小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十一章 冒険者学校

第七百三話 害獣駆除開始!

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 僕たちは、村長さんと共に家の中から外に移動しました。
 すると、心配そうにしていたゴーリキーさんとトールさんが僕に話しかけてきました。

「おい、レオ。村長の奥さんは大丈夫だったのか?」
「家の中からもの凄い魔法の光が現れたけど、それ程の状態だったのかい?」

 どうやら、ゴーリキーさんとトールさんは僕たちが放った回復魔法の光を見てただ事じゃないと思ったみたいです。
 他の冒険者も同様に僕に色々と確認をしてきたけど、この辺の洞察力は流石冒険者ってところですね。

「だいぶ魔力を使ったけど、なんとか村長の奥さんの治療ができました。あと数時間遅れたら、手遅れになっていたかもしれません」
「そうか、それなら良かった。それだけの重病なら、あれだけの魔法の光が出るのも納得だ」
「レオ君なら殆どの病気を治療するだろうけど、それでも大変な治療だったんだね」

 ゴーリキーさんとトールさんだけでなく、他の冒険者たちも僕の治療内容を聞いて安堵していました。
 後は、僕たちが害獣駆除を頑張るだけですね。
 しかし、ここでその害獣駆除で少し問題が発生しました。

「その、実は今までは村の東側にある森で多くの鹿や猪が出ていたのですが、今年は西側にも多く発生しております」

 村長さんは僕たちに申し訳なさそうにしていたけど、村に被害が出る前になんとかしないといけないね。
 そして、コーディさんが素早くチーム分けを行いました。

「新たに出た村の西側を、レオ君たち、ゴーリキー、トール、セリーナ、ミユの面々で害獣駆除を行いましょう。その他の面々は、私と一緒に村の東側に向かいます。レオ君たちは、害獣駆除が終わったら村の東側の森に合流しましょう」
「「「はい!」」」

 コーディさんは、僕たちの方が人数が少ないけど直ぐに害獣駆除が終わると予想していました。
 僕も、早く害獣駆除を終わらせてみんなのところに合流しないといけないと思っています。
 あっ、そうだ。
 僕は魔法袋をゴソゴソと漁って、ポーションを三本取り出しました。

「村長さん、念の為に僕が作ったポーションを渡しておきます。品質確認もしてあるので、効果はバッチリです」
「何から何まですまないね。後で、今後のことを話さないと」

 村長さんさんは再び申し訳なさそうにポーションを受け取っていたけど、今は目の前で困っている人を助けないとね。
 ということで、村の入り口までみんなで移動して、そこから分かれて行動します。

「えーっと、いつも害獣駆除をする時は、探索魔法で目的を探して睡眠魔法とかで動けなくしてからトドメを刺していました。シロちゃんが血抜きをしてくれるので、特に僕が血抜きをすることはないです」
「レオ君は、効率重視のやり方なんだね。今日は時間もないし、その方法を採用しよう」

 森に向かって歩きながらみんなとこの後の方法について話をしたけど、トールさんがいつもの僕のやり方を採用してくれました。
 他の人たちも納得してくれたので、その方法で行きましょう。
 森に着いたら、さっそく広範囲探索魔法で森の中を確認します。

 シュイン、もわーん。

「えーっと、二百メートル先に鹿っぽい群れがいます。猪っぽい反応は、その少し先ですね」
「レオ君の魔法は、本当に規格外ね。そんなに先の情報まで分かるなんて……」

 探索魔法の結果を伝えると、セリーナさんだけでなく他の人も思わず苦笑した表情を僕に見せていました。
 とにかくやる事はやらないといけないし、シロちゃんたちもやる気満々です。
 ではでは、さっそく森の中に入りましょう。

 シュイン、もわーん。

「「「ピッ……」」」

 バターン。

 さっそく探索魔法で調べたところに鹿の群れがいたので、睡眠魔法で眠らせました。
 ゴーリキーさんたちは、目の前で眠ってしまい倒れた鹿を見て苦笑しながらトドメを刺していました。

「普通、害獣駆除はこんなに簡単なものじゃないんだよな。そもそもどうやって害獣を探すかから始まるし、怪我をしないで倒すのも難しいぞ」
「本当よね、鹿も突撃してきたらこちらが大怪我する可能性もあるのよ。それが、ただトドメを刺すだけでいいだなんて……」

 どうやら、僕の魔法があることであまりにも簡単に害獣駆除が出来てしまい、調子が狂ってしまっているみたいです。
 セリーナさん曰く、鹿よりも猪の時は命懸けになることもあるそうです。

 シュイン、バリバリ!

「「「ブヒー!」」」

 その猪も、近づいた所でピーちゃんのエリアスタンで一撃です。
 そして、血抜きはシロちゃんがササッとしてくれるし、魔法袋やアイテムボックスに入れれば運搬も楽ちんです。
 途中で血の匂いに引き寄せられた森オオカミとかが襲って来たけど、同じ要領で簡単に撃破です。
 こうして、一時間ほどで無事に倒した鹿と猪が予定数に到達したので、僕たちは森を出て村の方向に向かいました。

「意外と運搬が面倒くさいんだけど、あれだけの獲物を倒して運搬する手間もないか。やはり、レオの魔法は規格外だな」
「同感だわ。全く無傷でこれだけの成果なんて、普通ありえないわ」

 ゴーリキーさんとミユさんだけでなく、トールさんとセリーナさんもこれは凄すぎると言っていました。
 逆にシロちゃんたちは、いつもこのやり方で慣れているので何が不思議なんだろうと思っていました。
 村に行ったら、コーディさんたちはまだ戻って来ていなかったので僕たちは東の森に向かいました。
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