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二人の弟子
40 神様との食事会 お風呂1
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ところで、ほんのり桜色で、脚を崩して坐っている美女のナギさん。
着物の前が、少々はだけ気味。豊かな御胸の谷間が見えて…。
更には、袴の捲れた裾から、白いおみ足もチラリと見えて…。
いやはや、これは、非常に色っぽいのであります。
私が男だったら、メロメロになってたかもしれませんな。
そのナギさんには、暫し、この場で御休憩頂きまして、私はお風呂の準備です。
ナギさんにもお湯に浸かって頂こうということで……。
事前に水を張って、ある程度は沸かしてあります。
ですので、準備にはそれほどかかりません。
湯加減をみて…。よし、丁度良い。
「さあ、ナギさん、お風呂の御用意できましたよ~」
「え~!! この上、お風呂にまで入れてもらえるなんて、思ってもみなかったこと!
もう、ハルカってば最高! だいすき~!!」
ひゃ~!! ナギさん、何するんですか!
抱き着かないで、あ、ちょ、ちょっと!
だ、ダメ! ふぐ~!!
う~!!
私のファーストキス、奪われた~!!
いや、同性だからカウントに入らない?
あ、そもそもナギさん、神様だし……。
じゃなくって!!
離れなさいって、この酔っ払い女!
「こら、ナギ、いい加減にせんか!」
あらあら、ナギさん、怪力ビンちゃんに、いとも容易く引き剥がされちゃった。
流石、私の守り神様。
あれあれ、いい大人が幼女に、あ、いや、伯母さまが幼い姪っ子に叱責されるの図……。
まあまあ、ビンちゃん、その辺で許してあげてくださいな。
悪気があったわけでは無いのですからね。
私は、そんなに気にしてませんから。
で、お風呂、お風呂。
ナギさんと二人、じゃなくて一人と一柱(や、ややしい)で入るつもりでしたが、酔っ払いナギさんが何かするといけないと、ビンちゃんも心配してついてきました。でも、ちょっとこれ、窮屈ね……。
私が脱衣所で服を脱いで裸になると、二柱は、ポンとスッポンポン。
いあや、毎度ですが、神様、便利ですね。
そして。
お、おおっと、こ、これは、しっかし……。
ナギさん凄いわ。御顔もスッゴイ美人さんだけど、出るとこ出て、引っ込むとこ引っ込……あ、否、ちょっとだけお腹がポッコリ出てる?食べさせ過ぎた?
ま、まあ、それでも、かなりのスタイル!
女の私から見てもウットリだわ。
こんな綺麗な裸体を見せつけられたら、もしも私が男だったら、完全に理性無くして抱き着いているよ…。
あ、私もちょっと酔ってるかな……。
「あら、あら、ハルカって、やっぱり綺麗ね。
この金色の毛も素敵だけど、肌なんか透き通りそう。羨ましいわ」
いやいや、止めてくださいよ、ナギさん。
こんな究極美人に言われると恥ずかし過ぎますわ。
あなたと違いまして、私は貧相な身体でございます……。
謙遜と言うか、残念な事実を呟きながら浴室へ。
ナギさんとビンちゃんに掛け湯をし、まず、ナギさんに入ってもらいます。
当然、私と手を繋いでいますよ。
「う、うああああ~!!
ホントお風呂に入れるなんて夢の様!
気持ちいいわ~!!」
大きくない風呂桶。あの弟子二人はどうしていたか知りませんが、ここに大人二人が一緒に入るのは無理があります。
それこそ、体、密着です!
今の酔ったナギさんとそんなことすれば、襲われてしまいそうで怖くてできません。
で、代わりに小っちゃいビンちゃんに一緒に入ってもらいます。
私は裸のまま、しゃがんで外で二柱と手を繋いだ状態…。これ、何か奇妙?!
でも風呂桶には、美女と幼く可愛い姪っ子の仲良し入浴の図…。
こっちの方だけ切り取ると、お~絵になるな……。
「それにしても、ハルカ。あなたそんなに美人なんだから、もう、男もいるんでしょ?」
着物の前が、少々はだけ気味。豊かな御胸の谷間が見えて…。
更には、袴の捲れた裾から、白いおみ足もチラリと見えて…。
いやはや、これは、非常に色っぽいのであります。
私が男だったら、メロメロになってたかもしれませんな。
そのナギさんには、暫し、この場で御休憩頂きまして、私はお風呂の準備です。
ナギさんにもお湯に浸かって頂こうということで……。
事前に水を張って、ある程度は沸かしてあります。
ですので、準備にはそれほどかかりません。
湯加減をみて…。よし、丁度良い。
「さあ、ナギさん、お風呂の御用意できましたよ~」
「え~!! この上、お風呂にまで入れてもらえるなんて、思ってもみなかったこと!
もう、ハルカってば最高! だいすき~!!」
ひゃ~!! ナギさん、何するんですか!
抱き着かないで、あ、ちょ、ちょっと!
だ、ダメ! ふぐ~!!
う~!!
私のファーストキス、奪われた~!!
いや、同性だからカウントに入らない?
あ、そもそもナギさん、神様だし……。
じゃなくって!!
離れなさいって、この酔っ払い女!
「こら、ナギ、いい加減にせんか!」
あらあら、ナギさん、怪力ビンちゃんに、いとも容易く引き剥がされちゃった。
流石、私の守り神様。
あれあれ、いい大人が幼女に、あ、いや、伯母さまが幼い姪っ子に叱責されるの図……。
まあまあ、ビンちゃん、その辺で許してあげてくださいな。
悪気があったわけでは無いのですからね。
私は、そんなに気にしてませんから。
で、お風呂、お風呂。
ナギさんと二人、じゃなくて一人と一柱(や、ややしい)で入るつもりでしたが、酔っ払いナギさんが何かするといけないと、ビンちゃんも心配してついてきました。でも、ちょっとこれ、窮屈ね……。
私が脱衣所で服を脱いで裸になると、二柱は、ポンとスッポンポン。
いあや、毎度ですが、神様、便利ですね。
そして。
お、おおっと、こ、これは、しっかし……。
ナギさん凄いわ。御顔もスッゴイ美人さんだけど、出るとこ出て、引っ込むとこ引っ込……あ、否、ちょっとだけお腹がポッコリ出てる?食べさせ過ぎた?
ま、まあ、それでも、かなりのスタイル!
女の私から見てもウットリだわ。
こんな綺麗な裸体を見せつけられたら、もしも私が男だったら、完全に理性無くして抱き着いているよ…。
あ、私もちょっと酔ってるかな……。
「あら、あら、ハルカって、やっぱり綺麗ね。
この金色の毛も素敵だけど、肌なんか透き通りそう。羨ましいわ」
いやいや、止めてくださいよ、ナギさん。
こんな究極美人に言われると恥ずかし過ぎますわ。
あなたと違いまして、私は貧相な身体でございます……。
謙遜と言うか、残念な事実を呟きながら浴室へ。
ナギさんとビンちゃんに掛け湯をし、まず、ナギさんに入ってもらいます。
当然、私と手を繋いでいますよ。
「う、うああああ~!!
ホントお風呂に入れるなんて夢の様!
気持ちいいわ~!!」
大きくない風呂桶。あの弟子二人はどうしていたか知りませんが、ここに大人二人が一緒に入るのは無理があります。
それこそ、体、密着です!
今の酔ったナギさんとそんなことすれば、襲われてしまいそうで怖くてできません。
で、代わりに小っちゃいビンちゃんに一緒に入ってもらいます。
私は裸のまま、しゃがんで外で二柱と手を繋いだ状態…。これ、何か奇妙?!
でも風呂桶には、美女と幼く可愛い姪っ子の仲良し入浴の図…。
こっちの方だけ切り取ると、お~絵になるな……。
「それにしても、ハルカ。あなたそんなに美人なんだから、もう、男もいるんでしょ?」
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