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~結婚式~
「秋美!!早く早く!始まっちゃう!!」
夏美が秋美に手招きした。
「分かってるって。」
秋美が夏美の隣りに立った。
大聖堂の周りに,妖精・精霊達はみんな集まっていた。
みんな普段とは違いお洒落をしている。
「あ~なんかあたしまで緊張してきちゃった。」
睡蓮が落ち着かなそうに飛びながら言った。
「草多,大丈夫かな・・・。緊張しすぎてないかな。」
大樹が心配そうに言った。
「大丈夫!!草多はやるときにはやるやつだって。なっ,海起♪」
水湖が笑いながら海起に言った。
「もちろん。そろそろ時間ですね。」
海起が答えた。
大聖堂の階段の下に,桜が立った。
ガヤガヤしていたみんなは静まりかえり,桜を見た。
「ただ今より,草の妖精草多と,季節の精霊冬美の結婚式を行います。」
桜の言葉が終わると,大聖堂から綺麗な優しい音楽が流れ始めた。
ゆっくりと大聖堂の扉が開く。
音楽に合わせて,大聖堂の中から二人が現れた。
「わぁぁぁ!!冬美,すっごく綺麗・・・!!」
春美が感歎の声を漏らした。
冬美は,薄い黄緑色のふんわりとしたドレスを着ていた。
髪はアップにしていて,ドレスの色と合わせたティアラをつけている。
恥ずかしそうに,でもとびっきりの笑顔だ。
草多は銀色のタキシードを着ていた。
草多はガチガチに緊張しているようだが,微笑んでいた。
ゆっくりと,二人は腕を組んで階段を下りてきた。
「すげぇ・・・冬美,本当に綺麗だ・・・。」
秋美が言った。
「あぁ・・・・。すげぇ・・・・。」
海起も驚いている。
草多と冬美が桜の前に立った。
「陰の草の妖精である草多。そして陽の四季の精霊である冬美。あなた達二人は,数々の苦難を乗り越えてきました。また,種子蕾隊として多くの仕事をこなしてくれています。今日二人はついに夫婦となりますね。」
桜の言葉に,冬美と草多は笑顔でうなずいた。
「今からまた様々なことがあるでしょう。辛いこと,悲しいこともまだまだ沢山待ちかまえています。しかしあなた達なら必ず乗り越えていける・・・・。二人とも,本当におめでとう。」
桜の目は涙で少し潤んでいた。
そしてゆっくりと,桜は呪文を唱え始めた。
「大地の神,太陽の神,月の神よ。今ここに,夫婦を誓う二人の精。二人の力を融合し,永遠の幸せ,永遠の輝きが訪れるよう見守りたまえ。」
桜が呪文を唱え終わると,草多の緑の光と冬美の銀色の光がみんなの目の前で合わさっていった。
冬美の笑う顔に,一筋の涙が流れる。
桜の目にも涙が流れていた。
「冬美・・・・愛してるよ・・・。」
草多が冬美に向き直って結婚指輪をはめながら言った。
「うん・・・。私も,草多を愛してる・・・。」
泣きながら微笑んで,草多の指に指輪をはめながら冬美が言った。
優しく,ゆっくりと草多は冬美にキスをした。
「冬美・・・草多・・・本当に良かった・・・。」
春美の目にも涙が伝っていた。
「冬美・・・今よりももっともっと,幸せになってね・・・・。」
夏美も泣いている。しかしとびきりの笑顔だ。
有水,水湖,海起が呪文を唱えた。
すると大聖堂の周りから,綺麗な噴水のように水しぶきが上がった。
蒲公英,水仙,鈴蘭,そして睡蓮達が呪文を唱えると,冬美と草多そしてみんなの頭上に様々な花びらのフラワーシャワーが舞い落ちてきた。
冬美と草多はゆっくりと周りを見渡した。
春美と夏美は,涙を流しながら笑顔で拍手をしている。
秋美は誰よりも笑顔で,嬉しそうに拍手をしていた。
睡蓮は花びらをまきながら飛び回っている。
海起は草多を見て微笑みながら,拍手をしていた。
大樹と水湖も,笑って二人を見ている。
栄枝が二人の前に立った。
「草多,冬美,本当におめでとう。草多・・・。俺の部下が,こんなに立派になってくれたこと,俺は本当に嬉しいよ。」
栄枝が笑いながら言った。
「栄枝さん・・・・。」
草多の目が潤む。
草多は冬美を見た。
自分の隣で,微笑む冬美。
誰よりも綺麗で,誰よりも輝いて見える。
草多は,何も言わずに冬美を抱き上げた。
突然お姫様抱っこをされ驚く冬美。
周りからひやかしの声が挙がる。
冬美と草多はまた周りを見た。
その時,二人は同時に同じ事を考えていた。
木葉と樹里の笑顔。氷河の笑顔。そして大精霊様の笑顔・・・・。
冬美の目からまた涙が流れた。
「草多・・・。私,私本当に幸せだよ・・・・。」
冬美がささやいた。
「俺もだよ。ずっと一緒に居ような。」
草多が,優しく微笑んだ。
そしてゆっくりと冬美を降ろすと,二人の周りにみんなが集まった。
みんなが1人ずつ,祝福の言葉をかけていく。
そしてみんなで様々なことを話していた。
しばらく時間がたったとき,海起が秋美の肩を叩いた。
「ん?どうした海起?」
秋美が聞いた。
「ちょっと,話せるか・・・?」
海起が言った。
「おう。いいぜ。」
秋美が笑いながら言った。
海起は真っ赤になりながら,少しだけ離れたところに秋美と行った。
心臓がバクバクして破裂しそうだ。
「で,どうしたんだ?」
目の前には微笑んでいる秋美が居る。
海起は思いっきり息を吸い込んだ。
「秋美・・・・俺と・・・その・・・・俺,お前のことが・・・・。」
真っ赤になる海起。
「ん?」
首を傾げる秋美。
「俺・・・俺・・・・秋美!!俺と結婚してくれぇ!!!」
真っ赤になりながら,海起が叫んだ。
その声はとても大きく,結婚式に来ていた全員に聞こえる声だった。
声が聞こえたみんなは,何も聞かなかったかのように振る舞っている。
しかしみんな笑いをこらえていた。
「お・・・・お前,いきなり何言ってんだよ・・・。」
初めて,秋美の顔が赤くなった。
「俺,ずっとお前の事が好きだった!!だから・・・だから・・・。」
海起は緊張しすぎて,自分の声が大きくなっていることに気が付いていない。
「・・・・・・。」
真っ赤になってうつむく秋美。
「・・・・・だ・・駄目か・・・・・?」
不安そうに海起が言った。
「あたい・・・・・あたい,結婚とかってまだわかんねぇけど・・・・・けど,あたい・・・・・。」
秋美が海起を見た。
「あたい,おめぇと・・・・海起と居たら楽しいし,いつも隣に海起が居てくれた・・・。だから,あたい,海起にずっと隣にいてほしいって思ってる・・・・。」
秋美のその言葉に,海起は今までに見せたことのないくらいの笑顔になった。
いつもの不機嫌な顔は何処かに飛んでしまったようだ。
海起は秋美に近づくと,思いっきり秋美を抱きしめた。
「ちょ・・・おめぇなにしてんだよ・・・。」
そう言いながら,秋美はおとなしくしている。
「秋美!!!絶対幸せにするからな!!!!!!!」
海起が叫んだ。
「・・・・・・おう・・・・・・・。」
おとなしく,秋美がうなずいた。
「ちょっとぉ!!主役は私なんだからね!!」
冬美の言葉に,海起と秋美は驚いて顔を上げた。
そこには笑いながら立っている冬美とみんなが居る。
海起は初めて自分の声が周りに聞こえていたことに気が付き,唖然としながらも幸せそうだ。
「やーーーっと言えたわね!海起!!秋美もおめでとう!!」
夏美が海起の背中を叩きながら言った。
「こんなに幸せな日がくるなんて・・・本当によかった・・・。」
春美はまた泣いていた。
「まったく,こんな告白する奴海起くらいしか居ないぞ!!」
大樹達も笑っている。
「だーかぁーらぁー!主役は私!!」
そう言いながら,とびきりの笑顔で二人を見ている冬美。
草多が海起の肩を組んだ。
「海起!!やったな!!!!」
草多の言葉に,海起も草多の肩を組んだ。
「あぁ!」
海起が笑った。
秋美は珍しく黙って,微笑んでいる。
大聖堂の周りには,笑顔が満ちあふれていた。
苦しみも,悲しみも,みんなで乗り越えてきたからこそ,幸せをみんなで実感していた。
大聖堂の鐘が鳴り響く。
その日,妖精界で笑顔が絶えることはなかった。
end
「秋美!!早く早く!始まっちゃう!!」
夏美が秋美に手招きした。
「分かってるって。」
秋美が夏美の隣りに立った。
大聖堂の周りに,妖精・精霊達はみんな集まっていた。
みんな普段とは違いお洒落をしている。
「あ~なんかあたしまで緊張してきちゃった。」
睡蓮が落ち着かなそうに飛びながら言った。
「草多,大丈夫かな・・・。緊張しすぎてないかな。」
大樹が心配そうに言った。
「大丈夫!!草多はやるときにはやるやつだって。なっ,海起♪」
水湖が笑いながら海起に言った。
「もちろん。そろそろ時間ですね。」
海起が答えた。
大聖堂の階段の下に,桜が立った。
ガヤガヤしていたみんなは静まりかえり,桜を見た。
「ただ今より,草の妖精草多と,季節の精霊冬美の結婚式を行います。」
桜の言葉が終わると,大聖堂から綺麗な優しい音楽が流れ始めた。
ゆっくりと大聖堂の扉が開く。
音楽に合わせて,大聖堂の中から二人が現れた。
「わぁぁぁ!!冬美,すっごく綺麗・・・!!」
春美が感歎の声を漏らした。
冬美は,薄い黄緑色のふんわりとしたドレスを着ていた。
髪はアップにしていて,ドレスの色と合わせたティアラをつけている。
恥ずかしそうに,でもとびっきりの笑顔だ。
草多は銀色のタキシードを着ていた。
草多はガチガチに緊張しているようだが,微笑んでいた。
ゆっくりと,二人は腕を組んで階段を下りてきた。
「すげぇ・・・冬美,本当に綺麗だ・・・。」
秋美が言った。
「あぁ・・・・。すげぇ・・・・。」
海起も驚いている。
草多と冬美が桜の前に立った。
「陰の草の妖精である草多。そして陽の四季の精霊である冬美。あなた達二人は,数々の苦難を乗り越えてきました。また,種子蕾隊として多くの仕事をこなしてくれています。今日二人はついに夫婦となりますね。」
桜の言葉に,冬美と草多は笑顔でうなずいた。
「今からまた様々なことがあるでしょう。辛いこと,悲しいこともまだまだ沢山待ちかまえています。しかしあなた達なら必ず乗り越えていける・・・・。二人とも,本当におめでとう。」
桜の目は涙で少し潤んでいた。
そしてゆっくりと,桜は呪文を唱え始めた。
「大地の神,太陽の神,月の神よ。今ここに,夫婦を誓う二人の精。二人の力を融合し,永遠の幸せ,永遠の輝きが訪れるよう見守りたまえ。」
桜が呪文を唱え終わると,草多の緑の光と冬美の銀色の光がみんなの目の前で合わさっていった。
冬美の笑う顔に,一筋の涙が流れる。
桜の目にも涙が流れていた。
「冬美・・・・愛してるよ・・・。」
草多が冬美に向き直って結婚指輪をはめながら言った。
「うん・・・。私も,草多を愛してる・・・。」
泣きながら微笑んで,草多の指に指輪をはめながら冬美が言った。
優しく,ゆっくりと草多は冬美にキスをした。
「冬美・・・草多・・・本当に良かった・・・。」
春美の目にも涙が伝っていた。
「冬美・・・今よりももっともっと,幸せになってね・・・・。」
夏美も泣いている。しかしとびきりの笑顔だ。
有水,水湖,海起が呪文を唱えた。
すると大聖堂の周りから,綺麗な噴水のように水しぶきが上がった。
蒲公英,水仙,鈴蘭,そして睡蓮達が呪文を唱えると,冬美と草多そしてみんなの頭上に様々な花びらのフラワーシャワーが舞い落ちてきた。
冬美と草多はゆっくりと周りを見渡した。
春美と夏美は,涙を流しながら笑顔で拍手をしている。
秋美は誰よりも笑顔で,嬉しそうに拍手をしていた。
睡蓮は花びらをまきながら飛び回っている。
海起は草多を見て微笑みながら,拍手をしていた。
大樹と水湖も,笑って二人を見ている。
栄枝が二人の前に立った。
「草多,冬美,本当におめでとう。草多・・・。俺の部下が,こんなに立派になってくれたこと,俺は本当に嬉しいよ。」
栄枝が笑いながら言った。
「栄枝さん・・・・。」
草多の目が潤む。
草多は冬美を見た。
自分の隣で,微笑む冬美。
誰よりも綺麗で,誰よりも輝いて見える。
草多は,何も言わずに冬美を抱き上げた。
突然お姫様抱っこをされ驚く冬美。
周りからひやかしの声が挙がる。
冬美と草多はまた周りを見た。
その時,二人は同時に同じ事を考えていた。
木葉と樹里の笑顔。氷河の笑顔。そして大精霊様の笑顔・・・・。
冬美の目からまた涙が流れた。
「草多・・・。私,私本当に幸せだよ・・・・。」
冬美がささやいた。
「俺もだよ。ずっと一緒に居ような。」
草多が,優しく微笑んだ。
そしてゆっくりと冬美を降ろすと,二人の周りにみんなが集まった。
みんなが1人ずつ,祝福の言葉をかけていく。
そしてみんなで様々なことを話していた。
しばらく時間がたったとき,海起が秋美の肩を叩いた。
「ん?どうした海起?」
秋美が聞いた。
「ちょっと,話せるか・・・?」
海起が言った。
「おう。いいぜ。」
秋美が笑いながら言った。
海起は真っ赤になりながら,少しだけ離れたところに秋美と行った。
心臓がバクバクして破裂しそうだ。
「で,どうしたんだ?」
目の前には微笑んでいる秋美が居る。
海起は思いっきり息を吸い込んだ。
「秋美・・・・俺と・・・その・・・・俺,お前のことが・・・・。」
真っ赤になる海起。
「ん?」
首を傾げる秋美。
「俺・・・俺・・・・秋美!!俺と結婚してくれぇ!!!」
真っ赤になりながら,海起が叫んだ。
その声はとても大きく,結婚式に来ていた全員に聞こえる声だった。
声が聞こえたみんなは,何も聞かなかったかのように振る舞っている。
しかしみんな笑いをこらえていた。
「お・・・・お前,いきなり何言ってんだよ・・・。」
初めて,秋美の顔が赤くなった。
「俺,ずっとお前の事が好きだった!!だから・・・だから・・・。」
海起は緊張しすぎて,自分の声が大きくなっていることに気が付いていない。
「・・・・・・。」
真っ赤になってうつむく秋美。
「・・・・・だ・・駄目か・・・・・?」
不安そうに海起が言った。
「あたい・・・・・あたい,結婚とかってまだわかんねぇけど・・・・・けど,あたい・・・・・。」
秋美が海起を見た。
「あたい,おめぇと・・・・海起と居たら楽しいし,いつも隣に海起が居てくれた・・・。だから,あたい,海起にずっと隣にいてほしいって思ってる・・・・。」
秋美のその言葉に,海起は今までに見せたことのないくらいの笑顔になった。
いつもの不機嫌な顔は何処かに飛んでしまったようだ。
海起は秋美に近づくと,思いっきり秋美を抱きしめた。
「ちょ・・・おめぇなにしてんだよ・・・。」
そう言いながら,秋美はおとなしくしている。
「秋美!!!絶対幸せにするからな!!!!!!!」
海起が叫んだ。
「・・・・・・おう・・・・・・・。」
おとなしく,秋美がうなずいた。
「ちょっとぉ!!主役は私なんだからね!!」
冬美の言葉に,海起と秋美は驚いて顔を上げた。
そこには笑いながら立っている冬美とみんなが居る。
海起は初めて自分の声が周りに聞こえていたことに気が付き,唖然としながらも幸せそうだ。
「やーーーっと言えたわね!海起!!秋美もおめでとう!!」
夏美が海起の背中を叩きながら言った。
「こんなに幸せな日がくるなんて・・・本当によかった・・・。」
春美はまた泣いていた。
「まったく,こんな告白する奴海起くらいしか居ないぞ!!」
大樹達も笑っている。
「だーかぁーらぁー!主役は私!!」
そう言いながら,とびきりの笑顔で二人を見ている冬美。
草多が海起の肩を組んだ。
「海起!!やったな!!!!」
草多の言葉に,海起も草多の肩を組んだ。
「あぁ!」
海起が笑った。
秋美は珍しく黙って,微笑んでいる。
大聖堂の周りには,笑顔が満ちあふれていた。
苦しみも,悲しみも,みんなで乗り越えてきたからこそ,幸せをみんなで実感していた。
大聖堂の鐘が鳴り響く。
その日,妖精界で笑顔が絶えることはなかった。
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