上 下
5 / 22

5 <挿入話>紀藤美鈴2

しおりを挟む
――――――――――――
・・・紀藤美鈴・・・
――――――――――――

 連れてこられた教団本部。私、初めて入りました。
 斎巫きのかんなぎ御殿・・・。う、スゴイ豪華な部屋。
 そして、この目の前の人が斎巫兼教主の新瀬有香。どこにでも居そうな感じの女の子。年齢も私と同じ。しかし、鬼神様を宿している不老の存在であり、教団のトップなのよね。
 この子に私は殺される。心臓を抜かれて食べられる。いや、その前に、体をもてあそばれちゃうんだ・・・。

 美鈴と呼ばせてもらうとのお言葉。はい、それは当然です。でも、硬くならなくても良いと言われましてもですね……。
 それに、私は彼女をどう呼べばよいのでしょう。斎巫様? それとも教主様? どっちが上の位? う~ん、でも私は斎巫世話係という名目で来ているから、やっぱり『斎巫様』だよね・・・。

 斎巫様に連れて行かれたのは、隣の部屋。ここは彼女の私室みたい。
 ベッドがある。斎巫様はベッドに坐り、ニヤッと怪しく笑って、手招きした。
 ということは・・・。そう、“性のお相手”をしなきゃいけないのよね。
 家族の為、抵抗なんかできません。従順な姿を見せなきゃね。指示される前に自分から服を脱ぎます。
 下着姿、見られてる。同性同士だけど恥ずかしい。
 ブラジャーも取る。ショーツも脱ぐ。全裸・・・。ガン見されてる・・・。

「斎巫様。どうぞ、私の体、捧げます。ご自由になさってください」

 恥ずかしくって、お顔をまともに見られないよ・・・。斎巫様に手を引かれ、ベッドへ。仰臥した私に、斎巫様が覆いかぶさる。
 口づけ。ああ、舌が入ってくる。こ、こんな、女の子同士で、そんなことしちゃうの?!
 ああ、クチュクチュ厭らしい音。私の口の中を斎巫様の舌が動き回る。舌を絡め合う。
 ああ、温かく弾力がある斎巫様の舌。こ、これ、悪くないかも・・・。

 はうっ! あ、乳首をつままないでください。
 あ、スゴイ。う、気持ち良い・・・。

 へ、舐めちゃうの? はうっ、揉まれちゃう。
 ひえっ、吸っちゃうの?
 あ、こんな風に乳房を、乳首を、刺激されるのって、初めて。凄く気持ち良い。

 あうっ、あ、ダメそこは・・・。
 ああ、そんなところ、舐めないでください。
 うう、あ、気持ち良い。スゴイ・・・。
 あ、あああっ、あううう・・・。
 あう、襞の中まで舌が入ってくる。
 あっ、ああ・・・。

「痛いっ」

 指を入れられた。アソコの穴に!
 急に走った痛みに、思わず声が出ちゃいました。

「あ、ゴメン。へっ? 血? もしかして、処女だった?」

 斎巫様の、抜き出して確認した自らの指を見ての私への問い。隠しても仕方ないコト。正直にお答えします。

「はい、私、まだ経験ありません」

「そ、そうなの? ゴメン。指で処女膜破いちゃった」

「大丈夫です。私の体は斎巫様に捧げた物。ご自由になさって頂いて構いません」

「そんな、私になんか捧げなくて良いよぉ。それより、斎巫様じゃなくって、有香と呼んでね」

「有香・・・様」

「様も無くて良いんだけど・・・、まあ、他の人に聞かれると問題あるか。じゃあ、有香様でよいよ」

「はい、かしこまりました」

 処女膜が破れて出血しているであろう私のアソコ。有香様は優しく舐めてくださいます。
 ああ、弾力ある舌の感触が心地よい・・・。
 スゴイ、すぐに痛くなくなった。これが斎巫の力? 有香様スゴイ。

「ありがとうございます。もう大丈夫です。痛くなくなりました。入れて頂いても問題ないと思います」

「へっ? そうなの? じゃあ、入れるけど、痛かったら遠慮しないで言ってよね」

「はい」

 うう、指が入ってくる・・・。痛くは・・・ない。いや、これ、気持ち良い。
 膣の中・・・、クニュクニュね回されるよう。気持ち良い・・・。

「ああ、有香様、気持ち良いです。ありがとうございます」

 正直に感想を言ってみた。

「そう? 大丈夫ね。じゃあ、もう一本」

 へ? う、うそ、指が2本?!
 ああ、膣がグニュッと広げられる。あ、そんな深くまで・・・子宮が触られている?
 ふああっ、う、気持ち良いよ。

「う、凄いです、有香様。最高に気持ち良いです」

 再度、正直な感想を伝える。

「ふ~ん、そっか。じゃあ、アレ入れても大丈夫そうね」

 アレ?

 有香様が一旦ベッドから降りて、戸棚から取り出してきたもの。
 ナニコレ? 男のモノが根元で二つくっついた形。片方は短めで片方は長め、そして固定ベルトが付いている。これって、女同士で入れ合うモノだ。
 有香様は服を脱いで裸になり、短い方の男根型を自分のアソコへグニュッと刺し込み、腰にベルトを装着。股間に男性器がそそり立った状態。うわ、私へもう一方が入れられるんだ・・・。
 私のアソコ、有香様に舐められ、指挿入され、十分に潤っています。そこへ男根型の先が当てられ、グニュッと突っ込まれる。

 はううううっ、う、あっ、スゴイよ。スゴク中まで・・・。子宮がグニュッと奥へ押し込まれる感じ。

 あ、クチュクチュと抜き差しされる。気持ち良い・・・。

 最初はゆっくり、そしてだんだん速く、激しく。あ、だめ、壊れちゃう。変になっちゃう。気持ち良いよ。

 だめ~!!

 はあ、はあ、はあ・・・。
 凄かったよ。気持ち良かった。思わず有香様に抱き着いちゃった。

 えっ、まだやるんですか?
 今度は交代って、私が有香様に入れる方ってコト??
 そんなの、出来るかな・・・。

 私の中からアレが抜かれる。有香様はベルトを外して自らの中からも抜き出す。
 そして、さっきまで有香様の中に入っていた短い方が私の中にグニュッと入れられ、ベルトを装着される。
 うわ、私にオチンチンが生えた。
 これを有香様に挿入すればよいんだね。
 その前に、私も有香様のアソコ、舐めてみよう。私もしてもらったからね。

「あ、無理しなくて良いよ。あ、う、気持ち良い・・・。ありがとうね。ほどほどでよいからね」

 私を気遣って下さる。優しい方だ。
 有香様のアソコ、もう粘液でグッチョリ。この粘液、なんだか甘いような味がして、とっても美味しい。私が奉仕するどころか、素敵なお味を存分に堪能させてもらいまして・・・、さあ、挿入しましょう。

 有香様のアソコ、改めてよく観察する。綺麗なピンク色。形も整っている。綺麗だ。まるで花のよう。
 その花びらを広げた中央の穴。ポッカリ口を開き、奥の方まで見えちゃいそう。そこへ、私から生えた物の先をあて、グニュッと刺し込む。
 『雌しべ』と『雄しべ』の絡み合い。深く、濃密な・・・。但し、雄しべの方は作り物だけどね。

「ふあっ、あ、凄く良い。ゆっくり動かしてみて・・・。あ、そうよ、上手い、気持ち良いよ」

 いや、これ、私もすごく気持ち良い。
 さっきより挿入感覚は浅いのですが、有香様の中の鼓動がピクピク伝わってくる。
 ああ、有香様と一つになっている。最高に気持ち良い。

「ふああっ、く、うああ・・・」

 有香様がしてくださったように、始めゆっくり、時々深く・・・。
 徐々に速く・・・。
 さらに速く・・・。

「はああっ、くっ、ああああああああ~!」

 ああ、有香様にヒシっと抱き締められた。
 凄いよ。有香様のドックドックという感じの体内の鼓動が強く私に伝わる。
 それに、有香様からの粘液、凄い量。私も気持ち良かったけど、有香様も気持ち良かったのですね。
 なんだか嬉しい・・・。

 え、もう一回ですか? また交代して?
 大丈夫です。思し召しのままに。
 再度付け替えをして、私にまた長い方が入れられる。
 激しい動き。お腹の中身がグチャグチャに混ぜられるよう。気持ち良いよ。

 あ、だめ! 体が変になっちゃう!

 う、ダメです!

 ひあ、あああああああ~!!

 ・ ・ ・。

 ああスゴイ。体がビクビク痙攣してる。
 これって、イクってやつよね。
 私、イッチャッタんだ・・・。

 物凄く気持ち良かった。体がとろけちゃいそう。なるほど、秘書さんの言っていた「最高の快感」に違いない。
 私、人生最後に、最高の快感を味わわせてもらえたのね。
 お優しい有香様・・・。分かりました。私、喜んで生贄になりましょう。立派に生贄の役目、果たさせてもらいます。

 でも、それにはやっぱり、解体の詳しい手順を聞いておきたいな。覚悟を決めてキッチリ望まなきゃね。

――――――――――――

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

女子切腹同好会

しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。 はたして、彼女の行き着く先は・・・。 この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。 また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。 マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。 世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

あなたのサイコパス度が分かる話(短編まとめ)

ミィタソ
ホラー
簡単にサイコパス診断をしてみましょう

10秒で読めるちょっと怖い話。

絢郷水沙
ホラー
 ほんのりと不条理な『ギャグ』が香るホラーテイスト・ショートショートです。意味怖的要素も含んでおりますので、意味怖好きならぜひ読んでみてください。(毎日昼頃1話更新中!)

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

処理中です...