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21 最後の総仕上げ
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普通では絶対不可能な行為。自分で自分の胸部内臓を取り出す・・・。
実行しますよ。
体内に十分酸素を取り込むため、深呼吸を10回繰り返す。
その上で、息を大きく吸ってから、横隔膜をサクッと豪快に切り破く。
横隔膜を上下に動かすことで呼吸を行っていたのです。ですので、もう私は呼吸出来ません。胸の中の肺は大きく膨らんだままの状態です。
右の肺を掴んで引き出す。胸の一番奥、首に近い方まで手を突っ込み、気管支をちぎって肺の摘出。
・・・軽い。綺麗なピンク色だね。健康な肺です。
左の肺もかき出し、気管支をちぎって取り出してしまう。こっちも綺麗で軽い。
その上で、改めて右手を胸の中へ。
ドックドックと胸の中央で元気に動いている自らの心臓を触る。
スゴイ、力強く、速く、動いている。百合のと同じだ。
これが、私の心臓か・・・。
全身に血液を送る、私の最重要臓器。しっかり、力強く、働き続けています。
その規則正しく鼓動する自らの心臓を強く握り、下へ思いっきり引く。
太い血管も引っ張られて出てきて、途中でブツブツ切れ、ブシュブシュ鮮血を噴きながら、体外に心臓が出てくる!
握りこぶし大の、筋肉でできた臓器、心臓・・・。
取り出してしまっても、私の手の中でバクバクバクバク力強く動き続けているよ。スゴイよ。これが私の心臓なんだよ。
いいよ。超元気に動いている。最高の状態だ。
とりあえず、まだ動ける。これを、美鈴に食べてもらわなければいけない。
血が滴るソレを握ったまま、美鈴に向かって差し出す。
美鈴は、両手で大事そうに受け取る。渡し終わった瞬間、私の手からスッと力が抜けた。ああ、もう、動けない。
美鈴は、口を開け、私の心臓をガブッと噛む。
グシュッと噛みちぎり、咀嚼。私の心臓、食べられている・・・。
一口目、ゴクッと飲み込まれた。
二口目も。噛まれて咀嚼され、飲み込まれる。
ズタボロになっても、まだピクピク動いているね。私の心臓、最高だ。ステキ!
三口目、四口目…。口の周りを私の鮮血で真っ赤にしながら、美鈴は私の心臓を無心に食べてゆく。
最後……、ゴクッと飲み込む。
全部食べられちゃった。
おめでとう美鈴。これで、あなたが次の斎巫よ。
ああ、私から鬼神様が抜けちゃった。美鈴に入ったのよね。
うう、ダメだ。さすがにもう、意識が・・・。
これで、やっと終わりだね・・・。
・ ・ ・。
一旦意識が途絶え、気づくと私、血みどろ状態になって上下に分離している自分の遺体を、上から見下ろしていました。
こ、これって、幽体離脱ってやつよね。私、完全に死んだんだね。
あれ、幽体になると、切り外したはずの下半身も元に戻るのね…。
お腹の傷もなくなって綺麗な状態。そして当然、全裸ですねぇ。
あ、オッパイも戻ってる。これ、ちょっと嬉しい・・・。
下に転がっている抜け殻の私の上半身は、もう動きません。完全に死体と化している……。
ああ、これが私の『死に顔』か。
目の焦点が合っていないし、だらしなく口を開けてるよ。変な感じ。全然可愛くないね。
美紀さんは頭部だけになっても凛とした表情を崩さなかったのにね。でもまあ、これが普通だよ。美紀さんが偉大過ぎるんだ。
美鈴が私の遺体の首に刀を当て、ゴリゴリ切り離そうとしてる。サクッと刃が入り、首が切断され、私の頭がゴロッと転がった。
ああ、斬首されちゃったよ・・・。切腹の儀は、これで終了だ。
撮影していた3台のカメラが、順に止められてゆく。
私の遺体は、すでに残骸と言ってよいようなヒドイ状態。全ての内臓が抜かれた上に消化器グチャグチャだし、胴体真っ二つだし、オッパイ取れてるし、斬首されてるし。
更にこの後、細かく切り分けられて、オサガリのお肉として分配され、全部食べられてしまうんだね・・・。
美鈴が内線で連絡する。呼ばれて入ってきた秘書の鈴木さん、室内のトンデモナイ惨状に、悲鳴をあげて腰を抜かした。
ごめんね、驚かせて。遺書に書いたように、次の斎巫は美鈴よ。良い子だから、私同様によろしくね。
この後の、この世の行方は、私は知らない。
美鈴が産んだ鬼神様の子の世になるのか。人類の繁栄が続くのか、どうなんでしょうね。どうでもよいけどね。
実行しますよ。
体内に十分酸素を取り込むため、深呼吸を10回繰り返す。
その上で、息を大きく吸ってから、横隔膜をサクッと豪快に切り破く。
横隔膜を上下に動かすことで呼吸を行っていたのです。ですので、もう私は呼吸出来ません。胸の中の肺は大きく膨らんだままの状態です。
右の肺を掴んで引き出す。胸の一番奥、首に近い方まで手を突っ込み、気管支をちぎって肺の摘出。
・・・軽い。綺麗なピンク色だね。健康な肺です。
左の肺もかき出し、気管支をちぎって取り出してしまう。こっちも綺麗で軽い。
その上で、改めて右手を胸の中へ。
ドックドックと胸の中央で元気に動いている自らの心臓を触る。
スゴイ、力強く、速く、動いている。百合のと同じだ。
これが、私の心臓か・・・。
全身に血液を送る、私の最重要臓器。しっかり、力強く、働き続けています。
その規則正しく鼓動する自らの心臓を強く握り、下へ思いっきり引く。
太い血管も引っ張られて出てきて、途中でブツブツ切れ、ブシュブシュ鮮血を噴きながら、体外に心臓が出てくる!
握りこぶし大の、筋肉でできた臓器、心臓・・・。
取り出してしまっても、私の手の中でバクバクバクバク力強く動き続けているよ。スゴイよ。これが私の心臓なんだよ。
いいよ。超元気に動いている。最高の状態だ。
とりあえず、まだ動ける。これを、美鈴に食べてもらわなければいけない。
血が滴るソレを握ったまま、美鈴に向かって差し出す。
美鈴は、両手で大事そうに受け取る。渡し終わった瞬間、私の手からスッと力が抜けた。ああ、もう、動けない。
美鈴は、口を開け、私の心臓をガブッと噛む。
グシュッと噛みちぎり、咀嚼。私の心臓、食べられている・・・。
一口目、ゴクッと飲み込まれた。
二口目も。噛まれて咀嚼され、飲み込まれる。
ズタボロになっても、まだピクピク動いているね。私の心臓、最高だ。ステキ!
三口目、四口目…。口の周りを私の鮮血で真っ赤にしながら、美鈴は私の心臓を無心に食べてゆく。
最後……、ゴクッと飲み込む。
全部食べられちゃった。
おめでとう美鈴。これで、あなたが次の斎巫よ。
ああ、私から鬼神様が抜けちゃった。美鈴に入ったのよね。
うう、ダメだ。さすがにもう、意識が・・・。
これで、やっと終わりだね・・・。
・ ・ ・。
一旦意識が途絶え、気づくと私、血みどろ状態になって上下に分離している自分の遺体を、上から見下ろしていました。
こ、これって、幽体離脱ってやつよね。私、完全に死んだんだね。
あれ、幽体になると、切り外したはずの下半身も元に戻るのね…。
お腹の傷もなくなって綺麗な状態。そして当然、全裸ですねぇ。
あ、オッパイも戻ってる。これ、ちょっと嬉しい・・・。
下に転がっている抜け殻の私の上半身は、もう動きません。完全に死体と化している……。
ああ、これが私の『死に顔』か。
目の焦点が合っていないし、だらしなく口を開けてるよ。変な感じ。全然可愛くないね。
美紀さんは頭部だけになっても凛とした表情を崩さなかったのにね。でもまあ、これが普通だよ。美紀さんが偉大過ぎるんだ。
美鈴が私の遺体の首に刀を当て、ゴリゴリ切り離そうとしてる。サクッと刃が入り、首が切断され、私の頭がゴロッと転がった。
ああ、斬首されちゃったよ・・・。切腹の儀は、これで終了だ。
撮影していた3台のカメラが、順に止められてゆく。
私の遺体は、すでに残骸と言ってよいようなヒドイ状態。全ての内臓が抜かれた上に消化器グチャグチャだし、胴体真っ二つだし、オッパイ取れてるし、斬首されてるし。
更にこの後、細かく切り分けられて、オサガリのお肉として分配され、全部食べられてしまうんだね・・・。
美鈴が内線で連絡する。呼ばれて入ってきた秘書の鈴木さん、室内のトンデモナイ惨状に、悲鳴をあげて腰を抜かした。
ごめんね、驚かせて。遺書に書いたように、次の斎巫は美鈴よ。良い子だから、私同様によろしくね。
この後の、この世の行方は、私は知らない。
美鈴が産んだ鬼神様の子の世になるのか。人類の繁栄が続くのか、どうなんでしょうね。どうでもよいけどね。
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