ね繰り回し始めた。
「やっ……!」
小さく喘ぐ旭を見て、ニヤリと嗤ったスペードは電マから貫通型のオナホに持ち替える。
「さっさと素直になっちまえよ、なぁ!」
スペードはそう言いながら旭の性器にオナホを装着し、それを激しく上下に動かす。
「やだぁ!」
「ハート、こちらは君にお任せします」
ジョーカーは先程よりワンサイズ大きなディルドに持ち替えると、それをハートに渡し、旭の顔の方に移動する。ハートは持っていた電マを置くと、無言でディルドを受け取り、旭の後孔に容赦なく突き入れた。
「あああっ! んん……はげし……あぁ!!」
ハートはジョーカーよりも激しく、且つ、前立腺ばかりを狙ってディルドを出し入れして旭を翻弄する。
「おら! イキたいんだろ?」
「ひぁ! んあっ……やだぁ……!」
ハートの問いに、旭は必死に首を横に振って否定する。
「本当に強情ですね」
ジョーカーはそう言うと、旭の顔を押さえつけ、深く口づけてねっとり舌を絡める。
「ふ……んん……ふぁ……」
男達の止まらない責めに、旭は追いつめられていく。けれども、旭の限界を察した男達はまたしても動きを止めた。
「……っはぁ」
ジョーカーに唇を解放され、旭は甘い吐息を吐く。寸止めを繰り返された旭の身体は汗だくで、顔は真っ赤に染まっている。
「イキたいですか?」
甘く低い声でジョーカーに囁かれ、旭はビクッと体を震わせる。それでも首を縦に振らない旭を、他の四人が責め立て……彼が絶頂する寸前で手を止める。それを何度も繰り返され、旭の理性は段々、崩れていく。
「旭くん、イきたいですか?」
もう何度目か分からない寸止めの後、同じ質問をしたジョーカーの言葉に、旭はとうとう小さく頷いた。
それを見て男達はニヤリと嗤い、容赦なく旭の体を責め立てる。ダイヤとクラブは乳首を口に含み、舌で転がしたり甘噛みしたりする。スペードは今まで以上に、オナホを上下に激しく動かす。ハートは更に太いディルドに持ち替えると、それで前立腺を潰すように何度も激しく出し入れする。
「あぁ……! も、むりぃ……イっ……!」
「イって良いですよ」
ジョーカーはそう耳元で囁くと、旭の耳を甘噛みする。それと同時にダイヤとクラブに乳首を限界まで引っ張られ、ハートにディルドで前立腺を抉られた。更にスペードにオナホで亀頭を強く擦り上げられ、旭は限界を迎える。
「やあああぁぁ!!」
旭は身体を震わせて絶頂し、精液を撒き散らす。それでも男達の愛撫は止まず、それぞれ旭の身体を刺激し続ける。
「ひ……! あっ……あぁっ! もうやめ……」
生理的な涙をボロボロ流し、旭は喘ぎ続ける。
ダイヤとクラブは二人とも小型の電マに持ち替え、旭の乳輪をなぞったり、乳首に押しつけたりする。スペードは次にサイクロンタイプの電動オナホを旭の性器に装着し、スイッチを入れた。すると、オナホの中が回転し出し、性器全体を撫で回される感触に旭は体をビクつかせる。ハートはディルドを引き抜くと、細かいイボのついた極太バイブを手に取り、乱暴に奥まで突き入れた。
「あっ……! くるし……」
バイブの質量に呻く旭の口を、ジョーカーが再び塞ぎ、激しく舌を絡ませる。
「んんんんんっ……!!」
強い刺激に旭はあっという間に達してしまう。それでも男達の手は止まらず、手や舌、さまざまな玩具で旭を弄ぶ。媚薬のせいで敏感になっている旭の体は快楽に逆らえず、男達に何度もイかされ続けた。
それから一時間以上、経過した頃。
旭が何度目か分からない絶頂を迎えると、男達はようやく手を止めた。
「んぁ……」
乱暴にバイブを引き抜かれ、旭は小さく喘ぐ。ヒクヒクと物欲しそうに動く旭の後孔を見て、ハートは鼻で嗤う。
「では、そろそろ本番といきましょうか」
「ねぇ、もうボク限界なんだけど。最初に挿れていい?」
「えぇ、構いませんよ。若い人からどうぞ」
クラブの問いに、ジョーカーは快くそう答えた。他の三人も特に不満はないようで、口々に許可を出す。
「やった! ありがとう」
うれしそうに四人に礼を言ったクラブは、スーツとボクサーパンツを脱ぎ捨て、全裸になる。そして、ぐったりしている旭の後孔に勃起した性器の先端を埋め込み……容赦なく突き入れた。
「ああっ!!」
突然の衝撃に旭は大きく目を見開き、声を上げる。
「あぁ……旭クンのナカ、キモチイイ♡」
クラブはうっとりとした声でそう言いながら、無我夢中で腰を振る。
「んあっ! い、やだ……! 抜け、よ……あぁっ!!」
「旭クンもキモチイイ? キモチイイよね?」
激しくピストン運動を続けながらクラブがそう問いかけると、旭は首を横に振った。
「あは♡ 旭クンてば素直じゃないなぁ♡ そこが、可愛いんだけど♡」
そう言いながらクラブは更に強く腰を打ち付ける。
「ったく……オモチャ相手にメロメロになりやがって。テメェの方がよっぽどハートって名前がお似合いだろ、クラブ」
ハートはそう悪態をつきつつ、滑りをよくしてやろうと思ったのか、クラブと旭の結合部分にローションを垂らす。
「ん♡ ありがと、ハート♡」
「うぜぇな……おい、ダイヤ。オモチャの上の口はテメェが塞いでやれよ」
「え、いいの?」
「ジョーカーも若い順にって言ってただろ」
「うん。じゃあ、遠慮なく」
ハートに促され、ダイヤも全裸になると、強引に旭の口に性器を突っ込んだ。
「んぐっ……んんっ!」
旭は必死に抵抗するがガッチリ顔を掴まれ、性器で喉の奥を突かれて少しえずいた。
「あ……♡ 旭クンってば、喉突かれて締まりが良くなったね♡」
旭のナカの締め付けにクラブは一瞬、腰を止めるが、直ぐにピストン運動を再開した。
「はぁ……旭くんの口の中、生暖かくてっ……さいこう」
ダイヤはそう言いながら、性器で旭の喉奥を何度も突く。旭は苦しそうな呻き声を上げ、大粒の涙をこぼしている。
そんな彼らを見て、他の三人は旭の体に手を伸ばす。
ジョーカーは旭の耳を指や舌で弄り回し、ハートは性器にローションを雑にぶっかけてから乱暴にしごく。スペードは最初、旭の乳首を爪で引っ掻いて弄んでいた。だが、少しすると余裕のない手つきでズボンとパンツを下ろし、スーツのボタンを外して上半身をはだけさせると、自分の性器を旭の乳首に擦りつけた。
「はっ……テメェも我慢の限界か? スペード」
「うるさい……」
嗤うハートに辛うじて言い返すものの、スペードは熱い息を漏らしながら、性器で旭の乳首を刺激し続ける。
「んっ! んんっ!!」
男達の愛撫に、旭はくぐもった声を上げる事しかできず、ただただ快楽を受け入れる。
「ん♡ もう出そう♡ 旭クン、ボクの濃いミルクっ……ナカにたくさん注いであげるね♡」
余裕のない声でクラブはそう言った後、パンパンと音が部屋に響く程、大きく何度も腰を打ち付ける。
「僕も……もう出るっ……!」
ダイヤもそう言うと、旭の口の中で腰を激しく動かす。
体中を刺激され、限界を迎えた旭は盛大に射精した。その際、ナカで性器を強く締めつけられたクラブは、思わず甘い声を漏らす。
「あ♡ 旭クン……♡」
「っ……あさひ、くん……」
クラブとダイヤは旭のナカに性器を突っ込んだまま同時に射精した。ダイヤは旭の頭をガッシリ掴み、最後の一滴まで彼の口内に精液を注ぎ込み、無理やり飲ませる。
「んんっ!」
上と下、両方の口に注がれる感覚に、旭は体をビクつかせる。少し遅れてスペードも旭の体に射精し、彼の乳首や腹筋に精液をぶっかけた。
ダイヤが口から性器を抜き取ると、旭は肩で荒い呼吸を繰り返す。クラブも性器を抜くと、彼が吐き出した精液が溢れ出た後孔が物足りなさそうにヒクついた。
見覚えのない部屋で目を覚ました天真旭は小さく呟く。彼は少しの間、ぼぅとした後に起き上がろうとしたが、それはできなかった。
「なんだこれ……」
大きく脚を開いた状態で、診療台のような椅子に四肢を拘束されている事に旭は驚く。おまけに衣服は白いワイシャツ以外、全て脱がされており、下半身は冷気に晒されている。足掻いてみても当然、拘束具が外れる事はなく、カチャカチャと虚しい音が響くだけだ。
旭は唖然としたものの、すぐに『落ち着け』と心の中で呟く。唯一、顔だけは動かせるため、旭は冷静に周囲を見渡す。天井や壁には複数のカメラが設置されており、部屋はあまり広くはない。少し離れた正面の壁だけ鏡張りになっており、その前には黒い大きめのマットが敷かれている。近くに置いてある、小型のキャスター付きラックにはさまざまな……所謂、大人の玩具が置かれていて、旭は眉を潜めた。
一通り部屋を見渡した後、旭は意識を失う前の事を思い出そうと、記憶を辿る。入社して二年目で任された大きなプロジェクトを成功に収め、社員全員で打ち上げをした。その帰り道、旭は黒い服を着た覆面集団に無理やり車に乗せられ、薬品を嗅がされて意識を失い……今に至る。
旭が全てを思い出すと同時に、ガチャリと扉が開く音が聞こえた。彼が扉の方に目を向けると、五人の男達が部屋に入ってきた。男達は全員、目元だけを覆う色違いの仮面を着けており、黒を基調としたスーツを着用している。旭を攫った時とは違う格好をしているが、紛れもなく彼を誘拐した男達と同一人物だ。それを旭も察し、一瞬だけ苦い顔をする。
その内の一人、最初に部屋に入ってきた黒い仮面の男が旭に声をかける。
「ふふ、お目覚めのようですね」
「……お前ら、誰だよ?」
旭は臆する事なく、睨みをきかせながら問いかける。旭のその強気な態度に、男達は顔を見合わせた後、ニヤニヤと嗤う。
「下半身丸出しで睨んでも全く怖くねぇぞ?」
「コイツ、ここまでされて今の状況を理解していないのか?」
「まぁいいじゃないですか。ここで怯えるような子より、威勢がいい子の方が楽しめる」
「うんうん。こういう強気な男のコが泣き喚く姿って最高にクるよね」
「僕も……強気な子の方が好きだよ?」
男達は口々にそう言いながら、旭に近づいてくる。それでも旭は強気な姿勢を崩さず、男達を睨み続ける。
「訳分かんねぇコト言ってないで質問に答えろよ」
「ふふ……私達が何者か、でしたね? 私の名前はジョーカー……とでも答えておきます」
最初に部屋に入ってきた男がそう答えると、他の四人も続いて口を開いた。
「そんじゃあ、俺はスペードとかかぁ?」
「だったら僕はダイヤって事で」
「トランプ縛り? んじゃ、ボクはクラブいただいとくね」
「残ってんのハートかよ。まぁ、何でもいいけどよ」
質問にまともに答えない男達に、旭は苛立ちを募らせる。
「アンタら……一体、何が目的だよ?」
「ふふ……そう急かないでください。目的ならすぐに分かりますよ」
ジョーカーと名乗った男はそう言いながら、白衣のポケットから小瓶を取り出し、その中身を口に含むと旭に口づけた。
「ん……」
ジョーカーは液体を旭に口移しで強引に飲ませる。その間、他の四人は大人の玩具を手に取って動きを確かめたりと、何やら準備を進めている。
「っ……はあ……なに、飲ませたんだよ……」
睨みながらそう問いかける旭に、ジョーカーはにこやかに答える。
「媚薬ですよ」
「び……?」
「しかも即効性のやつです。ほら、もう効いてきたんじゃないですか?」
ジョーカーがそう言い終わるのと同時に、旭の下半身に熱が集まり、彼の意思とは関係なく性器が固くなり始める。
「な……んだよ……これ……」
「ふふ……折角ですから、体にも塗ってあげますね?」
ジョーカーはそう言いながらもう一つ小瓶を取り出し、中の媚薬を旭の胸あたりにかける。すると少しして、ワイシャツの上からでも分かるくらい、旭の乳首も固くなる。それをジョーカーは抓ったり、弾いたりして刺激する。
「んっ……! やめろっ! さわんなぁ……!」
「はっ……強がってる割にはしっかり勃ってんなぁ?」
スペードと名乗った赤色の仮面の男はそう言いながら、媚薬を勃起した旭の性器にかける。
「ひっ……! っ……なんだ、これ……あつ、い……」
旭は冷たい媚薬に一瞬、小さな悲鳴を上げる。だが、ますます熱くなる下半身に戸惑い、思わずぎゅっと目を閉じた。旭のその反応に少し気を良くしたスペードはニヤリと笑い、彼の性器を数回、上下にしごく。
「ひぁっ……あっ……やめ、ろ……」
媚薬の所為で感度が上がっている旭は普段、絶対出すことのないか細い声を出す。
「随分と可愛い声出すなぁ」
スペードの言葉に旭は唇を噛んだ。
「ふふっ……恥ずかしがらずに声を出してください」
ジョーカーはそう言うと、旭の鼻をつまんで口を無理やり開かせ、彼にリングギャグを装着する。それにより、強制的に開いたままにさせられている旭の口内に、ジョーカーは媚薬をつけた二本の指を突っ込む。
「ん!? ひゃめ……」
ジョーカーは旭の舌に指で媚薬を塗りつけながら、彼の反応の楽しんでいる。
「それじゃあ僕はこっち担当って事で」
ダイヤと名乗った紫色の仮面の男はそう言いながら、旭のワイシャツに手をかけると、力技で前をはだけさせた。ボタンが弾け飛び、露わになった旭の身体は程よく綺麗な筋肉がついている。
ダイヤは媚薬にたっぷり浸した筆を手に取り、円を描くように旭の右側の乳輪に筆先を這わせる。
「ダイヤは右? んじゃ、ボクは左だね」
今度はクラブと名乗った青色の仮面の男が、媚薬付きの筆を手に持つと、旭の左乳首を突いた。ダイヤとクラブは筆で旭の乳首に媚薬を塗りながら、強弱をつけて刺激する。
「んあっ……や……めりょぉ……」
「はっ……胸と口ン中いじられて、もうトロトロじゃねぇか」
最後に残っていたのがハートだった為、そう名乗る事となった白色の仮面の男は鼻で笑いながら、旭の性器の先端を軽く引っ掻いた。
「ひゃあ……!」
旭の性器の穴から、とめどなく先走りの汁が溢れている。それを嘲笑いながら、スペードとハートは旭の性器に媚薬を塗り込んでいく。
「おら、ここがイイんだろ?」
ハートはそう言いながら、スペードと共に、旭の性器の裏筋や先端などに筆を這わせる。口内と乳首、性器を同時に責めされ、旭は何度も甘い声を上げる。
「さて、そろそろあちらの準備もしますか」
ジョーカーはそう言いながら、旭の口内から指を引き抜き、リングギャグを外す。それから媚薬入りローションが既に入っているプラスチック製の針無し注射器を手に取り、旭の下半身の方に移動した。
「ひっ……! なに、してっ……やめろ……!!」
後孔に注射器の先端を挿れられ、必死に抵抗する旭のナカに、ジョーカーはローションを注入する。
「んあっ……!」
冷たいローションがナカに注がれる感覚に、旭は声を上げる。旭のナカにローションを全て挿れ終えたジョーカーは、注射器の先端を抜き取る。すると、旭の後孔からローションが少し溢れた。
今度は自分の指にローションを絡ませ、ジョーカーはゆっくりと旭の後孔にそれを挿入する。
「やめろ……あぁ……!」
乳首や性器を同時に刺激されていても、初めてナカをいじられる感触に旭は気持ち悪さを覚えた。しかし、ジョーカーが前立腺を押した瞬間、旭は思わず大きな声を上げる。
「ふふっ……ココがいいんですね」
ジョーカーはニコリと笑うと、前立腺を重点的に責めつつ、指の数を二本に増やす。そこから旭のナカをじっくりほぐした後、三本目の指も挿入する。ぐちゅぐちゅと大きな音がするように、わざと激しくローションを掻き回し、三本の指で旭のナカを拡げていく。
「やぁ……! やめ、ろ……んあっ!!」
他の四人も、旭の乳首や性器をひたすら刺激し続けている。敏感なところを三ヵ所も同時に責められ続け、旭は限界寸前まで追い詰められてしまう。
「も……だめぇ……イっ……」
旭が絶頂を迎える直前、ジョーカーはナカから指を引き抜き、他の四人も乳首と性器から筆を離す。
「へ……?」
「どうしました? そんな物欲しそうな顔をして」
呆然とする旭に、ジョーカーは笑いを堪えながら問いかける。そこでハッと我に返った旭は顔を赤くながら、男達を睨みつけた。
「んな顔してねぇよ!」
「おや、まだそんな口が利けるんですね」
「うるせぇ! こんなコトして……マジで何が目的だ!?」
旭の問いに、ジョーカーは僅かに首を傾げた。
「ここまでされて分からないとは少々、驚きました」
「マジかよ、コイツ。俺らのオモチャにされてるってまだ分かってなかったのか?」
スペードは心底、呆れたような声でそう言った。
「おもちゃ……?」
「そうだよ。君は僕らのえっちなオモチャになるの。飽きるまで遊んであげるからねぇ」
唖然とする旭に、ダイヤは楽しげにそう告げると、ローターを手に取る。
「おい、ゴチャゴチャ話してねぇで再開するぞ」
「うんうん。早くヤろヤろ。ふふっ……泣いてもやめてあげないからね?」
ハートは電マを手に持ち、クラブはイボ付の指サックを装着する。
「もっとイイ声、聞かせてくれよ?」
スペードは透明なアタッチメント付きの電マを手に取り、旭の亀頭にそれを装着し、スイッチを入れる。その瞬間、旭の体がビクッと大きく跳ねた。
「ああっ! やめろっ……!!」
旭は快感に流されそうになりながらも、必死に抵抗する意思をみせる。拘束具を激しく鳴らすだけの、身動きが取れない旭を男達は取り囲み、ニヤニヤと見下ろす。
ダイヤは旭の右乳首にローターをあてがい、スイッチを入れる。クラブはイボ付の指サックで、左乳首を捏ね回す。ハートは性器の裏筋に電マを当て、ゆっくり上下に這わせていく。
「ああっ! あっ……んんっ!」
旭は甲高い声を上げながらも、快感に耐えた。
「気持ちいい?」
ダイヤが耳元で囁くと、旭は彼をキッと睨みつける。
「だれが……! こんなっ……もの、でっ……」
「ははっ……強情だなぁ。でも、そこがすごくかわいい」
ダイヤは笑いながらローターをさらに強く乳首に押し当て、旭の耳を甘噛みした。
「んあっ! ざけんな……やっ……!」
強気な姿勢を崩さない旭の耳に、ダイヤは舌を這わせ、ねっとりと中まで舐める。それを見たクラブは旭の左耳を激しく舐めながら、イボ付の指サックで乳首を押し潰す。
「あっ……ああっ! いや、だっ……!」
旭の体は複数の刺激にビクビク震え、目頭には涙が浮かんでいる。
「可愛いですね。天真旭くん?」
「なっ……んで、オレのっ……ああっ……!」
「そのくらい当然、知ってますよ」
ジョーカーはそう言って移動しながら、ストラップがついた旭の社員証を自分のポケットから取り出す。それを見てゾッとする旭の首に社員証をかけ、彼の額にキスを落とす。
流石の旭も恐怖を感じたのか、彼の瞳は大きく揺れている。そんな旭の頭をジョーカーは軽く撫でた後、アナルビーズを手に取り、下半身の方に戻る。
「ひ……! い、やだ……やめ……」
アナルビーズを後孔にあてがわれ、旭は小さく悲鳴を上げる。それでもジョーカーは気にせず、一つずつゆっくり球体を旭のナカに埋め込んでいく。そして全ての球体が挿いると、それを一気に引き抜いた。
「ああああっ……!!」
引き抜かれる感覚に、旭は思わず声を上げる。彼の反応にジョーカーは口元を緩めると、またアナルビーズをゆっくり挿入していき、勢いよく引き抜く。それを何度も繰り返され、アナルビーズを引き抜かれる度に、旭は悲鳴に似た大きな喘ぎ声を上げた。
しばらくしてジョーカーはアナルビーズから控え目なサイズのディルドに持ち替え、今度はそれを旭のナカに突き入れた。
「あ! あぁ!……っや!」
ディルドでナカを掻き回され、乳首も性器も耳も刺激され、旭の口から絶え間なく甘い声が漏れ出る。
「すごくいい声で鳴くね?」
「いっぱいいじめられてキモチイイ?」
ダイヤとクラブに耳元で囁かれ、旭は首を横に振る。
「きもち、よくなんか……んあ! あっ……あぁ!!」
旭がどれだけ否定しても体は正直で、我慢しようとしても声は出てしまう。
「も……むり……あ……イっちゃ……」
旭が再び絶頂を迎えそうになったその瞬間、またしても彼の体を刺激する全ての行為を男達は止めた。
「え……」
二度目の寸止めに、旭は切なげな表情を浮かべる。
「どうしたの? イキたい?」
「……っ」
ダイヤの問いに、旭は答えない。すると、ダイヤはローターのスイッチを入れ、クラブはイボ付の指サックで乳首を捏ね繰り回し始めた。
「やっ……!」
小さく喘ぐ旭を見て、ニヤリと嗤ったスペードは電マから貫通型のオナホに持ち替える。
「さっさと素直になっちまえよ、なぁ!」
スペードはそう言いながら旭の性器にオナホを装着し、それを激しく上下に動かす。
「やだぁ!」
「ハート、こちらは君にお任せします」
ジョーカーは先程よりワンサイズ大きなディルドに持ち替えると、それをハートに渡し、旭の顔の方に移動する。ハートは持っていた電マを置くと、無言でディルドを受け取り、旭の後孔に容赦なく突き入れた。
「あああっ! んん……はげし……あぁ!!」
ハートはジョーカーよりも激しく、且つ、前立腺ばかりを狙ってディルドを出し入れして旭を翻弄する。
「おら! イキたいんだろ?」
「ひぁ! んあっ……やだぁ……!」
ハートの問いに、旭は必死に首を横に振って否定する。
「本当に強情ですね」
ジョーカーはそう言うと、旭の顔を押さえつけ、深く口づけてねっとり舌を絡める。
「ふ……んん……ふぁ……」
男達の止まらない責めに、旭は追いつめられていく。けれども、旭の限界を察した男達はまたしても動きを止めた。
「……っはぁ」
ジョーカーに唇を解放され、旭は甘い吐息を吐く。寸止めを繰り返された旭の身体は汗だくで、顔は真っ赤に染まっている。
「イキたいですか?」
甘く低い声でジョーカーに囁かれ、旭はビクッと体を震わせる。それでも首を縦に振らない旭を、他の四人が責め立て……彼が絶頂する寸前で手を止める。それを何度も繰り返され、旭の理性は段々、崩れていく。
「旭くん、イきたいですか?」
もう何度目か分からない寸止めの後、同じ質問をしたジョーカーの言葉に、旭はとうとう小さく頷いた。
それを見て男達はニヤリと嗤い、容赦なく旭の体を責め立てる。ダイヤとクラブは乳首を口に含み、舌で転がしたり甘噛みしたりする。スペードは今まで以上に、オナホを上下に激しく動かす。ハートは更に太いディルドに持ち替えると、それで前立腺を潰すように何度も激しく出し入れする。
「あぁ……! も、むりぃ……イっ……!」
「イって良いですよ」
ジョーカーはそう耳元で囁くと、旭の耳を甘噛みする。それと同時にダイヤとクラブに乳首を限界まで引っ張られ、ハートにディルドで前立腺を抉られた。更にスペードにオナホで亀頭を強く擦り上げられ、旭は限界を迎える。
「やあああぁぁ!!」
旭は身体を震わせて絶頂し、精液を撒き散らす。それでも男達の愛撫は止まず、それぞれ旭の身体を刺激し続ける。
「ひ……! あっ……あぁっ! もうやめ……」
生理的な涙をボロボロ流し、旭は喘ぎ続ける。
ダイヤとクラブは二人とも小型の電マに持ち替え、旭の乳輪をなぞったり、乳首に押しつけたりする。スペードは次にサイクロンタイプの電動オナホを旭の性器に装着し、スイッチを入れた。すると、オナホの中が回転し出し、性器全体を撫で回される感触に旭は体をビクつかせる。ハートはディルドを引き抜くと、細かいイボのついた極太バイブを手に取り、乱暴に奥まで突き入れた。
「あっ……! くるし……」
バイブの質量に呻く旭の口を、ジョーカーが再び塞ぎ、激しく舌を絡ませる。
「んんんんんっ……!!」
強い刺激に旭はあっという間に達してしまう。それでも男達の手は止まらず、手や舌、さまざまな玩具で旭を弄ぶ。媚薬のせいで敏感になっている旭の体は快楽に逆らえず、男達に何度もイかされ続けた。
それから一時間以上、経過した頃。
旭が何度目か分からない絶頂を迎えると、男達はようやく手を止めた。
「んぁ……」
乱暴にバイブを引き抜かれ、旭は小さく喘ぐ。ヒクヒクと物欲しそうに動く旭の後孔を見て、ハートは鼻で嗤う。
「では、そろそろ本番といきましょうか」
「ねぇ、もうボク限界なんだけど。最初に挿れていい?」
「えぇ、構いませんよ。若い人からどうぞ」
クラブの問いに、ジョーカーは快くそう答えた。他の三人も特に不満はないようで、口々に許可を出す。
「やった! ありがとう」
うれしそうに四人に礼を言ったクラブは、スーツとボクサーパンツを脱ぎ捨て、全裸になる。そして、ぐったりしている旭の後孔に勃起した性器の先端を埋め込み……容赦なく突き入れた。
「ああっ!!」
突然の衝撃に旭は大きく目を見開き、声を上げる。
「あぁ……旭クンのナカ、キモチイイ♡」
クラブはうっとりとした声でそう言いながら、無我夢中で腰を振る。
「んあっ! い、やだ……! 抜け、よ……あぁっ!!」
「旭クンもキモチイイ? キモチイイよね?」
激しくピストン運動を続けながらクラブがそう問いかけると、旭は首を横に振った。
「あは♡ 旭クンてば素直じゃないなぁ♡ そこが、可愛いんだけど♡」
そう言いながらクラブは更に強く腰を打ち付ける。
「ったく……オモチャ相手にメロメロになりやがって。テメェの方がよっぽどハートって名前がお似合いだろ、クラブ」
ハートはそう悪態をつきつつ、滑りをよくしてやろうと思ったのか、クラブと旭の結合部分にローションを垂らす。
「ん♡ ありがと、ハート♡」
「うぜぇな……おい、ダイヤ。オモチャの上の口はテメェが塞いでやれよ」
「え、いいの?」
「ジョーカーも若い順にって言ってただろ」
「うん。じゃあ、遠慮なく」
ハートに促され、ダイヤも全裸になると、強引に旭の口に性器を突っ込んだ。
「んぐっ……んんっ!」
旭は必死に抵抗するがガッチリ顔を掴まれ、性器で喉の奥を突かれて少しえずいた。
「あ……♡ 旭クンってば、喉突かれて締まりが良くなったね♡」
旭のナカの締め付けにクラブは一瞬、腰を止めるが、直ぐにピストン運動を再開した。
「はぁ……旭くんの口の中、生暖かくてっ……さいこう」
ダイヤはそう言いながら、性器で旭の喉奥を何度も突く。旭は苦しそうな呻き声を上げ、大粒の涙をこぼしている。
そんな彼らを見て、他の三人は旭の体に手を伸ばす。
ジョーカーは旭の耳を指や舌で弄り回し、ハートは性器にローションを雑にぶっかけてから乱暴にしごく。スペードは最初、旭の乳首を爪で引っ掻いて弄んでいた。だが、少しすると余裕のない手つきでズボンとパンツを下ろし、スーツのボタンを外して上半身をはだけさせると、自分の性器を旭の乳首に擦りつけた。
「はっ……テメェも我慢の限界か? スペード」
「うるさい……」
嗤うハートに辛うじて言い返すものの、スペードは熱い息を漏らしながら、性器で旭の乳首を刺激し続ける。
「んっ! んんっ!!」
男達の愛撫に、旭はくぐもった声を上げる事しかできず、ただただ快楽を受け入れる。
「ん♡ もう出そう♡ 旭クン、ボクの濃いミルクっ……ナカにたくさん注いであげるね♡」
余裕のない声でクラブはそう言った後、パンパンと音が部屋に響く程、大きく何度も腰を打ち付ける。
「僕も……もう出るっ……!」
ダイヤもそう言うと、旭の口の中で腰を激しく動かす。
体中を刺激され、限界を迎えた旭は盛大に射精した。その際、ナカで性器を強く締めつけられたクラブは、思わず甘い声を漏らす。
「あ♡ 旭クン……♡」
「っ……あさひ、くん……」
クラブとダイヤは旭のナカに性器を突っ込んだまま同時に射精した。ダイヤは旭の頭をガッシリ掴み、最後の一滴まで彼の口内に精液を注ぎ込み、無理やり飲ませる。
「んんっ!」
上と下、両方の口に注がれる感覚に、旭は体をビクつかせる。少し遅れてスペードも旭の体に射精し、彼の乳首や腹筋に精液をぶっかけた。
ダイヤが口から性器を抜き取ると、旭は肩で荒い呼吸を繰り返す。クラブも性器を抜くと、彼が吐き出した精液が溢れ出た後孔が物足りなさそうにヒクついた。
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