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『元の世界』へ戻る
28 生存者の捜索
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で、お腹を満たして落ち着いて、これからどうしようかと相談です。
1ヶ月で『お客様2人』が向こうの世界へ戻れるなら、その間の食料は何とかなりそうです。
ただ、ヘレーナの話しぶりだと、恐らく1ヶ月じゃあ無理じゃないかと思うんですよね。
王女様が実際に殺されかけたのですよ。そんなの、1ヶ月で収まりますか??
それに、私はこの後、どうすれば良いのでしょうか。ずっと1人?
この2人が居れば水も調理も魔法で何とかなるけど、私独りになってしまうと、それも出来なくなります。それじゃあ、私は生きてゆけないよ。
やっぱり他の人を探さなきゃ。
というコトで、生き残りの人を探すことにしました。
あの書き置きから1ヶ月くらい経っている。もしかすると、ウイルスも収まっているかもしれません・・・って、これは多大なる希望。可能性は低いでしょうね…。
公民館や学校に避難したと書いてありましたから、取り敢えず、そういう所を回ってみましょう。
まずは、地区の公民館へ向かいます。
その途中には、この地の守り神様をお祀りしている神社。私も時々お参りしていたところです。
季節は春の盛り。神社参道の両側にズラッと植わっている桜は、見事に満開!
人間社会がどんなになろうとも、花には関係ないですからね。
王女様が「スゴイ、スゴイ!」と大はしゃぎしますので、ちょっと寄り道です。参道へ入ります。
桜のトンネルになっていて、ホントに綺麗。風が吹くとフワーッとピンクの花びらが舞い散って桜吹雪! 最高です!!
普通であれば、ここもお花見の人でにぎわっていたりするはずですけど・・・、人っ子一人いない。ある意味、不気味でもありますね。
ついでに、これからの無事を祈って参拝。2人は作法が分からなくてキョロキョロしていました。
寄り道で少し時間かかりましたが、到着しました公民館。入り口が半開きになっています。誰かいるかも!
「こんにちは~」
声をかけますが返事はありません。そして、なんか変な臭い…。
覗き込むと。
!!!
奥の方の部屋に何人もが倒れ込んでいる!
あれは・・・死体!
床一面に広がっている黒いのは、変色した血?
「どうしたの?」
と覗き込もうとする王女様を制止し、首を横に振りました。
それで察してくれたようです。王女様は顔をこわばらせて後ずさりしました。
満開の綺麗な桜を見た後で、これはヤバイよ。キツ過ぎる・・・。
隣の地区の公民館へ行ってみても、結果は同じというか、さらに酷い。腐敗臭がトンデモナイです……。
それではと、小学校へ。
正門・・・、閉まってる。
「スイマセーン、誰かいませんかー!」
大声で叫ぶと、あ、誰か出てきた!
良かったよ、生き残っている人がいたんです!!
白衣を着ているから、お医者さんかな? 分厚そうなマスクをしています。
「君たちは、どこから来たの?」
門扉越しでの問い。
「えっと、ちょっと遠くからです」
まさか、異世界からとは言えませんからね。
「あの、入れてもらえませんか?」
「それは、無理だよ。感染していないことが確認されないと入れられないし、外国人だと特に難しい…」
お医者さんの視線の先はヘレーナと王女様。
ヘレーナは紅毛で王女様は金髪。二人とも色白肌で目は碧眼。どう見ても白色人種の外国人ですよね。
「なぜ外国人は難しいのですか?」
「君は知らないのかい? 外国人の略奪集団が暴れまわっていることを。
まあ、主にアジア系外国人だから、そちらのお2人は皆の同意があれば受け入れ可能かもしれないけどね…」
外国人の略奪集団? なにそれ!?
こっちを見ていたお医者さんの表情が急に強張る。そして、慌てて首にかけていた笛を咥え、ピーっと甲高い音を鳴らしました。
ナニナニ? 私たち、何にもしてないよ。
いや、違う。私たちの後ろ・・・。
へ? あ、アレが外国人略奪集団?
10人ちょっとのアジア系外国人。包丁や金属バット持ってる! 1人は銃まで!
私たちは門から入れてもらえないのよ。これ、絶対ヤバいって!
銃を構えてる。マズイ!王女様、伏せて!!
私は慌てて王女様の前へ体を踊り出します。その瞬間、バーンという発砲音と共に、胸に衝撃…。
う、撃たれた。これは心臓の位置・・・。
みるみる胸が赤く染まる。体から力が抜け、膝をつく。
普通なら、このままバタッと倒れて絶命。この世と、おさらば。さようなら。
普通なら・・・。
でも、そこは不死身の私です。こんなんで死にはしませんよ。
すぐ立ち上がる私に、撃った奴は驚愕の顔をしてます。
ヘレーナが急いで王女様を脇に誘導してくれる。ここにいると危ないもんね。
バーンという発砲音。再び衝撃…。
「グフッ、ウウウ・・・」
二発目が私のお腹を貫きました。お腹の中身=内臓がグチャグチャに潰れた感触…。しかし、平気ですよ。
バーン! 再度の音と、衝撃。
三発目は再度お腹。しつこいな、私は死なないよ。
バーン!
四発目は、また胸。心臓をつら拭かれた。けっこういい腕してますよね。
バーン!
五発目は頭をやられた。これは、流石にダメです。意識が途切れます・・・が、すぐに復活です。
近くまで私の死亡を確認に来ていた奴が、悲鳴を上げて驚愕の表情で逃げてゆきます。
「モンスター!」と叫びながら…。
そりゃ、ま、そうでしょうよ。私、今、頭を撃ち抜かれましたもんね。
多分、後方に脳味噌を盛大にぶちまけて卒倒していたでしょう。
それが速攻で治って立ち上がったんですからね。完全バケモノです。怖くて逃げますよね。
私の勝利!略奪集団、1人で撃退しちゃいました!
しっかし、すぐ治るとはいえ、私は血みどろ。門の方へ顔を向けるとお医者さんが驚愕の顔してる…。
あちゃ~。これは、もう入れてもらえませんよね。仕方ありません。帰るとしましょう。着替えたいですし…。
普段は色々グダグダうるさい王女様も、青い顔して私に素直に従います。一切文句も言わず…。流石に今の、頭撃たれて脳味噌まき散らしてからの復活は衝撃的だったようですね。
ヘレーナは・・・慣れているか。…ハハ。
去って行こうとする私たちに、お医者さんが門の内から声をかけてきました。
「あ、待って! き、君はいったい…。あ、いや、あいつらを撃退してくれてありがとう。そ、その、これから君たちはどうするの?」
「取り敢えず、家に帰りますよ。入れてもらうのは難しそうですし、着替えたいですし…」
「家? 遠くからって言っていたけど…」
「ああ、私の家自体は、遠くはないですよ。歩いて20分くらいです」
「そ、そうなんだ…。じゃあ、住所と名前を教えてよ。中の皆に受け入れられないか相談してみるよ。受け入れ可能になったら迎えに行くから」
そういうことならばと、名前と住所を告げて学校を後にしました。相談するってったって、難しいでしょうけどね。笛の音で校舎から何人か出て来ていて、あの様子見てましたからね。バケモノを入れてくれるなんてことは有り得ないでしょう。
・・・あれ、これ、もしかして、不味ったかな。
住所を知りたいなんて、まさか、バケモノ退治とか言って、襲撃してこないよね。
後で少し不安になりましたがね…。教えてしまったものは仕方ありません。
襲撃されても私、どうせ死なないし・・・。
1ヶ月で『お客様2人』が向こうの世界へ戻れるなら、その間の食料は何とかなりそうです。
ただ、ヘレーナの話しぶりだと、恐らく1ヶ月じゃあ無理じゃないかと思うんですよね。
王女様が実際に殺されかけたのですよ。そんなの、1ヶ月で収まりますか??
それに、私はこの後、どうすれば良いのでしょうか。ずっと1人?
この2人が居れば水も調理も魔法で何とかなるけど、私独りになってしまうと、それも出来なくなります。それじゃあ、私は生きてゆけないよ。
やっぱり他の人を探さなきゃ。
というコトで、生き残りの人を探すことにしました。
あの書き置きから1ヶ月くらい経っている。もしかすると、ウイルスも収まっているかもしれません・・・って、これは多大なる希望。可能性は低いでしょうね…。
公民館や学校に避難したと書いてありましたから、取り敢えず、そういう所を回ってみましょう。
まずは、地区の公民館へ向かいます。
その途中には、この地の守り神様をお祀りしている神社。私も時々お参りしていたところです。
季節は春の盛り。神社参道の両側にズラッと植わっている桜は、見事に満開!
人間社会がどんなになろうとも、花には関係ないですからね。
王女様が「スゴイ、スゴイ!」と大はしゃぎしますので、ちょっと寄り道です。参道へ入ります。
桜のトンネルになっていて、ホントに綺麗。風が吹くとフワーッとピンクの花びらが舞い散って桜吹雪! 最高です!!
普通であれば、ここもお花見の人でにぎわっていたりするはずですけど・・・、人っ子一人いない。ある意味、不気味でもありますね。
ついでに、これからの無事を祈って参拝。2人は作法が分からなくてキョロキョロしていました。
寄り道で少し時間かかりましたが、到着しました公民館。入り口が半開きになっています。誰かいるかも!
「こんにちは~」
声をかけますが返事はありません。そして、なんか変な臭い…。
覗き込むと。
!!!
奥の方の部屋に何人もが倒れ込んでいる!
あれは・・・死体!
床一面に広がっている黒いのは、変色した血?
「どうしたの?」
と覗き込もうとする王女様を制止し、首を横に振りました。
それで察してくれたようです。王女様は顔をこわばらせて後ずさりしました。
満開の綺麗な桜を見た後で、これはヤバイよ。キツ過ぎる・・・。
隣の地区の公民館へ行ってみても、結果は同じというか、さらに酷い。腐敗臭がトンデモナイです……。
それではと、小学校へ。
正門・・・、閉まってる。
「スイマセーン、誰かいませんかー!」
大声で叫ぶと、あ、誰か出てきた!
良かったよ、生き残っている人がいたんです!!
白衣を着ているから、お医者さんかな? 分厚そうなマスクをしています。
「君たちは、どこから来たの?」
門扉越しでの問い。
「えっと、ちょっと遠くからです」
まさか、異世界からとは言えませんからね。
「あの、入れてもらえませんか?」
「それは、無理だよ。感染していないことが確認されないと入れられないし、外国人だと特に難しい…」
お医者さんの視線の先はヘレーナと王女様。
ヘレーナは紅毛で王女様は金髪。二人とも色白肌で目は碧眼。どう見ても白色人種の外国人ですよね。
「なぜ外国人は難しいのですか?」
「君は知らないのかい? 外国人の略奪集団が暴れまわっていることを。
まあ、主にアジア系外国人だから、そちらのお2人は皆の同意があれば受け入れ可能かもしれないけどね…」
外国人の略奪集団? なにそれ!?
こっちを見ていたお医者さんの表情が急に強張る。そして、慌てて首にかけていた笛を咥え、ピーっと甲高い音を鳴らしました。
ナニナニ? 私たち、何にもしてないよ。
いや、違う。私たちの後ろ・・・。
へ? あ、アレが外国人略奪集団?
10人ちょっとのアジア系外国人。包丁や金属バット持ってる! 1人は銃まで!
私たちは門から入れてもらえないのよ。これ、絶対ヤバいって!
銃を構えてる。マズイ!王女様、伏せて!!
私は慌てて王女様の前へ体を踊り出します。その瞬間、バーンという発砲音と共に、胸に衝撃…。
う、撃たれた。これは心臓の位置・・・。
みるみる胸が赤く染まる。体から力が抜け、膝をつく。
普通なら、このままバタッと倒れて絶命。この世と、おさらば。さようなら。
普通なら・・・。
でも、そこは不死身の私です。こんなんで死にはしませんよ。
すぐ立ち上がる私に、撃った奴は驚愕の顔をしてます。
ヘレーナが急いで王女様を脇に誘導してくれる。ここにいると危ないもんね。
バーンという発砲音。再び衝撃…。
「グフッ、ウウウ・・・」
二発目が私のお腹を貫きました。お腹の中身=内臓がグチャグチャに潰れた感触…。しかし、平気ですよ。
バーン! 再度の音と、衝撃。
三発目は再度お腹。しつこいな、私は死なないよ。
バーン!
四発目は、また胸。心臓をつら拭かれた。けっこういい腕してますよね。
バーン!
五発目は頭をやられた。これは、流石にダメです。意識が途切れます・・・が、すぐに復活です。
近くまで私の死亡を確認に来ていた奴が、悲鳴を上げて驚愕の表情で逃げてゆきます。
「モンスター!」と叫びながら…。
そりゃ、ま、そうでしょうよ。私、今、頭を撃ち抜かれましたもんね。
多分、後方に脳味噌を盛大にぶちまけて卒倒していたでしょう。
それが速攻で治って立ち上がったんですからね。完全バケモノです。怖くて逃げますよね。
私の勝利!略奪集団、1人で撃退しちゃいました!
しっかし、すぐ治るとはいえ、私は血みどろ。門の方へ顔を向けるとお医者さんが驚愕の顔してる…。
あちゃ~。これは、もう入れてもらえませんよね。仕方ありません。帰るとしましょう。着替えたいですし…。
普段は色々グダグダうるさい王女様も、青い顔して私に素直に従います。一切文句も言わず…。流石に今の、頭撃たれて脳味噌まき散らしてからの復活は衝撃的だったようですね。
ヘレーナは・・・慣れているか。…ハハ。
去って行こうとする私たちに、お医者さんが門の内から声をかけてきました。
「あ、待って! き、君はいったい…。あ、いや、あいつらを撃退してくれてありがとう。そ、その、これから君たちはどうするの?」
「取り敢えず、家に帰りますよ。入れてもらうのは難しそうですし、着替えたいですし…」
「家? 遠くからって言っていたけど…」
「ああ、私の家自体は、遠くはないですよ。歩いて20分くらいです」
「そ、そうなんだ…。じゃあ、住所と名前を教えてよ。中の皆に受け入れられないか相談してみるよ。受け入れ可能になったら迎えに行くから」
そういうことならばと、名前と住所を告げて学校を後にしました。相談するってったって、難しいでしょうけどね。笛の音で校舎から何人か出て来ていて、あの様子見てましたからね。バケモノを入れてくれるなんてことは有り得ないでしょう。
・・・あれ、これ、もしかして、不味ったかな。
住所を知りたいなんて、まさか、バケモノ退治とか言って、襲撃してこないよね。
後で少し不安になりましたがね…。教えてしまったものは仕方ありません。
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