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ラッキーガール
76 咲夜の告白
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朝になり、お薬の時間。
スクさんの指導と仕上げで作られたという、緑色でユラユラ霊気漂うオドロオドロシイ神薬。再度、咲夜ちゃんに塗ってもらいます。
こんな恥ずかしい格好、同性であっても他には見られたくない。神様方も室外へ出てもらいます。
咲夜ちゃんによって内部深くまで押し込むように、ベットリ緑の薬が塗られる……。
どうやら裂けたのは入り口部分だけだったようですが、スクさんの指示で念のために中の方までタップリと。
痛みは、もう全くありません。
というかさ……。
あ、あうううっ…。
さ、咲夜ちゃんって…、テ、テクニシャン?!
くううっ、うっ……。
き……、気持ちイイんだけど~!!
ううう~っ。へ、変な関係になっちゃうそうで、怖いですよ~。
これは医療行為で間違いないですよねっ?!
そんな咲夜ちゃん、薬を塗りながら口を開きます。
「ハルカちゃんは、勇樹君のこと好きなんでしょ?」
「は、はあっ?!」
い、いや、治療中だとは言え、こんな股オッピロゲーさせてデリケート部位に指ズブッと突っ込みながら、トンデモナイこと訊かないでくださいまし~!!
「分かってるわよ。私って、そんな鈍感じゃないよ。
勇樹君も、きっと、ハルカちゃんが好き。一昨日、告白されたんでしょ?」
う…。
気付いていたんだ……。
絶句してしまう私。
そうだよ。咲夜ちゃんは頭が良いし、鋭い子。
私なんかのおバカちゃんが隠そうとしたって無理よね。知らないフリしていてくれただけなんだ。
今まで隠していたことも、ホントは全部知っていたのかもしれない。
「勇樹君が他の女に盗られてしまうのは悲しい。でも、私、ハルカちゃんにだったら良いって思ってるの。お似合いよ二人は。いつも楽しそうに話しているでしょ」
私ってば、勇樹をからかって遊んでたつもりだったけど……。
まあ、そうよね。確かにアイツと話しているのは、とっても楽しい。
・・・で、でもっ!
「それはダメ! 確かに、私も勇樹は嫌いじゃない。
でも、でもね、私は神様と交わった。神様の妻になったの。もう、誰とも結婚なんて出来ないよ。
だから、勇樹と一緒になるのは咲夜ちゃんじゃなきゃダメなの!!」
「ハルカちゃん……」
「そんな悲しい顔しないでよ。考えてもみてよ。神様の妻なのよ。
ある意味、トンデモナイ玉の輿。大出世よ。
私にしかなれないことなんですからね。どうだ、凄いだろう!羨ましいだろう!!
私は、究極ラッキーガール! スサノオの妻!
だから! 勇樹の方は任せたよ」
「ホントに、それで良いの?」
「良いって言ってるでしょ!」
「ありがとう。ハルカちゃん」
咲夜ちゃんの赤紫の左目から、キラリと光る涙が一筋、頬を伝いました。
「あ、あの……。
それよりもさ、もうそろそろ……、指抜いてくれないかな……」
「あ、ゴメンナサイ! 痛かった?」
いやいや、痛いんじゃないんですよ。逆ですよ。
本気で変な趣味に目覚めちゃいそうですからっ!
スクさんの指導と仕上げで作られたという、緑色でユラユラ霊気漂うオドロオドロシイ神薬。再度、咲夜ちゃんに塗ってもらいます。
こんな恥ずかしい格好、同性であっても他には見られたくない。神様方も室外へ出てもらいます。
咲夜ちゃんによって内部深くまで押し込むように、ベットリ緑の薬が塗られる……。
どうやら裂けたのは入り口部分だけだったようですが、スクさんの指示で念のために中の方までタップリと。
痛みは、もう全くありません。
というかさ……。
あ、あうううっ…。
さ、咲夜ちゃんって…、テ、テクニシャン?!
くううっ、うっ……。
き……、気持ちイイんだけど~!!
ううう~っ。へ、変な関係になっちゃうそうで、怖いですよ~。
これは医療行為で間違いないですよねっ?!
そんな咲夜ちゃん、薬を塗りながら口を開きます。
「ハルカちゃんは、勇樹君のこと好きなんでしょ?」
「は、はあっ?!」
い、いや、治療中だとは言え、こんな股オッピロゲーさせてデリケート部位に指ズブッと突っ込みながら、トンデモナイこと訊かないでくださいまし~!!
「分かってるわよ。私って、そんな鈍感じゃないよ。
勇樹君も、きっと、ハルカちゃんが好き。一昨日、告白されたんでしょ?」
う…。
気付いていたんだ……。
絶句してしまう私。
そうだよ。咲夜ちゃんは頭が良いし、鋭い子。
私なんかのおバカちゃんが隠そうとしたって無理よね。知らないフリしていてくれただけなんだ。
今まで隠していたことも、ホントは全部知っていたのかもしれない。
「勇樹君が他の女に盗られてしまうのは悲しい。でも、私、ハルカちゃんにだったら良いって思ってるの。お似合いよ二人は。いつも楽しそうに話しているでしょ」
私ってば、勇樹をからかって遊んでたつもりだったけど……。
まあ、そうよね。確かにアイツと話しているのは、とっても楽しい。
・・・で、でもっ!
「それはダメ! 確かに、私も勇樹は嫌いじゃない。
でも、でもね、私は神様と交わった。神様の妻になったの。もう、誰とも結婚なんて出来ないよ。
だから、勇樹と一緒になるのは咲夜ちゃんじゃなきゃダメなの!!」
「ハルカちゃん……」
「そんな悲しい顔しないでよ。考えてもみてよ。神様の妻なのよ。
ある意味、トンデモナイ玉の輿。大出世よ。
私にしかなれないことなんですからね。どうだ、凄いだろう!羨ましいだろう!!
私は、究極ラッキーガール! スサノオの妻!
だから! 勇樹の方は任せたよ」
「ホントに、それで良いの?」
「良いって言ってるでしょ!」
「ありがとう。ハルカちゃん」
咲夜ちゃんの赤紫の左目から、キラリと光る涙が一筋、頬を伝いました。
「あ、あの……。
それよりもさ、もうそろそろ……、指抜いてくれないかな……」
「あ、ゴメンナサイ! 痛かった?」
いやいや、痛いんじゃないんですよ。逆ですよ。
本気で変な趣味に目覚めちゃいそうですからっ!
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