一進一退夫婦道

Emi 松原

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「価値観」より「感性」!?

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書きたいことがたまりにたまってしまっている今日であるが、本日は歳の差婚の「価値観」と「感性」についてである。


結論から言ってしまえば、歳の差婚には「価値観」より「感性」が大事かもしれないねという話だ。


さて、恋愛、結婚についての記事やネットで必ずしも見るであろう「価値観の一致が大事」という言葉。

これはその通りである。


お金の使い方、物に対する価値、食に対する価値、掃除に関する価値などが合わなければ、必ず喧嘩になるであろうし、居心地も悪くなるであろう。


一方は100均で使い捨てで良いじゃん、と思い、一方は高くても質の良いものを長く、と思っていたり。

また一方は食事は節約、手軽さを考えたら1週間作り置きで同じおかずで良いじゃん、と思い、もう一方は同じ自炊でも色々作って毎日違う献立が食べたい、と思ったり。


うむ、こういう「価値観」が合わないのは辛い。


だがしかし、歳の差婚において、「価値観」が全て合うなんてことはまずないと思っている。


なんせ、受けてきた教育や常識が根本的に違う。

生きてきた社会情勢も違う。

何より生きた年数(経験)が違う。



これで「価値観」が合うという方が不思議になってしまうではないか。




だが、この「価値観」というものは、互いに「歩み寄り」ができるものなのだ。


譲れるもの、譲れないもの、現在の状況などをすり合わせていき、ちょうど良いところ、方法を見つけていく。

これは夫婦だけでなく、家族や、友人にも当てはまるかもしれない。


歩み寄って、話し合って、やってみて、また繰り返して、いわゆる独自の夫婦ルール(家族ルール)というものもできてくるのであろう。



さて、この「歩み寄り」が難しいもの。それが「感性」だと最近思う。


似たり寄ったりなので難しいところではあるが、「感覚的なもの」と言った方が分かりやすいかもしれない。


例えば、とある公園に行ったら、お互いにここはとても気持ちが良いね、と感じたり。

同じ本や音楽、作品に涙がでるほど感動したり、笑ったり。

なんかこの雰囲気好きじゃないね、と同じお店で感じたり。


こんなやつである。


経験上だが、どんな関係であれ、この「感性」が合う人との居心地は凄く良い。

測るものがない分、わかりにくいものでもある。

お互いがお互いに好きなものを楽しめば良いのかもしれないが、この「感性」が合うと共有できるもの、分かり合えるものが一気に増えると思うのだ。



むむ? 何やら真面目に結婚論? 的なものを語ってしまったぞ。



つまるところだが、私といっとくさんは「価値観」は合わないものの方が圧倒的に多い。

お金の使い方も、掃除も、人間関係などメンタル的な考え方も。



だが「感性」は、今まで出会った人の誰よりも合うと感じている。


ここの雰囲気好きだね、またお散歩に来よう。

この作品良かったよ!

なんかあそこのお店、悪くないはずなのに雰囲気が……ね。


などなど。



「感性が合う」

我ら夫婦がバカップルで居られる秘訣は、これかもしれない!! と思ったのであった。






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