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鬼の世界へ

18 変態女医ナユ2

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「なに? 検診よ。体全部調べるからね。
……あ、もしかして~、あのレズ双子にナンか言われた~?」

 う…、その通りですけど…、変態だって言っていたなんて、言っちゃダメよね……。

「どうせ、淫乱女だとか、変態だとか言っていたんでしょ。まったく、どっちが変態だっていうのよね。男嫌いの女好き女たちの分際でね」

 ありゃありゃ、知られてしまっている…。
まあ、イマさんカリさんに関しては、ごもっとも。確かに、おっしゃる通りでございます。

「そういえば、あの二人、あんたになんか、やらかしちゃったんでしょ。
襲われた? ね、あっちの方が絶対変態でしょ!
何されたの! 教えなさい! 白状なさい! さあ、早く! ほら、吐きなさいってば!」

 えっ、えっ、えええええ~!
 言わなきゃダメなの?

 いや、言わないと許してくれそうもないです…。仕方ありません。
 夜中に侵入され、舐め捲られ、処女膜を破かれちゃって、切腹騒動。おまけに内臓で作ったソーセージ食べさせられて、リューサさんと私のしもべになったという、あの顛末をお話ししました。

「プププッ…。な~に、それ~っ。傑作よね~。鬼がニンゲンの僕だなんて、笑える~!!
ハーッハッハ! ホント、いい気味~!」

 ナユさん、大笑いです。
「いい気味」だなんて、かなり仲悪いのかな。
あ、いや、そうでしょうね。イマさんカリさんもスッゴク罵倒していたから、お互い様…。

「それに何よ、自分の内臓で作ったソーセージだなんて~。初めて聞いたよ~。おっかしいわ~」

「笑わないでください。私はそれを食べさせられたんですよ。こっちの身にもなってください」

「ごめん、ごめん。でも、それって、やっぱり食べやすさを考えてかもね。普通は乳房か、股間の襞だからね~」

「えっ!!」

 な、な、な、何ですか!それ~!!

「女の場合は、絶対服従の証として、片乳房かアソコの片襞を切り取って、生で食べてもらうのよ~。でも、それ差し出されて、あなた、食べられる?」

「うげ……絶対無理です」

「だよね~。だから、折角切腹して腸出したし、50センチくらいまでなら腸を切り取っても、リューサ様の薬で治せるからね~。多分、リューサ様が、そうしろって言ったのね~」

 あ、この鬼さんは秘薬の存在を知ってるんだ……。
 それは良いけど、女は・・・てことは…?

「あ、あの、女性は乳房か・・・ってことですけど、男性の場合は?」

「うん? 聞きたい~?」

 え~っと、私、余計なこと訊いちゃいましたよね……。

「おちんちんと、たまたま、ワンセットで」

 うううっ、やっぱり……。

 でも男性の場合は一気に全部取っちゃうんだ。昔の中国の宦官かんがんですね。

「勿体無いよね~。切り取ったら、小さいままで使い物になんないからね~。食べたって美味しくないしね~。
あれは、股間についてて、オッキク硬くなってこそ、価値があるモノなのにね~」

 いやいや、そういうこと言うから変態認定されてしまうんですよ。
それも、ただの変態じゃなくて、三段活用されて最上級で呼ばれてますからね……。

 だけど、男性機能も捨ててひたすら主人(主鬼?)に使えるって意味ですよね。凄いな…。女の方も、産む機能は失わないにしてもカナリのことだけどね。
 私に差し出された部位は、通常とは違うところでした。でも、腸っていったら養分を吸収する大切な内臓。それを、私は食べさせられました。
 ある意味、オッパイや性器の一部よりも凄いかも。二人は私に、そんな覚悟でいるってことなんですね……。
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