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第七章 王都
第四百六十四話 大教会での奉仕作業とライサさんとの再会
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怒涛のギルバートさんの商務大臣就任パーティーと僕の叙爵パーティーの翌日、安息日なんだけど若干疲れが残っていました。
シロちゃんも、ちょっとふにゃふにゃです。
でも、今日も予定があるので、僕はちょっと気合を入れて食堂に向かいました。
「「「ふしゅー……」」」
「ワフー……」
食堂に行くと、ウェンディさん、アレックスさん、クリスちゃん、そして昨晩クリスちゃんと一緒に寝ていたユキちゃんのヘロヘロな姿がありました。
みんな、昨日は大活躍だったもんね。
今日はギルバートさんたちも一日大人しくするそうで、屋敷の中の空気もちょっと緩めです。
僕は朝食をササッと食べ終えて、支度を整えます。
「じゃあ、大教会に行ってきます。ユキちゃんはどうする?」
「アオーン……」
あらら、ユキちゃんは思った以上に疲れちゃったんだ。
今日は一日大人しくするそうです。
ではでは、大教会に向けて出発です。
因みに、ジェシカさんも昨日の片付けがあるので今日は同行できないそうです。
僕とシロちゃんは、馬車に乗りました。
歩いて行こうかなと思ったら、流石に叙爵したばっかりで何かあったら駄目だと言われちゃいました。
「レオ君、いや、レオ騎士様とお呼びした方が良いかな?」
「あの、いつも通りでお願いします……」
「ほほほ、レオ君の性格からするとそうだろう。本日も程々に頑張るのだぞ」
大教会に着くと、いきなり教皇猊下から凄いことを言われちゃいました。
シスターさんが若干クスッとしていたのは、気の所為ではないと思います。
そして、今日僕はこの人たちと会うのを楽しみにしていました。
「おはようございます、ライサさん、ジーナさん」
「おはようございます、レオ君、シロちゃん」
「おはようございます」
貴族令嬢らしいドレスを着たライサさんとジーナさんが、僕のところにやってきました。
ライサさんは今日から奉仕活動を再開して、ジーナさんも奉仕活動はしていいと言われたそうで二人ともとても良い笑顔です。
すると、ライサさんは周囲をキョロキョロ見ていました。
「あれ? レオ君、ユキちゃんは?」
「昨日のパーティーで張り切って疲れちゃったので、今日は屋敷でゆっくりしています」
「残念だわ。今日は、ユキちゃんをもふもふしようとしていたのよ」
「ふふっ」
ライサさんの明るい口調が戻っていて、僕もジーナさんも一安心です。
そして、やっぱりあの男爵家の三人の令嬢は奉仕活動に来ていません。
まあ、屋敷が家宅捜索を受けているし、どうしようもないですね。
早速三人で、礼拝のお手伝いを始めました。
「おお、今日も黒髪の天使様がおられるのですな」
「ライサ様も元気になられて、ホッと一安心ですぞ」
「ジーナ様も、今日はおられるのですね。当然ですわね」
僕たち三人に、町の人もにこやかに話しかけてきました。
反応はそれぞれだけど、悪く言っている人はいません。
そして、無事に礼拝も終わり、今度は炊き出しと無料治療を行います。
トントン、トントン。
「僕も、少し料理のお手伝いをします」
「レオ君、料理が上手になったわ。そういえば、私がレオ君が最初に作った料理を食べたのですわね」
「えっ! サイラ様、それは本当ですか? 羨ましいです」
僕の作った料理の話も交えながら、三十分くらいお手伝いしました。
そして、無料治療の準備もできたので、僕とシロちゃんは治療を始めました。
シュイン、ぴかー。
「これで、肩の痛みも背中の痛みも無くなったと思います」
「こりゃすげーな。すげー治癒師がいるって噂は本当だったんだな」
先週頑張って治療したのもあってか、今日も沢山の人が僕とシロちゃんの前に並んでいました。
先週はシロちゃんとの合体魔法を使うほどの大怪我をした人がいたけど、今日は魔力も満タンだから沢山の人を治療できます。
なので、今日はスピードモードで治療しています。
「やっぱり、レオ君の治療は素晴らしいわ。治療を受けた人も、あんなにも笑顔になっているわ」
「私も、先週レオ君の治療を見て凄いと思いました。魔法使いにありがちな偉ぶったところも全くないし、本当に凄いとしか言いようがありません」
何だかライサさんとジーナさんから凄い評価を受けているけど、僕もシロちゃんも普通に治療しているだけなんだよね。
昼食前に、無事に奉仕活動も終わりました。
結果的に先週よりも沢山の人を治療できて、僕もシロちゃんも大満足です。
すると、ライサさんからこんな提案がありました。
「レオ君、フランソワーズ公爵家に遊びに行っても良いかしら。ギルバート様にお礼を言いたいのもあるの」
ライサさんはこう言っているけど、多分ユキちゃんをもふもふしたいのかもしれないですね。
僕一人では決められないので御者の人に一旦屋敷に戻って確認してもらったら、無事にオッケーが貰えました。
因みに、残念ながらジーナさんはフランソワーズ公爵家に来るのは駄目だそうです。
というのも、大教会くらいしか外出が許されていないそうです。
でも、ジーナさんが自由に外出できるようになるのも、もう少しだと思います。
そして、やっぱりというか、ライサさんはフランソワーズ公爵家に到着すると、ギルバートさんにお礼を言ったら思う存分ユキちゃんをもふもふしていました。
シロちゃんも、ちょっとふにゃふにゃです。
でも、今日も予定があるので、僕はちょっと気合を入れて食堂に向かいました。
「「「ふしゅー……」」」
「ワフー……」
食堂に行くと、ウェンディさん、アレックスさん、クリスちゃん、そして昨晩クリスちゃんと一緒に寝ていたユキちゃんのヘロヘロな姿がありました。
みんな、昨日は大活躍だったもんね。
今日はギルバートさんたちも一日大人しくするそうで、屋敷の中の空気もちょっと緩めです。
僕は朝食をササッと食べ終えて、支度を整えます。
「じゃあ、大教会に行ってきます。ユキちゃんはどうする?」
「アオーン……」
あらら、ユキちゃんは思った以上に疲れちゃったんだ。
今日は一日大人しくするそうです。
ではでは、大教会に向けて出発です。
因みに、ジェシカさんも昨日の片付けがあるので今日は同行できないそうです。
僕とシロちゃんは、馬車に乗りました。
歩いて行こうかなと思ったら、流石に叙爵したばっかりで何かあったら駄目だと言われちゃいました。
「レオ君、いや、レオ騎士様とお呼びした方が良いかな?」
「あの、いつも通りでお願いします……」
「ほほほ、レオ君の性格からするとそうだろう。本日も程々に頑張るのだぞ」
大教会に着くと、いきなり教皇猊下から凄いことを言われちゃいました。
シスターさんが若干クスッとしていたのは、気の所為ではないと思います。
そして、今日僕はこの人たちと会うのを楽しみにしていました。
「おはようございます、ライサさん、ジーナさん」
「おはようございます、レオ君、シロちゃん」
「おはようございます」
貴族令嬢らしいドレスを着たライサさんとジーナさんが、僕のところにやってきました。
ライサさんは今日から奉仕活動を再開して、ジーナさんも奉仕活動はしていいと言われたそうで二人ともとても良い笑顔です。
すると、ライサさんは周囲をキョロキョロ見ていました。
「あれ? レオ君、ユキちゃんは?」
「昨日のパーティーで張り切って疲れちゃったので、今日は屋敷でゆっくりしています」
「残念だわ。今日は、ユキちゃんをもふもふしようとしていたのよ」
「ふふっ」
ライサさんの明るい口調が戻っていて、僕もジーナさんも一安心です。
そして、やっぱりあの男爵家の三人の令嬢は奉仕活動に来ていません。
まあ、屋敷が家宅捜索を受けているし、どうしようもないですね。
早速三人で、礼拝のお手伝いを始めました。
「おお、今日も黒髪の天使様がおられるのですな」
「ライサ様も元気になられて、ホッと一安心ですぞ」
「ジーナ様も、今日はおられるのですね。当然ですわね」
僕たち三人に、町の人もにこやかに話しかけてきました。
反応はそれぞれだけど、悪く言っている人はいません。
そして、無事に礼拝も終わり、今度は炊き出しと無料治療を行います。
トントン、トントン。
「僕も、少し料理のお手伝いをします」
「レオ君、料理が上手になったわ。そういえば、私がレオ君が最初に作った料理を食べたのですわね」
「えっ! サイラ様、それは本当ですか? 羨ましいです」
僕の作った料理の話も交えながら、三十分くらいお手伝いしました。
そして、無料治療の準備もできたので、僕とシロちゃんは治療を始めました。
シュイン、ぴかー。
「これで、肩の痛みも背中の痛みも無くなったと思います」
「こりゃすげーな。すげー治癒師がいるって噂は本当だったんだな」
先週頑張って治療したのもあってか、今日も沢山の人が僕とシロちゃんの前に並んでいました。
先週はシロちゃんとの合体魔法を使うほどの大怪我をした人がいたけど、今日は魔力も満タンだから沢山の人を治療できます。
なので、今日はスピードモードで治療しています。
「やっぱり、レオ君の治療は素晴らしいわ。治療を受けた人も、あんなにも笑顔になっているわ」
「私も、先週レオ君の治療を見て凄いと思いました。魔法使いにありがちな偉ぶったところも全くないし、本当に凄いとしか言いようがありません」
何だかライサさんとジーナさんから凄い評価を受けているけど、僕もシロちゃんも普通に治療しているだけなんだよね。
昼食前に、無事に奉仕活動も終わりました。
結果的に先週よりも沢山の人を治療できて、僕もシロちゃんも大満足です。
すると、ライサさんからこんな提案がありました。
「レオ君、フランソワーズ公爵家に遊びに行っても良いかしら。ギルバート様にお礼を言いたいのもあるの」
ライサさんはこう言っているけど、多分ユキちゃんをもふもふしたいのかもしれないですね。
僕一人では決められないので御者の人に一旦屋敷に戻って確認してもらったら、無事にオッケーが貰えました。
因みに、残念ながらジーナさんはフランソワーズ公爵家に来るのは駄目だそうです。
というのも、大教会くらいしか外出が許されていないそうです。
でも、ジーナさんが自由に外出できるようになるのも、もう少しだと思います。
そして、やっぱりというか、ライサさんはフランソワーズ公爵家に到着すると、ギルバートさんにお礼を言ったら思う存分ユキちゃんをもふもふしていました。
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