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0章〜始まり〜
プロローグ
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オレンジ色の夕焼け、学校の終わるチャイムが校内に鳴り響く。
今は放課後、体育館の裏、目の前に黒髪ロングの美少女が立っている。そう俺は今この子から告白を受けようとしている。
今朝、机の中に手紙が入っており、体育館裏に来で欲しいと書いてあった。
俺は告白を受けるのは今月で3回目のことだった。
高校入学早々周りの女子たちから注目の的だったが中学の頃は眼鏡をかけ髪はボサボサで誰からも注目はされず、一人でのんのんと日々を送っていた、すなわち、高校デビューというやつだ、眼鏡はコンタクトにして髪もきっちり整えて、性格も変えるように努力した。
周りからは竜二くんカッコいいなどとは言われているが、自分はどこがカッコいいのかよく分からない。
さて、そろそろ俺の自己紹介でも、俺は佐倉竜二、都内の高校に通う一年生、中学はオタクでぼっちだったが高校デビューを果たし今に至る。
「ねぇ、付き合ってくれるの、くれないのどっち?」
黒髪ロングで美少女な彼女、双葉明日香は戸惑いながらも、強気な口調で言ってきた。
こんな美少女に告白されて嬉しい限りだが、
「ごめん、気持ちは嬉しいけど俺、今付き合っている人がいるから双葉さんの気持ちには答えられない」
俺は中学からずっと付き合っている彼女がいる。
その子もオタクでお互い一人ぼっちだった頃に班や委員会など、余り物で組まされていた時にお互いの趣味やぼっち経験などで意気投合して付き合い始めた。
眼鏡や髪を変えた方が良いと言ってくれたのも彼女だ。
面倒見もよく、俺のことをよく考えとくれている彼女に惚れたに違いない。
♢
………………………………………………………………………
♢
「なんで?なんでなの?」
真っ暗な瞳、首を横にかしげる彼女は殺気をかもしだしている。
「なんでと言われましても、あんまり知らないし...」
「はぁ?私はこんなに可愛くて、綺麗で、誰からにも相手にされないあの子と比べものにならないじゃない!私は竜二に何をされても受け入れるし、私も竜二が大好きだからいっぱい何かしてやりたい」
可愛いとか自分で言っちゃうのかよと突っ込みつつ俺は俺の彼女を侮辱させられたことへの怒りをあらわにした。
「そうだよな、あいつとお前じゃ比べものにはならない、お前は可愛いだけが取り柄で他はなんなんだよ!俺の彼女はなぁ、人が困っていたらすぐさま助けるし、顔もお前よりは可愛いんだよ!」
少し幼稚だったかもしれない、こと口げんかにおいては勝てたことが一度もない。
自分の彼女のことを大声で叫んで顔が赤くなる。
「ねぇ」
双葉がいきなり前に飛び出して抱きついてくる。
そして、キス、双葉は舌を入れてきて口内を掻き乱してくる。
「おい、やめっっろって!」
目の前の美少女がいきなりキスしてくるのだから嫌でも顔を赤らめてしまうのは男の性というものだろうか。
「なんだ、興奮しちゃった?あなたの彼女さんだったらこんな濃厚なキスはできないと思うのだけれど」
顔をは照らして上目遣いでこちらを見てくる双葉を目を逸らさずにはいられない。
「し、してるわけないだろ!っていうか急にキスとかなんなんだよ!俺はもう帰るから、校門であいつが待っているし、それじゃ」
俺は後ろを向き校門に向かい歩き始める。
「待って♡」
俺は後ろに向きかけた体を前に向けると
「うっっ、いったっ」
ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、
ぐさグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ
「好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き.....竜二大好き」
双葉は刃物で俺を刺しながらも好きという言葉を口にし、血を吸い、無理やりキスをする。
刺された?今こいつに刃物で?そんな訳ない、俺はこれからが人生の始まりだっていうのに、なのに目の前で血を浴びながら笑っている彼女はなんなんだ、血、血、血、血ーーー、血が出てきている、一向に止まろうともしない。死ぬー死ぬー死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないーーーーーーーーーーー
「私ってね中学の頃からずっと竜二を見てきていたの、朝登校してる時も、竜二が一人で帰っている時も、一人で部屋で変なことしてる時も、その時は一番興奮したなー、それとね、一番許せなかったのは竜二とあの子がヤっている時!その時、私はねあの子に汚されてしまった竜二をね、殺そう、そして私も死のうと思ったよ。けど私の告白を受けてくれたら考え直そうとしたんだよ?けど竜二は私の告白を断った、それってもう殺すしかないよね?そして私も死ぬ!」
「お前...狂って...る、盗撮していたのか、.....」
俺は最後の言葉を振り絞り、彼女(双葉明日香)への恨み憎しみ、そして、復讐心は今後死んでも忘れることはないだろう。
そして彼女は最後に俺にキスをした後、自らお腹を刺し、俺の上に重なりながら、俺と彼女は息を途絶えた。
今は放課後、体育館の裏、目の前に黒髪ロングの美少女が立っている。そう俺は今この子から告白を受けようとしている。
今朝、机の中に手紙が入っており、体育館裏に来で欲しいと書いてあった。
俺は告白を受けるのは今月で3回目のことだった。
高校入学早々周りの女子たちから注目の的だったが中学の頃は眼鏡をかけ髪はボサボサで誰からも注目はされず、一人でのんのんと日々を送っていた、すなわち、高校デビューというやつだ、眼鏡はコンタクトにして髪もきっちり整えて、性格も変えるように努力した。
周りからは竜二くんカッコいいなどとは言われているが、自分はどこがカッコいいのかよく分からない。
さて、そろそろ俺の自己紹介でも、俺は佐倉竜二、都内の高校に通う一年生、中学はオタクでぼっちだったが高校デビューを果たし今に至る。
「ねぇ、付き合ってくれるの、くれないのどっち?」
黒髪ロングで美少女な彼女、双葉明日香は戸惑いながらも、強気な口調で言ってきた。
こんな美少女に告白されて嬉しい限りだが、
「ごめん、気持ちは嬉しいけど俺、今付き合っている人がいるから双葉さんの気持ちには答えられない」
俺は中学からずっと付き合っている彼女がいる。
その子もオタクでお互い一人ぼっちだった頃に班や委員会など、余り物で組まされていた時にお互いの趣味やぼっち経験などで意気投合して付き合い始めた。
眼鏡や髪を変えた方が良いと言ってくれたのも彼女だ。
面倒見もよく、俺のことをよく考えとくれている彼女に惚れたに違いない。
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「なんで?なんでなの?」
真っ暗な瞳、首を横にかしげる彼女は殺気をかもしだしている。
「なんでと言われましても、あんまり知らないし...」
「はぁ?私はこんなに可愛くて、綺麗で、誰からにも相手にされないあの子と比べものにならないじゃない!私は竜二に何をされても受け入れるし、私も竜二が大好きだからいっぱい何かしてやりたい」
可愛いとか自分で言っちゃうのかよと突っ込みつつ俺は俺の彼女を侮辱させられたことへの怒りをあらわにした。
「そうだよな、あいつとお前じゃ比べものにはならない、お前は可愛いだけが取り柄で他はなんなんだよ!俺の彼女はなぁ、人が困っていたらすぐさま助けるし、顔もお前よりは可愛いんだよ!」
少し幼稚だったかもしれない、こと口げんかにおいては勝てたことが一度もない。
自分の彼女のことを大声で叫んで顔が赤くなる。
「ねぇ」
双葉がいきなり前に飛び出して抱きついてくる。
そして、キス、双葉は舌を入れてきて口内を掻き乱してくる。
「おい、やめっっろって!」
目の前の美少女がいきなりキスしてくるのだから嫌でも顔を赤らめてしまうのは男の性というものだろうか。
「なんだ、興奮しちゃった?あなたの彼女さんだったらこんな濃厚なキスはできないと思うのだけれど」
顔をは照らして上目遣いでこちらを見てくる双葉を目を逸らさずにはいられない。
「し、してるわけないだろ!っていうか急にキスとかなんなんだよ!俺はもう帰るから、校門であいつが待っているし、それじゃ」
俺は後ろを向き校門に向かい歩き始める。
「待って♡」
俺は後ろに向きかけた体を前に向けると
「うっっ、いったっ」
ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、ぐさ、
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「好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き.....竜二大好き」
双葉は刃物で俺を刺しながらも好きという言葉を口にし、血を吸い、無理やりキスをする。
刺された?今こいつに刃物で?そんな訳ない、俺はこれからが人生の始まりだっていうのに、なのに目の前で血を浴びながら笑っている彼女はなんなんだ、血、血、血、血ーーー、血が出てきている、一向に止まろうともしない。死ぬー死ぬー死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないーーーーーーーーーーー
「私ってね中学の頃からずっと竜二を見てきていたの、朝登校してる時も、竜二が一人で帰っている時も、一人で部屋で変なことしてる時も、その時は一番興奮したなー、それとね、一番許せなかったのは竜二とあの子がヤっている時!その時、私はねあの子に汚されてしまった竜二をね、殺そう、そして私も死のうと思ったよ。けど私の告白を受けてくれたら考え直そうとしたんだよ?けど竜二は私の告白を断った、それってもう殺すしかないよね?そして私も死ぬ!」
「お前...狂って...る、盗撮していたのか、.....」
俺は最後の言葉を振り絞り、彼女(双葉明日香)への恨み憎しみ、そして、復讐心は今後死んでも忘れることはないだろう。
そして彼女は最後に俺にキスをした後、自らお腹を刺し、俺の上に重なりながら、俺と彼女は息を途絶えた。
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