310 / 515
第六章 バーボルド伯爵領
第四百五話 僕の出発の時間が確定しました
しおりを挟む
今週末に王都に出発するので、僕はバーボルド伯爵家の屋敷に帰ったらちょっとずつ荷物を整理しています。
といっても、魔法袋に全部入っているけど。
そんな事を思ったら、ある事に気が付きました。
「うーん、そろそろユキちゃんに魔法袋を買って上げないとね」
「クゥン?」
部屋でごそごそと荷物を整理しながらユキちゃんに話しかけるけど、ユキちゃんは何の事って思っていました。
ユキちゃんは小さなリュックサックを背負っていて、お気に入りのバンダナと木剣をしまっています。
うーん、そのうち剣も装備するし、王都に行ったら考えないといけないね。
シロちゃんのアイテムボックスの中にも、ユキちゃんのバンダナが入っています。
「この前買ってもらった服も入っているし、取り敢えずは大丈夫かな。じゃあ、お風呂に入っちゃおう!」
「アオン!」
僕達は、着替えを持って屋敷のお風呂に向かいます。
ここのお風呂は大きくて、とっても気持ちいいんだよね。
脱衣所で服を脱いで、お風呂に入ります。
ゴシゴシゴシ。
「アフゥ……」
「ユキちゃん、気持ちいい?」
「アン!」
ユキちゃんは体を洗われるのが大好きみたいで、僕とシロチャンが体を洗ってあげるととても気持ちいい表情をします。
とろーんとしていて、とても気持ちよさそうですね。
僕も体を洗って、シロちゃんもつるつるすべすべのスライムになりました。
ガラッ。
「おお、レオ君入っていたのか」
「ふふ、綺麗になっているね」
さあ湯船に入ろうと思ったら、ネストさんとダンビルさんが入ってきました。
普段はもっとお風呂に入るのが遅いんだけど、今日は早いんだね。
その間に、僕達は湯船に入ります。
「はふー」
「ワフー」
「ははは、レオ君もユキちゃんもとっても気持ち良さそうだな」
「とろんとしていますね」
ユキちゃんには湯船が大きいので毎回大きいタライにお湯を入れてあげているけど、それでもとても気持ちいい表情をしています。
僕もとっても気持ちいいし、シロちゃんもぷかぷかと湯船に浮いてまったりとしています。
「こう見ると、ダンビルの小さい頃を思い出すな。湯船に入らずに、脱衣所を走り回っていたっけ」
「父上、それは私がレオ君よりも小さい頃ですよね?」
「ははは、親にとって子どもはいつまでも子どもってもんだ」
湯船に入っている僕を見て、昔話をしていますね。
ダンビルさんも、小さい頃は僕よりもはしゃいでいたんですね。
さてさて、僕達は一足先にお風呂から上がります。
シュイン、ブォー。
「ワフー」
先に着替えちゃって、ユキちゃんの体を拭いて風魔法で乾かしてあげます。
少しすると、ピッカピカの毛並みになりました。
そのまま食堂に向かいます。
ネストさんとダンビルさんがまだお風呂に入っているので、夕食は少し待ちます。
すると、食堂にはイストワールさんとシャンティさんが席に座っていました。
「あら、レオ君お帰り。旦那様はまだお風呂かしら?」
「はい、さっき入れ違いで入ってきました」
「ありがとう。それなら、もう直ぐ来るわね」
イストワールさんがニコリとしながら話してくれたけど、シャンティさんはいつの間にかユキちゃんを抱っこしてもふもふしていました。
「うーん、良い匂いでしかもふわふわになっているわ。レオ君に、ぴかぴかにして貰ったのね」
「アン!」
ユキちゃんの毛並みは、お風呂上がりだからとってもふわふわです。
僕もたまにもふもふしちゃうんだよね。
シャンティさんは、ユキちゃんの毛並みに夢中になっています。
「ふふ、もうそろそろ席に座ってね。こうしていると、小さい子どもがいるのって良いわね」
僕はいつもの席に座って、ユキちゃんも隣に座ります。
イストワールもネストさんみたいに、もしかしたら小さい頃のダンビルさんを思い出しているのかな?
すると、食堂にネストさんとダンビルさんが入ってきました。
「いやあ、待たせたな」
「すみません、遅くなりました」
そしてネストさんとダンビルさんが席につくと、ネストさんがおもむろに話始めました。
「レオ君の出発の時間が決まった。フランソワーズ公爵家の者は昼前に着くそうなので、昼食を食べて出発となる」
「いよいよ日程が決まったのね。そう思うと、少し寂しいものがあるわ」
「全くだ。賑やかなものは、やはり良い物だ」
いよいよ僕の出発の時間が決まったんだね。
でも、バーボルド伯爵領から王都まで馬車で二時間で着くし、何だか今後も何回も寄るような気がするんだよね。
「じゃあ、食事にするか」
ぐー。
「あら、レオ君のお腹から可愛らしい音が聞こえたわね」
「本当ね。待ちきれないみたいわね」
あっ、ご飯って言葉を聞いて僕のお腹が大きくなっちゃった。
僕は恥ずかしくなっちゃって、思わず顔を下に向けちゃいました。
でもお腹が空いていた分、夕食はいっぱい食べられました。
といっても、魔法袋に全部入っているけど。
そんな事を思ったら、ある事に気が付きました。
「うーん、そろそろユキちゃんに魔法袋を買って上げないとね」
「クゥン?」
部屋でごそごそと荷物を整理しながらユキちゃんに話しかけるけど、ユキちゃんは何の事って思っていました。
ユキちゃんは小さなリュックサックを背負っていて、お気に入りのバンダナと木剣をしまっています。
うーん、そのうち剣も装備するし、王都に行ったら考えないといけないね。
シロちゃんのアイテムボックスの中にも、ユキちゃんのバンダナが入っています。
「この前買ってもらった服も入っているし、取り敢えずは大丈夫かな。じゃあ、お風呂に入っちゃおう!」
「アオン!」
僕達は、着替えを持って屋敷のお風呂に向かいます。
ここのお風呂は大きくて、とっても気持ちいいんだよね。
脱衣所で服を脱いで、お風呂に入ります。
ゴシゴシゴシ。
「アフゥ……」
「ユキちゃん、気持ちいい?」
「アン!」
ユキちゃんは体を洗われるのが大好きみたいで、僕とシロチャンが体を洗ってあげるととても気持ちいい表情をします。
とろーんとしていて、とても気持ちよさそうですね。
僕も体を洗って、シロちゃんもつるつるすべすべのスライムになりました。
ガラッ。
「おお、レオ君入っていたのか」
「ふふ、綺麗になっているね」
さあ湯船に入ろうと思ったら、ネストさんとダンビルさんが入ってきました。
普段はもっとお風呂に入るのが遅いんだけど、今日は早いんだね。
その間に、僕達は湯船に入ります。
「はふー」
「ワフー」
「ははは、レオ君もユキちゃんもとっても気持ち良さそうだな」
「とろんとしていますね」
ユキちゃんには湯船が大きいので毎回大きいタライにお湯を入れてあげているけど、それでもとても気持ちいい表情をしています。
僕もとっても気持ちいいし、シロちゃんもぷかぷかと湯船に浮いてまったりとしています。
「こう見ると、ダンビルの小さい頃を思い出すな。湯船に入らずに、脱衣所を走り回っていたっけ」
「父上、それは私がレオ君よりも小さい頃ですよね?」
「ははは、親にとって子どもはいつまでも子どもってもんだ」
湯船に入っている僕を見て、昔話をしていますね。
ダンビルさんも、小さい頃は僕よりもはしゃいでいたんですね。
さてさて、僕達は一足先にお風呂から上がります。
シュイン、ブォー。
「ワフー」
先に着替えちゃって、ユキちゃんの体を拭いて風魔法で乾かしてあげます。
少しすると、ピッカピカの毛並みになりました。
そのまま食堂に向かいます。
ネストさんとダンビルさんがまだお風呂に入っているので、夕食は少し待ちます。
すると、食堂にはイストワールさんとシャンティさんが席に座っていました。
「あら、レオ君お帰り。旦那様はまだお風呂かしら?」
「はい、さっき入れ違いで入ってきました」
「ありがとう。それなら、もう直ぐ来るわね」
イストワールさんがニコリとしながら話してくれたけど、シャンティさんはいつの間にかユキちゃんを抱っこしてもふもふしていました。
「うーん、良い匂いでしかもふわふわになっているわ。レオ君に、ぴかぴかにして貰ったのね」
「アン!」
ユキちゃんの毛並みは、お風呂上がりだからとってもふわふわです。
僕もたまにもふもふしちゃうんだよね。
シャンティさんは、ユキちゃんの毛並みに夢中になっています。
「ふふ、もうそろそろ席に座ってね。こうしていると、小さい子どもがいるのって良いわね」
僕はいつもの席に座って、ユキちゃんも隣に座ります。
イストワールもネストさんみたいに、もしかしたら小さい頃のダンビルさんを思い出しているのかな?
すると、食堂にネストさんとダンビルさんが入ってきました。
「いやあ、待たせたな」
「すみません、遅くなりました」
そしてネストさんとダンビルさんが席につくと、ネストさんがおもむろに話始めました。
「レオ君の出発の時間が決まった。フランソワーズ公爵家の者は昼前に着くそうなので、昼食を食べて出発となる」
「いよいよ日程が決まったのね。そう思うと、少し寂しいものがあるわ」
「全くだ。賑やかなものは、やはり良い物だ」
いよいよ僕の出発の時間が決まったんだね。
でも、バーボルド伯爵領から王都まで馬車で二時間で着くし、何だか今後も何回も寄るような気がするんだよね。
「じゃあ、食事にするか」
ぐー。
「あら、レオ君のお腹から可愛らしい音が聞こえたわね」
「本当ね。待ちきれないみたいわね」
あっ、ご飯って言葉を聞いて僕のお腹が大きくなっちゃった。
僕は恥ずかしくなっちゃって、思わず顔を下に向けちゃいました。
でもお腹が空いていた分、夕食はいっぱい食べられました。
1,740
お気に入りに追加
5,454
あなたにおすすめの小説
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
新しい聖女が見付かったそうなので、天啓に従います!
月白ヤトヒコ
ファンタジー
空腹で眠くて怠い中、王室からの呼び出しを受ける聖女アルム。
そして告げられたのは、新しい聖女の出現。そして、暇を出すから還俗せよとの解雇通告。
新しい聖女は公爵令嬢。そんなお嬢様に、聖女が務まるのかと思った瞬間、アルムは眩い閃光に包まれ――――
自身が使い潰された挙げ句、処刑される未来を視た。
天啓です! と、アルムは――――
表紙と挿し絵はキャラメーカーで作成。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。