女子切腹同好会

13 生殖器内部

　夏実さんの指示で、美紀さんがクスコーをボウルのお湯に入れて温めます。既に消毒済だそうです。
　クスコー。金属製でアヒルの嘴くちばしのような形の器具。膣に差し込み、ネジを回すと内部で嘴状部分がパックリと開いて膣を押し広げ、外から膣内を見ることが出来るという医療器具です。
　挿入する平べったい先端部分は、幅3cm弱。挿入部長さは12cm程。結構な大きさです。
　こんなモノを股間に差し込む…。更に内部で大きく広げるって、それ、痛くないの？？
でも、麻酔も何もしないのです。
　美紀さん、夏実さんの指示で潤滑剤…ローションを塗ります。夏実さんの膣口に…。
ベットリ、タップリ。肛門の方へ滴るほど…。そうですよね。たくさん塗っておかないと、痛いでしょうからね。

「ありゃりゃ、冷たいな。垂れてません？　塗り過ぎですよ～。まあ、良いですけどね～」

　夏実さん、とっても冷静。あんなの大事な所に入れられるのに、怖くないのかな…。

「いくよ、夏実さん。痛かったら言ってよね」

「どうぞ～、大丈夫っすよ～。そんなのくらい、何でもないっすからね～」

　美紀さん、人肌に温めたクスコーを取り、それにもローションを塗って、夏実さんの膣口へ。
　膣口がグニョッと広がり、クスコーの先が中へ飲み込まれてゆきます。
　うわ、結構入る…。痛くないのかな…。

「うん、いいっすよ～。奥までシッカリ入れてくださいね～」

「大丈夫？　痛くない？　こんな大きなの入れて…」

「全然、大丈夫っすよ～。全部ズブッと押し込んじゃってくださいな～」

　言われるまま、グッと押し込みながら美紀さん、

「うう、凄い。私じゃ絶対無理」

　全く以って同感です…。

「全部入れたわよ」

「じゃあ、カパッと大きく広げちゃってくださいね～。中途半端だと、途中で抜けちゃって大変なことになりますからね～。遠慮せずにシッカリ広げてくださいね～」

　美紀さん、頷いてネジを回してゆきます。
　え、ええっと、そんなに開けちゃって大丈夫かな？かなり広がっちゃってますよ。全開近いんじゃないですか？

「う、これは、限界っすかね～。このまま長時間だとキツイかもしれませんので～、少しだけ戻してもらえます～？」

　美紀さん、指示通り、少しネジを戻します。

「あ、オッケーっす～。じゃあ、取り敢えず、膣内観察してくださいね～」

　ライトで照らし、大きく広げられた夏実さんの膣の中を覗き込みます。ピンク色で滑らかで、綺麗…。深さは、クスコーの長さの12cmあるってことですよね。
　ここが、男性の性器を受け入れる部分なんですか…。
　内部中央奥には丸いモノ。子宮ですね。その中央には、閉じてますが小さな穴みたいなのが見えます。あれが、子宮口…。

「は～い。そろそろ、いいっすかね～。じゃあ、子宮内視鏡を挿入してくださいね～。
子宮は見えてますよね～。その中央に穴がありますので～、そこにズブッと突っ込んじゃってください～」