月の影に隠れしモノは

しんいち

文字の大きさ
上 下
23 / 167
仙界にて

23 三人での交合 …舞衣と…

しおりを挟む
 儀式のときは必死で気にしなかったが、このベッドは、どういう構造になっているのか?
 外側はからまったつたつる。中のくぼみに干し草のような物が詰められて、白いシーツがかけてあるのか?柔らかくて心地良い。
 舞衣はベッド中央に横臥する。
 その隣に横になって片肘かたひじを着いた慎也。

「舞衣さん。いい?」

「はい、お願いします」

 恥ずかしそうに顔を赤めながら答える舞衣。
 慎也も緊張で少し震えながら、舞衣の唇に自分の唇をそっと重ねた。

 良い香りが鼻腔に拡がる。乙女の香り……。
 張りがあり、それでいて柔らかい唇の感触……。

 慎也が舞衣の口の中に舌を入れると、舞衣も慎也へ舌を入れてくる。
 温かで弾力のある舌を、クチュクチュと二人でからませ合う。

 互いに吸い合い、唾液を交換する。

 ゆっくり離れ、慎也は舞衣の上に馬乗りになり、その豊かな胸をもむ。形の良い乳房…。

「あ、あんっ……」

 右の乳首を吸う…。

 左も……。

 そして細く白い舞衣の両脚をかかえ、広げさせる。
 舞衣は目を閉じ、右手の人差し指を軽くくわえている。
 彼女の秘部は、綺麗なピンク色。陰毛は薄い。

 める。少し、しょっぱい。
 ジワーっと愛液がにじんでくる。
 陰核を舌先で刺激する。

「あ、あ~っ」

 舞衣は体をよじった。
 彼女の秘穴は、もう十分過ぎる程、濡れている。

「入れるよ」

 舞衣は声に出さず、慎也の目を見ながら軽くうなずく。

 これから行うのは、伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみことの男女二神が神代の昔に国を生み出した際に行ったとされる、神聖なる行為。
 男と女が、心を一つにし、体も一つに繋がる。そして子を成すのだ。……舞衣は妊娠しないと元の世界に戻れないのだから。

 慎也は硬くなった自分のモノの先を、小さく口を開けている舞衣の秘裂中央の穴に当てる。そして慎重に、ゆっくりと挿入した。
 舞衣は目を閉じている。

「痛くない?」

「大丈夫」

 小さい声で、一言の回答。
 慎也は奥まで挿入し、ゆっくりと出し入れを繰り返す。
 ネットリと舞衣の膣壁が絡みつき、吸い付いてくるようで、堪らない。
 舞衣も、ウットリしたような恍惚の表情をしている。

「あ、あ~。き、気持ちイイ……」

 指をくわながら、ささやく舞衣…。

 しばらくそのまま、ゆっくりした出し入れを継続したあと、少しずつスピードを上げてゆく。
 舞衣は、また体をよじる。
 彼女の形の良い乳房が上下に揺れる。

「あ~、あっ、あっ、ダメ、気持ちイイ~!」

 舞衣の声が、だんだん大きくなってくる。
そして、咥えていた指を離し、両手で慎也にしがみつく。
 慎也も体を下げ、唇を合わせる。
 舌を吸い合う。

「うっ!」

 ズブッと深く挿し入れた慎也の股間のモノから、ビュッビュビュッと、勢いよく精が放たれた。
 それが、舞衣の膣内をネットリと満たし潤してゆく……。

 少しの間、二人は動きを止め、抱き合ったままでいた。

 ……汗ばんでいる。

 互いの荒い呼吸音が聞こえる…。

 ドック、ドック…という、心臓の鼓動音も……。

 ・・・・・。

 慎也は舞衣からゆっくり体を起こし、彼女の体から自分のモノを抜き出した。
 舞衣の股間から、ジワ~っと白い液があふれ出てきた。

「終わったようじゃの。舞衣よ、初めての気持ち良いマグワイであったのではないか? よかったの」

「い、嫌だ、恥ずかしい……」

 舞衣は、小さい声で言って、そっぽを向いた。
 だが、確かに祥子の言う通り…。
 選択の儀のは、強姦と言ってよかったし、完全に痛いだけであったのだ。
 慎也とも一応シタことはシタが、生殖器同士の正しい交わりでなかったし、あの時はもう必死だった。
 今回が初めて望む形での正しい交合であり、そして、男性と繋がる快感を存分に味わえたのだ。

 舞衣にとっての、本当の意味での「初体験」と言って良かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

母娘丼W

Zu-Y
恋愛
 外資系木工メーカー、ドライアド・ジャパンに新入社員として入社した新卒の俺、ジョージは、入居した社宅の両隣に挨拶に行き、運命的な出会いを果たす。  左隣りには、金髪碧眼のジェニファーさんとアリスちゃん母娘、右隣には銀髪紅眼のニコルさんとプリシラちゃん母娘が住んでいた。  社宅ではぼさぼさ頭にすっぴんのスウェット姿で、休日は寝だめの日と豪語する残念ママのジェニファーさんとニコルさんは、会社ではスタイリッシュにびしっと決めてきびきび仕事をこなす会社の二枚看板エースだったのだ。  残業続きのママを支える健気で素直な天使のアリスちゃんとプリシラちゃんとの、ほのぼのとした交流から始まって、両母娘との親密度は鰻登りにどんどんと増して行く。  休日は残念ママ、平日は会社の二枚看板エースのジェニファーさんとニコルさんを秘かに狙いつつも、しっかり者の娘たちアリスちゃんとプリシラちゃんに懐かれ、慕われて、ついにはフィアンセ認定されてしまう。こんな楽しく充実した日々を過していた。  しかし子供はあっという間に育つもの。ママたちを狙っていたはずなのに、JS、JC、JKと、日々成長しながら、急激に子供から女性へと変貌して行く天使たちにも、いつしか心は奪われていた。  両母娘といい関係を築いていた日常を乱す奴らも現れる。  大学卒業直前に、俺よりハイスペックな男を見付けたと言って、あっさりと俺を振って去って行った元カノや、ママたちとの復縁を狙っている天使たちの父親が、ウザ絡みをして来て、日々の平穏な生活をかき乱す始末。  ママたちのどちらかを口説き落とすのか?天使たちのどちらかとくっつくのか?まさか、まさかの元カノと元サヤ…いやいや、それだけは絶対にないな。

処理中です...