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樹神奉寧団編
43 樹神奉寧団編 執行の時
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定刻10分前。最後にもう一回オシッコを絞り出しておきまして・・・。
一糸纏わぬ裸のままで儀式場へ。
白い着物に白い袴姿の男性が居ます。この人が新教主様。若いな。23歳か。それに、ビックリするくらいの超絶イイ男じゃないですか!
ああ、私ってば、こんなカッコイイ男性に、オッパイもアンダーヘアも露出させた素っ裸を曝してるよ。
思わず、左手で両の乳房を、右手で股間を隠しちゃう……。
まあ、もう死んじゃうんだから、気にしないようにしよう。私は単なる“生贄”なんだからね。
指示された生贄台は、水平でなくて30度程度に傾斜した台。頭になる方が高い方か。これなら寝かされても周りの状況が確認しやすいね。
生贄だからって特別じゃなく、候補者のも全く同じ台で、3つが等間隔で同じように並べられています。私は、その真ん中を指定されました。
ヨッコイショと、台に乗る…。
私が乗った台の脇には、大き目のプラスチック容器が左右両側に一つずつ置かれています。これって多分、摘出した私の腹部内臓を収納する為の器なんでしょうね。
儀式に必要なのは私の心臓だけで、他の全ての内臓は心臓を出すのに邪魔になる不要のモノ。これはその、不要内臓の廃棄容器ってことですよ。
容器は結構な大きさで、片方だけで私の内臓全部入っちゃいそう。だけど、二つもあるのは、消化器系と他の臓腑を仕分けして入れるってことなんでしょうかね?
これって、真っ先に摘出する小腸・大腸・胃がクサくてバッチイから、速攻で搬出し廃棄処分するってことだったりする?!
だって、ちょっと薄汚れた感じの容器で、まるで生ゴミ入れのように見えるんですよ。
私の内臓が生ゴミ扱いされちゃうんだったら、それ、ちょっと切ないな・・・。
たとえ臭くても、どれも私にとっては生命維持の為に必須な、唯一無二の重要臓器なんです。
儀式には不要なんでしょうけれども、出来ましたら、ある程度の敬意をもって扱ってもらえると嬉しいんですがねぇ。
これに入れられる私の内臓って、終わった後に、どんな風に処分されちゃうのかなぁ・・・。
いや、いや……。死んじゃった後の内臓の扱いなんか、気にしていても仕方ありませんよ。
そんなことより、人生の最後なんだから、存分に自分の内臓を触って、見て、楽しまなくっちゃね!!
「今日は、よろしく。何も心配いらないからね」
教主様が私に掛けてくださったお言葉です。声もなかなかイイ感じ。どこまでもイケてる男性です。
しかし、それよりも何よりも、私には拘束される前に確認を取っておかなければならない大事なことがあります。
「あの、私、ちゃんと切腹させてもらえるんですよね。自分でお腹切って、自分で内臓を出したいので、よろしくお願いします」
「分かった。大丈夫だよ」
「それから、取り出された自分の心臓を見たいです。心臓を取り出したら私の目の前に持ってきてもらえませんか」
「それも了解。摘出した心臓、存分に見せてあげよう」
教主様の手によって、「決まりだから、一応ね」と、台上で“大の字”に拘束される。
全裸での“大の字”……。
両腕はまっすぐ横へ伸ばしてキッチリ固定。そして脚は、伸ばして大きく開いた状態で完全固定。つまりこれ、大股開きの状態・・・。
うう、このカッコイイ教主様に、私の女の秘部、完全丸見えじゃないですか!
教主様の視線、確実に私の股間……。
これって、膣口や肛門まで見えちゃってない?
やっぱり、ハズイよ。
綺麗に洗っておいてよかった……。
台に寝かされて固定されると、私の視線は天井に…。
うん? 天井にあるのは滑車と吊り鉤?
ああ、本来だと私は逆さ吊りで解体されるんでしたね。あの滑車で吊るされて解体されるんだ。
でも、3つあるよ。どの台の上にもあるね。別の違う儀式でも使うのかもしれないね。
それに…、この手足の拘束。もしかすると、台が斜めだから、ずり落ち防止の為って意味もあるのかもしれないよ。
これが無いと、少し不安定だもんね。体験して納得だね。そうだけども、切腹時には拘束は外されるから、体勢崩して台から落ちない様に注意しないとね。
緒方先生も入って来ました。
すでに全裸。教主様の前でも恥ずかしがる気配なし。流石大人だね。
それに、先生も爆裂ボディーだよ。乳房も形良くてオッキイし、すっごく色っぽい。普段のお硬い姿からは想像できない女の色香だ。
アンダーヘアは少し濃い目かな? これも成熟した感じで大人っぽいな。
先生は、私の右側の台。やっぱり大の字に拘束される。台の四隅から出ている鎖の付いた金属製の拘束輪に手足を入れ、カチッと完全拘束。私と全く同じ状態です。
もう一人の候補も来たよ。
なるほど若い。教主様と同じくらいの歳かな? それに、女優さん張りのスッゴイ美人じゃない!
彼女は、ちょっと恥ずかしそうな感じ?
いや、教主様に見られるのはそうでもないのか。私と先生に裸を見られたくないって感じですよね。
教主様が、私のことを彼女に紹介してくれます。「今日の儀式の生贄になってくれる子だよ」って…。
彼女、「そう、よろしく」ですって…。
そっけなく冷たい感じですけど、まあ、そんなもんでしょう。私って、もう死んじゃうだけの存在だからね。
彼女は、私の左側の台に拘束されます。
さあ、定刻。儀式が始まります。
祭壇に向かっての、教主様の祈りの声。何言ってるのかな・・・。
「・・・鬼頭の名を以て新たなる依り代を捧げ奉る・・・」
「・・・我らにトコワカの恵みを・・・」
? えっと、災害から守ってもらうことを祈ってるのかな?
「・・・これより終はりの贄を捧げ奉る・・・」
おっと、これって私だよね。
「・・・とをあまりみたり目の贄は鬼頭の血を引く生ける贄・・・」
? なんてった?
あ、ああ、10と3人で、13人目ってことかな。すでに12人の供物が捧げられていて、私が13人目で鬼頭の血を引く生贄だ。
「・・・新たなる依り代に天降り坐せ奉り、捧げ奉る初めの贄をも食し給へ・・・」
あれ? さっき私が終わりの贄だって言ったよね。初めの贄もってどういうこと?
分かりにくい言葉で、ちょっと理解しにくいな・・・。
一糸纏わぬ裸のままで儀式場へ。
白い着物に白い袴姿の男性が居ます。この人が新教主様。若いな。23歳か。それに、ビックリするくらいの超絶イイ男じゃないですか!
ああ、私ってば、こんなカッコイイ男性に、オッパイもアンダーヘアも露出させた素っ裸を曝してるよ。
思わず、左手で両の乳房を、右手で股間を隠しちゃう……。
まあ、もう死んじゃうんだから、気にしないようにしよう。私は単なる“生贄”なんだからね。
指示された生贄台は、水平でなくて30度程度に傾斜した台。頭になる方が高い方か。これなら寝かされても周りの状況が確認しやすいね。
生贄だからって特別じゃなく、候補者のも全く同じ台で、3つが等間隔で同じように並べられています。私は、その真ん中を指定されました。
ヨッコイショと、台に乗る…。
私が乗った台の脇には、大き目のプラスチック容器が左右両側に一つずつ置かれています。これって多分、摘出した私の腹部内臓を収納する為の器なんでしょうね。
儀式に必要なのは私の心臓だけで、他の全ての内臓は心臓を出すのに邪魔になる不要のモノ。これはその、不要内臓の廃棄容器ってことですよ。
容器は結構な大きさで、片方だけで私の内臓全部入っちゃいそう。だけど、二つもあるのは、消化器系と他の臓腑を仕分けして入れるってことなんでしょうかね?
これって、真っ先に摘出する小腸・大腸・胃がクサくてバッチイから、速攻で搬出し廃棄処分するってことだったりする?!
だって、ちょっと薄汚れた感じの容器で、まるで生ゴミ入れのように見えるんですよ。
私の内臓が生ゴミ扱いされちゃうんだったら、それ、ちょっと切ないな・・・。
たとえ臭くても、どれも私にとっては生命維持の為に必須な、唯一無二の重要臓器なんです。
儀式には不要なんでしょうけれども、出来ましたら、ある程度の敬意をもって扱ってもらえると嬉しいんですがねぇ。
これに入れられる私の内臓って、終わった後に、どんな風に処分されちゃうのかなぁ・・・。
いや、いや……。死んじゃった後の内臓の扱いなんか、気にしていても仕方ありませんよ。
そんなことより、人生の最後なんだから、存分に自分の内臓を触って、見て、楽しまなくっちゃね!!
「今日は、よろしく。何も心配いらないからね」
教主様が私に掛けてくださったお言葉です。声もなかなかイイ感じ。どこまでもイケてる男性です。
しかし、それよりも何よりも、私には拘束される前に確認を取っておかなければならない大事なことがあります。
「あの、私、ちゃんと切腹させてもらえるんですよね。自分でお腹切って、自分で内臓を出したいので、よろしくお願いします」
「分かった。大丈夫だよ」
「それから、取り出された自分の心臓を見たいです。心臓を取り出したら私の目の前に持ってきてもらえませんか」
「それも了解。摘出した心臓、存分に見せてあげよう」
教主様の手によって、「決まりだから、一応ね」と、台上で“大の字”に拘束される。
全裸での“大の字”……。
両腕はまっすぐ横へ伸ばしてキッチリ固定。そして脚は、伸ばして大きく開いた状態で完全固定。つまりこれ、大股開きの状態・・・。
うう、このカッコイイ教主様に、私の女の秘部、完全丸見えじゃないですか!
教主様の視線、確実に私の股間……。
これって、膣口や肛門まで見えちゃってない?
やっぱり、ハズイよ。
綺麗に洗っておいてよかった……。
台に寝かされて固定されると、私の視線は天井に…。
うん? 天井にあるのは滑車と吊り鉤?
ああ、本来だと私は逆さ吊りで解体されるんでしたね。あの滑車で吊るされて解体されるんだ。
でも、3つあるよ。どの台の上にもあるね。別の違う儀式でも使うのかもしれないね。
それに…、この手足の拘束。もしかすると、台が斜めだから、ずり落ち防止の為って意味もあるのかもしれないよ。
これが無いと、少し不安定だもんね。体験して納得だね。そうだけども、切腹時には拘束は外されるから、体勢崩して台から落ちない様に注意しないとね。
緒方先生も入って来ました。
すでに全裸。教主様の前でも恥ずかしがる気配なし。流石大人だね。
それに、先生も爆裂ボディーだよ。乳房も形良くてオッキイし、すっごく色っぽい。普段のお硬い姿からは想像できない女の色香だ。
アンダーヘアは少し濃い目かな? これも成熟した感じで大人っぽいな。
先生は、私の右側の台。やっぱり大の字に拘束される。台の四隅から出ている鎖の付いた金属製の拘束輪に手足を入れ、カチッと完全拘束。私と全く同じ状態です。
もう一人の候補も来たよ。
なるほど若い。教主様と同じくらいの歳かな? それに、女優さん張りのスッゴイ美人じゃない!
彼女は、ちょっと恥ずかしそうな感じ?
いや、教主様に見られるのはそうでもないのか。私と先生に裸を見られたくないって感じですよね。
教主様が、私のことを彼女に紹介してくれます。「今日の儀式の生贄になってくれる子だよ」って…。
彼女、「そう、よろしく」ですって…。
そっけなく冷たい感じですけど、まあ、そんなもんでしょう。私って、もう死んじゃうだけの存在だからね。
彼女は、私の左側の台に拘束されます。
さあ、定刻。儀式が始まります。
祭壇に向かっての、教主様の祈りの声。何言ってるのかな・・・。
「・・・鬼頭の名を以て新たなる依り代を捧げ奉る・・・」
「・・・我らにトコワカの恵みを・・・」
? えっと、災害から守ってもらうことを祈ってるのかな?
「・・・これより終はりの贄を捧げ奉る・・・」
おっと、これって私だよね。
「・・・とをあまりみたり目の贄は鬼頭の血を引く生ける贄・・・」
? なんてった?
あ、ああ、10と3人で、13人目ってことかな。すでに12人の供物が捧げられていて、私が13人目で鬼頭の血を引く生贄だ。
「・・・新たなる依り代に天降り坐せ奉り、捧げ奉る初めの贄をも食し給へ・・・」
あれ? さっき私が終わりの贄だって言ったよね。初めの贄もってどういうこと?
分かりにくい言葉で、ちょっと理解しにくいな・・・。
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