月の影に隠れしモノは

しんいち

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仙界にて

24 三人での交合 …祥子と…

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「さ~て、次はワラワの番じゃ」

 既に裸になっていた祥子はフワッと浮き上がり、スーとベッドまで滑るように空中を移動して来る。浮遊術…。自分で自分を浮かせて移動しているのだ。
 やはり、とても人間とは思えない。

 ベッドから降りた舞衣と入れ替わりに、祥子は慎也の正面にフワッと着床し坐った。
 そして、いきなり慎也の口に吸い付いた。

 祥子の舌が、慎也の口の中をまさぐる。
 慎也は目を閉じた。

 舞衣とは少し違う、甘い香り……。
 舞衣の香りも心地良く素晴らしいが、こちらも捨てがたい魅力をもつ…。
 されるがまま、ネットリと、舌をからませ合う。

 祥子は、そのまま慎也を押し倒した。
 メロンのような豊かな乳房が、慎也の胸にブニョンと押し付けられる。
 慎也の股間のモノは、さっき射精したばかりなのに、もう硬くなってきてしまった。
 祥子は再び空中に少し浮き上がり、浮いたまま、慎也の屹立きつりつしているモノを自分の股間にあてがった。既に愛液で祥子の陰部はグッショリになっている。

 ゆっくりとベッドに降下する祥子…。
 それにつれ、慎也のモノが祥子の股間に吸い込まれて行く。

 祥子が体をゆっくり上下に動かす。
 ゆっくりと、そして、だんだんと速く。
 クチュクチュと卑猥な音を立てながら、祥子の膣壁が慎也のイチモツに絡みつく。
 祥子の豊かな乳房が、ブルンブルンと大きく上下に揺れる。

「あ、で、出る!」

 慎也はアッという間に果ててしまった。同時に、物凄い脱力感で動けない…。


 一方、舞衣は、ベッドから降りるなりに繰り広げられた痴態にその場を離れる機会も失い、間近に立ったまま呆然ぼうぜんと見ていた。
 あまりの祥子のすさまじさに、開いた口がふさがらない。
 だが、これで終わりではなかった。

「さあて、もう一度じゃ。何しろ六十年、この若いままの体を持て余して居ったのじゃ。十分に満足させてもらうぞよ」

 祥子は、再び慎也に口付けする。舌が慎也の口内をまさぐる。
 慎也は、自分の中に口を通して祥子から何か流れてくるのを感じた。
 唾液とか、そういった実体のある物では無い。
 気配のようなモノ。温かい感じ…。
 昨日、祥子に治癒能力を引き出された時にも感じたものだ。

 祥子は口を離し、慎也の顔を見る。
 目が合った瞬間、ニヤッと笑った。
 よく見れば、いや、よく見なくても、彼女も舞衣同様、物凄い美人。知的な印象の麗人である。
 また、胸の大きさでは舞衣を凌駕している。大きいばかりで無く、張りもあり、形も良い美巨乳だ。

 祥子は、慎也の小さくなっている股間のモノを手に取った。
 そして、くわえ込んだ。
 口の中で舌をからませられ、吸われる。
 ヌッと口から出されると慎也のモノは、みごと復活を遂げていた。

「うそっ…」

 相変わらず、立ったまま、見つめていた舞衣は、思わず声を出してしまった。

(二回続けてしたばかりなのに、それでまた? 男の人って、そんな何回も続けて出来ないんじゃなかったっけ…)
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