18 / 66
鬼の世界へ
18 変態女医ナユ2
しおりを挟む「なに? 検診よ。体全部調べるからね。
……あ、もしかして~、あのレズ双子にナンか言われた~?」
う…、その通りですけど…、変態だって言っていたなんて、言っちゃダメよね……。
「どうせ、淫乱女だとか、変態だとか言っていたんでしょ。まったく、どっちが変態だっていうのよね。男嫌いの女好き女たちの分際でね」
ありゃありゃ、知られてしまっている…。
まあ、イマさんカリさんに関しては、ごもっとも。確かに、おっしゃる通りでございます。
「そういえば、あの二人、あんたになんか、やらかしちゃったんでしょ。
襲われた? ね、あっちの方が絶対変態でしょ!
何されたの! 教えなさい! 白状なさい! さあ、早く! ほら、吐きなさいってば!」
えっ、えっ、えええええ~!
言わなきゃダメなの?
いや、言わないと許してくれそうもないです…。仕方ありません。
夜中に侵入され、舐め捲られ、処女膜を破かれちゃって、切腹騒動。おまけに内臓で作ったソーセージ食べさせられて、リューサさんと私の僕になったという、あの顛末をお話ししました。
「プププッ…。な~に、それ~っ。傑作よね~。鬼がニンゲンの僕だなんて、笑える~!!
ハーッハッハ! ホント、いい気味~!」
ナユさん、大笑いです。
「いい気味」だなんて、かなり仲悪いのかな。
あ、いや、そうでしょうね。イマさんカリさんもスッゴク罵倒していたから、お互い様…。
「それに何よ、自分の内臓で作ったソーセージだなんて~。初めて聞いたよ~。おっかしいわ~」
「笑わないでください。私はそれを食べさせられたんですよ。こっちの身にもなってください」
「ごめん、ごめん。でも、それって、やっぱり食べやすさを考えてかもね。普通は乳房か、股間の襞だからね~」
「えっ!!」
な、な、な、何ですか!それ~!!
「女の場合は、絶対服従の証として、片乳房かアソコの片襞を切り取って、生で食べてもらうのよ~。でも、それ差し出されて、あなた、食べられる?」
「うげ……絶対無理です」
「だよね~。だから、折角切腹して腸出したし、50センチくらいまでなら腸を切り取っても、リューサ様の薬で治せるからね~。多分、リューサ様が、そうしろって言ったのね~」
あ、この鬼さんは秘薬の存在を知ってるんだ……。
それは良いけど、女は・・・てことは…?
「あ、あの、女性は乳房か・・・ってことですけど、男性の場合は?」
「うん? 聞きたい~?」
え~っと、私、余計なこと訊いちゃいましたよね……。
「おちんちんと、たまたま、ワンセットで」
うううっ、やっぱり……。
でも男性の場合は一気に全部取っちゃうんだ。昔の中国の宦官ですね。
「勿体無いよね~。切り取ったら、小さいままで使い物になんないからね~。食べたって美味しくないしね~。
あれは、股間についてて、オッキク硬くなってこそ、価値があるモノなのにね~」
いやいや、そういうこと言うから変態認定されてしまうんですよ。
それも、ただの変態じゃなくて、三段活用されて最上級で呼ばれてますからね……。
だけど、男性機能も捨ててひたすら主人(主鬼?)に使えるって意味ですよね。凄いな…。女の方も、産む機能は失わないにしてもカナリのことだけどね。
私に差し出された部位は、通常とは違うところでした。でも、腸っていったら養分を吸収する大切な内臓。それを、私は食べさせられました。
ある意味、オッパイや性器の一部よりも凄いかも。二人は私に、そんな覚悟でいるってことなんですね……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
31
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる