一進一退夫婦道

Emi 松原

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感謝感謝の日々

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先日、透析から無事帰ってきたと思ったら息がゼーゼーなり、私が緊急で病院に電話。急遽病院に戻って点滴を打ってもらったいっとくさん。

スタッフさんたちの連携はそれはそれは見事であった。

誰かが指示している訳でもないのに、それぞれがそれぞれに動き物凄いスピードで動き全てが整っていく。

あぁ、本当に信頼できる病院、先生、スタッフさんたちだ、と心から思った。



さて、去年の7月にいっとくさんが死にかけた時のこと。

今でも思い出すだけで恐怖だが、これも提携している総合病院の先生、スタッフさんたちのお陰で助かった。

今回はずっと曖昧にしてきたこのことについて少し詳しく書いてみようと思う。



朝の3時過ぎに、いっとくさんが嘔吐した。
救急車を呼ぼうかと提案するも、このくらいで! と拒否。

そして朝の4時。息が苦しいとの訴え。
問答無用で救急車を呼んだ。

救急車を呼ぶと同時に、主治医の先生の緊急用連絡先に電話。主治医の先生がすぐ総合病院に繋いでくれ、受け入れ態勢をとってくれた。


朝方なのが幸いして、車もいなく、すぐに救急車が到着。酸素濃度が66%しかなく、その場ですぐ酸素吸入。


そして搬送。この時いっとくさんには意識があり、会話もできていた。


病院に到着し、検査中に急変。自力呼吸困難、意識不明。

すぐに人工呼吸器がつけられて、緊急手術で24時間透析を開始。

この時、万が一の時は蘇生は難しいだろう。奥さん、どこまでの治療を希望しますか? と家族の意思確認があった。


同時に、心臓の異変に気づいた腎臓の先生が、心臓の先生に繋いでくれる。

翌日急遽カテーテル検査。かなり前から心臓の血管が詰まっていたことが分かりそのまま治療。


そして無事復活を遂げた。
復活した時のことは前に書いたので省略する。


さて、上記のことがあっという間にあった訳だが、本当に病院スタッフさんには感謝しかない。

見事な先生たち、スタッフさんたちの連携で、今いっとくさんは生きているのだ。


朝方にも関わらず主治医の先生はすぐに提携の総合病院に受け入れ態勢をとってくれて。

総合病院の腎臓の先生は人工呼吸器、手術での24時間透析で命を繋いでくれただけでなく、心臓の異変に気づき心臓の先生に繋いでくれて。

心臓の先生は、別の先生にも応援を頼んで最短でカテーテルをやってくれた。この心臓の先生が、バイパス手術でもお世話になる(執刀は外科医の先生だが)

他にも常に動いてくれていたスタッフさんたち。


こんなに沢山の人が動いて助けてくれたんだ。と、今でも涙が出そうになる。


いっとくさんは、自覚症状が出にくいタイプの人だ。

くも膜下出血を起こした時も自分で病院に行った人だし、心臓の血管が詰まっているのに(しかも先生の見立てではかなり前から)自覚症状の一つもなかった。

先生からも怖いタイプだと言われている。


これからも、こういうことは何度もあるだろう。現にここまででなくとも何度も運ばれている。


その度に思うのだ。


こんなに信頼できる病院に出会えて、私たちは幸せだと。



ちなみに。この総合病院。


なんと私が産まれた病院である。

しかもこれ、本当に偶然なのである。

家から一番近いという理由で、透析病院を選んだのだから。



ゆりかごから墓場までとはこのことか? 


と不思議なご縁を感じながらも、日々助けてくれる先生やスタッフさんたちに感謝をしながら過ごす私であった。


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