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第八章 帝国との紛争
第五百六十三話 国を守ったものを労うための夕食
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部屋に入ったら、直ぐにお風呂に入っちゃいます。
あと、ピーちゃんの水浴び用の桶も出してあげます。
バチャバチャ。
「ピーちゃん、気持ちいい?」
「ピー!」
ピーちゃんは、結構豪快に桶の中でバチャバチャしていました。
サンダーホークは水浴びをする習性があるらしいけど、ピーちゃんは特に水浴びが大好きです。
僕とシロちゃんも、お風呂に入って体を綺麗にします。
その後は、部屋着に着替えて暫く待ちます。
その間に、ピンブローチをポチポチと作ります。
「失礼します。夕食の準備ができました」
暫くすると、使用人が声をかけてくれた。
返事をして、僕はみんなと一緒に食堂に向かいます。
すると、ボーガン様とチェルシーさん、そして、マシューさんとスーザンさんも席に着いていました。
ちゃっかりとアンソニーちゃんとユキちゃんが隣同士で座っているけど、特に気にしないでおきましょう。
シロちゃんとピーちゃんもアンソニーちゃんの側に行って、ユキちゃんとともに何やら楽しそうにお話していました。
他の人はまだなので、先に案内された席に座りました。
すると、チェルシーさんが僕に話しかけてきました。
「レオ君も、本当にお疲れ様ね。大活躍だったって聞いているわよ」
「僕が治療で急がしかったのは、最初の時を含めて数回でしたよ。後は、ひたすらレンガ作りと魔導具への魔力充填をしていました。僕よりも、他のみんなの方が頑張ってくれました」
「ふふ、レオ君らしいわね。素敵なお友達がいっぱいいるのね。あと、黒髪の天使様が指導した兵は屈曲な凄い兵になると噂になっていたわ」
ニコニコとチェルシーさんが話をしてくれたけど、まさか毎朝の訓練の件まで噂になっているとは。
これには、僕もとってもびっくりです。
あとは、僕がいると兵の士気が何倍にも上がるとか、一瞬で多くの兵を治療したとか、色々な噂が広まっていました。
「あのあの、確かに身体能力強化をして兵の皆さんと手合わせしたり、小さな僕に負けないぞと兵の皆さんがやる気を出したり、食堂にいた兵を一気にエリアヒールで治療したりしましたけど、そんな凄いことをしたって思っていないですよ」
「ふふ、分かっているわよ。レオ君のことを知っている人たちなら、そのくらいはできるってね。でも、普通の人たちにとってはものすごいことなのよ。今までのレオ君がやってきたこともあるから、余計に色々と噂が広まるのよ」
チェルシーさんだけでなく、他の人たちもウンウンと頷いていました。
うう、これから他の領地や王都に行くのに、知り合いから同じことを言われそうだよ。
すると、食堂に入ってきた他の人たちも、噂の件で話をしてきました。
「レオの噂話なんて、もう王国中に広まっているぞ。ここに来る前に宰相と商務大臣と話をしたが、手紙不要でレオ君の情報がどんどんと入ると笑っていたぞ」
「実際にレオ君の側にいたから分かるけど、レオ君は一生懸命やっているだけだもんね。だから、噂なんて気にしなくて良いのよ」
ブラウニー伯爵とアイリーンさんだけでなく、他の治療班や兵もうんうんと激しく同意していました。
そして、乾杯の音頭をとるこの人も少しニコリとしていました。
「激戦を撃退する度に、『この国には、黒髪の天使様がいるから大丈夫』という一種の信仰みたいなものが言われていた。実際にレオ君の友達が誇る諜報力が存分に生かされ、レオ君が鍛えた兵が活躍したのだ。もちろん他のものも功績もとても大きい。国境を抱える我が領も、後方支援に徹することができたのもここにいる多くのもののお陰だ」
おお、流石はボーガン様です。
さり気なく僕から全員の手柄だと言ってくれました。
そんなボーガン様に、全員の視線が向けられました。
グラスの中には、飲み物も注がれました。
「ささやかではあるが、国を守りし勇者を労うための席を用意させてもらった。私たちこそ、君たちを労うことができて誇りに思う。では、存分に楽しんでくれ。乾杯!」
「「「乾杯!」」」
兵も混じっての夕食が盛大に始まりました。
豪華な料理の数々に、兵もとても喜んでいました。
そして、勇猛名高いボーガン様と挨拶できて、とても感動していました。
「もぐもぐもぐ、おいしーね」
「もぐもぐもぐ、アオン!」
アンソニーちゃんとユキちゃんも、美味しそうにお肉を頬張っていました。
でも口の周りがベタベタになっているので、僕は一人と一匹の口を拭ってあげます。
シロちゃんも、二人の世話を焼いていますね。
ピーちゃんは、美味しそうなお肉をもらってご機嫌です。
「あらあら、お兄ちゃんに相手をしてもらってアンソニーもご機嫌ね」
「うん!」
スーザンさんも、アンソニーちゃんのお世話をしながらニコニコと話しかけていました。
何だか、僕の周りだけいつもと一緒ですね。
ブラウニー伯爵とアイリーンさんも、久々のお酒を楽しんでいました。
基地にいる間は禁酒なので、きっと美味しいんだろうね。
こうして、とっても楽しい夕食が過ぎていきました。
そして、夕食が終わると疲れていたのもあったのか、ベッドに入るとあっという間に寝ちゃいました。
因みに、ユキちゃんはアンソニーちゃんと一緒に寝ていました。
あと、ピーちゃんの水浴び用の桶も出してあげます。
バチャバチャ。
「ピーちゃん、気持ちいい?」
「ピー!」
ピーちゃんは、結構豪快に桶の中でバチャバチャしていました。
サンダーホークは水浴びをする習性があるらしいけど、ピーちゃんは特に水浴びが大好きです。
僕とシロちゃんも、お風呂に入って体を綺麗にします。
その後は、部屋着に着替えて暫く待ちます。
その間に、ピンブローチをポチポチと作ります。
「失礼します。夕食の準備ができました」
暫くすると、使用人が声をかけてくれた。
返事をして、僕はみんなと一緒に食堂に向かいます。
すると、ボーガン様とチェルシーさん、そして、マシューさんとスーザンさんも席に着いていました。
ちゃっかりとアンソニーちゃんとユキちゃんが隣同士で座っているけど、特に気にしないでおきましょう。
シロちゃんとピーちゃんもアンソニーちゃんの側に行って、ユキちゃんとともに何やら楽しそうにお話していました。
他の人はまだなので、先に案内された席に座りました。
すると、チェルシーさんが僕に話しかけてきました。
「レオ君も、本当にお疲れ様ね。大活躍だったって聞いているわよ」
「僕が治療で急がしかったのは、最初の時を含めて数回でしたよ。後は、ひたすらレンガ作りと魔導具への魔力充填をしていました。僕よりも、他のみんなの方が頑張ってくれました」
「ふふ、レオ君らしいわね。素敵なお友達がいっぱいいるのね。あと、黒髪の天使様が指導した兵は屈曲な凄い兵になると噂になっていたわ」
ニコニコとチェルシーさんが話をしてくれたけど、まさか毎朝の訓練の件まで噂になっているとは。
これには、僕もとってもびっくりです。
あとは、僕がいると兵の士気が何倍にも上がるとか、一瞬で多くの兵を治療したとか、色々な噂が広まっていました。
「あのあの、確かに身体能力強化をして兵の皆さんと手合わせしたり、小さな僕に負けないぞと兵の皆さんがやる気を出したり、食堂にいた兵を一気にエリアヒールで治療したりしましたけど、そんな凄いことをしたって思っていないですよ」
「ふふ、分かっているわよ。レオ君のことを知っている人たちなら、そのくらいはできるってね。でも、普通の人たちにとってはものすごいことなのよ。今までのレオ君がやってきたこともあるから、余計に色々と噂が広まるのよ」
チェルシーさんだけでなく、他の人たちもウンウンと頷いていました。
うう、これから他の領地や王都に行くのに、知り合いから同じことを言われそうだよ。
すると、食堂に入ってきた他の人たちも、噂の件で話をしてきました。
「レオの噂話なんて、もう王国中に広まっているぞ。ここに来る前に宰相と商務大臣と話をしたが、手紙不要でレオ君の情報がどんどんと入ると笑っていたぞ」
「実際にレオ君の側にいたから分かるけど、レオ君は一生懸命やっているだけだもんね。だから、噂なんて気にしなくて良いのよ」
ブラウニー伯爵とアイリーンさんだけでなく、他の治療班や兵もうんうんと激しく同意していました。
そして、乾杯の音頭をとるこの人も少しニコリとしていました。
「激戦を撃退する度に、『この国には、黒髪の天使様がいるから大丈夫』という一種の信仰みたいなものが言われていた。実際にレオ君の友達が誇る諜報力が存分に生かされ、レオ君が鍛えた兵が活躍したのだ。もちろん他のものも功績もとても大きい。国境を抱える我が領も、後方支援に徹することができたのもここにいる多くのもののお陰だ」
おお、流石はボーガン様です。
さり気なく僕から全員の手柄だと言ってくれました。
そんなボーガン様に、全員の視線が向けられました。
グラスの中には、飲み物も注がれました。
「ささやかではあるが、国を守りし勇者を労うための席を用意させてもらった。私たちこそ、君たちを労うことができて誇りに思う。では、存分に楽しんでくれ。乾杯!」
「「「乾杯!」」」
兵も混じっての夕食が盛大に始まりました。
豪華な料理の数々に、兵もとても喜んでいました。
そして、勇猛名高いボーガン様と挨拶できて、とても感動していました。
「もぐもぐもぐ、おいしーね」
「もぐもぐもぐ、アオン!」
アンソニーちゃんとユキちゃんも、美味しそうにお肉を頬張っていました。
でも口の周りがベタベタになっているので、僕は一人と一匹の口を拭ってあげます。
シロちゃんも、二人の世話を焼いていますね。
ピーちゃんは、美味しそうなお肉をもらってご機嫌です。
「あらあら、お兄ちゃんに相手をしてもらってアンソニーもご機嫌ね」
「うん!」
スーザンさんも、アンソニーちゃんのお世話をしながらニコニコと話しかけていました。
何だか、僕の周りだけいつもと一緒ですね。
ブラウニー伯爵とアイリーンさんも、久々のお酒を楽しんでいました。
基地にいる間は禁酒なので、きっと美味しいんだろうね。
こうして、とっても楽しい夕食が過ぎていきました。
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