487 / 589
第九章 久々のセルカーク直轄領
第五百八十二話 楽しみながらのパーティー
しおりを挟む
全部着替え終わったところで、前と同じパーティー会場に案内されました。
すると、ダンビルさんとシャンティさんが僕たちに挨拶してくれました。
「ダンビルさん、シャンティさん、こんばんは。今日は、わざわざありがとうございます」
「レオ君、一ヶ月ぶりだね。今日は楽しんでいってね」
「身内だけのパーティーだから、気楽にしてね」
こう言ってくれると、僕もとっても気が楽になります。
まだ時間があるようなので、このままシャンティさんとお話しすることになりました。
ダンビルさんは、来賓の出迎えがあるそうです。
「レオ君の新しいお友達もとっても可愛いわね。ふかふかの羽毛で、触ると気持ちいわね」
「ピィ!」
ピーちゃんは、シャンティさんに優しく撫でられてとってもご機嫌です。
さっきお風呂場で水浴びをしたから、とっても綺麗になったんだよね。
シロちゃんとユキちゃんも、とってもピカピカになっています。
「レオ君のお陰で停戦になったと言われているけど、結局何をやったのかな?」
「うーん、確かに治療をしていましたけど、穏やかな日も結構あったんですよね。シロちゃんと一緒に夜襲を防いだり、身体能力強化魔法を使って手合わせしていたら兵がとても強くなったり、基地の補修で大量のレンガを作ったりした程度ですよ」
「レオ君、それってその程度で片付けられるレベルじゃないわよ……」
シャンティさんは笑顔のまま固まっちゃったけど、僕よりもお友達のみんなの方が頑張った気がするんだよね。
すると、シャンティさんの意見に同意する人が複数やってきました。
「レオ君、基地の補修もそうだし屈強な兵を何人も生み出すなんて普通ありえないんだよ。お友達の力を合わせると、普通にとんでもない戦力になるよ」
「だよなあ。兵を鍛える良い方法を教えて貰ったし、何よりもレオに負けたくないって気持ちが大きいだろう」
パーティー会場に現れたマイスター師団長さんとバッツさんが、僕が凄い事をしたと言っていました。
そんなに凄いことをしたつもりはないんだよね。
でも、マイスター師団長さんはちゃんと僕のお友達も評価してくれたね。
更に、コレットさんたちも招待されていました。
段々と招待客が集まってきましたね。
「あと、レオ君は優しいし自分を律することができるけど、中には偉くなった途端に頭に登るものも現れる」
「確か、前にもいたな。戦功を上げて偉くなった瞬間に馬鹿なことをした奴が。確かに、レオならそんな馬鹿な奴と同じことはしないな」
マイスター師団長さんもバッツさん、僕は自惚れするようなことはしないよ。
そんなことをして失敗した貴族を見てきたし、そもそも僕はそんなに偉くなったと思ってはいないんだよね。
うーんって考えていたら、主催者のネストさんがダンビルさんとイストワールさんとともにやってきました。
「レオ君は下心を持たず一生懸命にやっているからこそ、多くの人の心を惹きつけるのだ。だからこそ、皆がレオ君のことを天使のように崇めるのだ」
確かに、僕は目の前の人を助けたいって思いでやっているんだよね。
これは、初めて魔法が使えた時から変わらず思っています。
そして、ネストさんはグラスを持ちながら更に言葉を続けました。
「特に、レオ君が長期滞在した領地はその恩恵を多く受けている。もちろん、我が領地もその一つだ。だからこそ、そんなレオ君のことを自分のことのように喜び、そして祝福したいのだ。今宵はこのような場を設けることができて、私もとても嬉しく思う。では、乾杯をしよう。乾杯!」
「「「乾杯!」」」
こうして、パーティーが和やかに始まりました。
シロちゃんたち用の料理も作ってくれて、ジェシカさんがささっと取り分けてくれています。
僕も料理を食べていると、今度はコレットさんが僕に話しかけてくれました。
「レオ君と初めて会ってから、もう一年以上経つのね。背は少し大きくなったけど、頑張りやさんなところは変わりないわ」
「僕も、国境にいる間に大きくなりましたよ。ちょっとだけですけどね」
「ふふ、もう少し大きくなりたいみたいね。いっぱい食べていれば、直ぐに大きくなるわよ」
コレットさんは、僕の頭を優しく撫でながらそんなことを言ってくれました。
八歳だけど身長は六歳くらいなので、もっと大きくなりたいなあ。
そんなことを思っていたら、トマトパスタが盛られている皿を手にしたイストワールさんがやってきました。
「レオ君の大好物を用意したわ。ようやくたくさん食べられるようになったのだし、焦らずゆっくりと大きくなりましょうね」
せっかくだからバーボルド伯爵家特製のトマトパスタを食べたけど、本当にとても美味しかったです。
その後も色々な人とお喋りできて、とても楽しかったです。
シロちゃんたちも、知り合いの人とお喋りできたみたいですね。
すると、ダンビルさんとシャンティさんが僕たちに挨拶してくれました。
「ダンビルさん、シャンティさん、こんばんは。今日は、わざわざありがとうございます」
「レオ君、一ヶ月ぶりだね。今日は楽しんでいってね」
「身内だけのパーティーだから、気楽にしてね」
こう言ってくれると、僕もとっても気が楽になります。
まだ時間があるようなので、このままシャンティさんとお話しすることになりました。
ダンビルさんは、来賓の出迎えがあるそうです。
「レオ君の新しいお友達もとっても可愛いわね。ふかふかの羽毛で、触ると気持ちいわね」
「ピィ!」
ピーちゃんは、シャンティさんに優しく撫でられてとってもご機嫌です。
さっきお風呂場で水浴びをしたから、とっても綺麗になったんだよね。
シロちゃんとユキちゃんも、とってもピカピカになっています。
「レオ君のお陰で停戦になったと言われているけど、結局何をやったのかな?」
「うーん、確かに治療をしていましたけど、穏やかな日も結構あったんですよね。シロちゃんと一緒に夜襲を防いだり、身体能力強化魔法を使って手合わせしていたら兵がとても強くなったり、基地の補修で大量のレンガを作ったりした程度ですよ」
「レオ君、それってその程度で片付けられるレベルじゃないわよ……」
シャンティさんは笑顔のまま固まっちゃったけど、僕よりもお友達のみんなの方が頑張った気がするんだよね。
すると、シャンティさんの意見に同意する人が複数やってきました。
「レオ君、基地の補修もそうだし屈強な兵を何人も生み出すなんて普通ありえないんだよ。お友達の力を合わせると、普通にとんでもない戦力になるよ」
「だよなあ。兵を鍛える良い方法を教えて貰ったし、何よりもレオに負けたくないって気持ちが大きいだろう」
パーティー会場に現れたマイスター師団長さんとバッツさんが、僕が凄い事をしたと言っていました。
そんなに凄いことをしたつもりはないんだよね。
でも、マイスター師団長さんはちゃんと僕のお友達も評価してくれたね。
更に、コレットさんたちも招待されていました。
段々と招待客が集まってきましたね。
「あと、レオ君は優しいし自分を律することができるけど、中には偉くなった途端に頭に登るものも現れる」
「確か、前にもいたな。戦功を上げて偉くなった瞬間に馬鹿なことをした奴が。確かに、レオならそんな馬鹿な奴と同じことはしないな」
マイスター師団長さんもバッツさん、僕は自惚れするようなことはしないよ。
そんなことをして失敗した貴族を見てきたし、そもそも僕はそんなに偉くなったと思ってはいないんだよね。
うーんって考えていたら、主催者のネストさんがダンビルさんとイストワールさんとともにやってきました。
「レオ君は下心を持たず一生懸命にやっているからこそ、多くの人の心を惹きつけるのだ。だからこそ、皆がレオ君のことを天使のように崇めるのだ」
確かに、僕は目の前の人を助けたいって思いでやっているんだよね。
これは、初めて魔法が使えた時から変わらず思っています。
そして、ネストさんはグラスを持ちながら更に言葉を続けました。
「特に、レオ君が長期滞在した領地はその恩恵を多く受けている。もちろん、我が領地もその一つだ。だからこそ、そんなレオ君のことを自分のことのように喜び、そして祝福したいのだ。今宵はこのような場を設けることができて、私もとても嬉しく思う。では、乾杯をしよう。乾杯!」
「「「乾杯!」」」
こうして、パーティーが和やかに始まりました。
シロちゃんたち用の料理も作ってくれて、ジェシカさんがささっと取り分けてくれています。
僕も料理を食べていると、今度はコレットさんが僕に話しかけてくれました。
「レオ君と初めて会ってから、もう一年以上経つのね。背は少し大きくなったけど、頑張りやさんなところは変わりないわ」
「僕も、国境にいる間に大きくなりましたよ。ちょっとだけですけどね」
「ふふ、もう少し大きくなりたいみたいね。いっぱい食べていれば、直ぐに大きくなるわよ」
コレットさんは、僕の頭を優しく撫でながらそんなことを言ってくれました。
八歳だけど身長は六歳くらいなので、もっと大きくなりたいなあ。
そんなことを思っていたら、トマトパスタが盛られている皿を手にしたイストワールさんがやってきました。
「レオ君の大好物を用意したわ。ようやくたくさん食べられるようになったのだし、焦らずゆっくりと大きくなりましょうね」
せっかくだからバーボルド伯爵家特製のトマトパスタを食べたけど、本当にとても美味しかったです。
その後も色々な人とお喋りできて、とても楽しかったです。
シロちゃんたちも、知り合いの人とお喋りできたみたいですね。
1,163
お気に入りに追加
5,421
あなたにおすすめの小説


【完結】平凡な容姿の召喚聖女はそろそろ貴方達を捨てさせてもらいます
ユユ
ファンタジー
“美少女だね”
“可愛いね”
“天使みたい”
知ってる。そう言われ続けてきたから。
だけど…
“なんだコレは。
こんなモノを私は妻にしなければならないのか”
召喚(誘拐)された世界では平凡だった。
私は言われた言葉を忘れたりはしない。
* さらっとファンタジー系程度
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

聖女業に飽きて喫茶店開いたんだけど、追放を言い渡されたので辺境に移り住みます!【完結】
青緑
ファンタジー
聖女が喫茶店を開くけど、追放されて辺境に移り住んだ物語と、聖女のいない王都。
———————————————
物語内のノーラとデイジーは同一人物です。
王都の小話は追記予定。
修正を入れることがあるかもしれませんが、作品・物語自体は完結です。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです
かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。
強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。
これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。