一進一退夫婦道

Emi 松原

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入院病院の大革命!?

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まず初めに。

前回豚さんの希望で書いた、初の移植患者さんが亡くなった。
退院して問題なく療養中のことで、急なことであった。
今回の移植が原因ではないことと医療チームは声明を出していて、ご家族も、皆の希望になれたと言ってくださっていた。
私たち夫婦は本当に希望を頂いた。

心よりの感謝とご冥福をお祈りいたします。



さて話は変わって、今年3月。
いっとくさんがまたしても緊急入院した。

今回は仕事中に異変が出て、帰りのバスの中で胸の違和感。
降りて少し楽になったので歩いて帰ろうとするも、私の一喝で救急車のお世話になった。

救急車到着時、血圧が200を超えていたらしい。
歩かせていたら、大事になっていたかもしれない。
自分の経験と直感を信じて良かったと心から思った。


実はちょうどこの時、いっとくさんは血圧コントロールの最中で、薬の調整をしていた。

透析患者さんは血圧コントロールも物凄く難しい。
心臓の手術をして、前よりは……と思っていたのだが、やはり血圧コントロールは難しく、そこからの合併症も多いので、気が抜けない。


入院までに至っては、慣れすぎてしまっていて割愛する。


実は4月に一緒にいっとくさんの実家、千葉に帰省する計画を立てていたのだが、この緊急入院で飛行機もホテルもその他諸々、キャンセルである。

出発前に退院はできるが、リスクを考えたら怖かったし、ちょうどその時、千葉で群発地震が起きていて、いっとくさんのママ上も今回はやめた方が良いと言ってくれたのだ。

11月にリベンジ予定だ。
あと関係ないが、広島空港遠すぎ問題で、もう優雅に新幹線のグリーン車で行ってやろうぜ、と話している。


さて話が逸れてしまったが、今回入院した時、病院でいっとくさんにとっての大革命が起きていた。

いつもはご飯の泣きが入るのに、なんと、「ご飯が美味しくなっている!!」といっとくさんが大騒ぎであった。

今回もいつもと同じパン食にしていたのだが、これならご飯も食べられる!! と言うほどに。

またも余談であるが、心臓の手術をしてから、いっとくさんはお米がしっかりと食べられるようになっているのだ。


管理栄養士さんか業者さんが変わったのであろうが、しっかり毎回食事を食べてくれる、というのは、家族からしても本当に安心である。

メニューや写真を送ってきてくれたが、心なしか前よりハイカラなメニューになっていた。


果たして病院で何があったのかはわからないが、ご飯を食べてくれる安心感と言ったら、言葉にできないくらいだ。


なかなか緊急入院が多いが、これも致し方ない。

そんな中、今回の大革命には、心から感謝するのであった。





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