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31 生体解剖される…
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その晩、なかなか寝付けませんでした。
それでもいつの間にか眠りに落ちて・・・。
私は全裸でベッドに縛り付けられ、身動き出来なくされています。
その私を上から見下ろすのは、手術着を着た美紀さんと夏実さん。手にはキラッと光るメスを持っています。
美紀さんの持つメスが私のお腹上部中央に当てられる。そして、ツプッと挿し込まれ、私は思わず「ウッ」と呻き声を上げる。そのままお臍の下まで一気に、ズーッと縦に切り下げられてしまう…。
でも、不思議なことに痛くはないのです。
切られた傷口を見ると、赤い血がジワジワと滲み出てきます。間違いなく完全に切り開かれている。なのに、全く痛くない…。
夏実さんが、縦に裂けた私のお腹の皮を左右へグワッと広げます。内部の小腸がむき出しに…。
うわ、スゴイヨ。グニュグニュ動いている。私の生きている小腸だ。
美紀さんが私のお腹の中へ両手を突っ込み、その小腸をグニョッと掴みます。
う、ぐううっ。あ…、こ、これ、気持ち良いかも…。
細長くピンク色した私の小腸が、グチュグチュッと体外へ掴み出される…。
あああ~、き、気持ち良い! タマンナイ感触!!
あ、大腸まで掴んで…それも出してしまうの?
ううううああああ~、気持ち良いよ。お願い、美紀さん。もっと、もっと取り出して!
肝臓も。子宮も。
それは、膵臓? そっちは腎臓?
あ、お腹の奥へ手を突っ込まれて…、横隔膜がビリッと突き破かれ、胸の中にまで美紀さんの手が入って来る!
き、気持ち良い!
美紀さんが、私の胸の中を手荒くグチャグチャと探り、ブチブチッと引きちぎるようにして掴み出した物。それは、血みどろの心臓!
…血液を循環させる役目を持つ、最も重要な臓器。体から分離させられてもなお動きを止めず、血を垂らしながらドックドックと元気に動いている。
ああ、私の大切な心臓が取り出されちゃった…。
私、もう…オシマイ。死ぬのね……。
・・・・。
はっ! ゆ、夢……。
なんて夢なんでしょうね…。
う、こ、股間が冷たい。オネショ…じゃない。こ、これは……。
私ってば、自分で自分が嫌になる。真正のド変態です。
自分が解剖される夢を見て、オツユを滴らせるなんて…。
でも…。覚悟は出来ました。大人しく解剖されますよ。
家族にまで迷惑はかけられません。自分一人で済むなら、それで良いです。
だって、執刀は美紀さんと夏実さんなのです。あの二人に解剖されるのなら…。夢のような感じなら、そんなに嫌じゃありませんからね。
実際は、夢とは違って、とっても痛いでしょう。痛いのは、やっぱり嫌かな?
でも大人しく出頭してお願いすれば、きっと麻酔くらいはしてくれるんじゃないでしょうか。
なんてったって、執刀はあの二人なんですから…。
土曜日。
明日、私は解剖されてしまいます。遺書って書いた方が良いのかな?
いや、余計なことして面倒になるといけません。何もせず、普通に振舞いましょう。普段通りに…。
ただ、食事は朝だけにし、以後は抜きました。
だって、胃や腸の中を見られてドロドロの汚物が入っているのは…。綺麗な状態にしておきたいです。
下剤までは飲みませんが、なるべく全部排泄してしまうようにします。
そしてお風呂で体を念入りに洗います。全てを曝け出さなければいけませんからね。最後なんですから。
死んだ後の私の遺体って、どんなふうにされるのでしょう?
お葬式なんて、当然ありませんけど、火葬されるのかな?
まさか、その前に、変なことに利用されたりしませんよね。男の慰み物とか…。それだけは、ちょっと勘弁です。私、バージンですよ。
まあ、死んじゃってるから、もうどうでも良いかな?
それでもいつの間にか眠りに落ちて・・・。
私は全裸でベッドに縛り付けられ、身動き出来なくされています。
その私を上から見下ろすのは、手術着を着た美紀さんと夏実さん。手にはキラッと光るメスを持っています。
美紀さんの持つメスが私のお腹上部中央に当てられる。そして、ツプッと挿し込まれ、私は思わず「ウッ」と呻き声を上げる。そのままお臍の下まで一気に、ズーッと縦に切り下げられてしまう…。
でも、不思議なことに痛くはないのです。
切られた傷口を見ると、赤い血がジワジワと滲み出てきます。間違いなく完全に切り開かれている。なのに、全く痛くない…。
夏実さんが、縦に裂けた私のお腹の皮を左右へグワッと広げます。内部の小腸がむき出しに…。
うわ、スゴイヨ。グニュグニュ動いている。私の生きている小腸だ。
美紀さんが私のお腹の中へ両手を突っ込み、その小腸をグニョッと掴みます。
う、ぐううっ。あ…、こ、これ、気持ち良いかも…。
細長くピンク色した私の小腸が、グチュグチュッと体外へ掴み出される…。
あああ~、き、気持ち良い! タマンナイ感触!!
あ、大腸まで掴んで…それも出してしまうの?
ううううああああ~、気持ち良いよ。お願い、美紀さん。もっと、もっと取り出して!
肝臓も。子宮も。
それは、膵臓? そっちは腎臓?
あ、お腹の奥へ手を突っ込まれて…、横隔膜がビリッと突き破かれ、胸の中にまで美紀さんの手が入って来る!
き、気持ち良い!
美紀さんが、私の胸の中を手荒くグチャグチャと探り、ブチブチッと引きちぎるようにして掴み出した物。それは、血みどろの心臓!
…血液を循環させる役目を持つ、最も重要な臓器。体から分離させられてもなお動きを止めず、血を垂らしながらドックドックと元気に動いている。
ああ、私の大切な心臓が取り出されちゃった…。
私、もう…オシマイ。死ぬのね……。
・・・・。
はっ! ゆ、夢……。
なんて夢なんでしょうね…。
う、こ、股間が冷たい。オネショ…じゃない。こ、これは……。
私ってば、自分で自分が嫌になる。真正のド変態です。
自分が解剖される夢を見て、オツユを滴らせるなんて…。
でも…。覚悟は出来ました。大人しく解剖されますよ。
家族にまで迷惑はかけられません。自分一人で済むなら、それで良いです。
だって、執刀は美紀さんと夏実さんなのです。あの二人に解剖されるのなら…。夢のような感じなら、そんなに嫌じゃありませんからね。
実際は、夢とは違って、とっても痛いでしょう。痛いのは、やっぱり嫌かな?
でも大人しく出頭してお願いすれば、きっと麻酔くらいはしてくれるんじゃないでしょうか。
なんてったって、執刀はあの二人なんですから…。
土曜日。
明日、私は解剖されてしまいます。遺書って書いた方が良いのかな?
いや、余計なことして面倒になるといけません。何もせず、普通に振舞いましょう。普段通りに…。
ただ、食事は朝だけにし、以後は抜きました。
だって、胃や腸の中を見られてドロドロの汚物が入っているのは…。綺麗な状態にしておきたいです。
下剤までは飲みませんが、なるべく全部排泄してしまうようにします。
そしてお風呂で体を念入りに洗います。全てを曝け出さなければいけませんからね。最後なんですから。
死んだ後の私の遺体って、どんなふうにされるのでしょう?
お葬式なんて、当然ありませんけど、火葬されるのかな?
まさか、その前に、変なことに利用されたりしませんよね。男の慰み物とか…。それだけは、ちょっと勘弁です。私、バージンですよ。
まあ、死んじゃってるから、もうどうでも良いかな?
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