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1章〜復讐へ〜

俺たちの朝はエロすぎる

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そのまま俺は目を蓋したまま寝ずに朝を迎えた。
昨日のことで色々あったが泣き、気持ちが楽になった気がする。
今日からいつもの自分で、新たに迎えよう。
そう心に決める。


「ねぇえ、竜二ー」


俺の名前を呼びエリシアが寝相が悪いのか、俺の腕に胸を当て抱きついてきた。

エリシアが俺の腕を抱いたまま、あちこちと寝相を変えるので胸の感触を感じすぎてとてもやばい、それと胸のボリュームがあるせいか、腕が胸に吸い込まれていく。


「竜二、そこは...そこは...ダメっっ」


何を考えているのかわからないが胸元から見える谷間がエロすぎる。

それに加え、アリシャはというと、


「勇者様、私を体を自由に弄んでください!」


変なセリフを言い、俺の顔面に抱きついてきた。
胸があまりないながらも、確かに胸の感触が感じられ、何故か、いけないことをしているのではないかと思ってくる。


「そこはっっ、勇者様も強引なことで...ダメです、あっっ、あっっ、ラメーーーーっ」


俺の顔に胸を強く押し付け揺らし、息苦しい、だが、とても心地いい。甘い匂いが漂ってくる。それと今のアリシャの表情はとてもエロくて良かった。左腕にはエリシアの胸、顔にはアリシャの胸、今俺はニヤケが止まらない。
二人ともに夢なのに表情がコロコロ変わり、本当は起きているのではないかと思ってしまう。 


「竜二、竜二ー」


エリシアが一旦、腕を離したのでその勢いで、胸に手がかかってしまった。
こうしたら俺も男なので、止まらない、胸を揉んで揉んで揉みまくる、それに合わせてエリシアが変な声を発する。


「あんっっ、あんっっ、いやっっん」


さらに揉みまくり、止まることを知らない。だって、手が胸から離れないんだもん。


「そこはっっ、そこダメーーーっ」


エリシアが寝言を発し、それに作用されてか、アリシャが目を開けた。 


「んっ、あー起きた起きたって、はっ?竜二が目の前にキャーーー、竜二のエッチ!」


俺の顔に痛みが走り、じんと痛み続ける。


「竜二は変態だったんですね」


「違うんだって、今のはアリシャからで...俺は何も...」


「言い訳は不要です!竜二はそうゆう人だったとは思わなかったです!」


俺の左手はまだエリシアの左胸を揉みしだいている。


「だから誤解なんだって!」


「いやんっっ、あっんっ」


エリシアの声が部屋に響く。


「竜二ーー!!何ですか?その手は!やっぱり、やっぱり!竜二の不埒者ーーーーー」


アリシャの手から闇の玉が俺に向かって発射された。俺はその至近距離からは防げず、危機を感じ、エリシアの胸を揉んでいる左手をとっさに離し、両手で顔を覆う。だが、俺の指輪は魔法を反射する、左手の人差し指にはまっている水色宝石が輝く。指輪が光り、防御壁が出て、反射した闇の玉がアリシャに向かう。

アリシャにはこの指輪のことを言ってなかったんだったと少し後悔する。


「えっっ、何でっっ、えーーーーーーーー!」


アリシャはとっさに顔を屈め、闇の玉から避ける。だが、その後ろには部屋の壁、その壁に当たり爆発する。
爆発の煙で前が見えない。
その爆発の音に反応して、エリシアが起きてきた。


「んっっ、あーーー、どうしたの?でっかい音が
したけど」


エリシアは大きなあくびをして起き上がった。
目を掻きながら伸びをしているエリシアを真正面から見えない、さっきの件で色々と意識してしまっているからだ。


「え、何この煙、何があったの?ふつうにやばいよ」


大きな煙で一向に前が暗闇だ。だが、その時闇の玉で壁が壊れたのか、外からの冷たい風が入り込み、煙が徐々に消えていく。


「えっと、、、それは、、、」


誤魔化しながら困っていると、その誤魔化しも無駄だったようで、煙が消え、壁に直径約二メートルの穴が空き、外と繋がってしまっていた。朝だからか外から吹く風がとても寒い。


「これはどういうことかな?二人とも⁉︎」


目が怖い!これは怒っていらっしゃる!殺気が半端じゃない。


「えーとこれはそのアリシャが!」
「これは竜二が!」


「アリシャが闇の玉を放ったのが悪いんだろうが!」


「違います!竜二がエリシア殿にエッチなことをしなければそもそもこんな事にはなっていません!」


「それも誤解なんだって!それとこれは関係ない!」


「関係大有りです!それと竜二が私のダークボールを跳ね返したのが悪いんじゃないですか!」


「それは素直に悪かった。でもアリシャがそのダークボールを放つから!」


俺とアリシャがばちばちに言い争っている。


「二人ともやめて!喧嘩しても無意味!今回は二人ともに非があることで二人でその壁、修理しといてね、仮部屋なんだから!ちゃんと完璧にだよ!それと、竜二、胸触りたいならいつでも言っていいぞ、私は大歓迎だ」


「そこは否定しろよ!」


俺が触ってたのがバレたみたいだ、だけどひとつだけ言わせてくれ、誘ってきたのはエリシアなんだよーーー。


「あっ、そうだ!竜二これから協会に謝りに行くぞ!」


昨日木や地面を破壊してしまったことをちゃんと謝りに行かなくてはならない。 


「そうだな、行こう!」


「わかりました。今回のことは不問にします...」


アリシャはしぶしぶ引き下がった。


…………………………………………………………………



俺とエリシアはアリシャを一人部屋に置いて、昨日の夜来た、広場に来ていた。
太陽はまだ東45度のあたりにあり、まだてっぺんまで来るには時間がある。
今日はシャークとの決闘で太陽がてっぺんに来たら門の所に集合のことだ。 


「竜二、これは一体どういったことだ?」


俺たちの目の前に現れたのは以前のなんの変哲も無い木々や地面だった。昨日の夜俺は破壊し尽くしたはずなのにそれが元どおりになっていた。


「わからない、俺は昨日の夜、確かに破壊したんだ...だけどなんで元に戻ってんだよ」


広場には何食わぬ顔で行き交う人たち、もし修復されてなかったら、見物客で大騒ぎになっていただろう。


「竜二の言うことが確かなら、誰かが直したということだ、だが、物や植物を元どおりに直す魔法なんて聞いたことがない、一体何者なんだ?」


エリシアは驚きを隠せずにいる。
だが、俺はたった一人心当たりがある。昨日の夜俺ともう一人いた人物だ。
でも、エリシアにあいつのことを言うわけにはいけない。危険に晒されるかもしれないからだ。
なので俺は言わない。


「エリシア、この魔法の使い手はかなりの強敵ってことだよな?」


「えぇ、私が思うには竜二と同じかそれ以上の強敵だと思う」


「そうか、それは面白くなって来たぜ」


俺はニヤリと笑った。
あいつもそれなりに強いってことだな。

俺たちは部屋に戻って、アリシャと一緒に宿屋の食堂で朝食を食べ、部屋で三人で話しているうちに太陽がてっぺんに上った。その時に、俺とアリシャは木の板を被せ、部屋の壁を直しておいた。
俺たちは宿屋から出て、シャークが待つ門まで向かうのだった。
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