44 / 80
恵美と河童
43 ナナセと銀之丞1
しおりを挟む
美しき人魚のナナセ・・・。
彼女の大切な心臓は、無残にも治太夫によって体外へ掴み出されてしまった。
そして、喰われ、治太夫の胃袋の中に納まってしまった。
急所を喰われると人魚は死に、能力が奪われる。
心臓は、全身に血液を送り出す最も重要な臓器。通常、心臓が止まるということは、死を意味する。当然、急所であるはずの部分だ。
ナナセの命も能力も、これで治太夫のモノになってしまうかと思われた。
ところが・・・。
ナナセの腹部の傷から、白い靄が発生した。
直ぐに傷が治ってゆく。
暫く体を痙攣させてはいたが、ナナセは息を吹き返した。
荒い息をしながら治太夫を鋭く睨みつけた。
「なんと! 心臓が急所では無いのか!」
普通であれば一番の急所と考えられる心臓が違うとなると、いったいどこか?
間違いなく目的の部位は心臓だと思い込んでいた治太夫は、分からなくなってしまった。
が、死神にも言われた。一人丸ごと食べれば、どこかが当たるはずだ。
治太夫は、悶え叫ぶナナセの腹を何度も何度も切り裂き、肝臓・胆嚢・肺・腸・腎臓と、他に可能性が高そうな部分から順番に喰って行った。
だが、その度に白い靄が噴き出し、ナナセの体は元に戻っていった。
但し、だんだん痩せて、頬もこけてくる。対して、治太夫の腹はパンパンに膨れ上がった。
ヒトを喰う場合でも、腸を啜り飲んで、血を吸うまでで、通常は少し時間を置く。
それを、一気に全ての内臓分を喰ったのだ。河童の胃が大きいといっても、流石にこれは辛い。一服するかと考えた、その時だった。
「な、何をしている! な、ナナセ様!」
戸がいきなり開いて、入ってきたのは銀之丞。
ナナセとの待ち合わせの時間になったのだ。
「銀様、助けて…」
全裸で寝台に縛られているナナセが、弱々しい声で訴えた。
「御曹子!貴方は何ということを!」
突然入ってきた銀之丞には、意表を突かれた。が、ここは元々、銀之丞の家の舟小屋だと、治太夫も承知している。彼が来ることに不思議は無い。
それに、治太夫には鎌鼬という切り札があるので、特に慌てる必要も無い。
ナナセを縛り付けている寝台の端に治太夫は腰を下ろし、腕を組んで横柄に言った。
「銀之丞。これは、わが河童族の為だ。河童族が人魚にいいようにこき使われているのは、お前も十分承知しているだろう」
「だからといって、なぜナナセ様を! ナナセ様に何をしたんですか!」
「銀様…。助けて。私の不死の力が奪われる…。殺されてしまう……」
相変わらず、ナナセの声は弱々しい。そして、聞き捨てならない訴えだった。
「お、御曹司!あ、貴方はいったい…」
銀之丞の表情が、驚きから怒りへと一気に変化した。
一方、治太夫は落ち着きはらっている。そして、先ほどからのナナセの言葉が気になっていた。
銀之丞はナナセを「ナナセ様」と呼んでいる。彼は人魚に仕える料理人だから、これは普通だ。が、ナナセの方は、「銀様」と呼んでいる。
使用人に様付け・・・。
そして、よくよく考えてみれば、この舟小屋に寝台があるのは異常だ。普通は、こんなところで寝たりしない。
改めて小屋の中を見渡すと、端に寄せて置いてある小舟に、水が入って水槽のようになっている。通常、そんなことはしない。舟は水に浮かべるモノだ。
治太夫は悟った。二人は出来ていて、ここで逢引きを重ねていたのだと。乾燥に弱い人魚の為に、舟に水を入れて水槽にし、水に浸かれるようにしていたのだろう。
「御曹司! 今すぐ、ナナセ様を解放してください。そうしないと、皆にこの極悪な所業を訴えます!」
銀之丞は、治太夫を睨みつけながら、殴りかかりたくなる衝動を抑えて警告した。
が、治太夫は平然として口を開いた。
「お前たちこそ、良いのか?
人魚が何故一人だけでこんな寂しい所へ来ていたのか…。
舟小屋なのに何故、こんな寝台が置かれているのか…。
そして銀之丞、お前はここへ何をしに来た?
お前たち、ここで、いつも、二人で逢っていたな?
二人きりで、いったいナニをしていたのやら……」
銀之丞は言葉に詰まり、下唇を噛んだ。
自分たちの関係が知られれば、大変なことになる。自分もであるが、それ以上にナナセの人魚内での立場が心配だ。
しかし、放っておけるはずがない。ナナセが殺されようとしている。あの衰弱ぶりは単なる乾燥ではない。寝台も血でベットリ汚れている。何度も切り刻まれているのだ。
人魚の急所を、銀之丞は知っている。ナナセから聞いたからだ。
ナナセはまだ、そこにはダメージを受けていないようだ。だが、このまま放っておけば、治太夫もそれに気付く…。
銀之丞は入り口に立てかけてあった舟の櫂を取った。そして振りかぶり、治太夫に対して、直接攻撃に出た。
・・・はずだった。…が。
櫂が、ガタッと音を立てて下に落ちた。それを握った銀之丞の両手首から先が付いたままで・・・。
手首を失った銀之丞の手の断面から、真っ赤な血が噴き出す。
「う、うおおおおおお~」
「銀様~!」
銀之丞とナナセの叫び声が重なった。
治太夫の鎌鼬。至近距離で有れば、手首くらいスッパリ切断できる。
蹲って悶え苦しむ銀之丞を、治太夫は寝台に腰かけたまま、ニヤニヤ笑って見下ろしていた。
しかし、今度は治太夫が、目を剥いた。
その内、出血多量で死ぬだろうと思っていた銀之丞の傷口から、白い靄が発生した。
そして、その靄は転がっている手首に伸び、手首がスッと飛んで傷口に繋がった。両手首とも、ほぼ同時に・・・。
「お、おおお~!」
驚愕の声を上げた治太夫…。
自己修復の能力。これは、不死の能力と一体の物とされる。
これがあるということは、目の前の銀之丞は河童でありながら、人魚の不死の力を得ている。
この力を、治太夫は欲していたのだが、まだ手に入れられずにいるのだ。
………
銀之丞は四年に渡りナナセと逢引きを重ねていた。
人魚は精子を受けることで、卵が成熟して排出される。交わって産み出された卵を、ナナセは銀之丞に食わせていた。
「人魚の肉を食えば、寿命が延びる。卵でも効果は変わらないだろう。銀之丞の寿命が延びれば、長く銀之丞と一緒にいられる」と考えての事だった。
銀之丞も、愛する人が産み出し、与えてくれるモノ。有難く頂戴していた。
その卵は成長して人魚になるモノ。つまり、人魚の全ての部分が含まれる。
当然、まだ成長していないのだから、一個や二個食べたところで、数年寿命が延びる程度。
ところが、それが四年続くと、食べた数は百個を超えていた。
そして、その累積で、銀之丞は人魚同様の「不死の力」を得ていたのだ。
………
「な、なぜおまえが・・・。
人魚と交われば得られる力なのか? ならば、交わってみるか・・・」
治太夫は、縛り付けられたままのナナセの股間に手を伸ばした。
「や、やめろ~!!」
必死にとりすがって来る銀之丞の顔を、治太夫は思いっきり殴りつけた。
「キャー! やめてー!!」
一際大きな叫び声を、ナナセが上げる。こちらも必死な形相で藻掻きながら・・・。
尻餅をついて倒れ込んだ銀之丞は、それでも、直ぐに起き上がって治太夫に跳び付いて行こうとした。
「ええい、鬱陶しい!」
治太夫は、力を込めた鎌鼬を発動した。
同時に、銀之丞の動きがスッと止まった。
…表情を無くした銀之丞の頭部がゴロッと転がり落ちる。
鎌鼬で切断されたのだ。
頭部を失った首から血が噴き出し、胴体はビクッビクッと痙攣しながら倒れ込んだ。
「ギャー!! 銀様、銀様が!いやいや、銀様ー!!」
ナナセの叫び声・・・。
治太夫は構わず、床に転がった銀之丞の首級を足蹴にした。
そして髪を掴んで拾い上げ、戸口へ向かった。
「ギャー! 止めて、止めて! お願いだから、頭は!!」
更にナナセが叫ぶが、構わず、手にぶら下げた物を思いっきり外へ蹴り飛ばした。
銀之丞の首は高く飛んで行き、ボチャンと海の中に落ちて沈んでいった。治太夫はそれを確認し、戸を閉めた。
「いや~!!ぎ、銀様!!銀様!!」
ナナセは半狂乱になっている。閉められた戸の方を見て藻掻き叫ぶが、しっかり縛られているので動けない。
治太夫は着物を脱ぎ、腰蓑も外して裸になった。
股間のモノは既に大きく屹立していた。
自分の事よりも、蹴り飛ばされてしまった銀之丞の首を気にして泣き叫んでいるナナセの脚の拘束を解き、暴れさせないようにしっかり掴んで、股を開かせた。
「い、いや~!!止めて!いやいや!絶対いや~!!」
ようやく、自分が何をされようとしているか理解し、ナナセは拘束を解かれた脚を必死にバタつかせようとするが、河童の怪力には敵わない。
無理やり広げられたナナセの股間。治太夫は初めて人魚の生殖器を観察する…。
外見は、ヒトと似ている。陰毛もあり、縦の割れ目と、陰唇がある。
だが、よく見ると、ヒトとは違うことが分かる。
まず、尿道口が無い。人魚はオシッコをしないのだ。
陰唇に隠されている穴は一つのみ。生殖口で、ヒトよりも少し大き目の穴。
その下、ヒトの肛門に当たる場所にあるのは排泄口。ここから、大便と小便の混じった物を排泄する。
治太夫は、ナナセの生殖口に、自分のモノをあてがった。そして、前戯も無しに、いきなり・・・。
「はう~!! いや~!! やめ、やめて! ダメ!抜いて!銀様以外と交わるなんて、絶対イヤ~!!」
彼女の大切な心臓は、無残にも治太夫によって体外へ掴み出されてしまった。
そして、喰われ、治太夫の胃袋の中に納まってしまった。
急所を喰われると人魚は死に、能力が奪われる。
心臓は、全身に血液を送り出す最も重要な臓器。通常、心臓が止まるということは、死を意味する。当然、急所であるはずの部分だ。
ナナセの命も能力も、これで治太夫のモノになってしまうかと思われた。
ところが・・・。
ナナセの腹部の傷から、白い靄が発生した。
直ぐに傷が治ってゆく。
暫く体を痙攣させてはいたが、ナナセは息を吹き返した。
荒い息をしながら治太夫を鋭く睨みつけた。
「なんと! 心臓が急所では無いのか!」
普通であれば一番の急所と考えられる心臓が違うとなると、いったいどこか?
間違いなく目的の部位は心臓だと思い込んでいた治太夫は、分からなくなってしまった。
が、死神にも言われた。一人丸ごと食べれば、どこかが当たるはずだ。
治太夫は、悶え叫ぶナナセの腹を何度も何度も切り裂き、肝臓・胆嚢・肺・腸・腎臓と、他に可能性が高そうな部分から順番に喰って行った。
だが、その度に白い靄が噴き出し、ナナセの体は元に戻っていった。
但し、だんだん痩せて、頬もこけてくる。対して、治太夫の腹はパンパンに膨れ上がった。
ヒトを喰う場合でも、腸を啜り飲んで、血を吸うまでで、通常は少し時間を置く。
それを、一気に全ての内臓分を喰ったのだ。河童の胃が大きいといっても、流石にこれは辛い。一服するかと考えた、その時だった。
「な、何をしている! な、ナナセ様!」
戸がいきなり開いて、入ってきたのは銀之丞。
ナナセとの待ち合わせの時間になったのだ。
「銀様、助けて…」
全裸で寝台に縛られているナナセが、弱々しい声で訴えた。
「御曹子!貴方は何ということを!」
突然入ってきた銀之丞には、意表を突かれた。が、ここは元々、銀之丞の家の舟小屋だと、治太夫も承知している。彼が来ることに不思議は無い。
それに、治太夫には鎌鼬という切り札があるので、特に慌てる必要も無い。
ナナセを縛り付けている寝台の端に治太夫は腰を下ろし、腕を組んで横柄に言った。
「銀之丞。これは、わが河童族の為だ。河童族が人魚にいいようにこき使われているのは、お前も十分承知しているだろう」
「だからといって、なぜナナセ様を! ナナセ様に何をしたんですか!」
「銀様…。助けて。私の不死の力が奪われる…。殺されてしまう……」
相変わらず、ナナセの声は弱々しい。そして、聞き捨てならない訴えだった。
「お、御曹司!あ、貴方はいったい…」
銀之丞の表情が、驚きから怒りへと一気に変化した。
一方、治太夫は落ち着きはらっている。そして、先ほどからのナナセの言葉が気になっていた。
銀之丞はナナセを「ナナセ様」と呼んでいる。彼は人魚に仕える料理人だから、これは普通だ。が、ナナセの方は、「銀様」と呼んでいる。
使用人に様付け・・・。
そして、よくよく考えてみれば、この舟小屋に寝台があるのは異常だ。普通は、こんなところで寝たりしない。
改めて小屋の中を見渡すと、端に寄せて置いてある小舟に、水が入って水槽のようになっている。通常、そんなことはしない。舟は水に浮かべるモノだ。
治太夫は悟った。二人は出来ていて、ここで逢引きを重ねていたのだと。乾燥に弱い人魚の為に、舟に水を入れて水槽にし、水に浸かれるようにしていたのだろう。
「御曹司! 今すぐ、ナナセ様を解放してください。そうしないと、皆にこの極悪な所業を訴えます!」
銀之丞は、治太夫を睨みつけながら、殴りかかりたくなる衝動を抑えて警告した。
が、治太夫は平然として口を開いた。
「お前たちこそ、良いのか?
人魚が何故一人だけでこんな寂しい所へ来ていたのか…。
舟小屋なのに何故、こんな寝台が置かれているのか…。
そして銀之丞、お前はここへ何をしに来た?
お前たち、ここで、いつも、二人で逢っていたな?
二人きりで、いったいナニをしていたのやら……」
銀之丞は言葉に詰まり、下唇を噛んだ。
自分たちの関係が知られれば、大変なことになる。自分もであるが、それ以上にナナセの人魚内での立場が心配だ。
しかし、放っておけるはずがない。ナナセが殺されようとしている。あの衰弱ぶりは単なる乾燥ではない。寝台も血でベットリ汚れている。何度も切り刻まれているのだ。
人魚の急所を、銀之丞は知っている。ナナセから聞いたからだ。
ナナセはまだ、そこにはダメージを受けていないようだ。だが、このまま放っておけば、治太夫もそれに気付く…。
銀之丞は入り口に立てかけてあった舟の櫂を取った。そして振りかぶり、治太夫に対して、直接攻撃に出た。
・・・はずだった。…が。
櫂が、ガタッと音を立てて下に落ちた。それを握った銀之丞の両手首から先が付いたままで・・・。
手首を失った銀之丞の手の断面から、真っ赤な血が噴き出す。
「う、うおおおおおお~」
「銀様~!」
銀之丞とナナセの叫び声が重なった。
治太夫の鎌鼬。至近距離で有れば、手首くらいスッパリ切断できる。
蹲って悶え苦しむ銀之丞を、治太夫は寝台に腰かけたまま、ニヤニヤ笑って見下ろしていた。
しかし、今度は治太夫が、目を剥いた。
その内、出血多量で死ぬだろうと思っていた銀之丞の傷口から、白い靄が発生した。
そして、その靄は転がっている手首に伸び、手首がスッと飛んで傷口に繋がった。両手首とも、ほぼ同時に・・・。
「お、おおお~!」
驚愕の声を上げた治太夫…。
自己修復の能力。これは、不死の能力と一体の物とされる。
これがあるということは、目の前の銀之丞は河童でありながら、人魚の不死の力を得ている。
この力を、治太夫は欲していたのだが、まだ手に入れられずにいるのだ。
………
銀之丞は四年に渡りナナセと逢引きを重ねていた。
人魚は精子を受けることで、卵が成熟して排出される。交わって産み出された卵を、ナナセは銀之丞に食わせていた。
「人魚の肉を食えば、寿命が延びる。卵でも効果は変わらないだろう。銀之丞の寿命が延びれば、長く銀之丞と一緒にいられる」と考えての事だった。
銀之丞も、愛する人が産み出し、与えてくれるモノ。有難く頂戴していた。
その卵は成長して人魚になるモノ。つまり、人魚の全ての部分が含まれる。
当然、まだ成長していないのだから、一個や二個食べたところで、数年寿命が延びる程度。
ところが、それが四年続くと、食べた数は百個を超えていた。
そして、その累積で、銀之丞は人魚同様の「不死の力」を得ていたのだ。
………
「な、なぜおまえが・・・。
人魚と交われば得られる力なのか? ならば、交わってみるか・・・」
治太夫は、縛り付けられたままのナナセの股間に手を伸ばした。
「や、やめろ~!!」
必死にとりすがって来る銀之丞の顔を、治太夫は思いっきり殴りつけた。
「キャー! やめてー!!」
一際大きな叫び声を、ナナセが上げる。こちらも必死な形相で藻掻きながら・・・。
尻餅をついて倒れ込んだ銀之丞は、それでも、直ぐに起き上がって治太夫に跳び付いて行こうとした。
「ええい、鬱陶しい!」
治太夫は、力を込めた鎌鼬を発動した。
同時に、銀之丞の動きがスッと止まった。
…表情を無くした銀之丞の頭部がゴロッと転がり落ちる。
鎌鼬で切断されたのだ。
頭部を失った首から血が噴き出し、胴体はビクッビクッと痙攣しながら倒れ込んだ。
「ギャー!! 銀様、銀様が!いやいや、銀様ー!!」
ナナセの叫び声・・・。
治太夫は構わず、床に転がった銀之丞の首級を足蹴にした。
そして髪を掴んで拾い上げ、戸口へ向かった。
「ギャー! 止めて、止めて! お願いだから、頭は!!」
更にナナセが叫ぶが、構わず、手にぶら下げた物を思いっきり外へ蹴り飛ばした。
銀之丞の首は高く飛んで行き、ボチャンと海の中に落ちて沈んでいった。治太夫はそれを確認し、戸を閉めた。
「いや~!!ぎ、銀様!!銀様!!」
ナナセは半狂乱になっている。閉められた戸の方を見て藻掻き叫ぶが、しっかり縛られているので動けない。
治太夫は着物を脱ぎ、腰蓑も外して裸になった。
股間のモノは既に大きく屹立していた。
自分の事よりも、蹴り飛ばされてしまった銀之丞の首を気にして泣き叫んでいるナナセの脚の拘束を解き、暴れさせないようにしっかり掴んで、股を開かせた。
「い、いや~!!止めて!いやいや!絶対いや~!!」
ようやく、自分が何をされようとしているか理解し、ナナセは拘束を解かれた脚を必死にバタつかせようとするが、河童の怪力には敵わない。
無理やり広げられたナナセの股間。治太夫は初めて人魚の生殖器を観察する…。
外見は、ヒトと似ている。陰毛もあり、縦の割れ目と、陰唇がある。
だが、よく見ると、ヒトとは違うことが分かる。
まず、尿道口が無い。人魚はオシッコをしないのだ。
陰唇に隠されている穴は一つのみ。生殖口で、ヒトよりも少し大き目の穴。
その下、ヒトの肛門に当たる場所にあるのは排泄口。ここから、大便と小便の混じった物を排泄する。
治太夫は、ナナセの生殖口に、自分のモノをあてがった。そして、前戯も無しに、いきなり・・・。
「はう~!! いや~!! やめ、やめて! ダメ!抜いて!銀様以外と交わるなんて、絶対イヤ~!!」
1
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる